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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅41 下関→佐伯 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

(妄想旅の行程上は)3日目の夕方に上陸して以来、まさに紆余曲折とも言うべき複雑すぎる経路をたどり、やっとのことで本州の西の端下関駅までやってきました。
本来ならここまでの本州内の旅のことでも振り返りながら小休止というところなのかもしれませんが、その感慨に浸る暇もなく、ここまで乗車してきた山陰本線の列車からわずか3分で接続する18:38発の山陽本線門司行に乗り継ぎます。
下関駅はJR西日本とJR九州の境界駅でもあり、ここから最長片道切符の妄想旅ゴールの新大村駅まではJR九州の路線を乗り継いでいくことになります。
乗車する門司行の車両も、JR九州所属の415系です。415系といえば、先日(2022年9月23日)のダイヤ改正で鹿児島地区などの運用から撤退し、同時に鋼製の0・100・500番台も運用を終えるなど終焉地下氏を実感させる動きが目立ちますが、この関門トンネル区間ではかろうじてステンレス車の1500番台の活躍が続いています。もっとも、交流専用電車が入線できないこの区間とて、近い将来には蓄電池電車BEC819系「DENCHA」や、ハイブリッド動車YC1系などへの置き換えも予想され、短区間とはいえ国鉄型電車の乗り心地を味わえるのもあとわずかになりそうです。
下関駅を出た415系はほどなくしてトンネルに入り、本州と九州の間の関門海峡を越えていきます。そして下関を出てからわずか6分で対岸の門司駅に到着。いよいよ最長片道切符の妄想旅も九州上陸となります。
関門トンネル区間を走る普通列車は、下関ー小倉間の運転となっている列車も多いですが、乗車した列車は門司止まりのため、ここで18:52発の鹿児島本線荒木行の快速へ乗り継ぎます。とはいえ、快速とはいっても乗車するのは次の小倉までのため、快速でも普通でも特に変わりはありませんが…
18:57に到着する小倉駅では、ちょうど夕食時なので、ホーム上の立ち食い店で名物の「かしわうどん」を食べたり、こちらも名物駅弁のかしわめしを購入したりして小休止します。
さて、最長片道切符のルートはここから、九州の東側を南下していきます。
小倉駅から乗り継ぐのは、19:46発の日豊本線特急「ソニック49号」。JR九州オリジナルの883系または885系での運転です。
博多方面から入線してきた「ソニック49号」は小倉駅で進行方向を逆転して大分へ向かいます。883系と885系、いずれがやって来たとしてもここまで乗車してきたどの車両よりもインパクトの強い外観と内装で、いよいよ「水戸岡鋭治ワールド」の九州へ足を踏み入れたということを実感させられます。
小倉駅を発車した「ソニック49号」は小倉の市街地を抜け、最高速度130km/hのハイスピードで日豊本線を下っていきます。しばらくどちらかといえばゆったりした走りの列車に乗ることが続いたので、「ソニック」の走りは結構インパクト大きそうです。
「ソニック49号」は21:06に終着大分駅に到着。
時間帯から言っても宿泊先の確保のしやすさからいっても、ここ大分駅でこの日の行程を切り上げてもよいところですが、この日はもう少し先まで歩を進めます。
大分駅から乗り継ぐのは、21:47発の佐伯行普通列車。この時間では大分駅を離れると車窓もまるで深夜のような雰囲気となり、車内も帰宅客が駅ごとに降りて閑散としてきたころ、終着の佐伯駅には23:08に到着。この日の行程はここで終了となります。

次回、引き続き日豊本線を南下していきます。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅40 厚狭→下関 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

新山口駅から、山陽新幹線や山陽本線で直行すればさほど遠くない距離を、途中区間でローカル線の宇部・小野田線に寄り道して1時間半ほどかけて厚狭(あさ)駅に到着。
同駅は山陽新幹線・山陽本線の他、日本海側へと抜ける美祢線との接続駅となっており、最長片道切符のルートもその美祢線に乗り継いで山陰本線との接続駅長門市へ向かいます。
厚狭駅では1時間ほどの待ち時間で14:45発の長門市行に乗車。車両はこの妄想旅でもたびたび乗車しているキハ120形です。
厚狭駅を発車した列車は、いかにも非電化ローカル線の沿線といった感じの田園風景の中を走ります。かつてはDD51の牽く貨物列車も運転され、今も健在ならもしかすると乗車中に貨物列車に遭遇するチャンスもあったかもしれませんが、今はもうそれは叶わぬことになってしまっています。
終着の長門市駅には15:47に到着。ここからは、この妄想旅で乗車するのも何度目かという山陰本線に乗車し、本州西端の下関駅を目指します。
長門市駅から乗車するのは、16:33発の小串行。
昭和の時代は長距離運転の普通列車も珍しくなく、門司発福知山行824列車のような超ロングラン列車も有名だった山陰本線も、今では運転系統がかなり細切れになっているようで、長門市方面から下関駅へ向かうにもこの列車のように途中の小串駅での乗り換えを要することが多くなっています。
長門市駅を発車した列車は、時折内陸部に入りながらも日本海の沿岸を走り、終着の小串駅には17:51に到着。わずか2分で接続する下関行に乗り継ぎます。
山陰本線の終点になる幡生駅で山陽本線に合流し、この妄想旅でのJR西日本区間最後、そして本州最後の乗車区間となる1駅区間を経て、18:35に本州西端の駅下関に到着します。

この後、いよいよ本州を離れて九州に上陸しますが、続きはまた次回です。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅39 益田→厚狭 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回・前々回と2日連続でお休みした最長片道切符の乗り鉄旅の妄想旅日記、今回からまた続きます。

最長片道切符の妄想旅21日目は、前夜米子方面から山陰本線で到着した、島根県の益田駅からスタート。
この日の乗り継ぎ旅はまず、益田駅で山陰本線から分岐する山口線で新山口駅へ向かい、一気に山陰側から山陽側へと南下します。
山口線という線名からは、西武沿線民としては大手私鉄唯一の新交通システム路線である西武山口線をついイメージしがちですが、こちら中国地方のJR山口線は「SLやまぐち号」も走るローカル線です。
乗車するのは7:38発の山口行普通列車。おそらく国鉄型ディーゼルカーのキハ40系による運転と思われます。
益田駅を発車すると、日本海沿いを走る山陰本線と分かれて山間部へと入っていきます。
有名観光地でもある津和野駅を過ぎると列車は島根県から山口県へと入り、「SLやまぐち号」の停車駅や有名撮影地の最寄り駅にいくつも停車しながら、終着の山口駅には9:31に到着。
山口県の県庁所在地は山口市で、山口駅はその玄関駅ということになっていますが、その山口駅に発着する路線は山口線だけで、山口駅自体もかなり小規模な駅のようです。(私はリアルでは訪れたことはありませんが)
そんな山口駅から乗り継ぐのは、9:47発の新山口行。引き続きキハ40系に乗車することになると思われます。
山口駅から20分少々の10:09に山口線の起点駅の新山口に到着。旧駅名の「小郡」から改称されてしばらく経ちますが、個人的にはいまだに「新山口」の駅名に何となく馴染めていないところがあります。
新山口駅は山陽新幹線と山陽本線、そしてここまで乗ってきた山口線の集まるターミナル駅になっていて、最長片道切符のルートもここから山陽本線を西へ下り、宇部駅へ向かいます。
新山口駅ではこの後の乗り継ぎの関係でちょうど2時間の小休止の後、12:09発の山陽本線下関行に乗車。前日に乗車した広島付近の呉線・山陽本線はすっかり新しい227系に統一されていますが、新山口駅あたりから下関駅までの区間はまだ115系が最後の活躍を続けているようで、これも今となっては貴重な乗車経験となりそうです。
宇部駅には12:32に到着。ここからは、同駅で接続する宇部線に乗り換えて途中の居能駅を目指します。
乗車するのは12:48発の新山口行。ここまで乗車してきた山陽本線とは経路が全く異なりますが、うっかり終点まで乗り過ごすともとの新山口駅に戻ってしまう要注意列車です。もっとも居能駅まではすぐなのであまり心配するほどのこともないでしょうが…
車両は(おそらく)国鉄型電車の105系あるいは元荷物〒車のクモハ123形。いずれもかつては他線区でも活躍していた形式ですが、いつの間にか両形式ともかなり貴重な車両となっています。
宇部駅を発車して山陽本線と分かれると、宇部市の市街地を少し走りわずか8分で居能駅に到着。ここでは同駅から分岐する小野田線に乗り換えます。
宇部線も小野田線も列車本数の多い路線というわけではありませんが、居能駅での接続は比較的よく、13:13発の小野田行に乗り換えることができます。
先ほどと同じ105系またはクモハ123形に乗車し、工業地帯から住宅地、市街地とが入り混じった風景の中を走り終着の小野田駅には13:38に到着します。
小野田駅ではすぐに接続する山陽本線下関行に乗り換え、わずか5分の厚狭駅で早くも下車します。

最長片道切符の妄想旅はこの後、美祢線と山陽本線を乗り継いで本州西端の下関駅を目指しますが、続きはまた次回。

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今度こそ定番商品に! [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。
今回も「本日のお題」です。

本日のお題:ガムはどんなものが好き?

そういえば、最近ガムってほとんど噛んでない気が…
以前はちょっと口さみしい時にガムを噛むことがよくあったけれど、外出の機会が減ってコンビニなどでガムを買う機会も少なく奈多せいもあり、すっかりガムと縁が薄くなってしまっています。
それはそうと、好きなガムの種類はというと…
どちらかというとミント系よりはフレーバー系のものを選ぶことが多いです。
眠気を覚ましたい時にロッテのBLACK BLACKを噛むことはたまにあったけれど、自分でガムを買う時は基本的にミント系のものを選ぶことは少ないですね。
で、普通にガムを噛みたいときに選ぶことが多いのは、同じロッテのグリーンガムとか、フルーツの味の粒ガムの詰め合わせのボトルとかですかね。

ガムといえば、昔好きだったのが、ロッテからいろいろ出ていたフレーバー付きの7枚入りや9枚入りの板ガム。
たぶん今も出ていると思われるグリーンガムやクールミントの他、スペアミントやクイッククエンチ-C、ミントブルー、ジューシー&フレッシュなど、パッケージも色とりどりないろいろな種類があって、それこそ駅の売店やスーパー、食料品店などでよく買って噛んでました。
その中でもダントツに好きだったのが、茶色いパッケージのコーヒーガムでした。
どちらかといえば、コーヒーの香りというより、コーヒー牛乳のようなかなり甘い味ではあったけれど、それでも子供心には何となく大人の感じがするコーヒーへの憧れもあったのか、大好きな味でした。
そのこーひがむがある時から、しばらく見かけないなと思っていたらいつの間にか販売終了になっていたのを知った時には、かなりショックだったのを思い出します。
その後、「めざましテレビ」で取り上げられたりしたことが影響したのかどうか、コーヒーガムは何度か期間限定という形で復活発売されました。最近はそういった話は聞きませんが、今も復活を望んでいる人は私以外にもいると思います。

なんてことをしばらく前に書いたことがありますが、そのコーヒーガムが来月、10年ぶりに発売されるという記事をネットニュースで見つけました。

ロッテ、「コーヒーガム」を10年ぶりに発売 - レトロガムの象徴 | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20221025-2491918/

いやあ、個人的にかなり嬉しいです。
それにしてもコーヒーガム、「総選挙」でも1位の支持だったとは、やっぱり人気あるんですね。
コーヒーガムも今年で誕生60年ですか…
レギュラー販売終了からかなりの年月が経ってもこれだけファンが多いというのは、このガムを開発した研究員の方々にとっても幸せなことでしょうね。
記事を見る限りでは期間限定や数量限定という販売形態ではなさそうにも感じますが、できることならコーヒーガムはグリーンガムやクールミントのように、いつでも気軽に買えるレギュラー販売品に今度こそ定着してほしいものです。
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職場のアイドル [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。
最長片道切符の妄想旅日記はまだまだ続きますが、今回は一休みして「本日のお題」やります。

本日のお題:初めてのアルバイト

通っていた高校は確かバイト禁止だったので(正確なところは記憶が定かではないけれど、数人内緒でバイトしているという噂は聞いたことあり)、初バイトは大学1年の夏休みでした。
その内容は、埼玉県戸田市にある本の流通会社の流通センターでの倉庫内作業でした。
その倉庫では主に小中学校向けの教科書やドリル、副読本などを扱っていて、出版社や印刷所から送られてきたそれらの書籍類の入出庫に伴う作業や、逆に取次店等から返本されてきた書籍類を出版社に戻す作業などを中心に、倉庫内での作業が少ない日には倉庫に併設された事務所での事務作業などもしていました。
バイトが初めてなら倉庫内での作業の経験も初めてでしたが、新品の教科書やドリルなどはビニール等でしっかり梱包されて山のように運搬用パレットの上に積み上げられていて、これらがたくさんの学校へ送られていくのかと驚いた思い出があります。
一方、返本されてきた教科書やドリルは一冊一冊バラバラに段ボール箱に詰められていました。そのため、休憩時間にはそういった教科書やドリルをチラッと覗いてみたりするのが密かな楽しみでした。
久しぶりに小学生向けのドリルを頭の中でやってみたりすると(もちろん、返本されるドリルなどに直接答えなどを書くなどといったことは全くしていません)、ちょっと小学生に戻った気分がする反面、理科の教科書の内容などは意外と忘れている事があったりして、時間の経過とあの時の授業の内容がきちんと頭の中に入っていなかったことに対する愕然とした気持ちとで複雑な心境でした。

私が働いていた倉庫では、倉庫会社の社員の方と私達学生やフリーターのバイト、事務のパートさんを合わせて50人弱くらいの人が働いていました。
バイトは13~14人ぐらいいて、その中には3~4人の女性もいました。
特に、中国からの留学生でどこかの専門学校に通っているというKさんというかわいらしい女性は職場のよきムードメーカーになっていました。
彼女のちょっと天然なキャラとちょっぴり変な(?)日本語の話し方は、バイトみんなのアイドル的存在になっていました。

私のその倉庫でのバイトは大学の夏休み中の2か月弱の間だけだったので、バイト仲間ともその後会う機会もなく、もちろんKさんのその後もわかりません。
あの時、Kさんは確か私とほぼ同い年くらいだったと記憶しているので、今ではKさんももう50歳前後のおばちゃんになっていることでしょう。
今は中国に帰っているのか日本にいるのか、はたまた別の国にいるのか全く分かりませんが、今でもKさんのかわいらしい笑顔とちょっとたどたどしさの残るおしゃべりの記憶が鮮明に残っているだけに、今のKさんのことにちょっぴりだけ興味があったりします。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅38 備中神代→益田 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

広島駅から芸備線の列車3本を乗り継ぎ、岡山県内の備中神代駅までやってきました。
この駅は芸備線と伯備線との接続駅となっており、最長片道切符の旅のルートもここから伯備線を北上し米子方面へと抜けることになっています。
備後落合駅から乗車してきた芸備線列車で到着してから45分の待ち時間で乗車するのは、16:37発の米子行き普通列車。備中神代駅には伯備線の特急「やくも」は停車しないので、普通列車で米子を目指します。
伯備線のこの区間の普通列車は今でも国鉄型の115系が使用されています。黄色一色の「末期色」とも呼ばれる車体の塗装には今も違和感がありますが、今や貴重な国鉄型近郊形電車の活躍の場であることには変わりありません。
米子の1駅手前の伯耆大山駅で山陰本線に合流し、暗くなりつつある車窓の風景が市街地のそれになってくると列車は18:14、終着の米子駅に到着。広島駅を出てから7時間少々で山陽側から山陰側へと北上してきたことになります。
米子駅からは山陰本線を西へと進みます。米子駅での接続はよく、わずか10分の待ち時間で出雲市行の特急「やくも19号」に乗り継ぐことができます。
「やくも」は今や全国でも唯一の国鉄型特急形電車381系による特急列車です。しかし2024年にはついに「やくも」にも新形式273系の投入が予定されており、国鉄型特急形電車の定期運転の歴史にも間もなく幕が下りようとしています。
「やくも19号」は18:24に米子駅を発車。時間帯から、おそらく帰宅客の利用も多いかもしれません。
現在「やくも」の381系には、同列車の運転開始50周年を記念して登場した国鉄色リバイバル編成が列車を指定して運用されていますが、「やくも19号」は残念ながらその指定列車ではなく通常のカラーの編成が使用されます。
もう18時をとっくに過ぎて車窓は駅付近を除けば真っ暗で、松江駅を過ぎて見えてくるはずの宍道湖もほとんど見えないと思われます。ただ、途中では東京行の寝台特急「サンライズ出雲」とのすれ違いもあり、東京と山陰の距離の長さを実感することになるでしょう。
「やくも19号」は終着出雲市駅に19:18に到着。
ここからはさらに、19:45発の特急「スーパーまつかぜ9号」で西へ向かいます。
「まつかぜ」といえば、個人的には国鉄時代に新大阪ー博多間を福知山・山陰本線経由で結んだキハ80系の特急をどうしてもイメージしてしまいますが、この「スーパーまつかぜ」はJR西日本オリジナルのキハ187系気動車による運転で、グリーン車や食堂車も組み込まれた長編成のキハ80系時代と比べ編成もかなり短く、だいぶイメージの異なる列車になっています。
山陰本線の出雲市駅より西側は、車窓に日本海の見える区間も多い絶景区間だそうですが、もうこの時間ではそれも闇の中というのは残念です。
そして「スーパーまつかぜ9号」は21:24に終着の益田駅に到着。この日の行程はここで終了となります。

翌日は益田駅から山口線で再び山陽側へと戻りますが、それはまた次回です。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅37 三原→備中神代 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

最長片道切符の妄想旅は早いものでもう20日目。この日の行程は、前夜倉敷駅から乗車した山陽本線電車で到着した三原駅からスタートし、まずは広島方面へと向かいます。
三原駅から広島駅へのルートとしては、山陽新幹線と山陽本線、さらに三原駅ー海田市駅間で山陽本線よりも海側のルートをたどる呉線と3つのルートがありますが、最長片道切符のルートではこのうち最も距離の長い呉線を経由することになっているため、この妄想旅でも呉線を経由して広島駅へ向かいます。(ただし、三原ー海田市間を通しで乗車する場合は、運賃の計算に使用する営業キロは山陽本線を経由しても呉線を経由しても、距離の短い山陽本線経由で計算)
三原駅から乗車するのは、7:27発の広島行。
列車自体は1駅岡山寄りの糸崎駅始発ですが、三原駅で14分間も停車して山陽本線列車との接続も取るようです。さらに、呉線は途中の広駅などで運転系統が分割されている列車が多い中、この列車は広島駅まで乗り換えなしで進むことのできる貴重な列車でもあります。
車両は「レッドウイング」こと227系0番台。同じ227系でも数日前に紀勢本線南部や和歌山・桜井線で乗車した1000番台がオールロングシート車なのに対しこちらは転換クロスシート車です。
広島付近の山陽本線・呉線・可部線といえば、10年程前までは、JR化以後長らく新車投入がなく115系などの国鉄型電車王国となっており、一部では「酷鉄廣島」とか「カープが優勝するのとJRに新車が入るのとどちらが早いか」などともいわれていたようですが、227系の投入が始まるとあっという間に国鉄型電車は一掃されてしまいました。
三原駅を発車した227系は、呉線を広島方面へと走っていきます。線内では瀬戸内海がばっちり車窓から望める区間も多く、こんな区間を乗車するのにはクロスシート車はぴったりです。
やがて広島市の郊外区間に入り、海田市駅で山陽本線に合流した後の10:02に広島駅に到着します。広島駅では現在駅ビルの工事が盛んなようで、完成の暁には私が2008年に広島を訪れた時とは別の駅のような変貌ぶりを見せているかもしれません。
広島駅で1時間ほど小休止の後、今度は芸備線に乗り換えます。
芸備線は広島駅と岡山県内の備中神代駅とを結ぶローカル線で、昨今はローカル線の存廃問題に絡んでよくマスコミにも取り上げられている路線です。
広島駅から乗車するのは、11:05発の三次(みよし)行普通列車。最長片道切符のルートではこの芸備線を備中神代駅までの全線にわたり乗車することになりますが、同線の運転系統は三次と備後落合の両駅を境に3分割されているので、まずは三次まで向かうことになります。
芸備線の広島駅側の区間で使用されている車両は国鉄型のキハ40系またはJR世代のキハ120形。キハ40系に当たった場合は広島周辺では貴重になった国鉄型車両の旅を堪能できることになります。
広島駅を発車してしばらくはいかにも大都市の郊外区間といった雰囲気の区間を走りますが、やがて車窓も自然豊かになってきます。
三次駅には12:52に到着。ここからは10分の乗り換え時間で接続する備後落合行に乗り継ぎます。
三次駅から乗車したキハ120形(?)はさらに山間部へと入っていき、終着の備後落合駅には14:21に到着します。
備後落合駅は、同駅と山陰本線宍道駅とを結ぶ木次線との接続駅ですが、芸備線も含めて各方面への列車本数はいずれもかなり少なく、特にこれから乗車する芸備線備後落合ー備中神代間は何と一日わずか3往復という長過疎ダイヤとなっています。さすがにこれだけ本数が少ないと、この区間の鉄道の存在意義が問われてしまうのもやむを得ないところもあるのかもしれません。
ただ、備後落合まで乗ってきた列車からの接続はよく、わずか16分の接続時間で14:37発の新見行に乗り継ぐことができます。この列車の前の新見方面への列車は6時台の一番列車しかなく、これも都市部に生活していると信じられないようなダイヤです。
備後落合駅を発車した列車は相変わらず山間部を走り、やがて15:52に芸備線の終点備中神代駅に到着します。この駅は芸備線と伯備線との接続駅で、ここまで乗車してきた列車も伯備線に乗り入れて新見駅まで直通しますが、最長片道切符のルートは同じ伯備線でも逆の米子方面へと抜けることになっているので、ここで下車します。

この後は伯備線から山陰本線へと入っていきますが、そのあたりはまた次回です。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅36 岡山→三原 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

姫路駅から、架線下を走る気動車特急2本を乗り継いで、昼前に岡山駅に到着します。
この後午後は、岡山県内をぐるっとほぼ一周し、夜は再び山陽本線を西へ向かいます。
岡山駅ではこの後の乗り継ぎの関係で2時間ちょっとの小休止。
各方面から岡山駅に集まる様々な列車を眺めたりしながら時間をつぶし、次の乗り継ぎ列車である14:05発の津山線津山行に乗り継ぎます。
津山線も最初のうちは市街地や住宅地の中を走り、やがて自然豊かな田園地帯を走るようになっていきます。
国鉄型のキハ40系で運転される列車も多いようで、もしこれに当たればのんびりと午後のローカル線の旅を楽しめそうです。
岡山駅から約1時間半で終着の津山駅に到着。津山は前夜の宿泊地でこの妄想旅では2度目にやってくることになりますが、前夜はあくまでも宿泊先確保の都合もあって別途運賃を支払って立ち寄ったものなので、正式な最長片道切符のルート上では岡山駅から到着した時が本格的な立ち寄りとなります。
津山駅からは15:57発の姫新線新見行に乗り継ぎます。姫新線といえばこの日の朝に津山駅から姫路駅まで乗車しましたが、その線名が示すように津山ー新見間も姫新線の一部になっています。
相変わらず田園風景の中を進み、終着の新見駅には17:42に到着します。
ここ新見は4つの方向へ線路が分かれるちょっとしたターミナルになっていますが、ここから乗り継ぐのは17:54発の伯備線備前片上行普通列車。
この列車は伯備線を倉敷駅まで走った後、山陽本線に直通して岡山方面へ、さらに岡山駅を超えて最終的には赤穂線の備前片上駅が終着駅となっています

伯備線は電化区間なので、乗車するのは113・115・117系の国鉄型電車のいずれかか、かつて岡山ー高松間の快速「マリンライナー」で活躍した213系のいずれか。
いずれの形式に当たっても個人的には「当たり」な形式ばかりで、転換クロスシート車も多いので快適な移動になりそうです。
もうすっかり暗くなった車窓を眺めながら伯備線を南下し、19:02に山陽本線との接続駅倉敷に到着します。このまま岡山駅まで行ってしまっては昼間に通って北ルートとぶつかるので、最長片道切符のルートはここから山陽本線を西へ向かいます。
倉敷駅で乗り継ぐのは、19:13発の三原行普通電車。この列車も国鉄型電車または213系での運転です。
倉敷駅を出た後の車内はおそらく帰宅客でそれなりに混雑していると思われますが、そんな中でもやはり国鉄型電車のモーター音を聴いたり、クロスシートに腰掛けたりするのはやはりいいものです。
そして終着三原駅には20:29に到着。
この後は、呉線に乗り換えて広島方面へ向かうことになりますが、この日の行程はここ三原駅で切り上げることにします。

続きはまた次回です。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅35 (津山→)東津山→岡山 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

最長片道切符の妄想旅19日目の乗り継ぎは、前夜到着した岡山県の津山駅からスタート。
ここから乗車するのは、7:09発の姫新線佐用行。この日はまず、この姫新線で姫路駅まで出ることからスタートします。
前夜は宿泊先確保の関係もあり、因美線から姫新線への乗り継ぎ駅である東津山駅で因美線列車を下車せず、1駅先の終着津山駅まで別途運賃を支払って乗り越したので、この日も津山から東津山までの乗車券を別途購入の上で佐用行に乗車し、次の東津山駅から再び最長片道切符のルートに復帰します。
時間帯的には通学の高校生などで込み合う時間かと思われます。姫新線自体は特に車窓に特徴のある路線というわけでもなさそうで、おそらくはずっとのどかな田園風景が広がっているのでしょう。
終着の佐用駅には8:11に到着。第三セクター鉄道の智頭鉄道と連絡するこの駅で40分あまり待ち、8:55発の姫路行に乗り継ぎます。
同じ姫新線でも兵庫県側ではキハ120形よりやや大きめな車体のキハ127形が主力になっているようで、おそらく乗車する列車もそのキハ127形かと思われます。
姫路駅が近づいてくると車窓も田園風景から住宅地や市街地へと変わり、9:58には終着駅の姫路に到着します。
姫路駅にやって来たからには同駅の名物グルメ「えきそば」を食べずにスルーするわけにはいきません。
「えきそば」はそば粉の代わりに中華麺を使った麺メニューで、戦後に登場して以来今では駅の立ち食いそば店の一メニューという枠を超えて姫路市民のソウルフードともいえる存在になっているようです。事実、姫路出身の私の大学時代の先輩も「ときどき無性に食べたくなるんだよなあ~」とえきそばを懐かしんでいたのを思い出します。
そして姫路駅の「食」といえばもう一つ忘れてはならないのが、横浜の崎陽軒とのコラボで生まれ爆発的なヒット商品となっている「関西シウマイ弁当」。
横浜駅やその周辺を通ったのはもう何日も前なので、本家の「シウマイ弁当」との食べ比べができないのが残念ですが、それでも何度も食べて慣れ親しんでいる「本家」との味の違いを感じるためにぜひ購入したいところです。
さて、最長片道切符の旅の方は、姫路駅からは山陽本線で岡山駅を目指します。
姫路駅から乗車するのは、10:22発の特急「スーパーはくと3号」倉吉行。
「スーパーはくと」は智頭急行の特急型気動車HOT7000系による運転で、架線下の山陽本線で第三セクター鉄道の気動車特急に乗れるという、私の住む関東ではできない体験が楽しめます。
姫路駅を出発した「スーパーはくと3号」は、HOT7000系自慢の振り子の動作こそしないものの結構なスピードで飛ばし、わずか24分で山陽本線と智頭急行との境界駅上郡に到着。せっかくなのでこのまま智頭急行線内へも載っていきたいところですがそういうわけにもいかず、ここで下車します。
上郡駅を含む兵庫・岡山県境付近の山陽本線では、日中の普通列車の運転間隔が1時間に1本程度と少なく、青春18きっぷの旅などではちょっとした難関ともされているようです。事実、「スーパーはくと3号」から乗り換えることのできる岡山方面の普通列車は1時間近く待った11:42発までありません。
しかし、そんな「穴」を埋めるかのように設定されているのが、上郡駅11:15発の岡山行特急「スーパーいなば4号」。
「スーパーいなば」も智頭急行線を経由する特急列車ですが、こちらはJRのキハ187系気動車を使用し、岡山と鳥取を結ぶのが「スーパーはくと」との違いです。
いずれにしても、同じ第三セクター鉄道に乗り入れる2系統の特急列車を、JR線内だけで連続して乗り継ぐというのも、上郡駅を扇のかなめとして京阪神方面・岡山方面へと2方向へ特急列車を走らせている智頭急行ならではの面白い現象といえるでしょう。
3分停車で上郡駅を発車した「スーパーいなば4号」は、やはり架線下の山陽本線をノンストップで岡山駅へと向かいます。
兵庫・岡山の県境のあたりは山間の路線といった雰囲気もある車窓ですが、やがて住宅や市街地も目立つようになり、上郡駅から33分の11:48に終着の岡山駅に到着。
関西圏を離れてから、ここまでどちらかといえばローカル色の濃い沿線風景の中をたどってくることが多かった印象があるので、久しぶりに真昼間の大ターミナル駅にやってくるとかなりのインパクトを感じることになるのかもしれません。

この後は、岡山県内をぐるっとほぼ一周し、夜には再び山陽本線で西へ向かいますが、そのあたりはまた次回です。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅34 西明石→東津山(→津山) [その他鉄道ネタいろいろ]

おはようございます。gonanaです。
前回はお休みした最長片道切符の妄想旅日記、今回からまた続きます。

最長片道切符の妄想旅18日目は、前夜山陽新幹線で到着した西明石駅。
この日はまず、来た道を戻るような感じでJR神戸線という愛称を持つ山陽本線・東海道本線で大阪方面へと向かいます。
西明石駅から乗車するのは、9:32発の新快速敦賀行。この最長片道切符の妄想旅では何度も乗車した新快速、そして223系または225系ですが、これに乗るのもこの旅ではラストとなります。
時間帯的には朝のラッシュも一段落していると思しき時間ですが、終日混雑しているイメージのある新快速のことなので、乗車する列車もそこそこ混雑しているのではないかと思われます。
ただ、進行方向右手の車窓に広がる瀬戸内海や淡路島の風景や、そこに架かる明石海峡大橋などはやはり絶景で、さらに最高速度130km/hで爆走しながら複々線区間で快速・普通を次々追い抜いていく様はさすが新快速と思わせるものがあります。
そんな新快速の旅を楽しむうち、10:07に尼崎駅に到着。新快速の次の停車駅大阪まで行ってしまうと数日前にすでに通ったルートにぶつかってしまうため、ここで下車します。
尼崎駅からは、福知山線(JR宝塚線の愛称あり)で一気に日本海側へと抜けます。
乗車するのは、10:18発の特急「こうのとり5号」。福知山線を全線走破するだけでなく、山陰本線に直通して城崎温泉駅まで最長片道切符のルートをたどる、ありがたい特急列車です。
尼崎駅を出た「こうのとり5号」は、途中の宝塚駅あたりまでは市街地の中を走りますが、その先は徐々に田園風景も増えていき、関西地方から山陰地方へと入っていくことを実感します。
福知山駅には11:43に到着。3分停車して発車すると、ここからは山陰本線を西へと進んでいき、終着の城崎温泉駅には12:51に到着します。
城崎温泉駅では、1時間ちょっとの待ち時間で14:12発の浜坂行普通列車に乗り換えとなります。せっかく「温泉」の着く駅に立ち寄りながら、街中に出て立ち寄り温泉に入るにはかなり微妙な長さなのが惜しまれます。
山陰本線は城崎温泉駅から先、米子手前の伯耆大山駅までは非電化区間となり、普通列車にも国鉄型気動車キハ40系が活躍しています。
城崎温泉駅を発車すると引き続き田園風景の中を走り、餘部橋梁も渡って終着の浜坂駅には15:09に到着。
さらに浜坂駅からは、9分で接続するやはりキハ40系の普通列車に乗り換え、16:12に鳥取駅に到着します。
鳥取駅では小休止の後、17:53発の因美線智頭行に乗り換えとなります。この因美線鳥取ー智頭間の普通列車の中には、智頭駅から分岐する第三セクター鉄道智頭鉄道の普通列車用車両が使用される列車もあるようで、これに当たればJR線内で第三セクター路線の車両に乗れるというお楽しみになります。
智頭行は(おそらく)多数の帰宅客を乗せて鳥取駅を発車。50分少々で終着の智頭駅に到着します。
最長片道切符のルートは、智頭駅からも引き続き因美線で津山方面へと進みます。
智頭駅での接続は悪くなく、約40分の待ち時間でこの日最後の乗車列車である19:24発の快速津山行に乗り継ぎます。車両は(おそらく)キハ120形。これから数日間中国地方をたどる中では何度もお世話になることになる車両です。

時間的にもうキハ120形の車窓は真っ暗ですが、どうやら沿線には絶景というほどではないにせよなかなか景色のよい区間もあるようで、昼間に改めて乗ってみるのもよさそうです。
列車は終着津山駅の1駅手前の東津山駅に20:31に到着。最長片道切符のルート上はこの東津山駅から、同駅で接続する姫新線(きしんせん)に乗り換えて姫路方面へと進むことになりますが、この日の行程はここで切り上げることにします。
しかし東津山駅付近に宿泊施設があるのかどうかがわからないため、東津山駅では下車せず次の終着津山駅まで乗り通すことにします。
ただし津山駅は翌日の午後に再び通ることになるため、最長片道切符を利用して東津山ー津山間を乗車するわけにはいきません。

そこでこの区間は往復とも別に運賃を支払って最長片道切符のルートから一時飛び出す形とします。
そんなこんなで、津山駅には20:36に到着し、この日の乗り継ぎは終了となります。

次回に続きます。
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