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これがあったらもっとアクティブに動けるかも [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:あったら便利だと思うロボット

個人的に一番あったら便利、というか切実にほしいのは、人間のガイドヘルパーのような働きのできるロボットです。
私のような視覚障害者が例えばコンビニやスーパーなどで買い物をしたり、病院や自治体の役所、駅などに出かけるとき、それぞれの場所の店員さんや職員さん、あるいは自分でお願いしたガイドヘルパーさんにサポートをいただきながら目的を果たすことができれば一番ベストだと思いますし、ありがたいと思います。
しかし最近は、無人のコンビニや店舗も増えつつあり、店員さんや職員さんがいても少人数であったり多忙で会ったりしてなかなかゆっくり希望するサポートが受けずらい状況もあるようです。
昨今の人手不足の問題もあり、今後はそのような状況も多くなると思いますが、そんな時にあるとありがたいのが、最近接客などに活用されているロボットに障害者や高齢者、外国人、小さな子供を連れた人など、サポートを必要している人それぞれの状況に合わせたサポートができるような機能を持たせたヘルパーロボです。
例えばコンビニにそうしたロボットがいるとして、視覚障害者の私であれば、ロボットに希望する商品の種類や商品名を言えば、その商品の売り場まで誘導し、希望する商品の在庫があれば買い物かごに入れ、在庫同様な代替品があればそれを進めてくれる。
また無人のレジでの支払いのサポートをしてくれたり、必要に応じて店員さんや職員さんを呼び出してもらったりすることができれば、いろいろな状況を抱えた人がスムーズに買い物や用事を終えることができるのではないかと思います。
もっと欲を言えば、こうしたロボットが個人でも所有できるようになったりするとありがたいと感じる人も多いかもしれません。
もちろん、人のガイドヘルパーさんとコミュニケーションをとりながら外出や日々の用事のサポートをしてもらえればありがたいですが、いつどんな時でも必ずヘルパーさんの手配ができるとは限らないですし、年配のヘルパーさんにはいつまでサポートをお願いできるかという問題もあります。
そういう中で自分所有のヘルパーロボがいれば、急に必要が生じて外出する時や、早朝や夜遅くにかかる外出などの時でも気兼ねなく外出や用事をこなすことができて行動の自由度もかなりアップする気がします。
まあそんなロボットがいつ実現するのやら、素人の私にはよくわかりませんが、人間の力だけでは難しい部分をこうしたロボットに担ってもらうことも、これからはかなり重要になって来るのではないかと思います。
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今の自分だからこそできること [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:もし今自由研究をやるとしたら何をする?

小学生の頃は自由研究をやろうにも何をネタにしたらいいかなかなか決められない時もありましたが…
もし今自由研究をやるならこれですかね。
「視覚障害者が鉄道を利用する時の便利・不便」
これこそ、今の私だからこそできる自由研究のテーマだと思います。

先日、私の所属する視覚障害者団体のオンライン交流会に参加した時、ある参加者から「JRは私鉄や地下鉄よりも電車に乗る時に駅構内での誘導をお願いした際の対応が遅い」という話が出ました。
確かに私の経験でも同様な傾向があり、JRの駅よりも私鉄の駅の方が誘導などの対応はスムーズな印象があります。
もちろんどちらの場合でも駅の規模や時間帯、混雑状況によっても駅員さん(警備員さんの場合もあり)の対応の状況は異なり、例えば同じJRの駅でも新宿駅や池袋駅といった大ターミナル駅では全体的に対応に時間がかかる一方、中央線の国分寺駅や武蔵野線の新秋津駅などでは比較的スピーディーに誘導や目的駅(または乗換駅)での誘導の手配などをしてくださることが多い気がします。
ということで、この自由研究ではJR・私鉄のいくつかの駅で曜日や時間帯などを変えて駅員さんなどの視覚障害者への対応の様子を調べ、JRの駅での誘導などの対応は本当に私鉄よりも時間がかかるのかやその理由などが分かればと考えています。
その他にも、駅ホームや社内での案内放送や点字による表示、みどりの窓口など有人窓口での乗車券・指定券発売の減少の影響など、視覚障害者が鉄道を利用する時の不便な点や逆に便利になった点など、いろいろな方向から視覚障害者の鉄道利用について調べてみたいです。
実際に調査を行うとなると時間や費用の面でそう簡単にはいかないのかもしれませんが、鉄道好き敵には乗り鉄を楽しみながら自由研究ができる点は捨てがたく、いつかはやってみたいものです。
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4年ぶりのバーベキュー [視覚障碍者としてのあれこれ]

おはようございます。gonanaです。
一昨日、私の所属する視覚障碍者サークルのバーベキュー大会に参加してきました。
このバーベキューは、コロナ禍前は毎年恒例のサークルの夏のイベントでしたが、ご多分に漏れずコロナ禍が始まって以来中止を余儀なくされ、今年4年ぶりの開催となりました。
当日は11時頃に西武池袋線東吾野駅に集合。ここからバーベキュー会場となるキャンプ場へ向かいました。
以前は東吾野駅から車で6~7分の所にあるキャンプ場までマイクロバスによる送迎がありましたが、4年間の間にそれはなくなったようで、代わりにキャンプ場の車で希望者をピストン輸送で送迎してくださることになりました。
ただ私と同行のヘルパーさんも含め送迎希望者が多かったため酷暑の中で順番を待たされる懸念がありましたが、幸いほとんど待たされることなくキャンプ場へ向かうことができました。
さて、キャンプ場に全参加者が揃い、晴眼者の人を中心にバーベキューの準備が始まりました。
そしてひととおり準備ができたところで、参加者全員で自己紹介をしてバーベキューがスタート。
あとは肉や野菜、フランクフルト、やきそばなどを焼きながら、昼間からビールや焼酎などを飲みながら賑やかな宴が繰り広げられました。
当日の天気は前日までの曇り一時雨という予報に反して晴れ、やはりというかかなりの熱さでした。ただ、キャンプ場のすぐそばを流れる名栗川の川風が吹くと暑さも和らぎ、ほっと一息つくことができました。
私自身にとっても4年ぶりのバーベキューとなり、やはり屋外でみんなとわいわいやりながら食事をすることの楽しさを改めて実感する場になりました。来年も開催されたらまた参加したいと思っています。
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視覚障害者だって、一人旅は楽しめる! [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:今、一人旅に行くならどこへ行きたい?

どこ?といっても、何しろしばらくなかなか旅らしい旅になかなか出かけることができずにいるので、行きたい場所、乗りたい列車や車両が大渋滞状態で絞りきれません。
昨年10月に全線復旧した只見線に乗りに行きたいと思いながらまだ実現できていないし、近場にはなるけれど8月に開通予定の宇都宮のLRTにも乗りに行きたいと思っています。
その他にも乗りたい列車や車両が多すぎて、旅の目的には困りません(笑)
久しぶりに九州にも北海道にも四国にもいきたいし、まだ本格的に旅したことのない東北や山陰にも足を延ばしてみたいし…

とにかく、いろいろな所へ鉄道で旅することを頭の中でイメージしていると、すぐにでも旅支度をしたい気持ちになってしまいます。

ところで、私のような視覚障害者が、鉄道やバス、飛行機などで一人旅をしようとすることを、皆さんはどうお考えでしょうか。
実は、私の入っている視覚障碍者の鉄道ファンのメーリングリストに、以下のようなメールが投稿されていました。
投稿者の方(ほぼ全盲)が、一人旅で訪れたある地方でローカル線の駅からバスに乗ってある観光名所へ向かおうとしたところ、バスの運転手さんから「ほとんど見えないのにこんな遠くまで来てただバスや列車に乗っているだけで楽しいですか?」と聞かれたそうです。
この投稿には同じような経験をしたという方のレスも何通かあり、このドライバーさんと同じようなことを思っている人が一定数いるのだということに驚きました。
おそらく、先ほどのバスのドライバーさんにしてみれば、視覚に障害のある人が同行者なしで乗り物に乗って旅を楽しんでいるというのがなかなか想像できないのでしょう。
確かに乗り物での旅は列車やバスなどの車窓からの景色を眺めたり、風景や乗り物の写真や動画を撮影したりなど、視覚で楽しむ部分が多いので、その視覚に障害のある人が一人で乗り物に乗って旅をしたところで、何か楽しいことがあるのかと不思議に思う人がいるというのもやむを得ないところはあるかもしれません。
しかし、視覚障害者が一人旅で乗り物を使う時には、視覚以外の要素でも十分旅を楽しむことができます。
例えば駅弁や立ち食いソバ、ご当地グルメなどの味覚、列車やバスなどの走行音やエンジン音、モーター音、車内や駅などのアナウンスや肉声の案内などの聴覚など、視覚以外の乗り物旅の楽しみ方もいろいろあります。
そして何より、多くの人が想像するよりもたぶん多くの視覚障害者が、国内はもちろん海外へも一人旅をしているようです。
私の所属する鉄道好き視覚障害者のメーリングリストにも、行く先々の駅や街角、宿泊施設などで様々な人の助けを借りながらいろいろな場所へ一人で乗り鉄旅に頻繁に出かけている方の旅行記がよく掲載されていて、私ももっとアクティブに鉄道旅を楽しみたいという気持ちにいつもさせられます。

視覚障害者に限らず、障害があっても乗り物に乗ることを楽しんでいる方が結構多くいるのだということがもっと広く知られるようになれば、都市部だけでなく観光地やローカルなエリアの乗り物のバリアフリーが進展するきっかけになるかもしれません。
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久々の遊園地 その3 [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。
視覚障がい者サークルのイベントで約40年ぶりに訪れた西武園遊園地のレポート、今回で最終回です。

夕日の丘商店街の散策をしばらく楽しんだ後は、「遊園地」らしいアトラクションの設置されたエリアで遊ぶことにしました。
何しろ前回訪れたのがもう40年も前の話なので、その時どんな乗り物に乗ったか記憶がほとんどありませんが、いずれにせよ遊園地の乗り物に乗るのは他の遊園地も含め約30年ぶりなので、私としてはわくわく7割、ドキドキ3割といった気持でした。
まず乗ったのが「バイキング」。これはとしまえんで2~3回乗ったことがありましたが、西武園遊園地にもあったとは知りませんでした。
約30年ぶりに乗ってみると、やはりあの前後方向の大きな揺れはかなりインパクトがあり、特に私のように目の見えない者にとっては次の揺れの大きさの予測がつかないので相当スリリングでした。
その他にも回転空中ブランコやめりーゴーランドなどの乗り物があります。
鉄道好きとしては、運転士のように自分で電車を操作し、駅に停車しながらゴールを目指す「チャレンジとレイン」というアトラクションに心惹かれるものがありましたが、さすがに見えない者にはチャレンジは難しいかな…
また「レオランド」という手塚治虫の作品をモチーフにしたアトラクションエリアもあり、そこにも鉄腕アトムをモチーフにしたジェットコースターや、「ジャングル大帝レオ」をモチーフにした遊覧列車やコーヒーカップなどのアトラクションがあります。
そして、この日最後に体験したアトラクションが、昭和レトロな商店街とともに2年前のリニューアルの時に大きな話題になった「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」。
「夕日の丘商店街」エリアに隣接した高台にある夕陽館という建物の中にあり、映画館(?)の中にいる時に街中でのキングギドラとゴジラの戦いに巻き込まれ、救助にやってきた救助隊員とともに特殊装甲車で脱出する…というストーリーです。
ライドは座席が横一列に配置されているようで、目の前には大きなパノラマスクリーンがあります。
スクリーンにはキングギドラやゴジラが街を破壊しまくる大迫力の映像が映し出され、それに合わせた座席の大きな上下左右への揺れと音響効果であたかも実際にその場にいるかのような緊迫感やドキドキが味わえます。
見えない私にとっては映像は頭の中でイメージするしかありませんが、隣に乗ったガイドヘルパーさんは映像を見ながら乗っていると本当に怖かったと話していました。

こうして、かなり久しぶりの西武園遊園地での一日は終始楽しい時間となりました。
50代になって子供連れでもないのに遊園地を楽しむというのも少々気恥ずかしくはあったけれど、やはりたまにはこうして日々のストレスを忘れて思いっきり遊ぶというのも必要だなと痛感しました。
惜しむらくは、個人的には一番楽しみにしていた「夕日の丘商店街」の散策やライブパフォーマンス、グルメなどをもう少し時間をかけて楽しみたかったというのはありますが、これはまた次回のお楽しみということにしておきたいと思います。
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久々の遊園地 その2 [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。
前回に引き続き、視覚障がい者サークルのイベントで約40年ぶりに訪れた西武園遊園地のレポートです。

「夕日の丘商店街」エリアにある食堂でライスカレーを食べて外に出ると、ちょうど「夕日丘住人大集合 商店街名物 ブギウギ祭」なるライブパフォーマンスが始まるところでした。
このパフォーマンス、ブギウギのリズムに乗って演者(商店街の店員さんなど?)とお客さんが一体となって踊りまくるもので、見えない者にとっては振付が見えないので100%楽しむことは難しかったけれど、やはり音楽や踊り、そして周囲の人々を巻き込んでいくマイクパフォーマンスの力は絶大というべきか、あまりうまくノリについていけなかった私も気分がかなり高揚して楽しくなってくるのを感じました。
夕日の丘商店街でのライブパフォーマンスはこれだけにとどまらず、この他にも「夕日の丘テレビ」の公開収録という設定で行われる昭和歌謡を現代風のアレンジで演奏するミニライブがあったり、音楽以外にも例えば逃げる泥棒と警官が追いかけていたり、八百屋のご主人が紙芝居を披露したりといったパフォーマンスが商店街のあちこちで繰り広げられています。しかも、多くのパフォーマンスは事前の告知なしのサプライズで行われていて、商店街を歩いていていきなり出くわすと結構驚きます。
見えない者にとっては商店街の風景や店内外のいろいろな演出は頭の中でイメージを膨らませるしかないのが残念だけれど、商店街にこだまするさまざまな声や音を聞いていると、私も幼い頃祖母や母に連れて行ってもらった商店街の賑わいを思い出して懐かしくなりました。
もちろん商店街の店では、団子やコロッケなど、昭和の懐かしいグルメもいろいろ販売されているようです。
私は乗り物に乗ったりしていて今回は残念ながら味わうチャンスを逃してしまったので、次回はぜひこれもじっくり堪能したいところです。

西武園遊園地レポート、次回はアトラクション編です。
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久々の遊園地 その1 [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:最近あった楽しかったこと

先週の日曜日(16日)に、私の所属する視覚障がい者サークルの日帰り旅行会で、西武園遊園地に行ってきました。
以前にも、この視覚障がい者サークルでバスツアーに出かけたりバーベキューをしたりといったイベントが行われ、私も何度か参加しましたが、コロナ禍を経て久しぶりにサークルの日帰り旅行会が企画されたので参加することにしました。
私自身、西武園遊園地に行くのはおそらく約40年ぶりで、2021年に大規模なリニューアルが行われてからはもちろん初です。リニューアルしてからずっと一度行ってみたいと思っていたので、今回のイベントはとても楽しみにしていました。

当日、西武線西所沢駅のホームに集まった参加者はガイドヘルパーさんを含めて17人、それに盲導犬が2頭でした。
西武狭山線と山口線を乗り継ぎ、遊園地最寄りの西武遊園地駅に着くと、すでに園内から昭和20~30年代の歌謡曲が聞こえてきています。
遊園地の2年前の大規模リニューアルのコンセプトが昭和レトロということでそうなっているのですが、これでいきなり気持ちが「昭和モード」に入っていく感じがします。
入り口のそばには、黄色い車体に赤帯の路面電車が置かれています。この電車はもともと旧仙台市電100形117号で、仙台市電の廃止後長崎電気軌道に譲渡されて1050形1051号になり、さらにそこでの引退後ここへやってきたものです。
現在の塗装は同車が走ったことのない都電を思わせるカラーになっているようですが、おそらくこれも昭和レトロ気分を盛り上げるための演出の一つなのでしょう。
目が見えない自分にはせっかくのこの車両をじっくり観察することができないのは残念ですが、こうした形で路面電車の車両が活用されるのはうれしいことです。
園内に入り、まずは「西武園通貨」というものを手に入れます。
「西武園通貨」は園内の飲食店や物販などで使えるもので、「百園」と「拾園」の2種類があり、拾園=120円という交換レートになっています。
西武園通貨を手に入れた後は、2年前のリニューアル最大の目玉である「夕日の丘商店街」エリアをガイドヘルパーさんとともに歩きました。
このエリアは、1960年代の商店街をイメージしたエリアで、飲食店や物販のお店が立ち並んでいます。
八百屋さんや豆腐屋さんなどには店先の商品(もちろん実物ではありませんが)も置かれていて、ガイドヘルパーさんによればかなりリアルに近い見た目だそうです。
この他にも煙草屋さんの店先に置かれた赤電話機など「昭和」を感じさせるアイテムもいろいろ設置されているようで、私もガイドヘルパーさんに案内されて一部手で触れて楽しむことができました。
ガイドヘルパーさんによればこの「夕日の丘商店街」の再現度は結構高いそうで、見えない私としてはそれを頭の中でイメージするしかないのがなんとも惜しまれます。
商店街を散策していると時間もお昼近くなり、商店街の中の「助六や」という食堂に入りました。
少し並んでから店に入り、「ライスカレー」を注文。
あまり待つことなく出てきたライスカレーは何だか学校給食のカレーを思い出す味で、そんな味だからなのかどうか、食べる時に使うスプーンがこれまた学校給食を思い出す「先割れスプーン」で、こんなところにも「懐かしい昭和」を感じてしまいました。

西武園遊園地レポート、まだまだ続きます。
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結構本気で欲しい! [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:あなたに助手(アシスタント)がつくとしたら、どんなことを頼みたい?

自分にアシスタントなんて、以前は考えもしませんでした。
別に作家やマンガ家でもないし、アシスタントを秘書ととらえてもそういった人をつけるような身分ではないし、というのがその理由です。
まあせいぜい、できれば自分ではしたくない面倒な作業や仕事を代わりにやってもらうぐらいでしか必要性(?)を感じていなかったかもしれません。
しかし、視覚障がい者となった今では、もしつけてくれるのならかなり本気でアシスタント的な人がいてくれたらと思うことがしばしばあります。
例えば紙に印刷された書類などを読んでもらったり、何かの手続きなどで自筆が必要な場面で代筆をお願いしたりといったことはやはり目の見える人にサポートしてもらわなければならないので、リアルにアシスタントはいてほしいですね。
あと個人的には、アシスタントになってくれる人にはITに詳しい人になってもらえるとありがたいです。
いくらパソコンに画面読み上げソフトを入れたり、スマホの音声読み上げ機能を使っていてもそれで目の見える人同様にパソコンやスマホが使いこなせるとは限らないので…
例えばパソコンを使用しているときに画像で会ったりファイルの形式によって画面読み上げソフトで読み上げがされないものがあったり、スマホでも画面に表示されている内容が分かりにくい場合があるという問題があります。
またこのところのネットの不調の時も、私がシステム関連に疎いこともあり対応に苦慮したので、この方面の知識も豊富な人にアシスタントになってもらいたいです。
あと、サポートをお願いするだけでなく、周囲に誰もいない在宅勤務中のちょっとした合間にたわいもない会話を交わしたり、たまにプライベートで出かける時に同行してもらったりと、考えてみるといろいろお願いしたいことが多くなってしまいます。
ここまで書くと、それはアシスタントというよりもヘルパーさんの仕事では?という声もあるかもしれませんが…
でもやはり、呼び方はどうであれ誰か気持ちの通じ合う人が近くにいてくれると、いろいろとありがたいものですね。
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このいい流れ、止まらないで! [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:テレビの影響力ってすごい!と思った話

これまでも、テレビがブームの火付け役になった流行や世の中の流れはいくつも感じてきましたが、私自身が最近特に感じたテレビの影響力といえば…
やはり一昨年秋のクールのドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」が放送されてからの、私のような視覚障がい者に対する周囲の人々の対応がかなり変わってきたということだと思います。
あのドラマが始まって以来、駅構内などで声をかけてもらえる回数も目立って増えた印象があります。
そしてこれは何も私のまわりだけでなく、多くの視覚に障がいのある人々が感じていることのようで、ちょうどコロナ禍の影響でいろいろな場面で視覚障がい者が適切なサポートを受けられないことが増えたという話をあちこちで聞いていただけに、非常に嬉しい変化でした。
これもやはり、視覚障がいのある人の「あるある」やサポートの方法などをわかりやすく紹介してくれたあのドラマのおかげといってよいでしょう。
あれから1年あまり経った先日の都内での乗り鉄でも、明らかに以前よりも声をかけていただいたり手引きなどのサポートをしてくださる方が明らかに多くなったと感じました。
これには昨年秋のクールのドラマ「サイレント」の人気の嬉しい余波という要素もあるかもしれませんが、いずれにしてもおかげさまで想定外にスムーズに久しぶりの乗り鉄を楽しむことができました。
無人の店舗やレジが増えたり、駅構内でも駅員さんのサポートが受けにくい駅が増えるなど、視覚障がいのある者にとっては世の中の変化がマイナスに作用することも多いこの世の中、やはり人の手や声でのサポートはありがたいもので、これには感謝しかありません。
そして、視覚障がいに限らず、適切なサポートを必要としている人々へ多くの人が関心を持ちサポートや対話を進めていく流れが、止まらずこれからも定着していくことを期待したいと思います。
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もう少し早く対策を考えていれば [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:今でも後悔していること

もうこの年齢なので、後悔していることもそれだけ多いんですが…
今回は私が視覚障がい者になった時のことです。

2014年7月初めのある日、朝目覚めると昨日までは見えていたはずの目が見えなくなっていました。
突然のことでどうしてよいかわかりませんでしたが、とりあえずその日は急遽当時かかっていた眼下に診察を受けに行くことにし、当日は平日だったのでひとまず「体調不良」と理由をつけて会社に休みの連絡を入れました。
そして眼科で診察を受けたところ、やはり視力の回復は困難との診断がありました。
実は、今から思うとその数か月前から全長はあったようで、会社や自宅のパソコンを操作する際に以前はしていなかった画面の表示倍率の拡大をしたり、画面に表示されている文字をルーペで拡大して読んだりといったことが増えてきていました。
またたまにやたら太陽光がまぶしく感じたり、窓ガラスの存在を認識できずにぶつかってしまうことがあったりと、今から考えると重要な予兆になる変化がいくつかありました。
結局、このような状況では都内まで通勤して仕事をするのは困難ということで、そのまま不本意ながら退職ということになってしまいました。
その会社は、新卒で入社した会社を辞めた後に再就職した会社で、以来11年にわたり順調に仕事をすることができた会社だったので、このような形で突然退職することになってしまったのはショックでした。

ただ、もし先ほども記したような「前兆」に早く気付き、視力を失った場合に備えて画面読み上げソフトを使ったパソコン操作の訓練や、通勤や社内の移動のための歩行訓練を受けるなどの対策を早くとっていたら、あるいは一時的な休職をはさんだとしてもなんとか会社に復帰できたかもしれないと思うと、手を打つのが遅すぎたことに悔いを感じます。
また仮に見えなくなった後でも、音声パソコンなどの知識があれば会社側と相談していろいろな配慮のもと仕事に復帰できた可能性もあることを思うと、これまた見えなくなった場合に向けての備えが足りなかったのだと痛感させられます。

もっとも、見えなくなってから今年で9年になり、今も見えなくなる前の会社に勤めることができているかどうかは全くわかりませんし、現在勤めている会社も、ある意味見えなくなったからこそ縁のあった会社ともいえるだけに、どちらに今勤めているのが幸せだったのか、にわかには判断できないですね。
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