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芳賀・宇都宮LRT初乗り記 その2 [鉄活動レポート]

こんばんは、gonanaです。
前回からの続きで、去る9日の宇都宮LRTの初乗り記です。

湘南新宿ラインで宇都宮駅に着き、餃子も食べたところで、いよいよこの日の本題である宇都宮LRTに乗車します。再び駅に戻って今度は東口方面へ通路を歩き、やがて見えてきたエスカレーターで下った先にLRTのホームがあります。(もちろん会談・エレベータでもアクセス可)
1面2線構造のホームにはちょうど上り電車が到着、多くの乗客が下りてきました。
到着した電車は全員の下車が終わると一旦ドアを閉めて運転士が反対側の運転台へ移動したのちに改めてドアを開放して乗車が始まりました。
この宇都宮LRTでは交通系ICカードを利用する乗客は車両1編成の片側に4カ所ずつあるドアのいずれからも、ドア脇にあるICカードリーダーにカードを読み取らせることで運賃生産ができるシステムを採用しています。
現金払いの時もどのドアからでも乗れるのは同じですが、ホーム上にある整理券発行機で整理券を取り、降車時は運転士のそばの運賃箱に運賃とともに入れる必要があります。
また、ICカード利用時でも現金払いの時でも、降車時に運転士に障害者手帳を提示して障害者割引で乗車したい旨を申告すると割引運賃が適用され、私とガイドさんもこの方法でICカード利用で乗車しました。
当日は開業から2週間が経ち、さすがに開業直後のフィーバーぶりも落ち着いた洋でしたが、それでも土曜日の昼下がりとあって始発の宇都宮駅東口停留所からの乗客は多く、車内もホームも賑わっていました。
発車前に運転士がホームや社内の乗客に向けて肉声で運賃生産のしかたなどについての案内をするのも、まだ開業して間もなくでなれない乗客も多い今の時期らしい風景かもしれません。
乗車した車両の車内も多くの乗客がいましたが、ラッシュ時並みの混雑というのでもなく、私も後ろ向きかつ通路側ながらボックスシートに座ることができました。
ちなみにこの宇都宮LRTで使用されるHU300形車両の座席はボックスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシート仕様で、座席自体もなかなか座り心地のよいものです。
さて、乗車した電車は定刻の12:48に宇都宮駅東口停留所を発車し、一路終点の芳賀・高根沢工業団地停留所を目指して走りだしました。
発車時のショックもほとんどなく、それでいて加速はかなり力強くあっという間に結構スピードが上がった感じがしました。
車内に流れる自動放送では「各駅停車 芳賀・高根沢工業団地行です」などといった行き先案内が流れます。宇都宮LRTの開業時のダイヤでは全列車が各駅停車としての運転ですが、近い将来(早ければ来年春?)からは路面電車では珍しい快速運転も始まる予定になっているのでこのような案内になっているのでしょう。
いずれにしても路面電車の案内放送で「各駅停車」と列車種別が案内されるのもなかなか新鮮です。
宇都宮駅東口を出て5つ目の電停になる宇都宮大学陽東(ようとう)キャンパス停留所は文字通り大学のキャンパスに近い停留所であるとともに、ベルモールという商業施設も近くにあるため、乗車・下車とも多かったようですが、特別乗降に手間取っていた様子はありませんでした。
ここを出るとLRTの線路は専用軌道に入り、やがて次の平石停留所に着きました。
ここには宇都宮LRTの車両基地と運営会社の本社があり、まさに宇都宮LRTの中核ともいえる場所です。
平井氏を出たあたりから車窓には田園風景も目立つようで、ライトラインは引き続き快走します。
宇都宮LRTの最高運転速度は道路上も専用軌道も40km/hだそうですが、特に専用軌道では体感的にはそれよりももう少し早く走っているようにも感じられました。それでも揺れはほとんどなく、乗り心地は上々です。
将来的には専用軌道区間でのスピードアップの計画もあるらしく、もし実現すれば快速運転とあわせバスや車と比べてかなり時間的なアドバンテージが生まれそうです。
さらに進んだ清原地区市民センター前停留所には、トランジットセンターという路線バスとの乗り換え拠点が設けられていて、LRTのホームに隣接して路線バスの乗り場があり乗り換えが便利になっているそうです。
このようなバスとの乗り換え拠点は他のいくつかの停留所にもあり、自動放送でもバスへの乗り換え案内が流れます。
その次のグリーンスタジアム前停留所は、路面電車の停留所としては珍しい2面4線構造で、快速運転が開始されたあかつきにはここで快速が各駅停車を追い抜くダイヤが組まれることになっています。
宇都宮LRTの路線は結構起伏に富んでいるそうで、最大で今はなき信越本線の碓氷峠にも迫る60パーミルの急勾配も複数存在するとか。
しかしライトラインに乗っていてその勾配をはっきりと意識することはなく、力強いモーターのおかげで軽々とクリアしているように感じられました。
宇都宮駅東口を出た時にはかなり賑わっていた車内も終点に近づくにつれてかなり余裕が生まれてきました。
そして13:38にライトラインは終点の芳賀・高根沢工業団地前停留所に到着。ここまでの所要時間は50分で、標準の全線所要時間48分と比べると2分遅いですが、途中での信号停車や途中の停留所での乗降時間を考慮すればさほど気になる遅延とは感じられませんでした。


宇都宮LRTの終点の芳賀・高根沢工業団地前停留所は、その名の通り工業団地の中の停留所で、周囲にはこれといって行くべき場所もないそうなので、ここまで乗ってきた電車の折り返しとなる13:42発の宇都宮駅東口行でとんぼ返りします。
先ほどの宇都宮駅東口停留所同様、ここでも乗客をすべて降ろした後一旦ドアを閉めて運転士がエンド交換を行い、改めてドアを開けて乗車開始となりました。
今度は先頭車のロングシートに着席。先ほど通って来たばかりの道を戻ります。
芳賀・高根沢工業団地前停留所を出た時にはまばらだった乗客も先へ進むにつれて増え、宇都宮駅に近づくとそこそこ混んできました。ただ、土曜日の午後という時間だからか、車内はあくまでもまったりムードで、LRTの方も走りがもたつく場面もほとんどなく快適に走るので、乗っていて実に気持ち良い路線という印象を受けました。
そして終点の宇都宮駅東口停留所には14:32に到着。
個人的には、HU300形の大きな窓から市街地・住宅地・田園地帯・工業団地と変化していく車窓を眺められないのが何とも悔やまれるところですが、それでも宇都宮LRTの魅力は十二分に感じることができ、大満足の初乗車となりました。
宇都宮LRTは今後、先ほども触れたような快速運転の開始や増発が予定され、専用軌道区間でのスピードアップの計画もあるという話です。
さらに将来的にはJR在来線を超えて新幹線をくぐり、繁華街や市役所、東武宇都宮駅などがある宇都宮駅西口方面への延伸も計画されているそうで、今後の発展が楽しみな路線です。
今回の初乗車でひとまず宇都宮LRTは全線完乗となりますが、また宇都宮餃子を食べに行きがてらぜひ乗りに行きたい路線です。

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芳賀・宇都宮LRT初乗り記 その1 [鉄活動レポート]

こんばんは、gonanaです。
昨日(日付的には一昨日ですが)の9日土曜日、「75年ぶりの路面電車の新規開業」「初の完全新規敷設のLRT」として全国区のマスコミでも大きく取り上げられていた栃木県宇都宮市と隣の芳賀町を結ぶLRT(次世代型路面電車)路線「芳賀・宇都宮LRT」(以下、「宇都宮LRT」または愛称の「ライトライン」と表記します)に初乗車してきました。
計画の浮上から約30年、紆余曲折はあったもののついに開通した関東初の本格的LRT。
路面電車やLRTも好きな鉄道ジャンルの一つである私としてはぜひ早く乗りたくて行ってきました。

グループホームの最寄り駅からいつものように西武線で出発。
池袋駅からは10:01発の湘南新宿ライン普通宇都宮行に乗車しました。
宇都宮までは2時間近い乗車になるのでグリーン車を利用。
ガイドヘルパーさんが1階席に空席を見つけてくださり着席しました。
実は私は2階建て車両の1階席を利用したのは新幹線100系の1人用個室を利用した時を別にすれば初めてで、普段は選ばない1階席の車窓からの眺めがどんなものか確認することができないのが何とも悔やまれました。
乗車した宇都宮行はこの日の朝の宇都宮線内での踏切安全確認の影響で池袋発が9分遅れとなりましたが、その後の回復運転は凄まじく、大宮駅到着時点で6分遅れに回復、そして小山駅到着時点では定時運転に戻り、其のまま宇都宮駅には11:50に定刻到着となりました。
確かに終始結構飛ばしている印象はありましたが、10分近い遅延をきれいに解消できてしまうとは、かなりダイヤに余裕があったということなんでしょうか。

ともかく宇都宮駅に無事到着したところで、さっそくLRTの乗り場へ…といきたいところですが、時刻もお昼間近なので、まずは腹ごしらえタイム。
そして宇都宮まで来た以上餃子を食べずに帰るわけにはいきません。
そんなわけで、一旦LRT乗り場とは反対側の西口に出て、駅からすぐのところにある宇都宮餃子館という餃子店が集まったエリアにある「健太餃子」というお店へ。
お昼時とあって店の外には7人ほどが並んでいましたが、幸いほとんど待つことなく入店。
私もガイドさんも8種類の餃子が食べ比べできるセットメニューを食べました。
肉や野菜、ニンニクやチーズなど、いろいろな餃子を少しずつ味わうことができて大満足でした。ただ、もし食べきれなかったらと控えめに注文してしまったため、数的にはちょっと物足りなかった感も…
それならもっと多種類の餃子が食べられる12種類セットを注文すればよかったと2人とも公開でした。

さて、餃子もしっかり食べたところでいよいよLRTに乗車…となりますが、そのあたりはまた次回書きたいと思います。
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久々に乗り鉄 その3 [鉄活動レポート]

こんにちは、gonanaです。
先日の久しぶりの乗り鉄のレポート、最終回です。

千葉駅から乗車した255系の「しおさい8号」で13:08に東京駅に到着。
先ほどとは逆に、総武地下ホームから中央線ホームまで警備員さんに誘導していただいて移動しました。
ここから乗車するのは13:27発の快速八王子行。
E233系に揺られること30分あまりで到着した武蔵境駅で下車。
ここからは、西武鉄道の「飛び地路線」多摩川線で終点の是政駅まで往復します。
この多摩川線、私が今年1月にフリーきっぷを使って西武鉄道のほぼ全線を一日で乗り歩いた際、多摩川線もフリー区間に含まれていたものの飛び地路線ゆえもあり時間の都合で乗り歩きの対象から外してしまったので、この日の乗車はその時の落穂拾いの意味もあります。
武蔵境駅でもやはりJR・西武の駅員さん同士のリレーによる誘導をいただいて多摩川線のホームへ上がります。
数分待つと、高架のホームに乗車する14:18発の是政行が入線。
車両は新101系で、この形式もそう遠くない将来に引退を迎えることになる車両です。
さっそく最も是政寄りの車両に乗車。個人的に残念だったのは座席が現代仕様のクッション性のあまりないバケットシートに交換されていたこと。
やはり昭和生まれの車両には昔ながらの柔らかめな座り心地のシートが似合うと思ってしまうのは私だけですかね?
武蔵境駅を定刻に発車すると、案外速いスピードで駅間を走りながら是政を目指します。その走りは長らく池袋線や新宿線で乗車したころとほとんど変わらず、個人的にあの頃が懐かしく思い出されてきました。
車内は土曜日の午後らしいというか、短距離の路線らしいというか、のんびりまったりした様子だったようで、引退までまだ少し時間があるうちにゆっくり新101系に乗っておくにはぴったりの環境でした。
終点の是政駅には14:30に到着。ここでも特に何か用事がるわけではないので、一旦改札は出るもののすぐに武蔵境へ戻ります。
ただしここまで乗ってきた電車の折り返し時間3分ですぐに是政を離れるのはさすがにせわしすぎるので、次の是政14:45発の列車で武蔵境へ戻りました。
武蔵境駅に着いた後は再び西武とJRの駅員さんにリレー誘導をしていただいて中央線ホームへ。
15:09発の立川行に乗車して国分寺駅へ向かいました。
午前中はブラスバンドの演奏が行われていた改札前のコンコースでは、私が着いた時には管楽器(?)の演奏が行われていました。
そして国分寺で西武線に乗り換えてグループホームへ戻りました。

この日の乗り鉄は比較的ライトな行程でしたが、それでも近い将来引退の時を迎えるE217系や西武新101系、今後の同好が注目される255系と、乗れる時に乗っておいたほうがよさそうな車両に今のうちに乗っておくことができたという点では行ってよかったと思っています。
でも、やはりそろそろ関東を本格的に離れた遠出の乗り鉄旅も再開したい思いは変わっていません。
そろそろ関西あたり行きたいなあ~
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久々に乗り鉄 その2 [鉄活動レポート]

こんばんは、gonanaです。
4か月近くぶりの乗り鉄のレポート、続きです。

東京駅から乗車した総武快速線のE217系で千葉駅に到着。ここでも駅員さんに誘導していただいて、一旦改札を出ます。
久しぶりにやってきた千葉駅ですが、改札を出たとはいっても特に駅周辺で用事があるわけでもなく、単純にここで折り返すためだけにやってきたような感じでした。
千葉駅は少し前に大規模な改装工事が行われ、駅舎も駅ビルと一体化した橋上駅舎になりました。
残念ながら私はその変貌ぶりをこの目で見ることはできませんが、きっと私が大学時代以来数えきれないくらい利用した千葉駅とは別の駅のようになっていることでしょう。
改札を出てすぐ、この後東京駅まで乗車する12:38発の特急「しおさい8号」の特急券を購入するため、ホームから誘導してくださった駅員さんにみどりの窓口まで誘導していただきました。
無事窓口で千葉→東京間の自由席特急券を購入し、再び改札内に入るために有人改札へ向かいました。
ここから先の各駅での誘導をお願いしている間に有人改札のブース内で待っていると、キップの変更や乗り継ぎ列車の問い合わせ、目的の場所に行くにはどの駅に行くのが一番近いのかといった質問など、10分ほどの間に外国人観光客も含め様々な人が訪れてなかなか興味深かったです。
千葉駅に限らず、こうした大きなターミナル駅の「お客様カウンター」的な場所にNHKの「ドキュメント72時間」のカメラを設置したら、なかなか興味深い映像が撮れるかも、なんて考えていたら、先ほどとは別の駅員さんがやってきてホームまで誘導してくださることに。
途中で駅弁売店に寄ってから、「しおさい8号」の発車する8番線へ向かいました。
この「しおさい8号」は255系電車での運転。
255系は国鉄時代から活躍してきた183系の後継となる房総地区オリジナルの特急型電車で、ちょうど今年7月でデビュー30周年を迎えました。
現在は外房線の「わかしお」や総武本線の「しおさい」を中心に活躍していますが、近年の房総地区の特急は全体的に縮小傾向にあるようで、255系も(確か)大規模なリニューアル工事などが行われていないことも考えると、近い将来に大きな転機を迎えることも考えられるので、その前に乗れる時には乗っておこうと今回乗車することにしました。
「しおさい8号」は定刻に千葉駅に到着。自由席の6号車に乗車し一番前寄りの列の通路側に座りました。
席につくとすぐに、先ほど購入した千葉駅の駅弁「トンかつ弁当」で昼食とします。
以前にもこのブログで書いたことがあったと思いますが、この弁当は大学時代からもう何度も食べていて、千葉駅の駅弁の中でも一番のお気に入りですが、こちらも食べるのは結構久しぶりになります。
価格は700円と、さすがに以前よりは値上がりしてはいるものの、1000円越えの値段の駅弁が当たり前な中にあっては十分にリーズナブルな値段です。
弁当の内容も以前と変わらず、薄切りながらおいしく揚がったとんかつとたっぷりの白いご飯にソースがよくしみて安定のおいしさで満足でした。
久しぶりのトンかつ弁当を食べている間に「しおさい8号」は複々線区間を快走し、やがて地下区間に入って東京駅に定刻通り到着。
短いながら久しぶりに255系の乗り心地を楽しむことができました。

乗り鉄レポート、もう少し続きます。
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久々に乗り鉄 その1 [鉄活動レポート]

こんにちは、gonanaです。
昨日、3月18日に相鉄・東急新横浜線の初乗車に出かけて以来、4か月弱ぶりの乗り鉄に出かけてきました。
今回は特別な目的を持った乗り鉄ではなく、ルートもシンプルな往復(帰り道はちょっと寄り道しましたが)でしたが、しいて昨日のテーマをあげるとすれば「今のうちに乗っておきたい車両3連発」といったところでしょうか。

昨日は9時過ぎにグループホームを出発、まずは西武線で国分寺駅へ。
10時頃ついた国分寺駅では、改札前のコンコースでブラスバンドのライブが行われていて、「鉄道唱歌」や「銀河鉄道999」などの曲が演奏されていました。立ち止まって聞き入っている人も多いようで、曲が終わると結構な拍手が起こっていました。
国分寺からは10:17発の中央特快で東京駅へ。
さらに東京駅11:05発の総武快速線千葉行で千葉駅へ向かいました。
総武快速線は、現在1994年暮れから活躍してきたE217系からE235系1000番台への置き換えが進行中で、E217系なら引退が迫る前の今のうちに乗車しておく意味があり、E235系も1000番台は初乗車なのでこれはこれで無駄足にはなりません。
総武快速線ホームでは、私を誘導してくださった駅員さんに9号車の乗車位置まで案内していただきました。
その理由は、この位置の車両に乗れば見えていない状態でも乗車するのがE217系なのかE235系1000番台なのかが容易にわかるためで、
9~11号車がセミクロスシート車であればE217系、ロングシート車であればE235系というわけです。
そのためにも、誘導してくださった駅員さんにはボックスシートのある車両(E217系)であればボックス部の座席に案内してくださるようにお願いしました。
乗車する千葉行は東京駅始発で、10:58頃に千葉方面から総武地下2番線に入線。
そして駅員さんに案内していただいた席は進行方向右側のボックスシートで、これでE217系に乗車したことがわかります。
千葉行は定刻11:05に東京駅を発車。東京始発だからか、それとも編成の端に近い号車だからか車内はガラガラに近い状態のようでした。
複々線区間に入るとE217系は快調に飛ばし始めました。ボックスシートに座って総武快速線を走っていると、まだ113系が走っていた頃の総武快速線で通学していた大学時代を思い出して懐かしい気分になります。
同時に、ほとんどクッション性のない固いものであまり好きになれなかったE217系のシートであっても、総武快速線でボックスシートの車両に乗れるのもあとわずかと思うと個人的には少々寂しい気分になります。
30年前の大学時代に思いをはせながら乗ること40分、E217系は定刻11:45に千葉駅に到着しました。

乗り鉄レポート、次回に続きます。
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祝開業!相鉄・東急新横浜線初乗りの記 その2 [鉄活動レポート]

こんばんは、そしてまたしてもご無沙汰してしまいました。gonanaです。
3月に障がい者向けのグループホームに入居して以来、プライベートで使用しているパソコンのネット接続ができなくなることが続発し、その原因がつかめないため近くの家電量販店にパソコンを持ち込んで調査をお願いし、今日やっと手元にパソコンが戻ってきました。
とりあえずネットには普通に接続できる状態になって戻ってはきたものの、今後もまた接続不良が起きることも予想され、まだまだ安心とはいかない状況です。
家電量販店の担当の方からは、今後場合によってはハードディスクを新しいものと交換することも視野に入れておいた方がいいかもという話もありましたが、実はこのパソコン、2年前にハードディスクを好感してるんですよね…
とにかく、しばらくはプライベートパソコンが無事立ち上がるかを気にしながらの日々になってしまいそうです。

そんなわけで、前回記事の内容の去る3月18日に開業した相鉄・東急新横浜線の初乗車レポートもすっかり間が空いてしまいましたが、今回はその続きです。
東京メトロ副都心線小竹向原駅から乗車した、副都心線・東急東横線・東急新横浜線・相鉄新横浜線・相鉄本線・相鉄いずみ野線経由の湘南台行電車で相鉄・東急新横浜線を初乗車し、11:54頃に終点の湘南台駅に到着しました。
さて、この日の大きな目的は達成できたので、あとは適当なルートで帰路についてもいいのですが、せっかくここまで来たのでもう少し乗り鉄を楽しみながら戻ることにしました。
実は、相鉄・東急新横浜線を走る列車は、相鉄側でも東急側でも直通先の路線が2路線あるのが特徴です。
すなわち、相鉄側では私がここまで乗車してきたいずみ野線湘南台方面の他に、相鉄本線の大和・海老名方面へも直通列車が運転されています。
一方東急側でも、日吉駅から先の直通路線が東横線と目黒線に分かれます。(目黒線に直通した列車は、さらに東京メトロ・都営地下鉄の白金高輪駅で東京メトロ南北線・埼玉高速線へ直通する列車と都営三田線へ直通する列車とに分かれます)
そして、実際の相互直通運転のダイヤでは、東急側で東横線を経由した列車は相鉄側ではいずみ野線へ、東急側で目黒線を経由した列車は相鉄側では本線へ、というのが基本の運転系統になっています。(もちろん、東横線と相鉄本線、目黒線といずみ野線との直通列車もあります)そして私が湘南台まで乗ってきたのは東横線方面といずみ野線方面とを直通する列車だったわけです。
そこで、もう一つの運転系統である相鉄本線から目黒線方面へ直通する列車にも乗るべく、海老名駅へと向かうことにします。
海老名へ向かうなら相鉄線で向かってもよいのですが、私は湘南台駅で接続する小田急線で海老名へ向かうことにしました。
湘南台駅での相鉄から小田急江ノ島線への乗り換えは、まだ目が見えていた頃も含めて初めての経験でしたが、幸い連絡通路や改札内で誘導をしてくださる方がいて、スムーズに乗り換えることができました。
湘南台からは12:03発の快速急行で相模大野駅へ。
さらに相模大野からは小田原線の急行で海老名駅へ移動しました。
海老名駅では駅員さんに誘導していただいて駅ナカのそば店「箱根そば」へ向かい、ここで昼食としました。
ここでも駅員さんから店員さんへ見事なリレーをしていただき、店員さんには私の代わりに職権を購入してくださったりテーブル席まで出来上がったそばを運んできてくださったりといろいろお世話になりました。
ここでいただいたのは470円のコロッケそば。コロッケは大きめで衣のサクサク感も残っていて、そばともどもおいしくいただきました。

コロッケそばを食べ終わり、改札を出て相鉄の海老名駅へ向かいます。ここでも声をかけてくださって誘導してくださる方がおり、無事相鉄の海老名駅に到着。駅員さんに引き継いでくださいました。
さて、海老名駅から乗車するのは、13:04発の西高島平行。
日吉駅から東急目黒線、さらにその先都営三田線に乗り入れ、三田線の終点西高島平駅を目指します。
私が駅員さんの誘導でホームに出ると、ちょうど折り返し西高島平行になる編成が入線してきました。
やってきたのはまたしても相鉄車両。どうせなら今回相鉄線内に初めて乗り入れることになった東急の車両に乗りたかったのにという思いはちょっぴりありますが…
定刻の13:04に西高島平行は海老名駅を出発。相鉄線内は各停運転となります。
車内はかなり余裕がある感じで、さすがに新横浜線開業の賑わいも一段落といったところだったのでしょう。
この状況は相鉄・東急新横浜線に入っても同じで、新横浜駅や新綱島駅の混雑も午前中ほどではなかったのかもしれません。(今回私は両駅のホームやコンコースには出ていないので、正確な状況はつかめませんでしたが)
新線区間のトンネルを出て日吉駅に着くと、ここからは列車種別が休校に変わり、目黒線に入ります。
目黒線の急行に乗るのは実は今回が初めてですが、かつての目蒲線時代のことを知っている者としては、同線が一部区間とはいえ多彩な車両が行き交い、急行運転まで行われる路線に変貌するとは、全く想像もできませんでした。
目黒線急行は特別高速運転するという感じでもありませんが、途中の武蔵小山駅で東京メトロ南北線直通の浦和美園行各停を追い抜き、急行らしい走りも味わうことができました。
目黒駅からは再び各駅停車となり、白金高輪駅からは都営三田線へと入ります。三田線に入ってから停車していく三田や内幸町、日比谷、大手町といったいかにも都心のど真ん中といった感じの駅に、これまでは全く縁のなかった相鉄の電車がこれからは当たり前に発着するようになるのだと思うと時代の変化を強く感じます。
そして私は、そうした都心の駅の一つである日比谷駅で下車。
もし目が見えていれば、日比谷駅の駅名標と相鉄電車の新たな組み合わせを写真に残したかったところです。
日比谷駅では駅員さんに誘導していただいて東京メトロ有楽町線の有楽町駅へ移動し、同駅から西武線直通の小手指行に乗車、その後この日はグループホームへは戻らず、実家へと向かいました。

以上、3月18日の相鉄・東急新横浜線開業当日の初乗り記でした。
幸い、一部で懸念されたような大規模な直通ネットワークの誕生による混乱もほとんど起きていない様子で、比較的順調に直通運転が行われているのは何よりだと思います。
今後、相鉄・東急新横浜線を核にした直通運転がどのように変化していくか、個人的にはなかなか興味深いところです。
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祝開業!相鉄・東急新横浜線初乗りの記 その1 [鉄活動レポート]

こんにちは、gonanaです。
この春の鉄道界の大きな話題の一つである、相鉄・東急それぞれの新横浜線という新線に、開業初日の先日3月18日にさっそく初乗車してきました。

この「相鉄・東急新横浜線」とは、以前は直接レールのつながっていなかった相模鉄道と東急電鉄を直結させ、相模鉄道線内から東京都心へのアクセスを向上するために建設が進められていた路線です。
相鉄・東急新横浜線は相鉄本線の西谷駅と東急東横・目黒線の日吉駅の間を結ぶ路線で、路線途中の新横浜駅を境に西谷駅側6.3㎞が相鉄新横浜線、日吉駅側5.8㎞が東急新横浜線となっています。このうち相鉄側の西谷駅ー羽沢横浜国大駅間2.1㎞は2019年にすでに開業しているので、今回開業したのは残りの羽沢横浜国大駅ー日吉駅間の10㎞ちょうどということになります。
そして今回の相鉄・東急新横浜線開業は、単に相鉄線と東急が直通運転をするようになったというだけでなく、日吉駅から先の東横線と目黒線がもともと直通運転していた横浜高速鉄道(みなとみらい線)、東京メトロ副都心・南北線と都営地下鉄三田線、さらにその先でレールのつながる東京メトロ有楽町線、西武有楽町・池袋線、東武東上線、埼玉高速鉄道線も絡んだ広大で複雑な相互直通運転のネットワークが出来上がることも意味します。(西武線や東京メトロ有楽町線から新横浜線へ直通する列車はありませんが)
乗り鉄好き、そして生きている間にはぜひ全国の鉄軌道全線の乗りつぶしを目指している私としてはこの相鉄・東急新横浜線開業はスルーするわけにはいきません。
そこで、同線開業の初日にさっそく乗りに行ってきたというわけです。

当日、グループホーム最寄りの駅からまずは西武線の所沢駅へ。
所沢からは10:00ちょうど発の副都心線直通Fライナー(西武線内は快速急行)元町・中華街行に乗車。
西武線内からは相鉄・東急新横浜線や相鉄線内へ直通する列車がないのは、西武線内から新横浜や相鉄線内への直通需要がそれほどでもないからという理由もあるのでしょうが、いざこれから乗りに行こうという時になってみると、西武線内で海老名や湘南台といった行き先の案内をホームで見たり聞いたりできないのはちょっと残念な気もします。
東京メトロ10000系のFライナーは先行列車の遅れのため所沢駅を3分遅れで発車。ほぼそのまま後れを引きずって10:24頃に小竹向原駅に到着。
ここでいよいよ、相鉄・東急新横浜線、そして相鉄本線・いずみ野線へ直通する湘南台行に乗り換えました。
ホームへ降りると、すぐに向かい側のホームに湘南台行が到着するという案内放送が流れました。
東京都豊島区にあるこの駅で「湘南台」という駅名を機を聞く日がやって来ようとは、数年前までは思ってもみなかったことで、何だか軽い興奮を覚えました。
そしてやってきた湘南台行は相鉄車両。これも今日からはごく普通の光景になるのだとわかってはいても何だか信じられないような気分にもなります。
湘南台行は西武線内からの有楽町線新木場行の到着を待って10:26の帝国から2分遅れで小竹向原を発車。
副都心線内は各停、渋谷からの東急線内は急行となって湘南台を目指します。
車内は副都心線内は多少立ち客もいたようですが、渋谷を出るとかなり乗客も入れ替わったように感じました。
東横線内を進み、日吉駅からはいよいよ今回開業の区間へと突入します。さすがにここからは乗客も増え、混雑というほどではないものの乗降に手間取る場面もあったようです。
日吉駅を出るとやがて走行音が変わり、新線区間のトンネル内に入ったことが見えない私にもわかります。新線らしい静かな走行音とはいかないのが残念ですが、乗り心地そのものは揺れも少なく快適です。
日吉駅の次の新綱島駅でも、多くの人が乗り降りしたようで、中間駅ながら停車時間が少し長めになっていました。ホームには案内や整理のための係員も数人出ていたようで、こんな光景も開業初日らしいかもしれません。
次の新横浜駅は新綱島駅以上に多くの乗降があり、路線名の通り相鉄・東急新横浜線の中核の駅であることを改めて実感しました。
新横浜駅からは相鉄の路線に入り乗務員も後退。
この列車の始発の和光市からずっとワンマン運転でしたが、ここからは車掌の肉声案内も流れるようになりました。
新横浜線開業による多客混雑のため新横浜駅を8分遅れで発車し、ここからの相鉄線内は各停運転となります。
新横浜の次が相鉄・JR直通線との接続駅羽沢横浜国大駅。ここから西谷駅までの間はすでに乗車済みなので、これでこの日の目的である東急新横浜線・相鉄新横浜線の乗りつぶしは無事達成となりました。
西谷駅から相鉄本線、さらに二俣川駅からはいずみ野線に入ります。ダイヤ上は二俣川駅で6分間停車し海老名方面へ向かう列車との接続をとりますが、遅れているのですぐ発車となり、遅れは一気に3分に縮まりました。
いずみ野線に入ると駅間距離が長いせいか各停ながらかなりスピードが上がり、なかなか快適です。
そして11:54頃、3分遅れのまま終点の湘南台駅に到着しました。

この後は小田急線に乗り換えて海老名駅へ向かい、今度は東急目黒線方面へ直通する列車に乗車しますが、続きはまた次回です。
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西武線 一日で(ほぼ)全線乗りつぶしの旅 その5 [鉄活動レポート]

こんにちは、gonanaです。
西武鉄道と台湾鉄路管理局の観光列車同士のコラボフリーきっぷを利用した西武鉄道(ほぼ)全線乗りつぶし旅のレポート、今回で最終回です。

狭山線・山口線・多摩湖線・国分寺線・西武園線といった距離の短い支線を乗り継いで、国分寺線と拝島線の接続駅である小川駅までやってきました。
ここからは拝島線で終点の拝島駅へ向かいます。
この駅でも駅員さんが誘導をしてくださいましたが、東村山駅から乗ってきた国分寺線の国分寺行と、拝島線の玉川上水・拝島方面はお互い同じホームの対面に発着ので乗り換えは簡単です。
ここから乗車したのは15:14発の拝島行。新2000系の8両編成でした。
車内は土曜日の午後らしいというか、混雑するでもなくガラガラでもなくといった感じで、途中駅からでも余裕で座ることができました。
拝島駅には15:29に到着。この列車は折り返し新宿線直通の急行になるので、私もそのまま折り返して西武新宿へ向かいます。
小平から新宿線に入ると乗客も増えてきたようでした。ただ、乗車した先頭車は高田馬場駅ではメインの改札や乗り換え階段から遠いので、大混雑というほどでもなかったようです。
西武新宿駅には16:27に到着。
西武線乗りつぶし旅も、ここから新宿線で終点の本川越駅まで向かえば、とりあえず一区切りとなります。
午前中は池袋・秩父線で「Laview」に乗ったので、もう一つの西武の大幹線である新宿線でも西武新宿17:00発の特急「小江戸25号」に乗ることにします。
一度改札を出て、特急券発売窓口で特急券を購入。再び改札内に入ると、ここでも駅員さんが駅構内を誘導してくださり、まだ「小江戸25号」の乗車開始まで時間があるので、ホームの片隅の待合スペースに案内してくださいました。
やがて発車時刻が近づき、再び駅員さんの誘導で乗車待ちの列に並びましたが、なぜか乗車が始まったのは発車わずか2分前。これで定刻に発車できるのかと思いましたが、無事定刻の17時ちょうどに西武新宿駅を発車しました。
乗車したのは、「Laview」の一世代前の特急車10000系。池袋線系統からはすでに「Laview」に置き換えられて姿を消していますが、それよりも運転歴の長いここ新宿線ではまだまだ健在です。
とはいえ、10000系が登場してからもう30年になり、なかなかのベテランの域に達してきました。
今のところ新宿線に「Laview」などの新型特急車が入るという話も聞きませんが、10000系にゆっくり乗るにはもしかすると今がチャンスかもしれません。

久しぶりに乗る10000系の車内でこの日の乗り鉄を振り返りつつ、「小江戸25号」は定刻の17:46に終点の本川越駅に到着。
これで「離れ小島」の多摩川線を除く西武鉄道の(ほぼ)全線の乗りつぶしは無事達成。
そのままフリーきっぷを利用して地元駅まで戻り、この日の乗り鉄は終了となりました。

この日は、久々に一日がっつりと乗り鉄をすることができ、達成感とともに地元ではあっても乗り鉄旅の楽しさを再認識することができました。
そして文中で何度も触れた通り、今回の乗り鉄では各駅の駅員さんや駅に居合わせた多くの方が色々なサポートをしてくださいました。
これには本当に感謝しかないと思っています。

ちなみに、この日の乗りつぶし旅の行程は次のようになります。
①所沢8:41→小竹向原9:15(池袋線・西武有楽町線 各停元町・中華街行)
②小竹向原9:25→練馬9:29(西武有楽町線 各停保谷行)
③練馬9:31→豊島園9:33(豊島線 各停豊島園行)
④豊島園9:42→池袋9:58(豊島線・池袋線 各停池袋行)
⑤池袋10:30→西武秩父11:47(池袋線・秩父線 特急ちちぶ11号)
⑥西武秩父12:07→飯能12:57(秩父線・池袋線 各停飯能行)
⑦飯能13:05→西所沢13:29(池袋線 各停池袋行)
⑧西所沢13:33→西武球場前13:39(狭山線 各停西武球場前行)
⑨西武球場前13:53→多摩湖14:00(山口線 各停多摩湖行)
⑩多摩湖14:05→国分寺14:22(多摩湖線 各停国分寺行)
⑪国分寺14:33→東村山14:43(国分寺線 各停東村山行)
⑫東村山14:50→西武園14:53(西武園線 各停西武園行)
⑬西武園14:58→東村山15:01(西武園線 各停東村山行)
⑭東村山15:07→小川15:10(国分寺線 各停国分寺行)
⑮小川15:14→拝島15:29(拝島線 各停拝島行)
⑯拝島15:39→西武新宿16:27(拝島線・新宿線 急行西武新宿行)
⑰西武新宿17:00→本川越17:46(新宿線 特急小江戸25号)

さて、次はどこへ行きますか…
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西武線 一日で(ほぼ)全線乗りつぶしの旅 その4 [鉄活動レポート]

こんにちは、gonanaです。
西武鉄道と台湾鉄路管理局の観光列車同士のコラボフリーきっぷを利用した西武鉄道(ほぼ)全線乗りつぶし旅のレポート、まだまだ続きます。

西武球場前駅から新交通システムの山口線に乗り、多摩湖駅に到着しました。
同駅は1979年から2021年までは西武遊園地駅を名乗り、私にとってはこちらの駅名の方が馴染みがありますが、2021年の西武園遊園地のリニューアルに合わせて駅名が元に戻りました。
山口線から多摩湖線への乗り換えは、階段を使うことなく同一平面上でできるので、とても簡単。もっとも、国分寺駅での乗り換えの都合上、誘導の駅員さんが多摩湖線の先頭車の位置まで1編成分の長さを案内してくださったので、歩く距離はその分長くなりましたが。
その、多摩湖駅からの多摩湖線は、14:05発の国分寺行に乗車。
8両編成から4両編成に短縮され、ワンマン化改造も受けた9000系がやってきました。
乗車した先頭車は、多摩湖駅発車時点ではそれほど乗客が多くなかったようですが、拝島線との乗り換え駅萩山を過ぎて国分寺が近づくと、改札や乗り換えに便利なこの車両は混雑してきました。
その国分寺駅には14:22に到着し、国分寺線に乗り換えます。
国分寺線は個人的にはいつ乗ってもそこそこ乗客が多いイメージがあるのですが、国分寺から乗車した14:33発の東村山行は乗車位置のせいなのか時間帯のせいなのかさほど乗客は多くなかったように感じました。

国分寺線から西武園線に乗り換える東村山駅では、現在高架化工事が行われていて、ホーム上にも鉄板の敷かれた部分が多くなっています。
国分寺線と西武園線、それに新宿線下り(所沢・本川越方面)は、現状では同一ホームで相互に乗り換えでき、新宿線ホームの反対側の面を国分寺線と西武園線とで半分に分け合って使用しています。
両線の乗り換え自体は簡単なのですが、鉄板の敷かれた場所では鉄板と点字ブロックの境目が分かりにくく、点字ブロック自体もまっすぐには敷かれていないので白杖を使っての歩行にはやや苦労します。ただ、ここでも駅員さんや交代運転士の方などが誘導してくださり、無事乗り換えすることができました。
新2000系4両編成の西武園線電車で西武園駅まで往復し、再び国分寺線に乗り1駅戻った小川駅で下車。
ここからは拝島線で拝島駅へ向かいます。

西武線(ほぼ)乗りつぶし旅レポート、次回で最終回です。
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西武線 一日で(ほぼ)全線乗りつぶしの旅 その3 [鉄活動レポート]

こんにちは、gonanaです。
西武鉄道と台湾鉄路管理局の観光列車同士のコラボフリーきっぷを利用した西武鉄道(ほぼ)全線乗りつぶし旅のレポート、今回も続きます。

池袋駅から特急「ちちぶ11号」の001系「Laview」の乗り心地を味わい、秩父線の終点西武秩父駅に到着しました。
ホームに降りると池袋駅から連絡を受けた駅員さんが待機しており、駅舎内まで誘導してくださいました。
フリーきっぷを持っているからか、自動改札は通らず「お客様案内カウンター」でフリーきっぷを確認しただけで改札外へ出た形になりました。
池袋駅同様、西武秩父駅でも以前は特急利用客専用の改札があったと記憶していますが、こちらでも専用改札は廃止された模様です。
誘導してくださった駅員さんにこの後の行き先を尋ねられたので、12:07発の飯能行各停で折り返す旨を伝えると、折り返し前の列車の到着まで数分時間があったので一旦待合室まで誘導してくださり、数分して改めて列車まで誘導してくださいました。
西武秩父から乗車する飯能行は2扉セミクロスシート車の4000系。
進行方向左側のボックスシートを確保し、先ほど来た道を戻ります。
ボックスシートに座っていると、「Laview」とはまた違った旅気分が味わえて楽しいですが、4000系も今年で登場から35年。
ほぼ同時期に製造された新2000系の廃車が始まり、今年3月のダイヤ改正では秩父鉄道への直通列車も削減されるなどの動きもあり、もしかすると4000系にもそろそろ引退という話が出てきそうで、今後の同好が気になります。
そんな4000系のクロスシートでのんびりするうち、12:57、飯能駅に到着。
ここからは13:05発の各停池袋行に乗り継ぎ西所沢駅へ。
さらに狭山線に乗り継いで同線の終点西武球場前駅を目指します。
以前、狭山線の線内折り返し運用には新101系も運用される場合があると聞いていたので、そうなれば近い将来には姿を消す新101系に乗ることのできる絶好のチャンスだと期待していましたが、残念ながら乗車した西所沢13:33発の西武球場前行は他の形式での運用でした。
西武球場前駅からは新交通システムの山口線へ乗り継ぎますが、次の列車が入線してくるまで少し間があるため、ここでも駅員さんが待合室まで誘導してくださいました。
この日はかなり寒かったこともあり、このようなサポートをしてくださるのはとてもありがたかったです。
西武球場前駅から乗車するのは、13:53発の多摩湖行。1985年に山口線が新交通システムとして営業開始して以来使用されている8500系に乗車します。
西武球場前駅を発車すると、案外速いスピードで次の西武園遊園地駅(旧 遊園地西駅)へ向けて走り出します。その途中には2カ所のトンネルもあり、「ゆりかもめ」などの都市部の新交通システムとはちょっと違った走りを味わえます。
西武園遊園地駅の到着前にはその西武園遊園地のCM放送も入り、これを聞くだけでも何だか行ってみたくなります。今回は立ち寄る時間はありませんでしたが、ぜひ次回は一日じっくり楽しみたいものです。
西武園遊園地駅を出ると、すぐに14:00ちょうど、終点の多摩湖駅に到着しました。

西武線(ほぼ)乗りつぶし旅、まだまだ続きます。
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