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【鉄道イベントの思い出】浜松工場「新幹線なるほど発見デー」(2009年) その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
JR浜松工場の一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」の2009年の開催分を見に行った時の思い出、その4です。

前回に引き続き、この年のイベントで屋外で展示されていた車両たちをご紹介します。
今回は在来線車両編です。
浜松工場は、現在は新幹線電車の検査・修繕を行う工場というイメージがありますが、2009年当時は構内に何両かの引退した貴重な在来線車両が保管されており、イベントではこれらの保管車両も展示されていました。

●ED18 2
一旦引退後、ここ浜松工場の入換機として使用され、JR化後に車席復活して飯田線の「トロッコファミリー号」などで活躍し、この時期は再び浜松工場で保管されていました。
結局私は、同機が本線を走行している姿を生で見たり、同機の弾く「トロッコファミリー」号に乗車したりする機会がないまま2度目の引退をしてしまいましたが、この貴重な輸入電機もリニア鉄道館に収蔵されています。
●EF58 157
そもそもこのイベントに行くことを計画したのは、この機関車を見ることができるのではないかという淡い期待があったからで、期待通り姿を見ることができただけでもやって来た甲斐がありました。
ED18同様、現役時代の姿を生で見ることができなかった同機ですが、適度に薄汚れた姿がかえって現役機時代を思わせて、なかなかグッドでした。
前年のこのイベントに登場したのを最後に残念ながら解体されてしまった僚機EF58 122号機の後を追ってしまうのではと心配だった同機ですが、幸いブドウ色塗装やHゴムのない前面窓などの原型に近い姿に復元の上、リニア鉄道館入りしたのはEF58ファンとしてはうれしい限りです。
●DE15 1531
果たして何℃あったのかは覚えていませんが、とにかく暑かったこの日。
工場内の所々にミストシャワーが設置されていたり、場内放送でも繰り返し熱中症対策を呼びかける中、除雪機関車を見て彼らの大活躍する姿を想像して一服の清涼剤を・・・という意図があったかどうかはともかく、JR東海にも除雪機関車が在籍していたのだということを再認識させてくれた展示でしたし、私にとっても除雪機関車を間近でじっくり見る貴重な機会になりました。
残念ながら同機はリニア鉄道館入りすることはできませんでした。
●111系電車 モハ111-1+モハ110-1
静岡・浜松エリアには縁の深い形式のトップナンバーだけに、車籍がなくなってかなりの時間が経過していたにもかかわらず、この時点まで残っていたのでしょう。
同じ111系のトップナンバーでも、佐久間レールパークで保存されていたクハ111-1はリニア鉄道館で保存されていますが、このモハユニットは保存車に選ばれませんでした。
せっかくこの時点まで残っていたのならクハとセットで保存してほしかったところですが・・・
●117系電車 モハ117+モハ116(2両とも車番は失念)
この時のイベントに展示された在来線車両のうちで唯一、2009年時点で現役状態にあった車両でした。
なぜか先頭車のないモハユニットだけという謎の状態で展示されていました。
●クモヤ90005
1947年製造の63形電車モハ63638から改造された、73形電車モハ72258をさらに改造して生まれた牽引車。
こういった遍歴があるために、同車の側面には63形電車や73形電車を象徴するパーツの一つだった3段窓が残っていました。
同車はこのイベントの時点から15年も前の1994年に廃車されたというのに、なぜか2009年になっても解体されずに残されていました。
そして、後にモハ63当時の姿に復元の上、リニア鉄道館で保存されることになり、63・73形電車の貴重な保存車両になっています。
●トキ900形 トキ4837
トキ900形は、戦中戦後の貨物輸送に活躍した有蓋車。
(確か)この数年前にここ浜松工場で復元が行われました。
現状はどうなっているのか不明ですが、これも戦中戦後の鉄道車両という意味ではかなり貴重な存在でしょう。

以上、暑い中ではありましたが、現役のN700系から懐かしい国鉄型まで多くの車両を間近に見たり撮ったりすることができ、とても楽しいひと時になりました。
次回、浜松工場をあとに、ちょっと寄り道してから帰路につきます。
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