SSブログ

【鉄道イベントの思い出】隅田川駅貨物フェスティバル(2010年) [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
「鉄道イベントの思い出」シリーズ、今回は、2010年11月6日に開催された、JR貨物の隅田川貨物駅で開催された「隅田川駅貨物フェスティバル」についてです。

このイベントは、貨物輸送の東京北部の拠点駅と言える隅田川貨物駅を年に一度一般公開し、機関車・コンテナ車の展示や鉄道グッズや貨物列車で輸送されてきた農産物の即売などが行われるイベントです。
このイベントに、私は過去2回ほど行ったことがありますが、その中でも2010年の開催の際には、当時絶大な人気を誇っており、私自身としても好きな、ある機関車が展示されるということで、期待を胸に隅田川駅へ向かいました。

隅田川駅は貨物駅のため、当然そこへアクセスするためには近くの旅客駅である南千住駅から向かうことになります。
当日の朝10時頃、JR常磐線の南千住駅に降りると、駅舎やホームはリニューアルされて間もないようで、かなりきれいでした。
駅を出て少し歩くと、道路とその内側の広大な空間を仕切るフェンスに、駅名を示す看板とこの日のイベントを告知するポスターが掲示されていたので会場入口はもうすぐと思いきや、そこから10分近く歩いてやっと会場入口にたどり着きました。
さすがは広大な貨物駅といった感じです。

先ほども書いた通り、この日のイベントに出かけたのは、完全にあの超人気の機関車ありきだったので、何はともあれ機関車が展示されている会場の一番奥のスペースへ向かいました。
そこには、貨物ホームに「金太郎」ことEH500形(番号は失念してしまいました)とコンテナ車が連結した状態で、さらにその近くには、「桃太郎」ことEF210-161号機、そしてそのEF210と並んで、かつての東京発のブルートレイン牽引機のスター、EF65535号機が展示されていました。
そして、そして、このイベントに出かける目的がこのEF65535号機(以下、535号機と略します)
でした。
同機はその2年前に現役を引退した後も、JR貨物大宮車両所で保管され、同所でのイベントでは相変わらず相当な人気となっていました。その535号機が隅田川駅にやってくるというので出かけた次第でした。
EF210と535号機が並んでいた場所は、一般公開エリアの片隅に近いあたりで、やや狭苦しい感はありましたが、それを逆手にとってか、両機を囲むように一方通行の見学者用の順路が設けられていました。
そのせいか、少なくとも私が会場にいた時間に限って言えば大きな混雑が起こることもなく、落ち着いて撮影を楽しむことができました。

そして、イベントでの535号機といえば、両エンドの正面にどんなヘッドマークが掲出されるかも毎回楽しみでした。
私が会場にいた午前中には、会場入口に近い側に向いていた1エンド側には、2008年の現役最終運用の際に掲げられた「惜別」ヘッドマーク、反対側の2エンドには、535号機も何度となく牽引した東京発のブルトレ「さくら」のヘッドマークがそれぞれ掲げられていました。
そして、多田ヘッドマークを掲出するだけにとどまらず、1エンド側では最終仕業で使用された特製の金文字の区名札&仕業番号札が、2エンド側にはブルトレ牽引機当時に所属していた東京機関区の「東」の区名札が、それぞれ区名札差しや仕業番号札差しに掲出されるという徹底ぶり。
結果、535号機の全盛期と引退時のそれぞれにかなり近い姿を同時に見ることができ、EF65P型ファンとしては感激というしかない状況でした。
(ちなみに、同じ時間帯には、ともに展示されていたEF210-161には、コンテナ特急「たから」のヘッドマークが掲出されていました)

私は昼過ぎには会場を後にしましたが、入れ替わるように午後に会場入りした当時のブログ仲間の方によれば、イベント終了間際になって2エンド側のヘッドマークは「さくら」から、2003年に大宮車両所で動機最後となる全般検査を受けた際の試運転で掲出された、「最終全検」(「さくら」マークを模したデザイン)に変わったり、イベント終了後にはヘッドマークを付けたDE10がEF210と535号機を牽引する形での入れ替え作業が行われるといったおまけもあったようで、これらを見逃してしまったのがかなり悔やまれました。

それにしても、どこで展示されていてもヘッドマークを付けたEF65P型には他の機関車にない特別なオーラが感じられ、ある意味「カリスマのすごみ」を改めて感じるイベントでもありました。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 9

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。