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震災直後の通勤記録を振り返る その1 [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。
前々回・前回の記事で、10年前の東日本大震災の瞬間から、翌日未明に自宅に帰るまでのことを振り返りました。
その記事を書くにあたって、当時開設していた某所のブログの当日の記事を読み返していると、改めてその日のいろいろなことが思い出されました。
そして、その直後のブログの過去記事には、震災の翌週、つまり2011年3月14日から18日にかけての会社への通勤・帰宅時の様子を記録した記事も見つかりました。
そこで、この記事を参考にしながら、10年前のことを引き続き振り返っていきたいと思います。

震災の当日は金曜日だったので、翌日・翌々日は土・日曜になりますが、世間的にも気分的にもどこかへ出かけられるような状況ではなく、自宅で過ごしました。
そして、その週末が明けて14日の月曜日になりましたが、この日から原発事故による全原発の停止による電力事情の逼迫を理由とした計画停電が始まり、その影響はさっそく鉄道の運転見合わせという形で私にも及んでくることになりました。
すなわち、当日の西武線では、池袋線は池袋ー練馬高野台間、新宿線は西武新宿ー上石神井間のみの運転となり、自宅周辺はおろか東京23区外から電車に乗ることが不可能となってしまいました。
加えて我が家には車がないため、練馬高野台や上石神井まで車で向かうこともできず(もしあったとしても道路混雑などで迂回手段としては機能しなかった可能性もありますが)、結局その日は「自宅待機」という名目で休みとなりました。(まあ、後日有休扱いで処理されることになりましたが)

【3月15日 自宅→会社】
翌15日も、自宅周辺の西武新宿線は上石神井ー本川越間が運転見合わせのままでしたが、JR川越線がこの日から運転を再開したという情報をラジオで耳にしたので、川越・京浜東北線を利用し、川越駅から会社最寄りのJR駅有楽町まで迂回乗車して会社へ向かうことにしました。
先ほども書いた通り我が家には車がないので、よく利用しているタクシー会社にダメもとで電話をかけてみると奇跡的に空車があったのでタクシー利用で川越駅に向かうことに。
7:20頃に自宅を出発、川越駅周辺を除いては同中の渋滞はほとんどなく、8時少し前に川越駅前に到着。
駅前の道路には噂通り駅に入るための長蛇の列が続き、いつ電車に乗れるか以前にいつ駅にたどり着けるか予測もつかない感じでしたが、案外列は早く進み、行列に並んでから30分少々の8:35頃に川越駅を発車する列車に乗車することができました。
川越線は私の乗車した列車の後しばらく運転を見合わせたようで、もしかするとせっかく3,000円超のタクシー料金をかけてここまで来たのに足止めを食らっていたかもしれないと考えると幸いでした。
乗車した川越線205系(行先がどこだったか記憶がありませんが)は超満員ではありましたが、運転そのものは順調で、9:00には大宮駅に到着、ここで京浜東北線に乗り換えます。
当日の京浜東北線では通常の約5割程度の間引き運転が行われていましたが、実際に大宮駅の京浜東北線ホーム(1・2番線)へ行ってみると列車は運転間隔のばらつきもなくコンスタントに運転されているようで、座席確保のため次の電車を待つ余裕もありました。
乗車した9:20頃発車の南行電車は、座席が大体埋まった程度の乗車率で大宮駅を発車。
南浦和で武蔵野線への乗り換え客が下車した後しばらくは、おそらく平日のこの時間としては異例なのではないかと思えるほど社内に余裕ができそれは赤羽を過ぎるあたりまで続きました。
都内に入ってからはさすがに乗客も増えてきましたが、最も混雑する上野ー東京間でも車内はさほどの混雑とはなりませんでした。
やはりいつもより都内への人出は減っているのだろうと感じながら、10:15頃に有楽町に到着。
ここで下車して徒歩で会社へ向かい、10:25頃にオフィスに到着しました。
当時勤めていた会社は9時始業のため、結局約90分の遅刻とはなりましたが、さすがに状況が状況だけに遅刻扱いとはならず、定時出社として処理されたと記憶しています。

【3月15日 会社→自宅】
この日は定時の18時まで勤務し、18:15に会社を出発。
当時の私の通勤ルートは、銀座一丁目駅から東京メトロ有楽町線・西武有楽町・池袋線・新宿線で地元駅へ、というものでした。
しかし有楽町線は計画停電による間引きダイヤが始まって以来、西武・東武への直通運転は中止され、運転本数自体も大幅減となって混雑が激しくなっているらしいという情報を聞き、有楽町線利用は回避したので、間引き中とはいえそれなりの本数が確保されている山手線で池袋まで向かうことにしました。
有楽町から乗車した18:25頃発の山手線内回り電車は、普段の平日のこの時間帯とあまり変わらない程度の混雑であまり間引き運転の影響は感じられませんでした。
池袋には19時ちょうどごろに到着。
西武線の改札では改札規制が行われていましたが、全列車確定の臨時ダイヤながらそれなりの本数は運転されていたようで、それほど待たされることなく19:30頃に池袋を発車する電車に乗車。
この電車は20:10頃に所沢に到着。本来ならここで新宿線に乗り換えますが、この時間の新宿線は上石神井ー本川越間の運転見合わせが続いていたため、駅前からタクシーを利用し、21:00過ぎに自宅に到着しました。

15日は、予想していたほどの混雑や混乱もほとんどなく、西武線池袋駅の改札待ちや所沢駅前のタクシー待ちの時間も短く、全体的に見ればあまりストレスを感じずに通勤することができました。

次回は3月16日編です。
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