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障害者手帳もスマホに入れる時代に [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。
久しぶりの視覚障害者目線での記事になります。
私も含め、障害を持つ人の多くが持っているのが「障害者手帳」。
障害者手帳とは、身体や精神などに障害を持つ人が、その障害を地方公共団体(自治体など)から公的に認定してもらうことで発行されるもので、一口に障害者手帳といっても障害の種類や等級によって、その名称や様式も細かく分かれています。
手帳を発行してもらうと、障害者としての様々な支援やサービスを受けるときに必要書類の一つとして提示を求められる(またはコピーの提出を求められる)ことがあるほか、鉄道やバス、タクシーなどに乗る際やいろいろな施設を利用する際などに、提示することで運賃や料金の割引が受けられる(同伴の健常者も割引が適用される場合もあり)など、障碍者の生活や仕事などにも重要な証明書です。
この障害者手帳、私の持っているものは、手のひらサイズで「手帳」の名のとおり数ページ綴りのものになっていますが、今その障害者手帳に記載されている内容を登録し、紙の障害者手帳と同様に使えるようにした「ミライロID」スマホアプリが開発され、このアプリに対応する事業者もかなり増えているようです。
中でも最近はJRをはじめとする鉄道各社でこのアプリへの対応が進んでいるようです。
詳細は下記のリンクからどうぞ。

鉄道で一挙導入「デジタル障害者手帳で運賃割引」 課題ある紙の手帳 (乗りものニュース)
https://trafficnews.jp/post/105893
西武鉄道とミライロ、障害者手帳アプリの利用を実演。将来は「改札機タッチで運賃適用」を目指す (トラベル Watch)
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1314629.html

細かなことはリンク記事を読んでいただいた方が分かりやすいかと思いますが、障害の種別などにとらわれず、これさえ見せれば必要な支援やサービスが受けられる全国統一のアプリがあるというのは便利だと思います。
また、私も外出時はほとんどの場合手帳をバッグの中などに入れて持ち歩きますが、そのような場合は紛失のリスクもあり、手帳同様に使えるアプリがスマホに入っていればその心配もなくなるわけで(スマホを忘れたりなくしてしまっては大変ですが)、この点でもメリットは大きいと言えるでしょう。
現在のところは、例えば鉄道に乗る際に障害者割引運賃の乗車券を購入する場合、有人窓口でミライロIDを係員に見せて乗車券類を購入することになり、Suicaなどのように自動改札機にタッチして使うことはまだできないなど、まだまだ発展途上の部分もあるようですが、今後このアプリによって障碍者の生活にどんなメリットが生まれるのか、楽しみなところです。
私自身はこのアプリはインストールしたものの、まだ実際に使うチャンスには恵まれていません。
できれば早くその便利さを体験したいのですが。
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