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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅04 新得→富良野 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符の妄想乗り鉄旅、今回も続きます。

釧路駅から根室本線の特急「おおぞら6号」に乗車し、根室本線と石勝線の接続駅新得に13:32に到着します。
「おおぞら」はこの先、石勝線を経由して終着の札幌駅を目指しますが、最長片道切符のルートは引き続き根室本線を富良野方面へ進むことになっているので、ここで下車します。
というわけでここで富良野方面への列車に乗り換え…といいたいところですが、その富良野方面への列車に乗り換えることはもうできません。
というのは、ここから東鹿越駅までの区間は2016年8月に台風被害により大きな被害を受けそのまま復旧されず、列車の運転が維持されている富良野ー東鹿越間もろとも時期は未定ながらバス転換という方針となってしまいました。
この区間はかつて「おおぞら」なども走り札幌と釧路を結ぶメインルートとして機能した路線ですが、翌日通ることになる函館本線の小樽ー長万部間ともども、現状のJR北海道、そして北海道全体の状況ではこうした大幹線も残念な末路をたどってしまうのかと考えると、どうしようもなく悲しい気分になってきます。
私も一度だけですがこの区間には乗車経験があるので、そうした思い出があるという点からもどうにか再生の道はなかったのかという気持ちにもなってきます。
ということで列車ではもうたどることのできない新得ー東鹿越間ですが、この区間には列車代行バスが運転されており、それによってこの区間が復旧したものとみなして乗車券の発売が再開され、青春18きっぷや最長片道切符でも代行バスに乗ることができます。
新得駅前の代行バス乗り場から乗車するのは13:57発の東鹿越行。何とこの便はこの日2便目(この他に途中の落合駅始発の便が早朝にあり)のバスで、いかに沿線の人口が少ないかが想像されます。
新得駅前を出発したバスは、市街地を抜けて狩勝峠へと向かいます。
かつて「日本三大車窓」の一つにも数えられた狩勝峠の景色を眺めながら峠道を走り、落合駅に続いて幾寅駅に停車します。
ここは映画「鉄道員」のロケ地として名をはせたところで、駅や周辺の建物は映画撮影時のまま残されているそうです。
映画公開の後も観光地として多くの人が訪れていたようで、もしJR北海道や地元自治体がこの賑わいを継続的な観光の定着に結び付ける努力をしていたら、あるいは根室本線の運命も違ったものになっていたのかもしれません。
そして金山湖のそばを走った代行バスは、15:04に東鹿越駅に到着。ここでバス代行の区間は終わり、再び鉄道での旅に戻ります。
ここから乗り継ぐのは15:12発の滝川行。新得でも東鹿越でも列車と代行バスの接続はスムーズで、無駄も少なくかつ十分余裕のある乗り換えができます。
そして、富良野線との接続駅で一大観光地の玄関駅富良野には15:51に到着。列車はわずかな停車時間で滝川へと向かいますが、最長片道切符のルートはここから富良野線で旭川へ出ることになっているので、ここでまた乗り換えとなります。

次回に続きます。
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