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こんな形で鉄道好きが力になれるなら [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今年は、というかここ数年、地方のローカル線の存廃問題がかなりクローズアップされています。
まあ赤字ローカル線の問題は昭和の国鉄時代からずっとあったし、少子高齢化や地方の過疎化も進んでいるけれど、やはりここ数年のコロナ禍によるJRはじめ鉄道会社の苦境が問題をさらに深刻化させているというのは確かでしょう。
そしてそのような状況の中、現実に廃止となったり廃止が決まったりしている路線もあり、特にJR北海道ではここ数年、災害の被害という理由も含めて廃止となったり廃止方針が決まったりなどする路線が続出する何とも悲しい状況にあります。
かつては深川ー増毛間を結んでいたJR留萌本線もそんな路線の一つで、2016年12月に留萌ー増毛間が廃止されたのに続き、2023年3月には留萌ー石狩沼田間、2026年には残る深川ー石狩沼田間の廃止が決まってしまいました。
路線の収支の状況を考えると今のJR北海道にこの路線を維持していく体力はない、ということなんでしょうし、地元では別に廃止になっても特に影響はないという人もそれなりにいるのが現実というものなのかもしれません。
でも、鉄道好きとしては、いろいろな状況を鑑みても鉄道路線が消えていくのは単純に寂しいことであるし、JRをはじめ鉄道会社や地元が知恵を絞って何とか存続への道を探ってほしいという気持ちもあります。
そんな中で、留萌本線で通学しているという地元の高校生がなかなか斬新な地方の活性化のアイデアを提案したそうで…
詳細は下記のリンクからどうぞ。

ピンチを救うのは鉄道ファン!?鉄路廃止が決まった、北海道のマチの高校生が描いた未来予想図 自治体も注目するそのアイデアとは? (HBCニュース) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/70e33d32f3bd310f38fa1a153ef3f773de3b497c

こういう楽しい街づくりのアイデアが一人の高校生から出てきたというのが面白いし、その街づくりに鉄道ファンが力になれるというのは鉄道好きとして嬉しいことです。
しかも地元の沼田町が、これを単なる高校生の夢想として片づけるのではなく、真剣に話を聞こうという姿勢を示しているのは素晴らしいことだと思います。
赤字ローカル線の活性化や乗客増のアイデアとして、地元の人にとにかく乗ってもらおうとか、観光列車を走らせるなどして観光鉄道化するなどといったアイデアがよく出てきますが、たとえ路線が廃止されてしまっても街づくりの中に鉄道の遺産が生かされ、そこに鉄道ファンも大いに参加できるとすれば楽しいし、このような街づくりが成功すれば世間(特にマスコミ)の鉄道ファンに対する見方も大きく変わるかもしれません。

沼田町など自治体の皆さんやJR北海道、そして小坂さんにはぜひこのアイデアが実を結ぶよう応援したいですし、「ずっとずっと人で賑わって絶えないような、鉄オタだろうと、一般の人だろうとみんなで楽しくしているような、そんな駅」が見事出来上がったら、ぜひとも実際に現地を訪れてみたいものです。
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