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楽しくなければ給食じゃない! [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:学校給食の「完食指導」どう思う?

先日、いつものようにネットニュースをあちこち見ていたら、こんな記事があるのを見つけました。

給食残してクラスで謝罪、完食指導による心の傷で「会食恐怖症」に… 教育現場の実情 - 弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/c_18/n_14491/

「完食指導」という言葉は初めて知りましたが、要するに「給食は残さず食べましょう」ということですよね。
そういうことであれば私の小学生時代にもこの言葉は担任の先生や給食委員から繰り返し聞かされていたし、図工の時間に給食をテーマにしたポスターの課題が出された時にも「給食は残さず食べよう!」というような文言を入れたものを描いた記憶があります。
ただ、その「完食指導」で一部に行き過ぎた指導が行われているということなのだそうで。
給食の時のエピソードとしてよく聞く、食べるスピードが遅かったり苦手な食べ物がある子が、昼休みやその後の授業時間になっても一人給食を食べさせられていた、というもののほか、リンク記事にあるように全員で給食を残さないことを目標に掲げているクラスで、それができなかった子がクラスメイトの前で謝罪させられたりなどといった、人権上問題のある指導が行われているケースもあるようです。
本来なら一日の学校生活の中でも楽しい時間であるはずの給食の時間に、このような「指導」が行われているとは…
そして、その「指導」のために、給食や会食、さらには食事自体にトラウマを抱えてしまう人がいることを考えると、なぜそこまで「給食を残さない」ことに固執しなければならないのかと思ってしまいます。

私自身は、嫌いだったり苦手だったりする食べ物が少ないため、ほとんど給食を残すことがなく「完食指導」の対象になることはありませんでした。
また先ほども書いた通り、「給食は残さず食べましょう」という言葉は繰り返し聞かされてはいたものの、実際に給食が食べきれなくて昼休み中まで残されて給食を食べさせられていたクラスメイトを見た記憶はありません。
もちろん、たまたま私のいたクラスでそのような完食指導をしていたクラスがなかっただけということも考えられますが、とにかく後年になって給食の苦手な子が昼休みや掃除の時間まで残されて給食を食べさせられていることがあると聞いてびっくりしたものです。

「出された食事をできるだけ残さずおいしく食べる」ことは、その食事を調理してくれた人や食べ物を作ってくれた人々に敬意を払うという意味でも悪いこととは思いません。
私自身も、このことは幼い頃から親や先生に繰り返し教えられてきました。
でも、生徒それぞれの体調や好みなどの違いを無視して一律に「給食は残さず食べる」と共生するのはやはり間違いだと思います。
給食に限らず、食事というのはやはり楽しいものでなければならず、苦痛を感じながら食べる食べ物はおいしくもなければ心の栄養にもならないのではないでしょうか。
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