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締め切りに追われて [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:徹夜した思い出

私の場合、若い頃から夜通し飲み歩いたりクラブで朝まで遊んだりといった習慣がないので、徹夜の経験もあまりありません。
そんな中で、今回はその数少ない徹夜を2夜連続でした時の経験です。

それは、大学4年の確か11月のことでした。
大学4年といえば卒論をまとめる時期で、私もゼミの卒論の制作を進めていました。
文献を調べたりテーマに沿ってアンケートも実施したりして、卒論執筆の準備がほぼ整ったのが締め切りの20日ほど前。
ここから執筆を進めれば締め切りにはゆとりをもって間に合う、と思ってたんですが…
そう思ってしまうと気のゆるみが出たのか、まだ終わっていなかった就活の影響もあり卒論執筆になかなか時間が割けず、締め切りの前々日になってもやっと6割ちょっとぐらいまでしか書き進められていませんでした。
当然ながら卒論を締め切りまでに提出しなければ卒業もできなくなるので、その日徹夜で残り4割弱ほどの文章を書きあげることにしました。
私の通っていた大学の当時の卒論は、手書き、またはワープロ・パソコンで入力した文章をプリントアウトする方法で提出することになっていました。
私は当時ワープロは持っていたもののパソコンはなかったので、大学の授業から帰った後の夕方からひたすらワープロに向かって文章を打ち続け、どうにか翌日の明け方までに卒論の文章を書きあげることができました。
明けて卒論締め切りの前日、徹夜明けの眠気に耐えながら学校へ行き、帰宅してから少し仮眠をとって夜を迎えました。
ただ、卒論の制作はこれで終わりではありません。
文章を書きあげてもそのデータをメール等で提出すればよい今と異なり、書いた文章は最終的に紙で提出しなければなりません。
そのためワープロで書き上げた文章を印刷する作業が最後に残っています。
制作した卒論が何ページぐらいあったか覚えていませんが、おそらく50~60ページほどのボリュームだったかと思います。
数少ないクリック数だけで文書全体を丸ごと印刷できる今のパソコンと異なり、ワープロに印刷用紙をいちいちセットしながら1ページずつ最後まで延々と印刷し続けなければならなかったので、21時頃から印刷を始めてすべてが終わった時には午前4時が過ぎていたと記憶しています。(たまに休憩を挟みながらではありましたが)
その後朝食をとって珍しく昼前まで仮眠し、その後学校へ行き提出締め切り時刻の30分前に滑り込みで卒論を提出し、やっと一つ肩の荷が下りた気分になりました。
2夜続けて徹夜で文章を書いたりそれを印刷したりして、締め切りに追われる作家やマンガ家の気持ちがちょっとだけ分かったような気になれた卒論政策でした。
今の大学生の卒論事情はよく分からないけれど、私が30年前に経験したような方法で卒論を書いたり提出したりはもうさすがにないでしょうね。

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