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「違う自分」になる楽しみ [いろんな思い出]

おはようございます。gonanaです。

本日のお題:演劇は好き?

演劇、好きです。
舞台やミュージカルを見に言ったりする習慣はほとんどないし、特別演劇ファンというのでもないけれど、まあまあ興味はありますね。
小中学生の頃は、いわゆる「学習発表会」でのクラス発表とか文化祭のクラスの出し物で劇をやるのは好きだったし、小学6年の時には演劇クラブに入っていたこともあります。
そんな、学校での演劇体験(そんな立派なものでもないですが)の中で、特に思い出に残っている2つの劇の思い出を書きたいと思います。

一つ目は、小学6年生の時の学習発表会でやった(確か)「テレパシーリング」という劇。
宇宙船のトラブルで地球に不時着した兄弟がたまたまであったある少年に助けてもらい、そのお礼に兄弟は少年に、物事が何でも思った通りにできる「テレパシーリング」を手渡す。
テレパシーリングをもらった少年はその後、学級委員に選ばれたり野球でホームランを連発したりして楽しい日々を送るようになるのだが…というストーリーでした。
私の役どころは少年のクラスメイトの一人で、セリフも短いものが1つか2つという端役でしたが、とにかくクラスみんなが楽しく練習や本番に取り組んでいて、学習発表会での他のクラスの生徒の反応も良く、演劇の楽しさを始めて実感できた作品だと思っています。

もう一つは、中学3年の時の文化祭のクラス発表だった「二十四の瞳」の劇です。
もちろんこれは坪井栄の小説「二十四の瞳」をもとにした脚本の劇で、事前に全編をビデオカメラで撮影しておき、当日視聴覚教室のテレビで上映するというスタイルでした。
私は島の分教場の12人の子供たちのうち、相沢仁太という男の子の役を演じました。彼はよく言えばクラスのムードメーカー、悪く言えばお調子者キャラの子で、私のふだんの性格とは真逆なキャラでした。
でもそのためか逆にあまり「役作り」をせずに芝居に臨むことができ、「いつもとは違う非日常の自分」を演じることのできる演劇の楽しみを学ぶことができました。
しかし…、無事最初から最後まで撮影も終わり、映像の編集や試写も終わっていざ文化祭当日、あろうことかビデオデッキだったかテープだったかのトラブルで上映ができないという事態が発生。結局文化祭が終わるまでにトラブルは解決できず、せっかくのみんなの晴れ舞台を他の生徒に見てもらうことはできませんでした。
そんな残念なラストにはなりましたが、私自身にとっては中学時代では数少ない楽しい思い出になりました。

中学卒業以来、出演する側としても見る側としても演劇とはあまりつながりのない生活になっていますが、今でも何かしら「いつもとは違う自分」を演じてみたいという思いはあります。
この齢になって役者として演劇に関わろうとしてもそう簡単ではないかもしれませんが、せめてその体験だけでもいつかしてみたいとは思っています。
そして生まれ変わったら本格的に演劇の世界を目指してみようかなとも思います。
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