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鉄道イベントの思い出05 EF65535 生誕45周年記念ふれあい展示会@JR貨物大宮車両所 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
「鉄道イベントの思い出」の第5回は、2012年2月11日にJR貨物大宮車両所で開催された、「EF65535生誕45周年記念ふれあい展示会」の思い出です。

このイベントは、2008年の現役引退までブルトレ牽引機時代の特急色の姿を保ち、引退後も長く大宮車両所で保管されていたEF65535号機(以下、「535号機」と略します)の、特急形500番台(P形)改造前のEF6577号機としての落成から2012年で45周年となることを記念し、同機にかつてEF65P形が定期列車で牽引した実績のあるブルートレインのヘッドマーク10種と、イベントなどで掲出された特製ヘッドマーク各種を付けた姿を撮影できるというイベントでした。
現役時代末期はもちろん、引退後も人気の衰えることのなかった535号機は、この頃は毎年行われる大宮総合車両センター・大宮車両所の一般公開イベントの展示の常連になっていましたが、あまりの人気ゆえこうした場でもゆっくり撮影するという状況にはなかなかならなかったものでした。
それが、この時はその535号機が主役で、しかも10数種類のヘッドマークを付けた姿を付けた姿を一日のうちに見学・撮影しまくれるという、EF65P形ファン、ブルトレファンにとっては夢のようなイベントでした。

イベントが行われた2012年2月11日、私がイベント開始の2時間弱前の朝8時過ぎに会場入り口となる大宮総合車両センター正門の近くに到着すると、すでに大宮駅方向に向けて入場待ちの長蛇の列ができていました。この光景は毎年の大宮総合車両センター・大宮車両所の一般公開でも見られるものではありますが、この日は535号機の展示やグッズ販売以外には特にイベントはないので、ここでも535号機の人気ぶりがうかがえました。もちろん開場が近づくにつれ入場待ちの列もどんどん長くなっていったようです。
10時が近づき、入場が始まりました。
展示が行われたのは、毎年の大宮車両所一般公開のメイン会場にもなる検修庫でした。
会場に入っても、規制ロープの向こうには紅白の横断幕がかかっているだけで、535号機の姿は見えません。
そんな中いよいよイベント開始の午前10時になり、535号機自らの汽笛による開始宣言(?)とともに横断幕が外されて535号機が姿を現し、撮影会が始まりました。
この日、535号機の両エンドに約30分周期で入れ代わり立ち代わり掲出されたヘッドマークは、ブルートレインのものが「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」「あさかぜ」「出雲」「瀬戸」「あかつき」「彗星」「日本海」の10種、それに535号機の45周年記念マーク、2004年に535号機が最後の全般検査を受けて出場した時に掲出されたヘッドマーク、そして前年10月の一般公開に向けて大宮車両所が製作した東日本大震災からの復興を祈念するヘッドマーク2種の計14種類で、なぜか当日535号機に付けられることはなかったものの、2008年の535号機のラストラン時に掲出された「惜別」のヘッドマークも間近で見て撮影することができました。
とにかく、それぞれのヘッドマークを付けた姿をイベントの開催時間中、夢中で撮影し続けました。会場内はやはり多くの人でにぎわっていましたが、特に撮影しずらくて困るようなこともなく、比較的落ち着いてゆっくり撮影することができました。
535号機には客車も連結されておらず、走行もしていないのに、やはりブルトレのヘッドマークを付けた姿には明らかに他の機関車とは違う独特のオーラのようなものが感じられ、改めてEF65P形の魅力を再認識したイベントでした。
会場の一角では、この日限定の535号機のグッズも販売されていました。販売されていたグッズの中にはこの日535号機に掲出されたブルトレのヘッドマーク全種類と「惜別」のヘッドマークをデザインした合計11枚のコインセットもあり、1万円という値段ながらつい買ってしまいました。
また、検修庫の外には、同じく廃車までほぼ原形に近い特急色の姿を保ち、こちらも人気のあったEF651041号機が展示されていて、私の見た時には「つばさ」や「津軽」のヘッドマークを付けた姿を見ることができました。
美しく磨かれた535号機と、数々のヘッドマークの組み合わせを、昼食も忘れて見学・撮影しまくったイベントも14時半に終了し、535号機の汽笛に送られて会場を後にしました。

その後535号機は、EF6577号機としての生まれ故郷でもある東芝府中工場に運ばれて保存されました。工場の一般公開の際に姿を見ることはできるようで、とりあえず解体を免れ、管理のしやすい場所に置かれているのは嬉しいことですが、できることなら優良・事前予約制でよいので、常時見学ができるようになってくれるとありがたいと思いますが。
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あおたけ

大宮車両所で催されたEF65 535の展示会、
私も撮影に行きました(^^)
鉄道車両の撮影会というと
屋外で行われることが多いですが、
クラの中(検修庫内)で行われたのが印象的でしたよね☆
by あおたけ (2020-03-01 11:45) 

gonana

あおたけさん、こんにちは。
確かに車両基地・工場でのイベントでメイン会場が屋内というのは地下鉄を除けば珍しいかもしれないですね。
おそらくこのイベントがJR貨物が主催だったので(東日本もいろいろな点で協力はしたと思いますが)、自社の管轄エリアだけで完結するイベントにしようとすると検修庫内で行わざるを得なかったんでしょうね。
例年の鉄道ふれあいフェアでの大宮車両所のイベントも検修庫内で行われていますからね。
by gonana (2020-03-01 15:02) 

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