SSブログ

【過去の乗り鉄】115系で甲信地方ぐるり旅 その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
7年前の115系電車乗り継ぎによる甲信地方ぐるり旅の振り返り、まだまだ続きます。

小諸駅から乗車したしなの鉄道115系の長野行653Mは、14:56に坂城駅に到着。
このまま乗っていても篠ノ井線乗換駅の篠ノ井駅まで行くことは可能なのに、敢えてこの駅で途中下車した理由は・・・

それは、この年3月のダイヤ改正で現役を引退したしなの鉄道の169系のうち3両一編成が、湘南色の姿に戻されてこの坂城駅の構内に保存展示されたという情報を知り、実際に見に行こうという気持ちからでした。
この169系(しなの鉄道での編成番号はS51編成 長野方からクハ169-27+モハ168-1+クモハ169-1)は、引退後長野県坂城町に引き取られ、駅構内の町有地に線路を設置して展示されたものです。

坂城駅に着いてみると、169系はかつて貨物列車などが使用していたと思われる側線のすぐ脇に止まっており、ホームから見るとあたかも側線に止まっているかのように見え、ホームからでも容易に撮影できるので、さっそくまずはホームから撮影を開始しました。
坂城駅では国鉄・JR時代の名残で、短編成のローカル列車主体となった第三セクター化以後も超編成対応の長いホームが現役で使われていたので、3両編成を両方の先頭車の側からそれぞれ撮影するほか、1両ずつ個別に写真を撮ることもできました。
パンタグラフこそ上がっていませんが、3両はきちんと編成を組んで展示されており、とても現役を引退した車両とは思えないほどに美しい湘南色の姿でそこに佇んでいました。
前回の記事でもご紹介した軽井沢駅のクモハ169-6にはかわいそうですが、やはりこうして編成単位で保存されていると展示されていても見栄えのよさが格段に違って見えました。

一通りホームからの撮影を終えた後も、次の長野行まで時間があるので、改札を出て引き続き駅前というか駅横の駐車スペースから169系を撮影しました。
駐車スペースと169系の保存場所の境界の柵は、車体に被らない程度の高さのもので、撮影や観察には邪魔にならないものでした。
軽井沢駅のクモハ169と同様、ここでも2両の先頭車は種別幕に「急行」を表示していました。やはり湘南色の国鉄急行型電車に一番似合うのは、何といっても急行列車であるということを再認識したひとときでもありました。
私は、しなの鉄道の169系は、長野駅での撮影の経験はあったものの、乗車するチャンスがないまま引退となってしまいましたが、こうして美しい湘南色に戻った姿を見ることができたのは、この日の乗り鉄のもう一つのよき収穫になりました。

あれから約7年の月日が流れました。
この時の撮影の時点では、169系の保存場所には屋根等が設置されていませんでした。当時は美しい姿を見せていた169系も、完全な屋外展示ということで、現在どのような状況にあるのか大変気になります。
願わくば、今も定期的に手入れを受けた美しい姿を見せてくれていて欲しいと思いますし、そうであればさらに、できれば再び稼働状態に復元されてしなの鉄道線内やその先のえちごトキめき鉄道線(直流電化区間)で保存運転してくれたら、国鉄型車両ファンは大喜びするに違いないし、両社にとってもよき収入源になりそうな気がしますが。

次回は最終回。坂城から高尾へ、乗り継ぎ行程の後半戦です。
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。