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【2009年夏の鉄道旅 Part4】高岡・富山へ その8 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part4の続きです。

前日の宿泊地高岡から富山駅に移動し、高山線富山ー越中八尾間で最後の定期運用につく国鉄急行型気動車キハ58系にこれから乗車します。
8:35に富山駅に到着したキハ58系の折り返し列車は、20分後に富山駅を発車する越中八尾行852Dなので、駅での撮影タイムはたっぷり。
そこでこの折り返し時間の間にホームから2両のキハ58・28をあれこれ撮影し、発車を待ちました。
8:55、852Dは富山駅を定刻発車。
この日運用に入っていた2両のキハ58系(キハ58 1114+キハ28 2346)は、2両とも車内の扉付近がロングシート化された近郊型改造車で、キハ120同様のワンマン運転を行うため洗面所の撤去跡に整理券発行機が設置されるなど、全盛期の姿とは異なる点はあるものの、越中八尾・猪谷寄りのキハ58 1114のがらがらな車内のボックスシートに座れば、気分は気動車急行の旅そのものの旅情が味わえました。

852Dは途中2度の非常停止信号発報のため、7分ほど遅れて終点の越中八尾に到着。
もっとも、その先猪谷方面への接続や越中八尾での折返し時間には余裕があるので大勢には影響なしですが。
ここ越中八尾は、「おわら風の盆」の街。
私がやって来た日はちょうど「おわら」本番が近づいていたからか、ホームの屋根からは雰囲気を盛り上げる提灯も下がっていました。
私はこの後、ここまで乗車してきたキハ58系の折り返しとなる857Dで富山へ戻るため、折り返し時間を利用して撮影や駅構内の散策を楽しみました。
そしてホームには、平日にもかかわらず(というか、平日だからこそ)私と同じようにキハ58系の撮影・乗車を楽しむ人も数人目撃しました。

ホームでのキハ58・28の撮影がひととおり終わっても、857Dの発車までにはまだ余裕があるので、駅前をちょっと散策。
越中八尾の駅舎やその待合室は、レトロな雰囲気が漂う洋風のもので、「おわら」での多くの観光客の来訪に備え、一路線の中間駅にしては立派な駅舎になっています。
一方で、駅舎そばの公衆トイレや自転車置き場は蔵造りの建物になっているのが面白いところです。
この日は「おわら」まであと数日と迫っていたものの、駅周辺に限って言えばいたって静かな日でした。

少し駅前を散策して駅に戻り、再びキハ58系の857Dに乗車し、富山・直江津寄りのキハ28 2346のボックスシートで気動車急行気分を味わいながら富山駅1番線に戻ってきました。
キハ58系の朝の時間帯の運用はこの857Dで終わりとなり、乗客を降ろすと夕方の運用に備えて駅に近い富山運転所へ引き上げていきますが、それまでの間に中仙を挟んだ隣のホームに移動し、最後の撮影をしました。
2両の姿を撮影していると、10:33頃に2番線をEF81牽引の貨物1076列車が通過。
牽引してきたのは、JR東日本からJR貨物に移籍していた142号機。
同機は、移籍前は赤色の塗装だったものがJR貨物への移籍に当たってローズピンク塗装に戻された機関車で、正面窓上にひさしの付いたEF81 0番台のローズピンク塗装機は初の撮影になりました。
朝に高岡駅で遭遇した129号機に続き、全く機関車運用に関する情報を持たない中での立て続けの国鉄色機との出会いという、大変うれしい展開となり、またまたテンションUPとなりました。
もちろんこのEF81 142とキハ58との一瞬の並びも撮影でき、非常に貴重な記録になりました。

こうして短時間ながらキハ58の旅を楽しんだ時には、もうこれがキハ58系の最後の乗車(乗車経験自体は決して多いとは言えませんが)になると思うとやはり寂しさがこみ上げてきましたが、まさか数年後、その時に乗車したキハ28 2346に、房総半島のど真ん中で、しかも国鉄色に戻された姿で再開できるとは、そして保存運転的な位置づけとはいえ本線を走る同車に再び乗れるようになろうとは、この旅の時点では全く想像だにしていませんでした。

次回、富山を走る2つの路面電車を富山駅の北と南で撮影します。

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