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サンライズエクスプレス初乗車の思い出 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
1998年7月10日から運転を開始し、先日運転開始から25周年を迎えた、現在唯一の定期夜行旅客列車「サンライズ瀬戸・出雲」。
私もこの列車には何度か乗車したことがありますが、今回はその中でも運転開始直後に四国への鉄道旅の際に初めて乗車した時の思い出です。

1998年8月某日(具体的な日付は忘れてしまいましたが)、四国への初の乗り鉄旅に向かうべく、21時少し前の東京駅に到着。
まずは当時、「サンライズ出雲」と同じ東京ー出雲市間運転ながら、福知山・鳥取経由で運転されていた21:10発車のブルートレイン「出雲」の発車を見送り、「サンライズ」入線を待ちました。
21:50頃、いよいよ品川から「サンライズ」編成が入線。号車は忘れてしまいましたがさっそく乗り込みます。
この時利用したのは、「サンライズ」に設定されている個室・ノビノビ座席の中でも最も室数の多い1人用B寝台個室「シングル」の2階の個室でした。
個室に入ってみると、鉄道雑誌やパンフレットの写真で見るよりも広く感じ、2階室ということもあり窮屈さもほとんどなく、快適に過ごせそうに感じました。
「サンライズ瀬戸・出雲」は(当時の)定刻22:00に東京駅を発車。
個室の窓から眺める夜のホームや街のネオンも、2階建てグリーン車の2階席から眺めるのとはまた違った気分になれて楽しいものです。
23:20頃の熱海駅発車の前後あたりで就寝。新しい車両だからか、それとも他の多くのB寝台とは異なりベッドがレール方向に配置されているからか、加減速時などのショックもほとんど感じられず快適に眠ることができました。

目が覚めて窓のカーテンをあげてみると、外は明るくなりかけていました。
時刻は確か4:40頃だったと思います。
列車の位置としては大阪駅での運転停車を終えて発車したところのようで、個室の窓から見える景色も見覚えのあるものでしたが、気になるのはなぜか速度があまり出ずトロトロと進んでいること。
そしてそのうち「サンライズ」は、本来なら通過するはずの神戸駅で停車してしまいました。
その後しばらくして、同駅のホームに停まっていた京都行と西明石行のそれぞれの始発電車(どちらも201系の普通電車)がいずれも定刻通りに発車した後も、「サンライズ」は依然停車したままでした。
それから少し経って車内放送があり、前日夕方に発生した山陽本線網干駅構内での貨物列車の機関車の脱線事故の影響で姫路以西の区間が運転見合わせとなり、このため「サンライズ」も神戸駅で停車しているということが分かりました。
結局「サンライズ」が神戸駅を発車したのは6:30過ぎ頃だったと思います。
その後は先行列車につかえたのか数回の短い抑止があり、約2時間遅れて岡山駅に到着。
同駅では私の乗る「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の分割作業が行われ、単独編成になった「サンライズ瀬戸」は私も始めて通る瀬戸大橋を渡ってそのまま約2時間遅れで終点高松駅に到着しました。
この時の網干駅の事故では、東京・関西発着の九州方面のブルートレインの中には運休や途中駅での運転打ち切りの憂き目にあった列車もあったようですが、「サンライズ」は「瀬戸」「出雲」のいずれも遅れながらも何とか終点まで運転されたのは幸いでした。
もちろん事故による遅延なので全く好ましいことではありませんが、考えようによっては真新しい「シングル」の個室に通常より2時間長く滞在できた?ともいえ、これはこれでちょっと得した部分もあったかもしれません。

「サンライズエクスプレス」も登場から25年。
最近は以前も記事にしましたが285系の後継者をどうするかということも話題になってきています。
ちょうどJR西日本とともに285系を2編成所有しているJR東海が、「しなの」用の383系の後継車となる新型特急電車385系の新製を発表したタイミングでもあり、もしかすると次は新型「サンライズエクスプレス」登場ということになるかもしれません。
それがいつになるのか、夜行列車ファンとしても楽しみにしたいところです。
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