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20年前の「あれ」の日の話 [いろんな思い出]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:○年前の今日はどんな日?

阪神タイガース、ついに「あれ」しましたね!
18年ぶり、そして史上最速の「あれ」だそうで…
このブログでも何度か「野球にはほとんど関心がない」と書いている私ですが、実はタイガースに関してはそんな中でもつい試合結果が気になってしまう時があります。
現在では埼玉西武ライオンズとともに2球団しかない「電鉄系球団」であるというのもありますが、ちょうど20年前(2003年)の(日付的には)今日9月15日の、前々回の「あれ」の瞬間にたまたま関西にいてその興奮をリアルに体感したことも大きいです。
そこで、以前も記事にしましたが、改めてその日の思い出を振り返ります。

先日のブルートレイン「出雲」乗車の思い出記でも書きましたが、2003年9月中旬に私は少し遅い会社の夏休みを利用して岡山・広島方面へ鉄道旅に出かけていました。
20年前の今日、2003年9月15日は、朝宿泊地の広島を出て山陽新幹線700系「ひかりレールスター」編成の「ひかり」に乗車して新大阪へ向かいました。といってもこのまままっすぐ帰路についたわけではなく、この日大阪で一泊してから帰宅することにしていました。
その理由は、鉄道旅のついでに、滋賀県長浜市にある「長浜鉄道スクエア」を見に行く予定にしており、広島からの帰り道の途中で寄り道するとなるとスケジュール的にあまりゆとりがなくなるため、広島よりも長浜鉄道スクエアへのアクセスが便利な大阪で一泊することにしたのでした。

昼前に「ひかり」で新大阪駅に着いた後は、夕方以降に予約していた大阪駅近くのビジネスホテルに入るまで時間をつぶすべく、未使用の「Jスルーカード」(当時JR西日本近畿エリアで利用できたプリペイドカード)や「スルッとKANSAI」(やはり近畿エリアの私鉄・地下鉄・バス等の多くの会社・交通局の路線で利用できるプリペイドカードシステムの総称)のカードを利用して乗り鉄を楽しむことにしました。
乗り鉄をしながら持参のポケットラジオで地元のラジオを聴いていると、14時少し前から(当日は祝日なので)、その日甲子園球場で行われていた阪神VS広島戦の中継が始まりました。
18年ぶりの優勝がもう目前に迫っていた阪神でしたが、そんな時に限って数試合足踏み状態が続き、いつ優勝するかに世間の話題が集まっていましたが、いよいよこの日優勝するかどうかを左右するデーゲームが始まったというわけです。
普段の私は基本的に野球にほとんど関心がないので、テレビやラジオの野球中継を見たり聴いたりすることもほぼありませんが、さすがにこの時はついつい阪神の動向が気になって中継を聴いてしまいました。
なにしろ、久しぶりの阪神優勝まであと一歩のタイミングにたまたまそのお膝元の関西にいるという偶然にテンションが上がっていたもので…
確か17時半近くだったと思いますが、ちょうど関西空港駅の南海の構内にいたタイミングで阪神VS広島戦は見事阪神の逆転勝ちに終わり、あとは確か16時か17時に試合開始のヤクルトVS横浜戦で、横浜が勝てば阪神が優勝するということになりました。
19時過ぎにこの日の宿泊先のホテルにチェックインしてしばらくたった頃、ヤクルトVS横浜戦で横浜が勝ったことで、阪神がセ・リーグ優勝を決めました。
優勝決定は19時半頃だったと思いますが、ラジオを聴いているとその1時間ぐらい前からすっかり優勝間違いなしというようなムードの放送になり、聴いているこちらもだんだん興奮状態になってきました。
優勝が決まると、もうあとはすっかりお祭り気分という感じで、完全に「にわか」な私でも気分はすっかり阪神ファンになった気分で、テンションが最高潮に達していました。

阪神優勝が決まった後のテレビやラジオは、NHKも民放も少なくとも関西ローカルの番組はほぼ阪神優勝一色の放送になり、深夜はNHK教育を除くほぼ全チャンネルで優勝特番を長時間放送していました。
さすがに夜通しこれらの番組に夜通し付き合ってばかりもいられないので途中で寝ましたが、テレビやラジオでも阪神優勝の余韻は翌日の朝まで続いたようです。
翌朝になって、主要スポーツ紙5紙(デイリー、スポニチ、日刊スポーツ、サンスポ、報知)のセット販売があるというので記念に購入しようとしましたが、大阪駅の売店をいくつか見て回ってもどこの店でもスポーツ紙・一般市とも新聞のラックが軒並み空っぽになっているという状態でした。
その他にも、デパートやショッピングセンターなどには阪神優勝を祝う垂れ幕や横断幕があちこちで見られるなど、優勝から一夜明けてもまだまだ興奮冷めやらずといった雰囲気でした。

球団も人口も多い関東では、テレビ・ラジオが地元球団優勝の話題一色になったり、スポーツ紙が売切れたりといった状況はなかなかないので、いかに阪神優勝が大事件かを実感することができました。やはりあの1985年の日本一以来18年ぶりの快挙だけに、その喜びはもう言葉で言い尽くせないほどだったのでしょう。
完全に「にわか」な私でさえ阪神優勝の日に立ち会え、その興奮を肌で感じてテンションが最高潮に達したくらいですから、長年の阪神ファンの方々にしてみればどれだけの喜びだったのか、容易に想像できました。そして、普段はあまり野球には関心のない私ですが、この日ばかりは野球好きな人の気持ちに、少しは近づけた…ような気がしました。

阪神はその年は結局日本一を逃し、2005年にもリーグ優勝どまりに終わった後、18年ぶりに「あれ」の日を迎えました。
今今は、関西では20年前に私が味わったような興奮の一夜が繰り広げられているのでしょうか?
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