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意外に体を張ったチャレンジ? [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:自分にはできないけど、すごいと思ったこと

大学時代、他大学のイベントサークルの部長をしている人から、イベントの手伝いをしてほしいと私の所属していたボランティアサークルに依頼がありました。
イベントの内容は学内の広場での子供向けのミニSLの運転会で、集まった子供たちの整理や案内などを担当するスタッフとしてお呼びがかかりました。
私は当時、所属サークルの副部長をしていたので、イベントの一週間前に事前打ち合わせのため、部長とともに会場でもある都内の某大学へ出かけました。
打ち合わせはイベントサークルの部室で行われ、イベントサークルのメンバーや私たちと同様イベントのスタッフとしてヘルプに入るという探検部のメンバー、そして私と部長が参加しました。
打ち合わせに入る前に、探検部のメンバーが、私たちにサークルの紹介ということで探検部の部誌を見せてくれました。
海外の秘境や国内の離島など、なかなか他では読むことのできない旅行記などが何本も掲載されている中、鉄道好きとしてついついじっくり読みこんでしまったのが、探検部メンバー2人が山手線の同じ車両に早朝から深夜までひたすら乗り続けたという体験記。
早朝4:30頃に池袋駅を出発し、外回りで約19週半して深夜1時近くに大崎駅に終着となる、当時の山手線の最多周回運用の電車に一日乗り続けるというチャレンジの模様が綴られていました。
乗客もまばらな始発電車の風景に始まり、朝夕のラッシュ、駅ごとに入れ替わる乗客の様子など、山手線の一日を定点観測しているような興味深い文章でした。
部誌に掲載されている他の探検・旅行記と比べるとただ電車に乗っているだけなのだから楽層と思いきや、読んでみると結構体を張ったチャレンジ(?)だったようで、食事は人目を気にしながらコンビニのおにぎりをこっそり食べたとか、とにかくずっと同じ座席に座り続けているので尻が痛くなったとか、運転間隔調整などで少し長めに停車する駅を狙ってトイレに駆け込んだりなど、なかなかの苦行だったようです。
それでも、無事予定通り19週半、20時間あまりの旅を終えた時には疲労感とともに何か大きな達成感を味わえたという感想も添えられていました。残念ながらそのチャレンジをしたご本人には打ち合わせの当日お会いできませんでしたが、個人的には直接お会いしてもっといろいfろな裏話を聞いてみたかったです。
さて、体験記を読みながら乗り鉄好きの自分はこれと同じチャレンジが果たしてできるのか考えましたが…さすがにちょっと厳しいかも…
基本的に長距離運転の列車でもとりあえず座席や寝台にありつけてさえいれば特に乗っていて苦痛を感じることはないけれど、これもあくまで車窓から見える風景が変化に富んでいたり、車内で気軽に駅弁などを味わうことが出来たり、長い停車時間にホームや駅前に出ることができたりと、何かしら気分転換や楽しみがあってこそのもので、1時間ごとに同じ風景を眺めながらひたすらぐるぐる同じ線路の上を回り続ける列車に乗るのはなかなか大変なことでしょう。
でも…、もしかするとほぼ丸一日、山手線の中でいろいろなことを考えたり、読書にふけったりする時間を過ごすというのも、ある意味贅沢な時間の使い方になるってこともあるんですかね。

タグ:山手線
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