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【2009年夏の鉄道旅 Part1】佐久間レールパークへ その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年の鉄道旅の振り返り、Part1の続きです。

佐久間レールパークの展示車両たち、今回は客車4両です。

●オロネ10 27
10系軽量客車の1等寝台車(後のA寝台車)として登場した車両。
その後、鉄道工事の現場での作業員の移動宿泊車(工事車)オヤ10 1に改造され、国鉄時代末期に廃車されました。
そして、レールパーク開園に当たって車内は工事者時代のまま、外観の塗装や各種標記類だけをオロネ10としての製造直後の仕様に復元した車両です。
10系客車といえば、私には青色一色塗装のイメージが強いですが、外観復元後はやはり製造当時の塗装であるぶどう色に青帯の塗装になっていました。
この車両も現在リニア・鉄道館に収蔵されています。
●マイネ40 7
戦後間もない時期に製造された1等寝台車。
その後寝台車の等級変更によりマロネ40形に形式を変更、さらにオロネ10改造のオヤ10形同様の工事車オヤ41形となって国鉄時代末期に廃車された後、やはり前項のオロネ10同様、外観の塗装と標記のみ、マイネ40としての製造当初の仕様に復元したものです。
復元された標記類の中には、国鉄発足前の「鉄道省」を表すアルファベット略称の「JGR」の文字もあり、これも貴重な存在です。
この車両もリニア・鉄道館入りを果たしています。
ちなみに、2両あったオヤ41形のうちもう1両も、外観が製造当時の仕様に復元され、そちらは信越本線横川駅近くの「碓氷峠鉄道文化むら」で保存されています。
●オハ35 206
戦前から戦後にかけて製造された一般型客車であるオハ35系の車両で、同系列の車輛は今でも大井川鉄道で保存運転されているほか、各地で保存展示されている車両も多い形式です。
同車は標記類が戦前の仕様のものに復元されていました。
この車両もリニア・鉄道館に収蔵されています。
●スハフ34834(スハフ33 115)
前項のオハ35と同じオハ35系の、車掌室付き車。
私がこの鉄道旅で訪れる直前までは、()内の戦後の変更後の車号が車体に標記されていましたが、なぜか訪問時には回版前の車号の標記に変更されていました。
同車は、昭和15年に3等客車(現在の普通車に相当)の外板塗装から赤い投球帯が消える前に製造されたため、保存の際にもこのぶどう色に赤帯の塗装の姿で展示されていました。
前項のオハ35と同じオハ35系列でも、この車両はレールパーク閉園とともに姿を消してしまいました。

レールパークの展示車両たちの紹介、もう少し続きます。
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