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2013年GW 富士急乗り鉄記 その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も2013年GWの富士急行線乗り鉄の振り返りの続きです。

富士山駅で、6000形による大月行と「ホリデー快速」の代替で運転の河口湖行快速を見送り、ホームのベンチで一休みして次の大月方面行電車で1駅先の下吉田駅へ移動します。
ここから乗車するのは、先ほど高尾から乗車したJR115系の、河口湖からの折り返しとなる中央線直通高尾行。
この列車は本来この富士山駅で、当時宇都宮線小山始発で運転されていた183・189系の「ホリデー快速河口湖3号」と列車交換するダイヤになっていて、私鉄線内で国鉄型(それも国鉄色同士)の並びが見られるはずでしたが、やはり中央線ダイヤ乱れの影響でホリデー快速が遅れたため、富士山駅での交換はなしで高尾行は発車。
そして、富士山駅から約3分で次の目的地下吉田駅に到着。
ここ下吉田駅では、列車を降りて駅舎へ向かうには下り線や構内の側線をまたぐ構内踏切を渡ることになりますが、その付近からはスカ色の115系とこれから訪問する「ブルートレインテラス」に保存されているスハネフ14 20との並びが撮影できました。
それにしても、富士山の麓のこの場所でスカ色とブルトレ色の並びが日常的に見られるようになるとは、かつては想像もできませんでした。
高尾行は本来下吉田での交換はなくすぐ発車となりますが、この日は遅れているホリデー快速との交換待ちのため少々停車していました。

さて下吉田までやってきたのは、駅構内に設けられた「ブルートレインテラス」を訪れるため。
現在の状況はわかりませんが、当時は富士急線利用で下吉田にやってきてブルートレインテラスに入場する場合は、下車時に改札で入場したい旨を告げると、ここまでの乗車券と引き換えに「入場証」をもらうことで実質無料で入場できました。
入場証は硬券で、退出時もそのまま手元に残せました。
駅舎と構内踏切・側線に挟まれた狭い通路を通ると、その先には、「富士」の絵入りテールマークを掲げたお目当てのスハネフ14 20の姿が間近に見えてきました。
「ブルートレインテラス」の中は、撮影や観察に邪魔な物はほとんどなく、スハネフ14も屋根なしにもかかわらず非常に美しい状態を保っていて好印象でした。
スハネフ14の車掌室側から向かって右側面には、専用のホームが設けられていて、ホームに停車している時の目線でブルトレ客車に接することができます。
ホーム上には「富士」とスハネフ14についてのなかなか詳細な解説板も設置され、特に鉄道ファンでない人にも親しみを感じてもらえそうな配慮がされていました。
またこのスハネフ14 20は、ここでの保存にあたっての整備で、車掌室側と反対の妻面の所属標記が新製配置当時の品川客車区のものに復元されるなどの手が加えられたほか、側面の行先字幕も「富士 西鹿児島」という、ブルトレ「富士」の最盛期の行先を表示しているなど、ブルートレインファンには嬉しいこだわりが感じられる展示状態でした。

このスハネフ14 20は時間を限定して車内を公開していて、訪問した時間はまさに午前の公開時間中だったので(河口湖駅からの移動の際に富士山駅で少々時間調整をしたのもこのため)、もちろん車内へ入ります。
同車の車内は廃車時と大きく変わっていないようで、寝台のモケットも原形の紺色ではなく、後年に張り替えられたオレンジ系のままになっていました。
車内公開中は下段寝台と通路側の折りたたみ椅子には座ることもでき、ブルトレの旅の気分に浸ることができました。
何はともあれ、富士山のふもとでブルトレ「富士」の思い出にたっぷりと浸ることができ、大満足の「ブルートレインテラス」でした。
(なお、上記の展示状態などは2013年GW時点のもので、現在の状況は私としては把握できていないことをご了承願います)

次回、ご当地うどんでお昼とします。
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