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スーツ姿で旅気分 [いろんな思い出]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:仕事終わりまずなにしたい?

ほとんどの社員がオフィスに通勤することのない会社に在宅勤務している者にとって「会社へ行く」とか「会社帰り」という言葉がもはや懐かしさすら感じるようになってきました。
私が都内の会社に通勤していた頃は、会社が終わるとまっすぐ飲み屋へ・・・などといったことはまずなく、ほとんどの場合は退社するとまっすぐ帰宅していました。
たまに鉄道関連の雑誌・書籍が充実している神田神保町の書店「書泉グランデ」に立ち寄ることはあるものの、その他に会社帰りにいつも何かをする、というタイプではありませんでした。
そんな私でも、時々楽しんでいたのが上野駅や東京駅での夜行列車の見送り。
2005年2月末の「さくら」「あさかぜ」廃止が発表された頃からだったと思いますが、時折ビジネスバッグにデジカメを忍ばせて会社帰りに東京駅や上野駅で夜行列車の撮影と発車の見送りをするようになりました。
2008年に急行「銀河」が廃止された後は、定時に会社を出た後でも発車に間に合う東京発の夜行列車が「サンライズ瀬戸・出雲」だけになったため、会社帰りの鉄分補給スポットは主に上野駅になりました。
18時過ぎに会社を定時退社して上野駅へ移動し、19:03発の「北斗星」からスタート、「北斗星」の撮影と見送りをした後上野駅構内の店で夕食をとり、その後「あけぼの」、さらにその後の「北陸」「能登」まで同じようにして見送ることが結構ありました。
会社帰りなのでスーツにビジネスバッグという姿ではあるものの、やっぱり「能登」を除きこれらの列車は上野駅では最も旅情にあふれる13番線の発車ということもあり、列車名や「札幌」「青森」「金沢」の行先表示には旅気分をいやがうえにもそそられるものがあり、会社に行くだけの一日になりがちな平日のよい気分転換になっていた気がします。
そして時には上野駅で「あけぼの」を撮影した後、「あけぼの」より早く上野を発車する489系の「ホームライナー古河」で大宮へ先回りし、ここでも「あけぼの」の撮影をしたことも、今となってはよい思い出になっています。
今となっては、定期夜行列車自体が「サンライズ」だけになり、アフター5(私にとってはアフター6でしたが)に夜行・ブルトレ三昧という時間を過ごせた日々も遠い思い出になりつつあります。
そう考えると、あの頃の私は鉄道好き敵に結構贅沢な仕事帰りの時間を過ごせていたのだなという気持ちになります。
またいつか、仕事帰りに遠くの街へ向かう列車に旅気分を感じる時間の持てる日々が来たらいいなと思う今日この頃です。




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