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鉄道イベントの思い出07 品川駅ジョイフルトレイン展示会編 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
「鉄道イベントの思い出」シリーズの第7回は、1988年の春休みに、品川駅にJR東日本のジョイフルトレインが日替わりで展示されたイベント(細かい機関と正式なイベントの名称は忘れてしまいましたが)の思い出を書きたいと思います。

1988年の3月から4月にかけては、前年誕生したJRの一周年を記念したイベントが各地で行われていましたが、その中の一つとして、品川駅の臨時ホーム(7・8番ホームだったか9・10番ホームのどちらでの開催だったかは覚えていません)でのJR東日本のジョイフルトレインの展示イベントが行われました。
このイベントは、JR東日本に所属するジョイフルトレイン(欧風客車やお座敷列車などの団体用車両)を期間中毎日1~2編成ずつ日替わりで品川駅臨時ホームに展示し、撮影や車内の見学ができました。さらに一部の編成は、品川から茅ヶ崎か平塚あたりまで往復する試乗列車にも使用されました。
各日の展示車両のラインナップは忘れてしまいましたが、おそらく当時首都圏に配置されているジョイフルトレインは客車・電車ともほぼすべて展示されていたような気がします。その他、長野地区や東北地区の一部のジョイフルトレインが展示されていた日もあったと記憶しています。
客車の場合は機関車も付いた状態で展示され、塗装を合わせた専用機関車がある編成の中にはその機関車もセットで展示されたものがあったように思います。

私は、できればこのイベントには毎日出かけたいところでしたが、さすがにそうはいかず、1日だけ見に行くことにしました。
その日展示されていたのは、1983年に誕生し、現在もJR西日本で活躍する「サロンかーなにわ」とともにジョイフルトレインのブームの火つけ役となった14系欧風客車「サロンエクスプレス東京」と、仙台支社の12系ジョイフルトレイン「オリエントサルーン」の2編成でした。
昼頃に会場の品川駅臨時ホームへ行くと、ホームに停車していたのはこのうちの「オリエントサルーン」だけでした。
「オリエントサルーン」も関東ではそう頻繁にみられるというわけでもないので、到着後早速隣のホームから写真を撮影し、車内を見学しました。車内は以前鉄道雑誌などで見た写真と変わりはありませんでしたが、個人ではなかなかジョイフルトレインに乗る機会もなかったので、こうして車内に入ることができる機会は貴重です。そのせいか、車内はかなりの混雑で、ゆっくり見学や撮影を楽しむ雰囲気とはいかなかったのは残念でした。
「オリエントサルーン」には塗装を合わせたED75形(当時は707・711号機のの2両)があり、せっかくだからどちらか1両だけでも見たいところでしたが、さすがに交流電機を直流電化区間の首都圏まで改装するのは面倒なのか登場せず、代わりにEF58 89号機を横浜方に連結した状態でホームに停車していました。もちろん89号機も撮影しています。
そうこうしているうちに、試乗列車に使用されていた「サロンエクスプレス東京」が、お召機EF58 61号機に引かれて品川駅に到着し、乗客を降ろしたところで車内公開が始まりました。こちらも車内は大混雑でしたが、編成両端の展望室から眺める風景はやはりワイドで、次回はぜひ走る車内から後方の展望を楽しみたいと思ったものでした。

この日はとにかくイベント会場の人出がものすごく、当時まさに全盛期を迎えていたジョイフルトレイン、そして当日展示の両編成をそれぞれ牽引した2両のEF58形の人気を改めて再認識したイベントでした。

もうあれから30年余り、この当時全国で活躍していた多数のジョイフルトレインも、先ほど触れた「サロンカーなにわ」を除いてほぼ姿を消し、それらに代わるように登場した電車・気動車のジョイフルトレインもまた引退した編成が多く出ている状況です。
思えば、JR発足前後数年間ずつの間は、いろいろな意味での鉄道の楽しさを存分に楽しめた時期ではなかったかと思います。

それにしても、「サロンエクスプレス東京」も、「オリエントサルーン」も、もちろん他のジョイフルトレインも、ぜひ一度乗ってみたかったものです。
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