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出かけようという意欲にも差が [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:駅近の狭い家と徒歩20分の広い家、住むならどっち?

「狭い」というのがどの程度の広さの家を指すのかや、家族と住むのか一人暮らしなのかにもよるけれど、基本的に私は駅近派です。
それも、駅から徒歩5分県内が理想です。
今住んでいる家は、最寄駅からだと近いとも遠いとも言いがたい微妙な距離にあります。
私がまだ目が見えていたころは、自宅から駅までは徒歩15~20分といったところでした。その当時も暑い日や寒い日、雨の日などは駅から家まで遠いことが恨めしく思うことも多かったですが、視覚障害者になってからは、この距離が、自宅から出かけるときに結構なハードルになることに気づかされました。
自宅から最寄駅までの経路上には、道路上に点字ブロックが敷設されている部分はほぼなく、しかも途中で交通量が多い県道を、音響信号機の設置されていない交差点で渡らなければならない箇所もあります。
国立障害者リハビリテーションセンターでの自立訓練では、歩行訓練の一環で自宅から最寄り駅まで白杖を使用して歩く練習もしました。何パターンかコースを変えて歩きやすいルートを検討したものの、どのルートも「これなら大丈夫」と自信を持って歩けるまでには至らず、しかも白杖を使用して歩くとなるとどのルートも自宅から最寄駅まで40分ほどかかり、日常的に駅と自宅の間を白杖使用で歩くのはかなりの負担になると感じました。
就職後は在宅勤務となったのは幸いでしたが、それでも我が家に車がないこともあり、どこかへ出かけるにしても自宅から駅までのアクセスには苦労しています。
そしてそれが、休みの日などにどこかへ出かけようという意欲にも大きく影響するということも感じています。
そういう点からも、やはり駅から家までの距離は短いのが一番ですね。もちろん、点字ブロックや音響信号など、歩行時のサポートは充実していて欲しいですが。

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