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久々の遊園地 その3 [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。
視覚障がい者サークルのイベントで約40年ぶりに訪れた西武園遊園地のレポート、今回で最終回です。

夕日の丘商店街の散策をしばらく楽しんだ後は、「遊園地」らしいアトラクションの設置されたエリアで遊ぶことにしました。
何しろ前回訪れたのがもう40年も前の話なので、その時どんな乗り物に乗ったか記憶がほとんどありませんが、いずれにせよ遊園地の乗り物に乗るのは他の遊園地も含め約30年ぶりなので、私としてはわくわく7割、ドキドキ3割といった気持でした。
まず乗ったのが「バイキング」。これはとしまえんで2~3回乗ったことがありましたが、西武園遊園地にもあったとは知りませんでした。
約30年ぶりに乗ってみると、やはりあの前後方向の大きな揺れはかなりインパクトがあり、特に私のように目の見えない者にとっては次の揺れの大きさの予測がつかないので相当スリリングでした。
その他にも回転空中ブランコやめりーゴーランドなどの乗り物があります。
鉄道好きとしては、運転士のように自分で電車を操作し、駅に停車しながらゴールを目指す「チャレンジとレイン」というアトラクションに心惹かれるものがありましたが、さすがに見えない者にはチャレンジは難しいかな…
また「レオランド」という手塚治虫の作品をモチーフにしたアトラクションエリアもあり、そこにも鉄腕アトムをモチーフにしたジェットコースターや、「ジャングル大帝レオ」をモチーフにした遊覧列車やコーヒーカップなどのアトラクションがあります。
そして、この日最後に体験したアトラクションが、昭和レトロな商店街とともに2年前のリニューアルの時に大きな話題になった「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」。
「夕日の丘商店街」エリアに隣接した高台にある夕陽館という建物の中にあり、映画館(?)の中にいる時に街中でのキングギドラとゴジラの戦いに巻き込まれ、救助にやってきた救助隊員とともに特殊装甲車で脱出する…というストーリーです。
ライドは座席が横一列に配置されているようで、目の前には大きなパノラマスクリーンがあります。
スクリーンにはキングギドラやゴジラが街を破壊しまくる大迫力の映像が映し出され、それに合わせた座席の大きな上下左右への揺れと音響効果であたかも実際にその場にいるかのような緊迫感やドキドキが味わえます。
見えない私にとっては映像は頭の中でイメージするしかありませんが、隣に乗ったガイドヘルパーさんは映像を見ながら乗っていると本当に怖かったと話していました。

こうして、かなり久しぶりの西武園遊園地での一日は終始楽しい時間となりました。
50代になって子供連れでもないのに遊園地を楽しむというのも少々気恥ずかしくはあったけれど、やはりたまにはこうして日々のストレスを忘れて思いっきり遊ぶというのも必要だなと痛感しました。
惜しむらくは、個人的には一番楽しみにしていた「夕日の丘商店街」の散策やライブパフォーマンス、グルメなどをもう少し時間をかけて楽しみたかったというのはありますが、これはまた次回のお楽しみということにしておきたいと思います。
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