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2010年 GW関西鉄道旅の思い出 その8 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2010年GWの関西への鉄道旅の振り返り、その8です。

鶴ヶ丘駅での阪和線撮影を1時間弱ほどで切り上げ、103系の普通電車と381系特急「スーパーくろしお6号」を天王寺で乗り継いで新大阪へ戻りました。
そしてその新大阪駅から、奈良行の臨時特急「まほろば」に乗車します。
「まほろば」は昨年(2019年)の秋にも運転されて話題を呼んだ列車でしたが、実はその9年前にも、奈良県を対象にした「奈良デスティネーションキャンペーン」に合わせて、キャンペーン期間の2010年4月1日~6月30日にも運転実績があり、私が乗車したのも2010年運転の列車でした。
2019年の「まほろば」が経由した「おおさか東線」は、当時まだ新大阪ー放出間が未開業だったため、2010年の「まほろば」は新大阪ー天王寺間は「はるか」などと同じ大阪環状線経由のルート、天王寺ー奈良間は大和路線(関西線)経由というルートで運転され、車両も日根野電車区(当時)の381系国鉄色編成が使用されていました。

10:32の発車5分ほど前に、「まほろば」が新大阪駅11番線(現 1番線)に入線してきました。
当時、日根野電車区の381系国鉄色編成が使用される定期列車は、平日の「はんわライナー」(阪和線)と「やまとじライナー」(大和路線)という朝と夜に運転されるライナー列車しかありませんでした。
そのため、貴重な国鉄色の381系を日中に撮影できるとあって、11番ホームでは多くの撮影者が詰めかけていました。もちろん私もその中に入って、乗車前にあわただしくあれこれ撮影を楽しみました。
やって来た381系は、臨時特急ながら先頭車には専用の絵入りヘッドマークも掲出され、各車の側面方向幕にも愛称名と行先がきちんと入ったものが表示されていました。
「まほろば」は10:32、新大阪を定刻発車。
天王寺までは「はるか」や紀勢線特急と同じルートをたどり、そこからは大和路線を走るという、ルート自体はこれまでに何度も乗車したものでしたが、期間限定とはいえ、(この旅の時点で)40数年ぶりに特急運転線区に返り咲いた大和路線(関西本線)を走る特急列車に乗れるというのは、やはり興奮するものです。
大和路線内に足を踏み入れてもそれほどスピードが上がるわけではありませんでしたが、103系や221系で乗り慣れている路線でも、特急用車両で通過すると何だか車窓の風景も違って見えました。
大和路線内唯一の途中停車駅である王寺に近づいた頃、車内では乗務員による記念乗車証の配布が行われました。
図柄は、かつて盛んに発売されていた記念乗車券を思い出すようなもので、こんなところも国鉄色車両を使用した昭和の香りのする列車にはピッタリでした。

この日の「まほろば」には、奈良のゆるキャラ「せんとくん」も「乗務」していて、やはり王寺駅を出たあたりから、最後部の6号車から順に車内を巡回していました。
私が乗車した1号車(自由席)にも、終着の奈良駅到着まであと10分を切った頃、せんとくんがやってきました。
小学生以下の子供たちには記念撮影のサービスをしたり、握手をしたりとサービス満点でした。

11:27、「まほろば」は高架化工事が完成した奈良駅に定刻到着。
1号車で子供たちと交流したせんとくんは、そのまま1号車のデッキに残り、私も降車時にせんとくんのお見送りを受けて列車を後にするという、ちょっと変わった経験ができました。
いやあ、GW中の運転だからなのかもしれませんが、全区間たった55分間の列車にしてはサービス満点の列車でした。
乗客を降ろした381系は、やがて回送で奈良電車区(当時)へ引き上げていきました。
そして、乗客を見送ってからやはり「まほろば」を下車したせんとくんは、しばらくして改札内コンコースの特設ステージでのイベントに出演してました。

次回に続きます。
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