路面電車づくしの空間で食べた思い出の味 [いろんな思い出]
こんにちは、gonanaです。
本日のお題:食べてみたいご当地グルメ
正確に言えば「食べてみたい」ではなく「また食べたい」ご当地グルメということになりますが…
長崎名物のトルコライスですね。
長崎の名物グルメといえば、ちゃんぽんに皿うどん、豚の角煮に卓袱(しっぽく)料理、カステラなどいろいろありますが、今の気分で一番食べたい長崎のグルメはトルコライスです。
もともと、ピラフやドライカレーの上にナポリタンスパゲッティーを盛りつけ、さらにその上にとんかつを乗せ、さらにその上からドミグラスソースをかけるという、私の大好きな料理ばかりがワンプレートに盛り付けられているという点が大好きでしたが、最近ある旅番組に長崎市内のとある喫茶店のトルコライスが登場したことと、これも最近、会社の私の所属する部署に長崎在住の人が異動で入ってきた(私の勤める会社はほとんどの社員が在宅勤務のため)のをきっかけに、またまたトルコライスが食べたくてたまらなくなっています。
以前にも記事にしたことですが、私が初めてトルコライスを食べたのは、今から30年近く前に初めての九州への鉄道旅に出かけた時のこと。
その鉄道旅の途中で長崎に立ち寄った際、長崎電軌の路面電車の乗り歩きの途中、長崎の名所の一つである眼鏡橋の近くにあった「きっちんせいじ」という喫茶店で食べたのが初めてのトルコライス体験でした。
このお店は、中学生ぐらいの頃にその存在を知って以来、長崎に行ったらぜひ訪れてみたいと思っていたお店でした。
その理由は、お店の内外が鉄道ムードにあふれていたからでした。
お店の正面には路面電車の前頭部が道路に面して鎮座していました。
そして、これも路面電車のそれを思わせるドアを開けて店内に入ると、そこは鉄道ファンにとって見どころだらけといってもいい空間でした。
店内には路面電車の運転台機器や駅名表、鉄道写真などが飾られ、路面電車の走る街をイメージした鉄道模型のジオラマも展示されていました。さらに天井からは電車の吊革が下がり、これまた路面電車で実際に使用されていた座席に座って料理をいただくという、まさに鉄道づくし、路面電車づくしといった感じのお店でした。
そんな店内でいただくトルコライスは、お店のご主人と奥さんの愛情もこもった非常においしいもので、私はすっかりトルコライスが好きになりました。
この「きっちんせいじ」は、1966年に同じ長崎市内の別の場所で開店後、1979年に眼鏡橋近くに移転しました。
1982年7月に長崎市内を襲った大水害でお店は大きな被害を受けますが、再建にあたって「どうせなら他と違う店に」ということで、同じ長崎大水害で浸水被害を受けて廃車されることになった長崎電軌800形(旧 東京都電3000形)の部品を買い取って先ほど書いたように改装し、2年後に再オープンしたそうです。
やがて、トルコライスが長崎のご当地グルメとして知られるようになるとともに、「きっちんせいじ」自体も観光名所の一つになっていき、ガイドブックにも掲載される有名店になったということです。
一度訪れてとても気に入り、かつてのブログ仲間の方のおすすめもあってその後も長崎に行くたびにトルコライスをいただいた「きっちんせいじ」ですが、お店を切り盛りしていたご夫婦が高齢になったこともあり残念ながら2017年末に惜しまれながら閉店してしまいました。
その後親族の方がお店を引き継ぐ方向だという報道を目にしたこともありますが、今はどうなっているのでしょうか。
もし再び「きっちんせいじ」のトルコライスの味を楽しめるのであれば、ぜひ数年ぶりに食べに行きたいと思っています。
それが叶わなくても、長崎のどこかで久しぶりにトルコライスを食べたいです。
本日のお題:食べてみたいご当地グルメ
正確に言えば「食べてみたい」ではなく「また食べたい」ご当地グルメということになりますが…
長崎名物のトルコライスですね。
長崎の名物グルメといえば、ちゃんぽんに皿うどん、豚の角煮に卓袱(しっぽく)料理、カステラなどいろいろありますが、今の気分で一番食べたい長崎のグルメはトルコライスです。
もともと、ピラフやドライカレーの上にナポリタンスパゲッティーを盛りつけ、さらにその上にとんかつを乗せ、さらにその上からドミグラスソースをかけるという、私の大好きな料理ばかりがワンプレートに盛り付けられているという点が大好きでしたが、最近ある旅番組に長崎市内のとある喫茶店のトルコライスが登場したことと、これも最近、会社の私の所属する部署に長崎在住の人が異動で入ってきた(私の勤める会社はほとんどの社員が在宅勤務のため)のをきっかけに、またまたトルコライスが食べたくてたまらなくなっています。
以前にも記事にしたことですが、私が初めてトルコライスを食べたのは、今から30年近く前に初めての九州への鉄道旅に出かけた時のこと。
その鉄道旅の途中で長崎に立ち寄った際、長崎電軌の路面電車の乗り歩きの途中、長崎の名所の一つである眼鏡橋の近くにあった「きっちんせいじ」という喫茶店で食べたのが初めてのトルコライス体験でした。
このお店は、中学生ぐらいの頃にその存在を知って以来、長崎に行ったらぜひ訪れてみたいと思っていたお店でした。
その理由は、お店の内外が鉄道ムードにあふれていたからでした。
お店の正面には路面電車の前頭部が道路に面して鎮座していました。
そして、これも路面電車のそれを思わせるドアを開けて店内に入ると、そこは鉄道ファンにとって見どころだらけといってもいい空間でした。
店内には路面電車の運転台機器や駅名表、鉄道写真などが飾られ、路面電車の走る街をイメージした鉄道模型のジオラマも展示されていました。さらに天井からは電車の吊革が下がり、これまた路面電車で実際に使用されていた座席に座って料理をいただくという、まさに鉄道づくし、路面電車づくしといった感じのお店でした。
そんな店内でいただくトルコライスは、お店のご主人と奥さんの愛情もこもった非常においしいもので、私はすっかりトルコライスが好きになりました。
この「きっちんせいじ」は、1966年に同じ長崎市内の別の場所で開店後、1979年に眼鏡橋近くに移転しました。
1982年7月に長崎市内を襲った大水害でお店は大きな被害を受けますが、再建にあたって「どうせなら他と違う店に」ということで、同じ長崎大水害で浸水被害を受けて廃車されることになった長崎電軌800形(旧 東京都電3000形)の部品を買い取って先ほど書いたように改装し、2年後に再オープンしたそうです。
やがて、トルコライスが長崎のご当地グルメとして知られるようになるとともに、「きっちんせいじ」自体も観光名所の一つになっていき、ガイドブックにも掲載される有名店になったということです。
一度訪れてとても気に入り、かつてのブログ仲間の方のおすすめもあってその後も長崎に行くたびにトルコライスをいただいた「きっちんせいじ」ですが、お店を切り盛りしていたご夫婦が高齢になったこともあり残念ながら2017年末に惜しまれながら閉店してしまいました。
その後親族の方がお店を引き継ぐ方向だという報道を目にしたこともありますが、今はどうなっているのでしょうか。
もし再び「きっちんせいじ」のトルコライスの味を楽しめるのであれば、ぜひ数年ぶりに食べに行きたいと思っています。
それが叶わなくても、長崎のどこかで久しぶりにトルコライスを食べたいです。