【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅27 豊橋→名古屋 [その他鉄道ネタいろいろ]
こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。
最長片道切符の妄想旅14日目は、前夜に「ホームライナー」と普通列車を乗り継いでやって来た豊橋駅からスタート。
この日はまず、豊橋駅が始発の飯田線で終点の辰野駅へ向かい、さらに中央本線(旧線)で岡谷駅まで向かいます。
豊橋駅から乗車するのは、10:42発の岡谷行き普通電車。
一日の乗り継ぎのスタートとしてかなりゆっくり目なのは、この列車が飯田線全線と中央本線岡谷までの、この日の行程の前半部分を一本で結んでしまうという便利さからです。
飯田線は全長200㎞近くに及ぶ長大なローカル線で、途中区間のみ運転の列車も多い中、全線を乗り換えなしで結ぶ列車は少なく、乗車する岡谷行はまさにその数少ない直通列車の一本です。
豊橋駅を発車した岡谷行は、まずは名鉄名古屋本線との線路共用区間を走り、下地駅付近で名鉄と別れて本格的に飯田線を北上していきます。
豊川駅あたりまでは市街地の中を走るといった印象のある飯田線ですが、その先は田園地帯や豊かな自然風景の中を進んでいくことになります。
そんな路線にもかかわらず駅の数は多く、平均3分毎ぐらいの頻度で駅に停車していきます。これも、4社の私鉄を一本にまとめて国有化した歴史のある飯田線ならではの現象といえるでしょう。
またそれらの中にはいわゆる「秘境駅」もいくつかあり、いつかゆっくり時間を取ってそれらの秘境駅をめぐる乗り鉄旅というのもしてみたいものです。
天竜川や南アルプスの山々などのさまざまな自然風景も眺めながら走ること6時間半あまり、17:20に辰野駅に到着。これで飯田線は全線乗車となりますが、列車はわずか1分の停車で中央本線(辰野経由の旧線)に入り、同時にこの最長片道切符の妄想旅では最後となるJR東日本区間へと入ります。
そして終着の岡谷駅には17:33に到着。豊橋駅から7時間弱の飯田線の旅が終わります。ちなみにこの6時間51分という乗車時間は、この妄想旅の中では最長のものになります。
岡谷からは、同じ中央本線でも塩嶺トンネル経由のルートに乗り換えて塩尻駅まで向かいます。こちらのルートは1983年に開通した新線で、特急「あずさ」や甲府方面からの普通列車はこのルートで岡谷から塩尻へ向かいます。
乗車するのは17:56発の長野行普通列車。車両は211系ですが、個人的にはやはり中央東線といえば今でも115系のイメージが強く残っているのも事実です。
そんな、個人的に中央東線にはまだちょっと違和感のある211系で最後のJR東日本区間を走ることわずか10分で塩尻駅に到着します。
ここからは再びJR東海区間に戻り、引き続き中央本線でこの日の宿泊地名古屋を目指します。
意地の悪いことに岡谷駅から乗車した長野行が到着するわずか3分前に名古屋行特急「しなの22号」がすでに発車してしまっていて、かといって普通列車を乗り継いで向かったのでは名古屋駅到着が遅くなってしまいます。
そこで、塩尻駅名物(?)の「日本一狭い駅そば店」と呼ばれる立ち食いそば店で夕食をとったりして1時間あまりの待ち時間を過ごし、19:19発の特急「しなの24号」で名古屋へ向かいます。
「しなの」に使用される383系特急型電車も早いものでデビューから30年近い月日が経過し、同じJR東海の特急車であるキハ85系の置き換えが始まったことを考えると、こちらにもそろそろ後継車両の話が浮上するということもありそうです。
中央西線の車窓といえば、「寝覚の床」といった景勝地や、山あり谷ありの風景が楽しめるはずですが、さすがにこの時間となってはそれらもほとんど見えず、ひたすら383系の乗り心地を味わいながら暗い山道をたどっていきます。
それから一転して大都会らしいネオンが車窓に目立つようになると、21:21に終着の名古屋駅に到着。
豊橋駅を午前中に出て、新幹線なら最短20分足らず、東海道本線の特別快速・新快速、あるいは名鉄の快速特急・特急でも1時間足らずで移動できる距離をわざわざ10時間40分もかけて大回り移動するという、最長片道切符の旅ならではの行程となったこの日の妄想乗り鉄も終了となります。
次回に続きます。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。
最長片道切符の妄想旅14日目は、前夜に「ホームライナー」と普通列車を乗り継いでやって来た豊橋駅からスタート。
この日はまず、豊橋駅が始発の飯田線で終点の辰野駅へ向かい、さらに中央本線(旧線)で岡谷駅まで向かいます。
豊橋駅から乗車するのは、10:42発の岡谷行き普通電車。
一日の乗り継ぎのスタートとしてかなりゆっくり目なのは、この列車が飯田線全線と中央本線岡谷までの、この日の行程の前半部分を一本で結んでしまうという便利さからです。
飯田線は全長200㎞近くに及ぶ長大なローカル線で、途中区間のみ運転の列車も多い中、全線を乗り換えなしで結ぶ列車は少なく、乗車する岡谷行はまさにその数少ない直通列車の一本です。
豊橋駅を発車した岡谷行は、まずは名鉄名古屋本線との線路共用区間を走り、下地駅付近で名鉄と別れて本格的に飯田線を北上していきます。
豊川駅あたりまでは市街地の中を走るといった印象のある飯田線ですが、その先は田園地帯や豊かな自然風景の中を進んでいくことになります。
そんな路線にもかかわらず駅の数は多く、平均3分毎ぐらいの頻度で駅に停車していきます。これも、4社の私鉄を一本にまとめて国有化した歴史のある飯田線ならではの現象といえるでしょう。
またそれらの中にはいわゆる「秘境駅」もいくつかあり、いつかゆっくり時間を取ってそれらの秘境駅をめぐる乗り鉄旅というのもしてみたいものです。
天竜川や南アルプスの山々などのさまざまな自然風景も眺めながら走ること6時間半あまり、17:20に辰野駅に到着。これで飯田線は全線乗車となりますが、列車はわずか1分の停車で中央本線(辰野経由の旧線)に入り、同時にこの最長片道切符の妄想旅では最後となるJR東日本区間へと入ります。
そして終着の岡谷駅には17:33に到着。豊橋駅から7時間弱の飯田線の旅が終わります。ちなみにこの6時間51分という乗車時間は、この妄想旅の中では最長のものになります。
岡谷からは、同じ中央本線でも塩嶺トンネル経由のルートに乗り換えて塩尻駅まで向かいます。こちらのルートは1983年に開通した新線で、特急「あずさ」や甲府方面からの普通列車はこのルートで岡谷から塩尻へ向かいます。
乗車するのは17:56発の長野行普通列車。車両は211系ですが、個人的にはやはり中央東線といえば今でも115系のイメージが強く残っているのも事実です。
そんな、個人的に中央東線にはまだちょっと違和感のある211系で最後のJR東日本区間を走ることわずか10分で塩尻駅に到着します。
ここからは再びJR東海区間に戻り、引き続き中央本線でこの日の宿泊地名古屋を目指します。
意地の悪いことに岡谷駅から乗車した長野行が到着するわずか3分前に名古屋行特急「しなの22号」がすでに発車してしまっていて、かといって普通列車を乗り継いで向かったのでは名古屋駅到着が遅くなってしまいます。
そこで、塩尻駅名物(?)の「日本一狭い駅そば店」と呼ばれる立ち食いそば店で夕食をとったりして1時間あまりの待ち時間を過ごし、19:19発の特急「しなの24号」で名古屋へ向かいます。
「しなの」に使用される383系特急型電車も早いものでデビューから30年近い月日が経過し、同じJR東海の特急車であるキハ85系の置き換えが始まったことを考えると、こちらにもそろそろ後継車両の話が浮上するということもありそうです。
中央西線の車窓といえば、「寝覚の床」といった景勝地や、山あり谷ありの風景が楽しめるはずですが、さすがにこの時間となってはそれらもほとんど見えず、ひたすら383系の乗り心地を味わいながら暗い山道をたどっていきます。
それから一転して大都会らしいネオンが車窓に目立つようになると、21:21に終着の名古屋駅に到着。
豊橋駅を午前中に出て、新幹線なら最短20分足らず、東海道本線の特別快速・新快速、あるいは名鉄の快速特急・特急でも1時間足らずで移動できる距離をわざわざ10時間40分もかけて大回り移動するという、最長片道切符の旅ならではの行程となったこの日の妄想乗り鉄も終了となります。
次回に続きます。