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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅38 備中神代→益田 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

広島駅から芸備線の列車3本を乗り継ぎ、岡山県内の備中神代駅までやってきました。
この駅は芸備線と伯備線との接続駅となっており、最長片道切符の旅のルートもここから伯備線を北上し米子方面へと抜けることになっています。
備後落合駅から乗車してきた芸備線列車で到着してから45分の待ち時間で乗車するのは、16:37発の米子行き普通列車。備中神代駅には伯備線の特急「やくも」は停車しないので、普通列車で米子を目指します。
伯備線のこの区間の普通列車は今でも国鉄型の115系が使用されています。黄色一色の「末期色」とも呼ばれる車体の塗装には今も違和感がありますが、今や貴重な国鉄型近郊形電車の活躍の場であることには変わりありません。
米子の1駅手前の伯耆大山駅で山陰本線に合流し、暗くなりつつある車窓の風景が市街地のそれになってくると列車は18:14、終着の米子駅に到着。広島駅を出てから7時間少々で山陽側から山陰側へと北上してきたことになります。
米子駅からは山陰本線を西へと進みます。米子駅での接続はよく、わずか10分の待ち時間で出雲市行の特急「やくも19号」に乗り継ぐことができます。
「やくも」は今や全国でも唯一の国鉄型特急形電車381系による特急列車です。しかし2024年にはついに「やくも」にも新形式273系の投入が予定されており、国鉄型特急形電車の定期運転の歴史にも間もなく幕が下りようとしています。
「やくも19号」は18:24に米子駅を発車。時間帯から、おそらく帰宅客の利用も多いかもしれません。
現在「やくも」の381系には、同列車の運転開始50周年を記念して登場した国鉄色リバイバル編成が列車を指定して運用されていますが、「やくも19号」は残念ながらその指定列車ではなく通常のカラーの編成が使用されます。
もう18時をとっくに過ぎて車窓は駅付近を除けば真っ暗で、松江駅を過ぎて見えてくるはずの宍道湖もほとんど見えないと思われます。ただ、途中では東京行の寝台特急「サンライズ出雲」とのすれ違いもあり、東京と山陰の距離の長さを実感することになるでしょう。
「やくも19号」は終着出雲市駅に19:18に到着。
ここからはさらに、19:45発の特急「スーパーまつかぜ9号」で西へ向かいます。
「まつかぜ」といえば、個人的には国鉄時代に新大阪ー博多間を福知山・山陰本線経由で結んだキハ80系の特急をどうしてもイメージしてしまいますが、この「スーパーまつかぜ」はJR西日本オリジナルのキハ187系気動車による運転で、グリーン車や食堂車も組み込まれた長編成のキハ80系時代と比べ編成もかなり短く、だいぶイメージの異なる列車になっています。
山陰本線の出雲市駅より西側は、車窓に日本海の見える区間も多い絶景区間だそうですが、もうこの時間ではそれも闇の中というのは残念です。
そして「スーパーまつかぜ9号」は21:24に終着の益田駅に到着。この日の行程はここで終了となります。

翌日は益田駅から山口線で再び山陽側へと戻りますが、それはまた次回です。
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