【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅37 三原→備中神代 [その他鉄道ネタいろいろ]
こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。
最長片道切符の妄想旅は早いものでもう20日目。この日の行程は、前夜倉敷駅から乗車した山陽本線電車で到着した三原駅からスタートし、まずは広島方面へと向かいます。
三原駅から広島駅へのルートとしては、山陽新幹線と山陽本線、さらに三原駅ー海田市駅間で山陽本線よりも海側のルートをたどる呉線と3つのルートがありますが、最長片道切符のルートではこのうち最も距離の長い呉線を経由することになっているため、この妄想旅でも呉線を経由して広島駅へ向かいます。(ただし、三原ー海田市間を通しで乗車する場合は、運賃の計算に使用する営業キロは山陽本線を経由しても呉線を経由しても、距離の短い山陽本線経由で計算)
三原駅から乗車するのは、7:27発の広島行。
列車自体は1駅岡山寄りの糸崎駅始発ですが、三原駅で14分間も停車して山陽本線列車との接続も取るようです。さらに、呉線は途中の広駅などで運転系統が分割されている列車が多い中、この列車は広島駅まで乗り換えなしで進むことのできる貴重な列車でもあります。
車両は「レッドウイング」こと227系0番台。同じ227系でも数日前に紀勢本線南部や和歌山・桜井線で乗車した1000番台がオールロングシート車なのに対しこちらは転換クロスシート車です。
広島付近の山陽本線・呉線・可部線といえば、10年程前までは、JR化以後長らく新車投入がなく115系などの国鉄型電車王国となっており、一部では「酷鉄廣島」とか「カープが優勝するのとJRに新車が入るのとどちらが早いか」などともいわれていたようですが、227系の投入が始まるとあっという間に国鉄型電車は一掃されてしまいました。
三原駅を発車した227系は、呉線を広島方面へと走っていきます。線内では瀬戸内海がばっちり車窓から望める区間も多く、こんな区間を乗車するのにはクロスシート車はぴったりです。
やがて広島市の郊外区間に入り、海田市駅で山陽本線に合流した後の10:02に広島駅に到着します。広島駅では現在駅ビルの工事が盛んなようで、完成の暁には私が2008年に広島を訪れた時とは別の駅のような変貌ぶりを見せているかもしれません。
広島駅で1時間ほど小休止の後、今度は芸備線に乗り換えます。
芸備線は広島駅と岡山県内の備中神代駅とを結ぶローカル線で、昨今はローカル線の存廃問題に絡んでよくマスコミにも取り上げられている路線です。
広島駅から乗車するのは、11:05発の三次(みよし)行普通列車。最長片道切符のルートではこの芸備線を備中神代駅までの全線にわたり乗車することになりますが、同線の運転系統は三次と備後落合の両駅を境に3分割されているので、まずは三次まで向かうことになります。
芸備線の広島駅側の区間で使用されている車両は国鉄型のキハ40系またはJR世代のキハ120形。キハ40系に当たった場合は広島周辺では貴重になった国鉄型車両の旅を堪能できることになります。
広島駅を発車してしばらくはいかにも大都市の郊外区間といった雰囲気の区間を走りますが、やがて車窓も自然豊かになってきます。
三次駅には12:52に到着。ここからは10分の乗り換え時間で接続する備後落合行に乗り継ぎます。
三次駅から乗車したキハ120形(?)はさらに山間部へと入っていき、終着の備後落合駅には14:21に到着します。
備後落合駅は、同駅と山陰本線宍道駅とを結ぶ木次線との接続駅ですが、芸備線も含めて各方面への列車本数はいずれもかなり少なく、特にこれから乗車する芸備線備後落合ー備中神代間は何と一日わずか3往復という長過疎ダイヤとなっています。さすがにこれだけ本数が少ないと、この区間の鉄道の存在意義が問われてしまうのもやむを得ないところもあるのかもしれません。
ただ、備後落合まで乗ってきた列車からの接続はよく、わずか16分の接続時間で14:37発の新見行に乗り継ぐことができます。この列車の前の新見方面への列車は6時台の一番列車しかなく、これも都市部に生活していると信じられないようなダイヤです。
備後落合駅を発車した列車は相変わらず山間部を走り、やがて15:52に芸備線の終点備中神代駅に到着します。この駅は芸備線と伯備線との接続駅で、ここまで乗車してきた列車も伯備線に乗り入れて新見駅まで直通しますが、最長片道切符のルートは同じ伯備線でも逆の米子方面へと抜けることになっているので、ここで下車します。
この後は伯備線から山陰本線へと入っていきますが、そのあたりはまた次回です。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。
最長片道切符の妄想旅は早いものでもう20日目。この日の行程は、前夜倉敷駅から乗車した山陽本線電車で到着した三原駅からスタートし、まずは広島方面へと向かいます。
三原駅から広島駅へのルートとしては、山陽新幹線と山陽本線、さらに三原駅ー海田市駅間で山陽本線よりも海側のルートをたどる呉線と3つのルートがありますが、最長片道切符のルートではこのうち最も距離の長い呉線を経由することになっているため、この妄想旅でも呉線を経由して広島駅へ向かいます。(ただし、三原ー海田市間を通しで乗車する場合は、運賃の計算に使用する営業キロは山陽本線を経由しても呉線を経由しても、距離の短い山陽本線経由で計算)
三原駅から乗車するのは、7:27発の広島行。
列車自体は1駅岡山寄りの糸崎駅始発ですが、三原駅で14分間も停車して山陽本線列車との接続も取るようです。さらに、呉線は途中の広駅などで運転系統が分割されている列車が多い中、この列車は広島駅まで乗り換えなしで進むことのできる貴重な列車でもあります。
車両は「レッドウイング」こと227系0番台。同じ227系でも数日前に紀勢本線南部や和歌山・桜井線で乗車した1000番台がオールロングシート車なのに対しこちらは転換クロスシート車です。
広島付近の山陽本線・呉線・可部線といえば、10年程前までは、JR化以後長らく新車投入がなく115系などの国鉄型電車王国となっており、一部では「酷鉄廣島」とか「カープが優勝するのとJRに新車が入るのとどちらが早いか」などともいわれていたようですが、227系の投入が始まるとあっという間に国鉄型電車は一掃されてしまいました。
三原駅を発車した227系は、呉線を広島方面へと走っていきます。線内では瀬戸内海がばっちり車窓から望める区間も多く、こんな区間を乗車するのにはクロスシート車はぴったりです。
やがて広島市の郊外区間に入り、海田市駅で山陽本線に合流した後の10:02に広島駅に到着します。広島駅では現在駅ビルの工事が盛んなようで、完成の暁には私が2008年に広島を訪れた時とは別の駅のような変貌ぶりを見せているかもしれません。
広島駅で1時間ほど小休止の後、今度は芸備線に乗り換えます。
芸備線は広島駅と岡山県内の備中神代駅とを結ぶローカル線で、昨今はローカル線の存廃問題に絡んでよくマスコミにも取り上げられている路線です。
広島駅から乗車するのは、11:05発の三次(みよし)行普通列車。最長片道切符のルートではこの芸備線を備中神代駅までの全線にわたり乗車することになりますが、同線の運転系統は三次と備後落合の両駅を境に3分割されているので、まずは三次まで向かうことになります。
芸備線の広島駅側の区間で使用されている車両は国鉄型のキハ40系またはJR世代のキハ120形。キハ40系に当たった場合は広島周辺では貴重になった国鉄型車両の旅を堪能できることになります。
広島駅を発車してしばらくはいかにも大都市の郊外区間といった雰囲気の区間を走りますが、やがて車窓も自然豊かになってきます。
三次駅には12:52に到着。ここからは10分の乗り換え時間で接続する備後落合行に乗り継ぎます。
三次駅から乗車したキハ120形(?)はさらに山間部へと入っていき、終着の備後落合駅には14:21に到着します。
備後落合駅は、同駅と山陰本線宍道駅とを結ぶ木次線との接続駅ですが、芸備線も含めて各方面への列車本数はいずれもかなり少なく、特にこれから乗車する芸備線備後落合ー備中神代間は何と一日わずか3往復という長過疎ダイヤとなっています。さすがにこれだけ本数が少ないと、この区間の鉄道の存在意義が問われてしまうのもやむを得ないところもあるのかもしれません。
ただ、備後落合まで乗ってきた列車からの接続はよく、わずか16分の接続時間で14:37発の新見行に乗り継ぐことができます。この列車の前の新見方面への列車は6時台の一番列車しかなく、これも都市部に生活していると信じられないようなダイヤです。
備後落合駅を発車した列車は相変わらず山間部を走り、やがて15:52に芸備線の終点備中神代駅に到着します。この駅は芸備線と伯備線との接続駅で、ここまで乗車してきた列車も伯備線に乗り入れて新見駅まで直通しますが、最長片道切符のルートは同じ伯備線でも逆の米子方面へと抜けることになっているので、ここで下車します。
この後は伯備線から山陰本線へと入っていきますが、そのあたりはまた次回です。