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職場のアイドル [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。
最長片道切符の妄想旅日記はまだまだ続きますが、今回は一休みして「本日のお題」やります。

本日のお題:初めてのアルバイト

通っていた高校は確かバイト禁止だったので(正確なところは記憶が定かではないけれど、数人内緒でバイトしているという噂は聞いたことあり)、初バイトは大学1年の夏休みでした。
その内容は、埼玉県戸田市にある本の流通会社の流通センターでの倉庫内作業でした。
その倉庫では主に小中学校向けの教科書やドリル、副読本などを扱っていて、出版社や印刷所から送られてきたそれらの書籍類の入出庫に伴う作業や、逆に取次店等から返本されてきた書籍類を出版社に戻す作業などを中心に、倉庫内での作業が少ない日には倉庫に併設された事務所での事務作業などもしていました。
バイトが初めてなら倉庫内での作業の経験も初めてでしたが、新品の教科書やドリルなどはビニール等でしっかり梱包されて山のように運搬用パレットの上に積み上げられていて、これらがたくさんの学校へ送られていくのかと驚いた思い出があります。
一方、返本されてきた教科書やドリルは一冊一冊バラバラに段ボール箱に詰められていました。そのため、休憩時間にはそういった教科書やドリルをチラッと覗いてみたりするのが密かな楽しみでした。
久しぶりに小学生向けのドリルを頭の中でやってみたりすると(もちろん、返本されるドリルなどに直接答えなどを書くなどといったことは全くしていません)、ちょっと小学生に戻った気分がする反面、理科の教科書の内容などは意外と忘れている事があったりして、時間の経過とあの時の授業の内容がきちんと頭の中に入っていなかったことに対する愕然とした気持ちとで複雑な心境でした。

私が働いていた倉庫では、倉庫会社の社員の方と私達学生やフリーターのバイト、事務のパートさんを合わせて50人弱くらいの人が働いていました。
バイトは13~14人ぐらいいて、その中には3~4人の女性もいました。
特に、中国からの留学生でどこかの専門学校に通っているというKさんというかわいらしい女性は職場のよきムードメーカーになっていました。
彼女のちょっと天然なキャラとちょっぴり変な(?)日本語の話し方は、バイトみんなのアイドル的存在になっていました。

私のその倉庫でのバイトは大学の夏休み中の2か月弱の間だけだったので、バイト仲間ともその後会う機会もなく、もちろんKさんのその後もわかりません。
あの時、Kさんは確か私とほぼ同い年くらいだったと記憶しているので、今ではKさんももう50歳前後のおばちゃんになっていることでしょう。
今は中国に帰っているのか日本にいるのか、はたまた別の国にいるのか全く分かりませんが、今でもKさんのかわいらしい笑顔とちょっとたどたどしさの残るおしゃべりの記憶が鮮明に残っているだけに、今のKさんのことにちょっぴりだけ興味があったりします。
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