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【鉄道イベントの思い出12】京急ファミリー鉄道フェスタ2014 その1 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。

「京急ファミリーフェスタ」の振り返り記事、まだ続きます。
今回は、2014年編です。

2014年5月25日、前年に続き「京急ファミリーフェスタ2014」に出かけました。
2010年、2013年と同様に京急久里浜駅から無料シャトルバスで会場の京急ファインテック久里浜事業所へ向かいました。
会場入りして、早速この年も(当時の)現役車両の屋外展示ゾーンへ。
当日展示されていた車両のラインナップは、規制ロープ手前の撮影場所から見て左側から、
電動貨車デト15+16、2000形2011編成、1500形1707編成、1500形1501編成(「赤札号」仕様)、1線空けて新1000形1057編成(KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN)、600形606編成(KEIKYU BLUESKY TRAIN)、2100形2101編成、800系811編成
の、当時の京急の注目車両が勢ぞろいした豪華な顔ぶれでした。
その中でも注目は、ついにこのイベントの場で実現した、黄(1057編成)・青(606編成)・赤(2101編成)という、前面形状のよく似た現在の京急を代表する3形式の3色並び。
営業線上でもこのような並びを見たり撮影したりするのはかなりの強運の結果といってよいと思われるので、このような形できれいに並んでいる所を撮影できてそれだけでも得した気分でした。
この年の春に登場した「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」1057編成は、やはり当時の最注目車両ということで並びの「センター」に配置され、側面ドアが銀色ラッピング(現在は黄色)で西武新2000系そっくりだった側面もよく見える位置に展示されていました。
一方で、この3編成の隣に展示されていた811編成を見ると、注目の的の後輩の脇で何となく寂しげな表情を浮かべる最古参形式の哀愁のようなものが感じられました。
また、前年に引き続き登場時の窓周り白の塗装に復元された2000系2011編成が展示されたほか、ちょうどこの年5月の一か月間、川崎大師の10年に一度の大開町法要に合わせて赤一色の「赤札号」仕様で大師線の運用に活躍していた1501編成も展示されていました。
さらに、「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」の「元ネタ」(?)の黄色い電動貨車デト15+16も展示され、これまでにも増して話題性のある並びを見ることができました。

次回もまだまだ続きます。
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【鉄道イベントの思い出11】京急ファミリー鉄道フェスタ2013 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回までに引き続き、今回も京急ファインテック久里浜事業所でのイベント「京急ファミリーフェスタ」の振り返りです。
今回は、2013年の開催時の振り返りになります。

2013年5月26日、3年ぶりに「京急ファミリー鉄道フェスタ2013」に出かけました。
この日、10時過ぎに京急久里浜駅からの無料シャトルバスで会場の京急ファインテック久里浜事業所(の近く)に到着、そこから少し歩いて会場入りし、さっそく現役車両の屋外展示エリアへ向かいました。
この歳、このエリアで展示されたのは、撮影場所から見て左側から、2000形2011編成、新1000形(アルミ車)1009編成、新1000形(ステンレス車)1081編成、2100形2157編成(当時のKEIKYU BLUESKY TRAIN編成)、1線空けて600形604編成、1500形1505編成、800形807編成、電動貨車デト15+16の、当時の京急のほぼ全形式がそろった8編成でした。
この時の一番の注目車両は、登場時の窓周りが白の塗装の姿に復元された2000形2011編成。
他の編成より少し前寄りに停車位置をずらして展示され、塗装が復元された側面がきちんと見え、かつ3扉化改造されて変化した部分が他車に隠れる、絶妙な位置に並べられていました。
1505編成には、この年の大師線の初詣輸送で掲出された2種類の干支デザインのヘッドマークが、午前・午後それぞれ1種類ずつ掲出されていました。
電動貨車デト15+16を「狙って」見ることができるのも、こうしたイベントならではの光景です。
さらに、工場内の検修庫には、600形656編成(方向幕操作体験に使用)、新1000形1473編成、800形820編成(検査明け?でピカピカ)、新1000形1453編成(運転室公開に使用)が並んで展示されていました。
また、電車以外にもバスや保守用車両の展示も行われていました。
バスは京急バスのバリアフリー対応型中距離路線用車と一般路線用のバス、それに京急系列の川崎鶴見臨港バスの路線バスの合計3台が展示され、車内の公開も行われていました。
保守用車両は、砕石運搬用の貨車の編成や河川作業者、軌陸車などが展示され、車両によっては作業用のゴンドラに乗れる体験ができたり、作業の実演が行われたりしていました。

さて、イベントを堪能したところで、2010年の時に続いてこの年も、会場内に設けられた仮設ホームからの京急久里浜駅行の「お帰り臨時電車」に乗車して帰路につきます。
この年「お帰り臨時電車」に充当されたのは、会場内に展示されていた2100形2157編成とともに「KEIKYU BLUESKY TRAIN」となっている(こちらは現在も継続中)の600形606編成。
乗車した便は14:20頃仮設ホームを発車し、一旦構内の三崎口方まで進んだ後、スイッチバックして京急久里浜駅へ10分ちょっとかけてゆっくり向かいました。
臨時電車の車内からは、現役形式の並び展示を会場内からとは違った角度で眺めることもできました。
そして、京急久里浜駅に到着し、帰路につきました。

「京急ファミリー鉄道フェスタ」の振り返り、次回は2014年編です。
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【鉄道イベントの思い出10】京急ファミリー鉄道フェスタ2010 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
今回も、2010年5月30日に行われた「京急ファミリーフェスタ2010」の振り返りです。

保存車両2両をじっくり見学した後は、いよいよ2010年当時の現役車両の展示ゾーンへ向かいます。
屋外の車両撮影コーナーには、中央の職員用通路を挟んで左右に3編成ずつ6編成が横並びで展示されました。
展示車両は、撮影位置規制ロープの手前側から見て左側から、2100形2109編成(「世界へ、京急で」装飾編成)、600形606編成(KEIKYU BLUESKY TRAIN)、旧1000形1345編成、
旧1000形1243編成、新1000形1121(この日時点での最新増備車)、2000形2431編成
というラインナップでした。

この歳2010年に営業運転を修了し、それを前にしたこの日のイベントの主役ともいうべき旧1000形は、当日の時点で本線で稼働中だった1243・1345の2編成が、職員通路を挟んで並ぶ形で展示され、どちらも片側の側面が撮影しやすいように配慮されていました。
特にこのうち1243編成はイベント後ほどなくして運用を離脱したようなので、貴重な並びともなりました。
多くの撮影者が見守る中、11時からは1345編成への「ありがとう旧1000形」マークの取り付けセレモニーが行われ、また私は参加できませんでしたが、昼過ぎには工場内の別の会場で旧1000形の検修や運転に携わった京急社員の方々によるトークショーも行われるなど、この都市のイベントは旧1000形のお別れイベント的な雰囲気も感じられました。

車両の展示は、屋外の車両展示ゾーンだけでなく、その近くの検修庫の中でも行われていました。
まずは旧1000形の1375編成。
同編成はこのイベントの時点ですでに運用を離脱していましたが、方向幕操作体験用に展示されていたようです。
その隣には2100形2125編成、さらに旧1000形改造の救援車クト2号といった陳謝も見ることができました。
そして、検修庫の一番右端に留置されていた800形814編成には、1979年の800形ローレル賞受賞記念のヘッドマークを付けた姿で展示されるサプライズ付き!
当時、父方の祖父に受賞記念で発売されたネクタイピンを買ってもらった思い出があります。
今も家のどこかに眠っているはず・・・

会場入りしてから3時間が経ち、、存車両も含めた展示車両の撮影などもひととおり終わったところで、久里浜工場を後にすることにしました。
工場からの帰りの交通手段としては、行きにも利用した無料シャトルバスという手もありますが、ちょうど13:00から、会場から京急久里浜駅までの「お帰り臨時電車」が運転されるというので、13:30に会場を発車する便に乗車することにしました。
その臨時電車には、久里浜工場構内の外れにある仮設ホームから乗車しました。
なんでもこのホーム、通常は久里浜工場の職員さんの輸送列車用に使用されているものとか。
この臨時列車の車両は、新1000形アルミ製車両に酷似した外観に変更された600形601編成でした。
工場を発車した臨時電車は、転線や信号停止、本線列車の待避を繰り返しながら10分ほどかけて京急久里浜に到着しました。
この後は2100形の快特で品川へ向かい、帰路につきました。

京急ファミリー鉄道フェスタの思い出の振り返り記事、今後も続きます。
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【鉄道イベントの思い出10】京急ファミリー鉄道フェスタ2010 その1 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
「鉄道イベントの思い出」シリーズ、今回からは、毎年5月下旬に京急線京急久里浜駅付近にある京急ファインテック久里浜事業所(以下、久里浜工場と略します)で開催されている(今年はおそらく中止になったと思われますが)同所の一般公開イベント「京急ファミリー鉄道フェスタ」に出かけた時の思い出の振り返りです。
まずは、2010年に開催された時変です。

2010年5月30日、「京急ファミリーフェスタ2010」が開催されました。
当日、朝から仲木戸(現 京急東神奈川)駅で少し撮影を楽しんでから久里浜の会場へ向かいました。
仲木戸から普通と快特を乗り継いで京急久里浜に着き、ここから会場の久里浜工場までは無料のシャトルバスで移動します。
京急久里浜駅に着いた時には、これから会場へ向かえば、入場待ちをすることなく開始の10時直後からたっぷりイベントを楽しめるタイミングだということもあってか、駅舎の外にはバス待ちの長蛇の列ができていましたが、かなりの台数のバスを投入してピストン運行しているようで、10分ちょっと待っただけでストレスなくバスに乗れ、10分弱で久里浜工場の近くに到着。そこから少し歩いて会場入りしました。

車両工場の公開とくれば、まずは何はともあれ現役車両の展示ゾーンへ向かいたいところですが、その前に、構内に保存されている2両の保存車両を見学します。
いずれも、工場内に保存されているのでこうしたイベントの際にしか姿を見ることはできませんが、京急の戦前期(旧京濱電鉄・湘南電鉄時代)の代表車両たちです。
まずは京濱電鉄51号型51号。
51号型は、大正期に製造された前面5枚窓の電車。
久里浜工場での保存にあたって、ポール集電だった製造時の姿に復元されています。
この日、2両の保存車は車内の公開も行われていて、貴重な機会なので私も車内に入ってきました。
座席はグリーンのモケットに京濱電鉄の社紋が織り込まれたロングシートで、客室とはポールで仕切られただけの運転台となっているのが、元は「軌道線」だった京濱電鐵の車輛らしいところです。

続いては湘南電鉄デ1形1号。
湘南電鉄デ1形は、昭和5年の湘南電鉄開業とともに登場した車両で、今年1月に開館(現在休館中)の「系キューミュージアム」に保存されている京急デハ236号と同じ出自の車輛です。
その後、湘南電鉄と京濱電鉄が黄金町でレールがつながり相互乗り入れを開始すると京濱電鉄でも同型車を新作。
さらにその後の増備や他形式からの編入により、戦後に京急230形として一つの形式にまとめられたあとは65両の大所帯になり、京急では昭和53年、譲渡先の高松琴平電鉄では平成になってかなり後まで活躍しました。
このデ1号は京急80周年を記念して、昭和53年に230形を製造時の姿に復元したものですが、製造時デ1号だったデハ231号が復元時点ですでに廃車解体されていたので、湘南デ18号だったデハ248号を種車にして復元した経緯があります。

このデ1も車内が公開されていました。
湘南電鐵デ1形の車内は京濱51号とは対照的にブルーのモケットのセミクロスシートが並んでいて、クロスシート付き車の両数が多い現在の京急車両のルーツともいえます。
大きな窓やクロスシートなどとともに、デ1形の特徴の一つが、前後両方の運転席が低い仕切りだけで囲まれた片隅式運転台。
運転席と通路を挟んで反対側には、文字通り車輛最前部までロングシートが設置されており、大の大人でも乗り鉄心を刺激させられる空間といえます。
一方で、車内には湘南電鉄沿線の多くの区間が戦前に三浦半島の要塞地帯だったことを示すポスターが再現されていて、この車両の登場した時代を感じさせる資料にもなっています。

2両の保存車の車内ではシートに座ったり吊革を握ったりするのはNGだったので、シートの座り心地を試したり、車両最前部まで伸びた座席から外を眺めたりする体験ができなかったのは残念でしたが、このような機会もなかなか訪れないと思われるので、良い経験ができたと思っています。

次回は現役車両たちの展示ゾーンに向かいます。
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真夜中の住宅街で [いろんな思い出]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:小さい頃の記憶、何歳まである?

正確にいつのことかはわからないけれど、恐らく2歳になるかならないかくらいの頃のことだと思います。
その記憶の中で、私は真夜中にもかかわらず、母の背中に背負われて当時住んでいた東京都大田区内の家の近くを歩いていました。

この頃の私は何かと手のかかる子だったようで、寝かしつけようとしてもなかなか寝ないわ、夜泣きが激しい上になかなか泣き止まないわで母や当時一緒に住んでいた祖父母をかなり困らせていたらしいです。
夜泣きが止まない時は、母は夜中でも私をおんぶして家の周りをしばらく歩いて泣き止ませようとすることも一度や二度ではなかったようで、この古い記憶も恐らくそんな時のことでしょう。

多発する乳幼児(小学生なども含んでよいかもしれませんが)への虐待についてのニュースを見聞きするたび、かつて寝つきがよくなかったりよく泣いたりしてなかなか親の意のままに育っていなかったであろう私にとっては、自分がもしそのような子供たちのような立場だったらと思うと怒りとともに悲しさがこみ上げてきます。
今にして思えば、こんな私にキレて暴力をふるうこともなく、健康で順調に育ってほしいという思いで必死だったであろう、特に母親には本当に感謝しかありません。

そんな一方、以前も書いたことがあるかもしれませんが、その2歳頃には、その後の鉄道好きの原点にもなると思われる記憶があります。
その一つが、母親や祖母の京急雑色近くの商店街での買い物に連れて行ってもらった際に、雑色駅横の踏切で、しばらく通過する京急電車を眺めていたこと。
もう一つは母親と大井町駅から蒲田駅にかけての区間で京浜東北線に乗っていた時、乗っていた103系とブルートレイン(列車名はわかりませんが)が並走していて、そのうちに大森または鎌田に停車するべく減速した103系を、EF65P型に牽引されたブルトレがさっそうと追い抜いて行ったこと。

これらは私の鉄道に関する恐らく一番古い記憶だと思いますし、先ほど書いた夜泣きの記憶より、こちらの方が、幼い頃の記憶としてずっと残っていて欲しい記憶でもあります。

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鉄道好き視覚障害者のズームミーティング [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。
例の騒動が起こって以来、会議から飲み会まで、いろいろな場面で行われるようになった、スカイプやズームなどによるオンラインミーティング。
私もすでに所属する視覚障害者団体のズームミーティングに何度か参加していますが、一昨日、これも私が所属する、鉄道好きの視覚障害者が集まるメーリングリストのズームによるミーティングに参加しました。
このメーリングリストは、前身のサークルから数えると10年ほどの歴史があるそうで、過去にはオフ会を開催したり、メンバー個人でも過去に会ったことがあったり学校の先輩後輩関係だったりという間柄のメンバーもいるそうですが、このようなオンラインミーティングが行われたのはおそらく初めてかもしれません。
私自身はこのメーリングリストに入会してから3年ほどになりますが、オフ会などに参加したことはなく、参加申し込みをして以来とても楽しみにしていました。

このオンラインミーティングには、最大時で20人ほどのメンバーが全国から集まりました。
まずは参加者全員の自己紹介や近況報告から始まり、今年3月にデビューした近鉄の新型特急「火の鳥」の乗車体験談やその他の新型特急車の話題、列車の走行音や車内放送・駅の発車メロディーの話題など、とにかくいろいろな話題で盛り上がり、終わってみればスタートから優に3時間を超える充実したミーティングになりました。
全国からメンバーが集結しているので、関東や関西だけでなく全国各地の鉄道の話題で盛り上がり、中には琴でJR金沢駅の発車メロディーを再現して演奏してくれる人や、アナウンスのアクセントやイントネーションが独特なJR四国の名物車掌さんのものまねや、その車掌さんの実際のアナウンスの音源を聴かせてくれる人など、いろいろと楽しませてくれる人もいて、時の過ぎるのを忘れてしまいそうなほどでした。
私が今回このオンラインミーティングでご一緒した方々は、普段のメーリングリストへの投稿で名前やハンドルネームは知っていても、会ったことや声を聞いたことのない人がほとんどでしたが、やはり同じ鉄道好きの視覚障害者という共通項があるためか、とてもリラックスした気持ちで参加できました。
私自身は当日それほど多く発言できたわけではありませんが、普段はなかなかこうしたほぼ鉄道の話題に特化した集まりや飲み会などに参加する機会がないので、同じ鉄道好きの仲間と鉄道の話で思い切り盛り上がれる今回のようなオンラインミーティングはとてもよい経験になりました。
メーリングリストには、参加した人から「またぜひやってほしい」という声が複数届いているようで、私も投稿しました。
例の騒動が生んだともいえるオンラインミーティングですが、全国の人が時間さえ合えば住んでいる地域に関係なく参加できるということからも、騒動が収束した後も今回のような企画はぜひ開催してほしいですし、私も参加したいと思っています。


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【2014年春の18きっぷ旅④】東海道&中央本線ぐるり旅 その3 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2014年春の青春18きっぷを使った乗り鉄旅の振り返り、今回で最終回です。

豊橋鉄道渥美線の踏破を終えて、再び18きっぷの旅に戻ります。
豊橋駅に戻り、13:51発の313系新快速5333Fで名古屋へ向かいます。
発車直前に乗り込んだものの無事座席を確保できたところで、豊橋駅の駅弁「稲荷寿司」で遅い昼食。
甘めの味付けの稲荷ずしがおいしい名物駅弁です。
名古屋駅には14:41に到着。
東海道本線を西へ下るのはここまでで、名古屋からは中央西線で塩尻へ向かいます。
名古屋から乗車するのは15:24発の中津川行快速5733M。
折返し前列車はロングシートの211系のみの編成で到着したので、乗車したのも211系でしたが、乗車して発車を待っている間に編成の岐阜寄りに転換クロスシートの313系が増結されていたことを終点に到着してから知り、クロスシート車好きとしては何だか損したような気分に・・・
5733Mは16:39に中津川駅に到着。
ここからは313系の松本行1837Mに乗り継ぎ、引き続き塩尻を目指します。
私のような5733Mからの乗り継ぎ客もそれなりにいるのか、意外と利用率は高かったですが、かといって特に混雑することはなく、ボックスシートにゆっくり座って夕暮れの中央西線をたどりました。

1837Mは18:50、塩尻駅に到着。
ここでJR東海エリアから東日本エリアへ戻り、すぐ接続する中央東線甲府行448Mに乗り継ぎます。
448Mは信州色の115系での運転。
池袋を出てから一日ずっとステンレス車両ばかりを乗り継いでここまでやってきたので、鋼製の国鉄型車両に乗ると何となくほっとするものを感じてしまうのは、やはり昭和40年代生まれだからなのでしょうか?

448Mは甲府行ですが、終点までは乗車せず小淵沢駅で下車します。
小淵沢到着直前に側線にスカ色の115系が留置中なのを確認。
この編成が小淵沢から乗車する高尾行570Mになるので、2014年春の18きっぷ旅のラストを115系のリレーで締めることができることが確定しました。
570Mが入線してくるまでの間に、誰もいない小淵沢駅の待合室で名古屋駅の駅弁「みそかつ&えびふりゃー」で夕食。
小淵沢には有名駅弁がいくつもありますが、さすがにこの時間では販売も終了していると思われたので、乗り継ぎ時間に余裕のある名古屋駅で購入しておきました。
570Mは20:18に小淵沢を発車。
途中の甲府駅を出てしばらくの間を除き、車内も車窓もすっかり深夜の雰囲気になり、115系の乗り心地を味わいながら高尾を目指します。
そして高尾からはE233系の東京行各停に乗り継いで国分寺へ向かい、約1か月間にわたり「お値段以上」の大活躍してくれた2014年春の18きっぷは無事お役御免となりました。
そして国分寺からは西武線で帰路についたのでした。

2014年春の18きっぷ旅の振り返りシリーズ、これにて終了です。
会社が休みとなる土・日曜の日帰りまたは「0泊2日」の旅ばかりだったのと、その中でできるだけ乗車距離を稼ぐ意図から、最終日を除きどこかで必ず新潟県内を経由するルートになったのは今から思うと面白いともいえるし、毎回どこかで115系電車に乗車するルートが組めたのも、当時中央東線や新潟地区ではまだまだ115系が広範囲に活躍していたことがうかがえ、その他の国鉄型車両や今はなき列車も含め、たった6年前とは言え時代の流れを感じます。

緊急事態宣言ももうすぐ(もしかして今日?)解除されそうですが、乗り鉄などの本格的な「鉄」活動を何も気にせずに楽しめるようになるのはもう少し時間がかかりそうなので、今後もしばらくは過去の乗り鉄や鉄道イベントの振り返り記事が多い状況が続きそうです。

ああ、早く「南北直結」を果たした富山の路面電車に乗りに行きたい!
ああ、早く全線開通なった常磐線に、仙台直通が復活した「ひたち」で乗りに行きたい!
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【2014年春の18きっぷ旅④】東海道&中央本線ぐるり旅 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
2014年春の18きっぷ旅の振り返り、今回も続きます。

東京駅から東海道線を西へ下り、豊橋駅までやってきました。
ここで18きっぷの旅は小休止します。
改札を出て向かうのは、豊橋駅に隣接する豊橋鉄道渥美線の新豊橋駅ですが、その前に豊橋鉄道でもう一つ忘れてはならない豊橋市内線の「駅前」停留所へ。
路面電車好きとしては、すでに全線踏破済みの路線とはいえ、豊橋まで来たならぜひ乗りたいところですが、この時は時間の都合で、残念ながらちょうど停車中の電車1両を撮影しただけで撤収、新豊橋駅へ向かいました。

新豊橋駅は、駅ビルと一体化し、新幹線や名鉄も発着する豊橋駅と比べるとかなり小規模ですが、いかにも地方都市の私鉄のターミナル駅らしい空気感があり、個人的に好きな雰囲気の駅です。
駅に到着して間もなく、早速窓口で1日フリー乗車券を購入しました。
この後の行程の関係で、実際の乗車は新豊橋ー三河田原間の往復しかできず、それだけではフリー乗車券の価格1,100円の元は取れませんが、それでもこのフリー乗車券を購入したのは、ただの切符ではない見て楽しめる乗車券だということが窓口に貼られていた見本で分かったから。
渥美線の電車は、「カラフルトレイン」と題して渥美半島に咲く花から1種類ずつが全10編成に外装のテーマとしてラッピングされており、フリー乗車券にもその10編成の側面イラストとそれぞれの花の説明が載せられていました。
さらに乗車後は組み立てて卓上にも置いておけるようなデザインになっていたので、よい乗車記念にもなると考え、敢えて元は取れなくてもフリー乗車券を購入することにしました。(現在の絵柄やデザインはどうなっているのかわかりませんが)

そのフリー乗車券で改札を入ると、ローカル私鉄らしからぬ近代的なイメージのホームには、次に発車する12:15発の三河田原行が停車中。
渥美線で活躍する車両は、すべて元東急7200系である1800系。
ダイヤモンドカットとも呼ばれた独特の前面形状はそのままですが、ラッピングのおかげでずいぶんイメージが変わっています。
1800系は全編成3両編成。
中間に組み込まれている(元)先頭車(1803編成では1813号)の運転室側の連結面にはラッピングが施されていないので、この部分には東急時代の面影が残っていました。
停車していた1803編成のラッピングのテーマは「つつじ」で、ピンク色系の外装になっています。
ホームで1803編成をあれこれ撮影しているうちに、2線ある新豊橋のホームの反対側に、乗車する1803編成の次(12:30発)の列車になる1810編成が入線してきました。
1810編成のラッピングのテーマは黄色系の「菊」です。

1803編成による先発の12:15発の三河田原行に乗車。
本日の乗り鉄旅最大の目的である渥美線の踏破に向かいます。
春休み中の土曜日の昼下がりとあってか、乗客もさほど多くなく、車窓風景も車内ものんびりムードに包まれていました。
混雑の中の移動だった先ほどの東海道線沼津―豊橋間とは、乗っていても気分がかなり違いました。
新豊橋から35分で終点の三河田原駅に到着。
これでこの日の最大の目的の渥美線全線踏破は無事達成し、さらに先ほども書いた通り豊橋市内線はすでに全線踏破しているので、豊橋鉄道全体としても全線完乗となりました。
三河田原駅は駅前広場の広い近代的な外観の駅舎にリニューアルされて間もない頃だったようで、ローカル私鉄の終着駅としてはかなり立派な駅になっていました。

ここまで乗車してきた1803編成が折り返す三河田原13:02発の列車で新豊橋へ戻りました。
往路ももちろんそうですが、交換駅のたびに様々なカラーの1800系とすれ違い、これを見ているだけでも楽しくなってきます。
視覚障害者となった今では、すべてのカラーの1800系を撮影したり見たりすることは叶わなくなってしまいましたが、またいつかゆっくり時間をとって再訪したい路線です。
再びもと来た道をたどり、新豊橋駅に戻ってきました。
ホームには「菜の花」ラッピングの1807編成が停車中。こちらもしっかり撮影し、渥美線の乗り鉄はこれで終了となりました。

この後は再び18きっぷ旅に戻り、名古屋へ向かいます。
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【2014年春の18きっぷ旅④】東海道&中央本線ぐるり旅 その1

こんにちは、gonanaです。
2014年春の青春18きっぷを使っての乗り鉄旅の振り返り、あと3~4回ほど続きます。

今回からは、2014年4月5日の、この春の18きっぷの最終日分を使っての日帰り旅の振り返りです。
この日のルートは、東京駅から東海道本線を下り、途中の豊橋駅で途中下車し、同駅に隣接する新豊橋駅から豊橋鉄道渥美線に初乗車。
同線の終点三河田原駅まで往復した後、再び東海道線で名古屋へ。
ここで中央本線(中央西線)に乗り換えて塩尻へ、ここでさらに中央東線に乗り換えて帰路に就くというコースとしました。
18きっぷはここまで4日分の利用で、元を取るどころかそれを相当に上回る活躍をしてくれていて、この日は豊橋鉄道渥美線踏破という目的はあるもののJR線に限って言えば特にこの旅で乗車したい列車や車両があったわけではなく、18きっぷの「消化」の色合いが濃いとも言えますが、以前に豊橋鉄道乗車の部分を除きこれとほぼ逆のコースで乗り鉄した経験があるので、今回はその逆回りバージョンというわけです。

4月5日、この日も例によって自宅最寄り駅を始発で出発し、池袋駅からこの日の18きっぷの旅をスタート。
東京駅からは6:34発の東海道線沼津行325Mで西へ向かいます。
沼津ではすぐ接続する浜松行745Mへ乗り継ぎ。
沼津までの325Mでは、グリーン県を購入すれば、18きっぷでも東京圏各線のグリーン車に乗車できるルールの恩恵にあずかり、グリーン車利用でゆったりとした気分で乗っていられましたが、745Mは一転してロングシートの211系6両編成(うち3両は静岡止まり)で、しかも立ち客多数の混雑ぶりで、私も静岡手前の清水駅までは乗り鉄旅では珍しく1時間近く経ちっぱなしに。
静岡駅ではかなりの乗客が入れ替わったものの、編成が3両に減ったせいもあり、混雑は結局終点浜松まで続きました。
清水から先は座れたからよかったものの、こんな事ならせめて三島―静岡間だけでも新幹線でワープしてもよかったかも・・・などとちょっと後悔しながら211系に揺られていました。
745Mは10:51に浜松駅に到着。
土曜日の昼前ですが、ホームは朝夕のラッシュ時のような賑わいでした。

浜松からは11:03発の豊橋行931Mに乗り継ぎました。
車両は、大垣車両区の311系4両編成。
この列車も結構な混雑ぶりでしたが、何とかクロスシートの進行方向左側の窓側の席を確保。
やはり同じ混雑した車内でも211系のロングシートと311系の転換クロスシートとでは、座っていても気分がずいぶん違います。
931Mは11:37に豊橋駅に到着。
ここまで来たところで、18きっぷの旅は一休みして改札を出ます。

次回、豊橋鉄道渥美線全線踏破編です。
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【2014年春の18きっぷ旅③】米坂・仙山・阿武隈急行線踏破 その5 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
今回も2014年春の青春18きっぷ旅の振り返り、続きます。

米沢駅から乗車した奥羽本線の山形行439Mは13:15に山形駅に到着。
これでこの日2路線目の未乗車線区の踏破達成です。
この日の山形駅は県庁所在地の玄関駅ながら、日曜の昼下がりだからなのか、天候のせいなのか、駅構内は比較的閑散としていました。
例によって、次の乗り継ぎ列車までの待ち時間は撮影タイムに充てます。
この駅でも、左沢線用のキハ101形や、439Mに接続する奥羽本線新庄行1435Mの701系の標準軌仕様車5500番台車といった、この周辺でしか見ることのできない車両を撮影することができました。

山形からは、こちらも初踏破の仙山線で仙台へ向かいます。
乗車するのは、E721系による山形13:56発の仙台行快速3838M。
かつては「仙山」という愛称付き快速も走っていた仙山線ですが、この列車には特に列車名もなく、仙台都市圏に入る愛子(あやし)―仙台間は各停運転となるなど、県庁所在地同士を結ぶ快速といってもややインパクトに欠けるきらいはありますが、それでも快速区間での飛ばしっぷりはなかなかのものがありました。
3838Mは15:13に仙台駅に到着。これにて仙山線も踏破達成です。

仙台はさすが東北一の大都会というだけあり、構内は相当な賑わいでした。
ここまでどちらかといえばやや閑散とした車内や駅構内の風景が続いてきたので、それとのギャップが印象的でした。
仙台からは16:02発の東北本線福島行快速「仙台シティーラビット6号」で、次の踏破路線の阿武隈急行との接続駅槻木(つきのき)へ向かいます。
たまたまこの列車だけだったのか、普段からそうなのかは分かりませんが、なぜか発車案内表示やホーム・車内の案内放送では愛称名の案内がなく、455系や719系で運転されている時には赤い円形のヘッドマークが付いていた記憶がありますが、E721系のこの列車ではこれも確認できませんでした。(現在は正式にヘッドマークの取り付けはなくなっているようです)
「仙台シティーラビット6号」は定刻に仙台駅を発車。
やはり夕方にターミナル駅を発車する列車らしくやや混雑していますが何とか座席を確保。

槻木には16:26に到着。
槻木からは、この日最後の未乗車線区の踏破となる阿武隈急行に乗り換えます。
昨日からずっとお世話になっている18きっぷですが、阿武隈急行は第三セクター船のため、18きっぷ旅は一時中断です。
ここから乗車するのは、槻木16:44発の福島行944M。阿武急のオリジナル車両で、後継の新型車AB900系の登場で今後の動向が注目される8100系電車の2両編成です。
8100系は、前面形状といい、セミクロスシートの車内といい、国鉄型近郊形電車を思わせる雰囲気があり、初乗車ながらかなり親しみが持てる車両です。
944Mは定刻に槻木を発車。
外は雨模様で夕暮れも迫り、せっかくの初乗車区間ながらあまり車窓は楽しめなかったのが残念でした。
阿武隈急行は昨年10月の台風19号により甚大な被害を受け、現在も富野ー丸森間が不通となっていますが、この区間も年度内の復旧を目指して復旧作業の真っ最中で、全線復旧の暁には晴天の日中にぜひ改めて乗車しに行きたいものです。

944Mは18:07に福島駅に到着して阿武隈急行も全線踏破。
福島駅の阿武隈急行ホームは、同じ福島駅に発着する福島交通飯坂線と同じホームの反対側で、改札も福島交通と共用になっていました。

阿武隈急行で福島駅に到着した時点で、この時の旅での踏破予定線区は無事踏破達成となり、あとは家路につくだけになりました。
福島からは701系の東北線郡山行1160Mで郡山駅へ。
郡山―宇都宮間は東北新幹線「やまびこ・つばさ156号」でワープし、宇都宮からは宇都宮・京浜東北・武蔵野・西武の各線を乗り継いで帰路につき、この日の乗り鉄も無事終了となりました。

次回からは、2014年春の18きっぷ旅の振り返り、最終日編です。
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