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【妄想旅】阿波海南発佐古行 四国最長片道切符の旅05 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
阿波海南駅から佐古駅まで、四国を一筆書きの最長片道切符で一周する乗り鉄旅の妄想旅日記、もう少し続きます。

四国最長片道切符の妄想旅も、3日目にして早くも最終日となります。
その最終日の行程は、前日に観光列車「伊予灘ものがたり」で到着した松山駅からスタート。
高架駅への改築工事中のホームから乗車するのは、9:15発の特急「しおかぜ12号・いしづち12号」岡山・高松行。岡山行の「しおかぜ」と高松行の「いしづち」を途中の宇多津駅まで併結して運転される特急列車で、JR四国では数少ない電車特急でもあります。
松山駅を発車した列車は、時折瀬戸内海も眺めながら岡山・高松を目指して走ります。最長片道切符の経路には含まれない宿泊地の高知・松山市内の私鉄を別にすれば、行程中基本的に気動車にばかりお世話になってきたので、電車特急の高速運転はある意味新鮮かもしれません。
この日の行程は、松山駅からまっすぐ予讃線を高松駅まで進み、そこから高徳線でゴールの佐古駅を目指すことになっているので、松山駅乗車時点で「いしづち12号」の編成にさえ乗っていればそのまま高松駅まで直行できますが、それではあまりにもつまらないというのもあり、10:18着の伊予西条駅で特急を下車します。
途中下車駅に伊予西条を選んだ理由は、同駅に併設されている「四国鉄道文化館」を訪れるためです。
「四国鉄道文化館」は2007年11月にオープンした鉄道に関する展示施設で、現在の愛媛県の新居浜市出身で「新幹線の父」とも呼ばれ、第4代国鉄総裁も務めた十河信二氏の生前の功績を顕彰する「十河信二記念館」や西条市の観光交流センターも含め、「鉄道歴史パーク in SAIJO」として整備されたエリアにあります。
鉄道文化館は北館と南館に分かれ、北館には0系新幹線の先頭車のカットボディーやDF50形ディーゼル機関車(DF50 1号機)、南館にはC57形SL(C57 44号機)、DE10形ディーゼル機関車(DE10 1)、キハ65形気動車(キハ65 34)、フリーゲージトレインの先頭車といった実車車両が展示されているほか、四国の鉄道に関する資料や鉄道用品などが多数展示されているようで、リアルでもぜひ訪れてみたい施設です。

四国鉄道文化館の展示を堪能し、駅付近で昼食をとった後は、再び高松方面へ向けて最長片道切符の旅を続けます。
伊予西条駅から高松駅までは、特急「いしづち」で約1時間半で到達できますが、それほど先を急がなければならないわけでもないので、高松駅までは普通・快速でのんびり進むことにします。ちょうど伊予西条駅12:38発の高松行普通列車(観音寺ー高松間は快速)があるので、これに乗車します。
伊予西条を出ると、引き続き瀬戸内海沿いに東を目指します。海を眺めながら、急の待避や対向列車との交換のための数分間の駅停車をはさみながらの昼下がりの鈍行旅は、特急で一気に駆け抜けるのとはまた違った魅力があります。
14分間停車の観音寺駅から先は列車種別が快速に代わり、「サンポート南風リレー」という列車名も着きます。
土讃線の分岐駅である多度津駅を過ぎると高松の近郊区間といった感じの沿線風景となり、すれ違う列車も多くなってきます。
松山・高知方面からの列車が岡山方面と高松方面とに分岐する宇多津駅を過ぎると、車窓左手に瀬戸大橋が見えてきます。
そして伊予西条駅を出てから3時間弱、15:33に普通列車改め快速「サンポート南風リレー」は高松駅に到着。これで四国の4つの県庁所在地代表駅のすべてに到達したことになります。

この後は、高松駅から高徳線に乗車し、いよいよ四国島内最長片道切符の終着駅佐古駅を目指しますが、それはまた次回(最終回)です。
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