SSブログ

【妄想シリーズ】3日間フリーきっぷで近鉄全線を乗りつぶす その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
前回に引き続き、「近鉄全線3日間フリーきっぷ」を使った近鉄全線の3日間妄想乗りつぶし旅のプラン紹介です。

妄想乗りつぶし旅の2日目は、大阪市内中心部のどこかの宿泊先から出発。
大阪環状線や大阪メトロに乗り、最終的には大阪メトロ中央線と近鉄けいはんな線の境界駅である長田駅に到着し、この駅からフリーきっぷ2日目の行程をスタートします。
長田から乗車するのは、8:11発のけいはんな線学研奈良登美ヶ丘行。大阪メトロ中央線の終点コスモスクエア駅始発で、近鉄車・大阪メトロ車のどちらがやってくるのかも興味があります。
けいはんな線の終点学研奈良登美ヶ丘には8:37に到着。
私自身は、近鉄東大阪線改めけいはんな線が同駅まで延長開業した直後に乗りに行ったことがありますが、その当時は周囲にはこれといった目につく建物などはなかったような記憶がありますが、2020年の今はどのような風景に変化しているのでしょうか。
折り返しのコスモスクエア行きで、もと来た道を生駒駅まで戻り、次の踏破路線である生駒鋼索線(生駒ケーブル)に乗り換えます。
この生駒ケーブルは、午後に乗車予定のに信貴鋼索線(身氏信貴ケーブル)とともに「近鉄全線3日間フリーきっぷ」で乗車可能な路線となっていて、この妄想旅で乗りつぶす近鉄全線も、この2つのケーブルカーを含んだものになります。
生駒ケーブルの始発駅鳥居前駅へは、生駒駅から徒歩3~4分で到達します。
生駒ケーブルは、正確には途中の宝山寺駅を境に、ふもと側の宝山寺線とそれよりも標高の高い場所に敷設された山上線に分かれて運転されていて、鳥居前駅から乗車するのも宝山寺線のケーブルカーです。
その宝山寺線も、実際にはメインで運転される「宝山寺1号線」と、1号線に並んで敷設され、多客時や1号線の検査時のみ運用される「宝山寺2号線」があります。
1号線と2号線では運用される車両が異なるので、この妄想旅では、1・2号線がともに運用される日に、行きは1号線、帰りは2号線に乗るという設定にています。
宝山寺1号線のケーブルカーは、かわいいブルドックまたは三毛猫を模した、他のケーブルカーにはないデザインの車両が使われ、男一人で乗るにはちょっと気恥ずかしいかも。
その他にも、宝山寺線は観光目的以外にも沿線からの通勤通学輸送も担っているため、ケーブルカーとしては異例に運転時間帯が長い(6時台~23時台)とか、山上線も含めて路線内にいくつか踏切が存在するといった特徴もあり、さらに日本最初の営業用ケーブルカーでもあります。

鳥居本駅を9:00に出発したケーブルカーは、ケーブルカーのセオリー通り中間点で相方の車両とすれ違い、9:05に宝山寺駅に到着。
ここで4分の接続で乗り継ぐのが山上線です。
この山上線、通勤通学輸送も担う宝山寺線とは対照的に、生駒山上にある「生駒山上遊園地」への足となっているため運転時間帯は日中のみに限定され、乗車する9:09発の便が実はこの日最初の便となります。
山上線で使用される車両も宝山寺1号線で使用される車両同様、音楽会と誕生日会をイメージしたという、それぞれオルガンやケーキをモチーフにした奇抜なデザインが施されており、こちらは見ただけでなんだか心が浮き立ってきます。
山上線には途中に梅屋敷・霞ヶ丘の2駅があり、これらの駅にも停車しながら9:16に終点の生駒山上駅に到着します。
生駒山上駅からの折り返しは9:49発の便。7分で宝山寺駅に戻り、ここからは宝山寺2号線で鳥居前駅に向かいます。
宝山寺2号線で使用される車両は、1号線や山上線の車両とはうって変わって、1950年代から使用されている子さん車両で、塗装もクリーム色と朱色または紺色のツートンカラーと、かなりレトロというか落ち着いたものになっています。
その宝山寺2号線のケーブルカーで10:05に鳥居前駅に到着したところで、生駒ケーブルは全線踏破となります。

鳥居前駅から再び生駒駅へ徒歩で向かい、この後は奈良県内の支線をいくつか踏破します。
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【妄想シリーズ】3日間フリーきっぷで近鉄全線を乗りつぶす その3 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回に引き続き、「近鉄全線3日間フリーきっぷ」を使った近鉄全線の3日間妄想乗りつぶし旅のプラン紹介です。
今回も1日目編の続きです。

京都駅から乗車した京都・橿原線の特急は、15:04に終点の橿原神宮前駅に到着。
この日の残りの時間は、線路幅(軌間)が、1,435mmの標準軌である近鉄の他の路線群れと異なり1,067mmである南大阪・吉野線と、南大阪線から分岐する支線3路線を巡ります。

まずは、橿原神宮前15:16発の特急で、吉野線の踏破に向かいます。
この特急も使用車両の別はYahoo!路線検索ではうかがい知ることはできませんが、南大阪・吉野線系統の特急には近鉄特急車の中でも古参の16000系や「さくらライナー」26000系が運用されており、せっかく乗るならこれらの形式に当たりたいところです。
ただし、吉野線内の特急は停車駅が多く、他線の特急のような高速走行があまり期待できないのが残念ではあります。
橿原神宮前から乗車した特急は15:56に吉野駅に到着してまずは吉野線が踏破となります。
ところで、南大阪・吉野線といえば、通常の特急の他に観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」が一日2往復運転されており、この時間に吉野駅に到着すれば、吉野からの折り返しでこの列車を利用することができます。
そうであれば乗らずに見送る手はないので、もちろん妄想旅でも(だからこそ?)乗車します。(「青の交響曲」運休時は、吉野16:07発の急行を利用)
「青の交響曲」は、ゆったりした座席やラウンジなどを備えた豪華車両で、これが通勤用ロングシート車からの改造車とは思えない変貌ぶりで、一日中列車に乗りまくるこの日のような工程の中でも、一番贅沢な時間を過ごすことができます。

せっかく豪華な観光特急に乗ったので、このまま終点大阪阿部野橋まで乗っていきたい誘惑にかられますが、この日はまだ短い支線3路線の乗りつぶしが残っているので、16:51着の尺土駅で残念ながら下車。
この尺土駅で乗り継ぐのは、同駅と近鉄御所駅を結ぶ御所(ごせ)線。
尺土17:13発の電車は8分で近鉄御所に到着。すぐに折り返して再び尺土駅に戻ります。
阿部野橋行き急行に乗り継いで古市駅に移動し、今度は長野線の踏破に向かいます。
阿部野橋始発の河内長野行は17:55に古市を出発。列車の種別は準急ですが、長野線内は各駅に停車し、18:13に終着の河内長野駅へ。
同駅は南海高野線との乗換駅ですが、この日はもちろん近鉄電車ですぐに折り返します。
河内長野18:17発の列車は大阪阿部野橋直通の準急なので、この列車で道明寺線の分岐駅道明寺へ向かいます。
道明寺線は道明寺ー柏原間わずか4分の短い路線。柏原駅ではJR大和路線(関西本線)に乗り換え可能ですが、ここも河内長野同様折り返し電車ですぐに引き返します。

この日早朝からの乗り継ぎ旅最後の乗車列車は、道明寺19:08発の準急。この列車で19:27に南大阪線の始発駅、大阪阿部野橋駅に到着したところで南大阪線系統の各線は全線踏破となります。
そして、この日一日で、近鉄の鉄道・ケーブルカー全23路線のうち、実に半分の11路線を踏破したことにもなります。

大阪阿部野橋駅に着いた後は、大阪市内中心部のどこかで宿泊し、翌日に備えます。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【妄想シリーズ】3日間フリーきっぷで近鉄全線を乗りつぶす その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回に引き続き、「近鉄全線3日間フリーきっぷ」を使った近鉄全線の3日間妄想乗りつぶし旅のプラン紹介です。
今回は1日目の続きです。

早朝に乗りつぶし旅のスタート駅の近鉄名古屋駅を出発し、まずは名古屋線系統の支線である湯の山・鈴鹿の両線を踏破して、一旦近鉄名古屋に戻ります。
早くも出発地に逆戻りするのは、ここから近鉄の看板列車である「名阪特急」に乗車し、名古屋線・大阪線を経由して一気に大阪難波駅を目指すため。
それも、単純に大阪難波まで特急に乗りたいだけなら、9:30発の主要駅停車の特急(通称乙特急)の方が大阪難波到着は早くなりますが、せっかく乗るならやはり今話題の80000系「火の鳥」を利用しない手はないので、同車を使用する10:00発の「名阪甲特急」(津・鶴橋・大阪上本町のみ停車)に乗車します。
「火の鳥」は、プレミアムシートもレギュラーシートも一般の特急より割高の料金設定となっているものの、それらの料金を払えばフリーきっぷでも乗車できる上、実際に乗車した経験のある人によれば十分にその料金に見合った車両だと感じたとのことで、大阪難波まで2時間少々の乗車も快適に過ごせそう。
乗車した「火の鳥」は名古屋線・大阪線を駆け抜け、大阪上本町駅からは難波線に入って12:07、終点の大阪難波に到着します。
これで近鉄の大幹線である大阪線と名古屋線は踏破したように思えますが、名阪特急は両線の接続駅の伊勢中川駅付近で「中川短絡線」と呼ばれる同駅を通らない短絡線を通るため、厳密にいえば両線とも伊勢中川駅付近のわずかな区間が乗り残しとなり、この時点での踏破達成は難波線のみということになります。

「火の鳥」乗車の余韻も冷めやらぬ中、大阪難波からは12:24発の奈良線快速急行で近鉄奈良へ向かいます。
この列車は阪神線の神戸三宮駅始発で、近鉄線内で阪神の車両に乗車できる可能性もあります。
車両鉄としては近鉄車・阪神車のどちらに乗れるかの楽しみもありますが、今回妄想旅プラン作りに使用したYahoo!路線検索ではこの列車の使用車両の所属会社はわからないのが残念…

大阪難波から38分の13:02に終着の近鉄奈良に到着し、これで奈良線を完乗。
すぐに13:10発の京都行特急で京都線を踏破し、さらに京都14:10発の橿原神宮前行き特急で橿原線も踏破します。
この特急も使用車両がどの形式になるかといったことはわからないものの、個人的には車齢も40年を超え、今後の動向が気になる30000系「ビスタEX」にどこかで乗れないものかと思ってしまいます。

京都から乗車した特急は15:04、終点の橿原神宮前駅に到着。
この時点で早くも、ケーブルカーを含む近鉄の23路線のうち約1/4の6路線を踏破したことになります。
この後は、軌間1067mmの南大阪線系統の各線をめぐります。
nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【妄想シリーズ】3日間フリーきっぷで近鉄全線を乗りつぶす その1 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2月に西武池袋・秩父線と秩父鉄道の直通快速急行と秩父鉄道、東武特急「りょうもう」に乗って以来、まともな乗り鉄ができないまま年末を迎えてしまい、このままでは乗り鉄のブランクが1年を超える可能性も出てきました。
そんな状況なので、久しぶりに妄想の鉄道旅のプランを作ってみることにしました。
今回のテーマは「近鉄の3日間フリーきっぷを使って近鉄全線を乗りつぶす」ことです。

「go to」の後押しもあって、この秋は各鉄道会社から思い切った格安な値段のフリー切符が多数発売されましたが、近鉄でも全線(生駒ケーブル・西信貴ケーブルを含む)が3日間乗り放題となる「近鉄全線3日間フリーきっぷ」が発売されました。
この切符の詳細はこちらのリンクからどうぞ。
https://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/kintetsu3days/
もともと近鉄には、同様なフリー切符として、土曜・日曜を含む連続3日間有効の「近鉄週末フリーパス」がありますが、この3日間フリーきっぷは土曜・日曜が利用日に含まれていなくてもよく、発売価格も「週末~」よりも安いということで、相当魅力的なきっぷと言えます。
私自身、近鉄は関東からは遠いうえ、その路線延長の長さもあり、未乗車の区間が多く残っているのが実情で、ぜひいつか全線踏破したいと思っています。
そこで、今すぐの乗車は難しいにしても、妄想の世界であればいつでも全線踏破にチャレンジできるので、Yahoo!路線検索を使って、近鉄全線をフリーきっぷの有効期間である3日間で乗りつぶす乗り継ぎスケジュールを組んでみることにしたのでした。
路線網が広大な近鉄だけに、どこの駅をスタートやゴールにするかでそれこそ無限にプランは作れそうですが、今回は最も関東に近いターミナルの近鉄名古屋駅をスタート&ゴールにすることとしました。
また、フリーきっぷ利用時でも乗車区間や乗車する車両のグレードに応じた料金を別途支払えば特急列車も制限なく利用できるので、特急利用もOKとしました。
この妄想乗り鉄旅の出発日は土曜日とし、その日から月曜日(平日)までの3日間の行程としました。

今回の記事は、妄想乗り鉄初日編、Part1です。
近鉄乗りつぶしのスタートは、近鉄名古屋駅5:30の名古屋線急行鳥羽行。
なぜこのような早朝に出発するかといえば、初日のうちにできるだけ踏破する路線数と距離を稼いでおくのが目的で、同様の理由でこの日は名古屋線などの特急が利用できる幹線を多く乗りつぶします。
早朝のターミナル駅始発の列車ということでおそらくガラガラナ急行に乗ること30分ほどの6:02に到着した近鉄四日市駅で下車し、この乗りつぶし旅最初の踏破路線である湯の山線に乗り換えます。
4分の接続で乗り換えた湯の山線湯の山温泉行もおそらくガラガラ。時期によってはまだ明けていない空の下を走って6:33に湯の山温泉駅に到着。これがこの乗りつぶし旅発の全線踏破路線となります。
湯の山温泉駅ではわずか6分の折り返し、もちろん温泉に入ることもなく近鉄四日市までもと来た道を戻ります。
7時を回って到着した近鉄四日市では20分の待ち合わせで7:26発の名古屋線急行伊勢中川行に乗り継ぎ、11分で次なる踏破路線、鈴鹿遷都の分岐駅伊勢若松駅に到着。
7:45発の列車に終点の平田町駅まで乗車して鈴鹿線を踏破し、4分の折り返しですぐに伊勢若松へとんぼ返り。
伊勢若松からは一度近鉄名古屋駅へ戻るため、8:14発の名古屋行き急行に乗車。
この列車は途中の近鉄弥富駅で後続の特急の通過待ちを行い、その特急に近鉄四日市で乗り継ぐことも可能ですが、わずか6分先着するだけと効果が薄いので、そのまま名古屋まで乗車します。
早朝に出発した近鉄名古屋駅には9:05に到着。
この後は、最新の近鉄特急「火の鳥」で一気に大阪難波へと向かいます。
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

どうせなら、社会に貢献できる仕事を [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:何歳まで仕事したい?

具体的に何歳まで働きたいかといったことは考えたことがなかったけれど、「人生100年」ともいわれる中では、やはり体と脳の動く限り仕事は続けていくのかな、とも思います。
思いがけなく在宅勤務を基本とする会社に入り、自分なりにテレワークの経験も多少は積んできているので、PC(場合によってはスマホやタブレットも?)が操作できるうちは、齢を取っても何かしら仕事をすることは可能でしょうし、リアルに生活のためにも、いくばくかの収入は得ておいた方がよいでしょうし。

ただし、どうせ働くなら少しでも楽しく、社会に貢献できているという実感が得られる活動ができれば、とも思います。
視覚障害者となり、仕事をするうえでも製薬を受ける部分もいろいろあるけれど、そういった中でも自分自身のスキルアップとともに周囲の人々のサポートも受けながらできることを増やしていくことが、将来的にもアグレッシブで若々しい感覚を持った年寄りになっていく上で大切なことのような気がします。
今は現在勤めている会社での仕事をしっかりとこなしつつ、将来的には障害者になったからこそできる仕事、例えば障害者目線での様々な情報発信に携わる仕事などができたら、と考えています。

とにかく、齢をとっても無理のない範囲で社会とのつながりを持ち続けられるような仕事を、可能な限り長く続けたいものです。
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

SLふくしま復興号&ELSLふくしま復興号 追っかけ撮影の思い出 その5 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2012年に運転された「SLふくしま復興号」「ELSLふくしま復興号」撮影のための福島プチ遠征の振り返り、今回で最終回です。

「ELSLふくしま復興号」の福島駅発車を見送った後、719系の新白河行普通列車1152Mで福島を出発し、「復興号」を追いかけます。
途中、午前中に立ち寄った松川駅で「復興号」を追い抜き、本宮駅まで先回り。
そして本宮では、長時間停車する「復興号」の到着を待ち受けて撮影をしようという、往路と同じパターンの追っかけ撮影を楽しむのが目的でした。
ほぼ定刻に本宮に到着し、あとは「復興号」の到着を待つばかり…
と思っていたところ、肝心の到着寸前になってデジカメのバッテリー残量がなくなり、予備で持参していたバッテリーに交換している間に「復興号」到着で撃沈…
本宮での上り「復興号」の停車時間は33分あるものの、結局ここでの撮影はあきらめ、当駅で「復興号」を追い抜く黒磯行2148Mで予定より1本早く郡山駅へ移動することに。

この時点での本宮や郡山周辺は晴れていましたが、その頃県南の白河あたりでは局地的に激しい雨が降っていたようで、その影響で白河付近の東北線に運転見合わせ区間が発生。
そのため郡山駅でホームが塞がっているという理由で、2148Mは郡山駅一つ手前の日和田駅で抑止に。
こうなると、郡山で到着を出迎えることに変更した「復興号」がどうなるか気になるところ。
結局2148Mは20分ほどの抑止の後17:40頃に郡山に到着。
この時点ですでに本来の郡山発車時刻の17:33を過ぎていましたが、2148Mはここでも30分近く足止めを食らうことに。
719系の行先幕は「黒磯」を表示したままでしたが、駅の案内放送では行先を明示せず「東北線上り電車」とだけ案内していたので、結果的に2148Mがこの先どこまで運転できたのかは不明です。

さて最後にきて大幅遅延も懸念された「ELSLふくしま復興号」でしたが、結局わずか1~2分ほど遅れただけで無事郡山に到着。
ホームからは、朝の出発時よりはかなり少ないものの多くの撮影・見物の人達と、朝の出発式で見かけたゆるキャラに出迎えられての到着となりました。

「復興号」の郡山駅到着を見届けたところで、帰路につくため新幹線乗り場へ。
ホームへ上がると、ちょうど「Maxやまびこ・つばさ145号」が下りホームに到着。
朝はこれを撮影するのも最初で最後と思っていたE3系1000番台とE4系の併結シーンですが、期せずしてまだ明るさの残る中でまた撮影することができました。
これも本宮駅での「復興号」撮影をあきらめて郡山へ先回りすることに変更したのが功を奏した形になった…のでしょうか?
そして私が郡山から乗車するのは、同じやまびこ&つばさの併結列車でも、「Max」の冠のつかない「やまびこ・つばさ154号」。
「やまびこ」側の車両は、2012年時点ですでに登場して10年以上になるE2系でしたが、実はこの時が私にとってのE2系初乗車だったりします。
約6割ほど座席の埋まった自由席者に籍を確保したところで、昼に続き郡山での乗り換え時間に購入した駅弁「ソースかつ弁当」で夕食。
会津地方の名物料理のソースカツにちなんだ弁当で、中身はわりとシンプルなトンカツにやや甘辛のソースがかかり、それを白いご飯と刻みキャベツの上に乗せた駅弁でした。
肉系の弁当が好きな私なのでもちろん美味しくいただきましたが、欲を言えばカツのソースが下のキャベツやご飯にまでしみ込んでいればもっと美味しかっただろうなあ…と、千葉駅の「とんかつ弁当」が大好きな私は思うのでした。

東北線(在来線)のダイヤ混乱の原因となった雨は、確かに新白河駅あたりでは激しく窓を叩くようなふり方でしたが、幸い新幹線のダイヤには特に影響はなく、「やまびこ・つばさ154号」はほぼ定刻に大宮駅に到着。
私はここで下車し、朝とは逆に川越線・西武線を乗り継いで自宅に戻ったのでした。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

SLふくしま復興号&ELSLふくしま復興号 追っかけ撮影の思い出 その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
今回も、2012年夏の福島へのプチ遠征の振り返りです。

福島交通飯坂線の乗り鉄を終え、再び福島駅に戻ってきました。
山形新幹線20周年への感謝メッセージの書かれた横断幕が掲げられた跨線橋を渡り、ホームへ降りると、やがて15:10頃、ED75758号機を先頭にした「ELSLふくしま復興号」の編成が入線してきました。
C61と旧型客車の組み合わせももちろんいいけれど、赤いED75と茶色の旧型客車の組み合わせもまた最高です。
というか、この光景が見たくて撮影に出かけることを決めたわけですが。
子供の頃から、ED75をはじめとする東北の交流電機たちの引く旧型客車の写真を鉄道雑誌でよく見ていた者にとっては、この日の時点でも30年以上のタイムスリップ感が感じられ、地元民でもないのに何となく感じる懐かしさと合わせ、非常にいい感じです。
こうなると贅沢なもので、ヘッドマークなしで旧型客車を牽引する姿も見たかった…なんて欲求も湧いてきます。
個人的には、形式名も含めたナンバーの数字の並びが、当時の私のブログのハンドルネームに似ている757号機の登場を期待したんですが(笑)
いずれにしても、この年3月まで活躍していたJR貨物仙台総合鉄道部の所属機が全機廃車回送されてしまい、稼働しているED75は2012年夏の時点で、仙台車両センターの3両と秋田車両センターの2両のわずか5両を残すのみとなり、ED75もSLに負けないくらい貴重な存在となっていますが、やはり一般の関心という点ではC61にかなわないのか、往路の「SLふくしま復興号」に比べるとホームでの撮影はしやすかった印象があります。
往路の牽引を担当したC6120同様、ED75にも公募デザインのヘッドマークが掲げられていました。
絵柄は福島の名産の一つでもある桃をモチーフにしたものでしたが、奇しくも往路のマークにも桃がデザインされており、フルーツ王国ともいわれる福島らしさがこんなところにも表れていました。
一方、往路の牽引機C6120は、向きとヘッドマークはそのままで最後尾にぶら下がって郡山へ向かいます。
「復興号」の発車するホームでは、郡山駅同様に出発式が行われ、ここでも地元の「ミスピーチ」の女性や、名前不明のゆるキャラなどが出席していました。
その同じホームには列車名も書かれた記念撮影用のボードや横断幕も設置され、そこに記された文言(残念ながらどんな言葉だったか記憶にありませんが)からも、福島の人々の今回の「復興号」運転に対する期待の大きさがうかがえました。

そして15:34、「ELSLふくしま復興号」は福島駅を定刻発車して一路郡山へ向かいました。
この後は、往路同様普通列車で「復興号」を追っかけながら、こちらも郡山へ向かいます。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

SLふくしま復興号&ELSLふくしま復興号 追っかけ撮影の思い出 その3 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
今回も引き続き、2012年に運転された「SLふくしま復興号」「ELSLふくしま復興号」撮影のための福島プチ遠征の振り返りです。

福島駅に到着した「SLふくしま復興号」の編成が折り返し整備を受ける東福島駅へ引き上げるのを見送ると、午後の「ELSLふくしま復興号」が福島駅を発車するまで3時間少々の空き時間ができます。
このやや中途半端ともいえる空き時間に何をするか考えた末、この福島駅を起点にし、有名な飯坂温泉の玄関駅である飯坂温泉駅に至るローカル私鉄であり、私自身未乗車だった福島交通飯坂線(以下、飯坂線)に乗車することにしました。

「復興号」の回送発車を見送って飯坂線に乗り換えるべく跨線橋に上がると、そこでは「復興号」運転の関連イベントとして、福島周辺にゆかりのあるイベント列車のものを中心としたヘッドマークの展示や、売り上げが復興支援に充てられる鉄道部品の入札販売、「復興号」のヘッドマークデザイン公募の応募作品の展示などが行われていて、駅を利用するついでにちょっと覗くだけでもなかなか楽しめそうな催し物になっていました。
展示を楽しんだ後、駅ビルを通って飯坂線の乗り場へ向かうと、改札の向こうに見えるホームに停車していたのは、飯坂線の車両ではなく、同じく福島駅に発着する第三セクター鉄道阿武隈急行の8100形電車でした。
一瞬、飯坂線と阿武急の乗り場を間違えたのかと焦りましたが、実は福島交通と阿武隈急行は福島駅では同一ホームを片側1線ずつ使用し、改札(2012年当時は有人)も共用するという、変わった体制になっていました。
ともかく飯坂温泉駅までの乗車券を購入して改札を入り、阿武急8100形を撮影しながら少し待つと、やがて本命の飯坂線の電車が到着しました。
現在は元東急1000系の譲受者である1000系が使用されている飯坂線ですが、2012年当時運転されていたのは、同じく元東急の初代7000系の譲受者である7000系でした。
先頭車は全編成とも中間車からの改造車で、東急1000系などと類似した非対称3枚窓の前面形状(ただし東急と異なり非貫通)になっていました。
数分間の折り返し時間で福島駅を出発した7000系は、比較的短い駅間距離でこまめに停車しながら23分で終点の飯坂温泉駅に到着。
飯坂温泉駅の駅舎は、有名温泉地の玄関駅にふさわしくきれいで立派な建物で、小さいながらもベンチなどが置かれた駅前広場もありました。
時間も13時を回ったので、駅前広場のベンチに座り郡山駅で購入した駅弁「相馬野馬追弁当」で昼食。
ちょうどこの日から、これも有名な福島県浜通りの伝統行事「相馬野馬追い」が開催され、地元のラジオではこの野馬追いと「復興号」の運転が大きな話題になっていたので、これも何かの縁とチョイスしてみました。
掛け紙には野馬追についての簡単な解説も載っていて、知識が広がります。
中身は茶飯の上に焼鮭やイクラの醤油漬け、うにみそ、イカ焼き、メヒカリの唐揚げなどが載り、具だくさんで満足のいく美味しい弁当です。

さて、せっかく有名な温泉地の玄関駅に来たのだから、どこかに立ち寄り湯でもあれば、ひと風呂浴びていきたいところでしたが、そのあたりの情報をチェックしてくるのを忘れてしまった上、飯坂温泉駅での折返しの時間の長さが中途半端で余裕があまりなく、断念。
かといって温泉街の雰囲気だけでも味わおうと駅周辺を少し歩いてみるものの、あまりの暑さでこれも断念…
結局、温泉の「お」の字も味わうことなく飯坂温泉駅を離れることになってしまいました。
このリベンジはいつか果たしたいものです。
温泉を楽しめなかった代わりというわけでもありませんが、飯坂温泉駅の窓口には2種類の記念スタンプが置かれていたので、飯坂線踏破のあかしとして2つとも押印しました。

飯坂温泉駅滞在1時間弱で、再び飯坂線に乗車して福島駅へ戻ります。
先ほどの飯坂温泉行も、この福島行も、全線にわたり土曜日の昼過ぎとしてはそこそこの数の利用がありました。
飯坂線は、運転本数も日中25分間隔と比較的多く、いわば「福島市内電車」として、地元の足としてしっかり根付いていることが感じられ、ローカル私鉄としてはなかなか頼もしい印象を受けました。

次回、「ELSLふくしま復興号」の追っかけ撮影に入ります。
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

SLふくしま復興号&ELSLふくしま復興号 追っかけ撮影の思い出 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回に引き続き、2012年に運転された東北本線郡山ー福島間の「SLふくしま復興号」撮影の思い出の振り返りです。

多くの地元の人々や鉄道ファンに見守られながら9:57に「SLふくしま復興号」が郡山駅を発車していくのを見送った後は、後続の10:09発の福島行普通列車1135Mに乗車し、「復興号」の後を追いかけます。
701系の車内は発車10分ほど前の時点ですでにラッシュ時並みの混雑ぶり。
SL見物帰りの地元の人や追っかけ撮影組(私もその一人ですが)が時ならぬ混雑を引き起こしたようです。
1135Mは途中の本宮駅で「復興号」を追い抜き、10:40に松川駅に到着。
ここで1135Mを下車し、後を追ってくる「復興号」の到着を待ちます。
ここでも暑い中、多くの地元の方や鉄道ファンがホームに集まり、気温だけでない熱気に包まれていました。
それだけでなく、跨線橋へ上る階段の上り口にSL運転の歓迎看板が掲げられていたり、地元松川町の商工会の歓迎の幟がホームに出ていたりと、松川町の方々の今回の「復興号」への期待のほどが感じられる光景が見られました。
この松川駅だけでなく、「復興号」の途中停車駅の本宮・二本松・松川の各駅では上下とも停車時間を利用して地元の方々による歓迎のアトラクションやイベントがいろいろ行われていました。

11:04、「SLふくしま復興号」は松川駅に到着。ここで13分ほど停車します。
「復興号」の停車している下りホームも、その線路を挟んだ上りホームも、C61+旧型客車の編成を見たり撮影したりしようとする人でぎっしり埋まり、おそらくこの駅にこれだけの人が集まることもなかなかないであろうと思われる盛り上がりぶりでした。
それにしても、当日は30℃を大きく超える猛暑、しかもほとんど日陰のない場所が大いにもかかわらずたくさんの地元の人々や「鉄」な人々を動員してしまうとは、さすがSLの魅力恐るべし!
そうこうしているうちに15分弱の停車時間はあっという間に過ぎ、「復興号」は福島駅へ向けてのラストスパートに踏み出していきました。

「復興号」の松川駅発車を見届けた後、私は後続の普通列車1137M(701系)で福島駅へ。こちらの列車も1135M同様の混雑ぶりで、終点の福島までたちっ放しでした。
松川から15分ほどで到着した福島駅には、1137Mより先着していた「復興号」の編成がまだ停車中で、到着後の歓迎セレモニーが行われていました。
セレモニーが終わると、「復興号」の編成は折り返し整備のため、隣の東福島駅へ向けて発射していきました。

さて、午後には福島から郡山へ向けて運転される「ELSLふくしま復興号」の追っかけ撮影が待っていますが、この列車が走るまでには3時間少々の空き時間があります。
そこで、この間を利用して、福島駅が起点で、未乗車だった福島交通飯坂線を乗りつぶすことにしました。
次回はその乗り鉄記です。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

SLふくしま復興号&ELSLふくしま復興号 追っかけ撮影の思い出 その1 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回からは、2012年7月28・29日の2日間にわたり、JR東北本線郡山→福島間で運転された「SLふくしま復興号」、そして逆方向の福島→郡山間で運転された「ELSLふくしま復興号」を撮影するため、福島までプチ遠征した時のことを振り返ります。

この両「ふくしま復興号」は、前年の東日本大震災と原発事故からの福島県の復興を願い運転されたもので、「SLふくしま復興号」はC6120号機が高崎車両センター所属の旧型客車5両を単独で牽引、「ELSLふくしま復興号」はこの編成(C61は逆向きで連結)を仙台車両センター所属のED75が牽引するというスタイルで運転されました。
SLが旧型客車を牽引する姿はもちろん、この運転の時にはすでにED75が客車を牽引する姿も貴重なものになっていたので、それを目にすることができるというだけで遠征の意欲がわき、撮影に出かけることにしたのでした。

2012年7月28日、西武線と川越線を乗り継いで大宮駅へ。
青春18きっぷシーズンの鉄道旅といえば18きっぷ利用が定番ですが、自宅から普通列車利用で郡山へ向かうと「SLふくしま復興号」の郡山発車発車に間に合わなくなるので、今回は大宮ー郡山間は往復とも新幹線を利用しました。
大宮駅から乗車したのは、7:38発の「Maxやまびこ・つばさ123号」。
この列車を選んだのは、この2ヶ月後の9月28日限りで東北新幹線から撤退するE4系に乗車するため。
そして、「Maxやまびこ」の列車名も、E4系と「つばさ」のE3系1000番台との併結もあとわずかで見られなくなるというタイミングでした。

8:36、「Maxやまびこ・つばさ123号」は郡山に到着。
在来線ホームに降りると、構内には早くも、駅に隣接する郡山車両センターからと思われるC61の汽笛の音が響いてきていましたが、まだ「復興号」入線時刻にはまだ速いので、ホームで構内の車両を撮影をしながら入線を待ちました。
そして9:27、C6120+旧型客車5両の「SLふくしま復興号」が1番線に入線。
やはり、SLと茶色の旧型客車との組み合わせは最高です。
「SLふくしま復興号」「ELSLふくしま復興号」では、それぞれで牽引を担当するC61・ED75に往復別・日替わりで掲げられるヘッドマークのデザインも福島県内から公募され、採用されたデザインの作者の方には出発式で記念品が贈られたほか、福島駅の跨線橋では採用には至らなかったその他の応募作品も見ることができました。
この日の「SL~」でC61に掲げられたマークは、確か小学生の作品で、クレヨン画?の感じをそのまま生かしたかわいらしいマークに仕上がっていました。
また客車にも特製のサボが掲げられていました。
入線後間もなく、ホームでは出発式が始まり、地元の「ミス○○」(残念ながら名前を忘れてしまいました)とゆるキャラ(これも名前不明)なども出席していました。

そして、定刻から2分ほど遅れた9:57、「SLふくしま復興号」は郡山を発車。
この後は、後続の福島行に乗車して「復興号」の追っかけ撮影に向かいます。
nice!(10)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。