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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅07 長万部→盛岡 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も稚内駅から新大村駅への最長片道切符の妄想乗り鉄旅の続きです。

北海道新幹線の札幌延伸に際し、残念ながら鉄道としての長い歴史に幕を下ろしてしまう方向となってしまった函館本線の小樽ー長万部間(通称「山線」)をたどり、14時過ぎに長万部駅に到着します。
この駅は函館本線と、東室蘭・苫小牧を経由し、その先の千歳線ともつながって札幌方面へのメインルートを構成している室蘭本線との接続駅で、現在の特急「北斗」や貨物列車も、札幌方面へは長万部から室蘭本線経由で向かいます。
最長片道切符の旅の方は、長万部からも引き続き函館本線を函館方面へ南下し、函館の少し手前の新函館北斗駅を目指します。
ここから乗り継ぐのは、14:37発の函館行き特急「北斗12号」ですが、駅弁好きとしてはその前にぜひともゲットしたいのが長万部駅の有名駅弁である、かなやの「かにめし」。
現在は駅前にあるお店で購入するようになっているようですが、乗り換え時間が26分あるので、事前予約しておいてかつ「山線」の列車が遅れていなければゲットできそうです。
長万部駅に到着した「北斗12号」はわずかな停車時間ですぐ発車。座席に落ち着いたら早速「かにめし」をいただくことにします。
長万部駅から森駅にかけての車窓には、いわゆる噴火湾の海が広がります。先ほどまでは山間部をたどっていたので、この劇的な変化も楽しいものです。

「北斗12号」は、15:20に森駅に到着。新函館北斗駅へ向かうだけならそのまま乗車していればよいはずですが、この駅で「北斗12号」を下車します。
その理由はここから先の函館本線の線形にあります。
というのは、この先の森ー大沼間では、線路が大沼公園駅を経由するルートと、渡島砂原駅を経由するルート(通称「砂原支線」)の2つに分かれているからです。
特急列車は距離も短く観光地の玄関駅である大沼公園駅を経由するルートで運転されるのに対し、距離の長い「砂原支線」には普通列車のみが運転されています。
最長片道切符の旅では当然距離の長い「砂原支線」を経由することになるので、森駅での乗り換えが必要となるわけです。(ただし、運賃の方は砂原支線経由でも大沼公園経由の営業キロを使って計算します)
ちなみに大沼駅で一度合流した2つのルートは同駅から七飯駅の間でも新函館北斗駅を経由するルートと経由しない通称「藤城線」とに分かれますが、新函館北斗駅で北海道新幹線に乗り継ぐ最長片道切符のルートでは自動的に新函館北斗経由のルートを通ることになります。

さて、「砂原支線」経由の函館行き普通列車は、16:03に森駅を発車。砂原支線の沿線には取り立てて観光地や大きな施設などがあるわけでもないようで、坦々と駅に泊まって発車していくといった印象かもしれません。
17:04着の大沼駅で一旦大沼公園駅経由のルートと合流し、3分停車で新函館北斗経由のルートへと進みます。
そして17:17に新函館北斗駅に到着したところで下車します。

さてこの後は、北海道新幹線で3日間乗り歩いてきた北海道を離れ、いよいよ本州に上陸します。
乗り継ぎ列車は17:26発の「はやぶさ44号」で、乗り継ぎ時間に余裕がないので大急ぎで新幹線ホームへと向かいます。
3日間ずっと道内の駅名ばかり見てきた身には「東京」の行先表示がかなり新鮮であろう「はやぶさ44号」は、新函館北斗を出ると東京まで新青森・盛岡・仙台・大宮の4駅に鹿停車しない速達列車で、東京駅到着も21:23と所要時間4時間の壁を破ります。
青函トンネルを抜けて本州に上陸し、最初の停車駅新青森に着くのは18:23。青函連絡船や在来線時代とは函館側・青森側とも発着駅が異なるものの、この間の所要時間が1時間を切る時代が来ているとは改めて驚きです。
2分停車で新青森駅を出ると、そのまま東北新幹線に入ります。
そしてこれまた1時間を切る驚異のスピードで次の停車駅盛岡駅に19:13に到着したところで下車します。
「はやぶさ44号」は「こまち」併結がないので、盛岡駅も1分停車ですぐ発車していきます。
そして最長片道切符のルートは、盛岡からIGRいわて銀河鉄道を経由して花輪線で大館駅へと抜けるルートになりますが、前日の乗り継ぎ収量が遅めだったのもあり、この日の乗り継ぎはここで打ち止めとします。

妄想旅4日目に続きます。
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