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「回らない山手線」に乗ってきた その2 [鉄活動レポート]

こんばんは、gonanaです。
前回に引き続き、一昨日の山の手・京浜東北線線路切り替え工事に伴う山手線折返し運転の乗り鉄記、その2です。

高田馬場から乗車した内回り電車で山手線折返し運転中の南側の終点となっていた大崎駅に到着、折返し乗車のため一度改札を出入りします。
ここからしばらくは乗継ぎ・折返しの駅ごとに駅員さんに誘導をお願いします。
改札の係員のいる通路で誘導をお願いし、誘導してくださる駅員さんがこの後の乗り継ぎ駅となる上野駅と、そこから京浜東北線で向かう田町駅へ連絡を取ってくださっている間に少し待っている間にも、目的の駅への行き方を駅員さんに質問する人が複数おり、外国人観光客らしい人からの問い合わせにも対応していました。ただでさえ東京の電車は複雑な上に、この日はイレギュラーなルートでの乗り継ぎの多い状況なので、特に外国人観光客には一昨日は大変な一日だったのではないでしょうか。
そして駅員さんに誘導していただき山手線外回りホームへ移動し、本日の乗り鉄の一番の目的である「大崎発上野行」外回り電車に乗車します。
大崎駅の山手線ホームは内回り・外回りとも2線ずつの2面4線構造になっており、外回り電車は通常3番線(ホームドアあり)から発射しますが、折返し運転中は全列車が大崎始発列車が使用する4番線(こちら側のホームにはホームドアなし)発車に統一されていて、ホームでも3番線からの発車はしばらくの間ないことが繰り返し案内されていました。
誘導してくださった駅員さんの話では、この時間臨時の折返し運転ダイヤに対し若干の遅れが発生していたようで、私の乗車した電車も13:43発車予定のところ5分遅れの13:48に大崎駅を発車することになりました。
大崎駅発車時点での乗客はあまり多くなかったようですが、やはり渋谷ー新宿ー池袋館あたりではいつもの土曜日の午後もこんな感じなのでは?と思われる程度の混雑でした。
そして私が最も注目していた車内アナウンスですが、やはり通常はあり得ない「上野行」というイレギュラーな運転形態のためか、私の乗車した列車では日本語による案内はすべて車掌の肉声によるものでした。
すっかり自動放送に慣れた身には、山手線で久しぶりに聞く肉声の次駅案内や乗換案内は逆に新鮮な感じで、しかも「上野行」というこの日だけの超レアな行先の案内も加わるので、アナウンスを録音しておけばかなり貴重な記録になったのではと悔やまれます。
日暮里を発車する頃までは順調に走ってきた上野行外回り電車でしたが、鶯谷駅手前で先行電車との間隔の詰まりで2~3分停車し、鶯谷に到着した後も5分ほど同駅で抑止となりました。やはり上野駅での折返し運転自体が通常の山手・京浜東北線では行われていないため、折返し作業に手間取っていたのでしょうか。
田端駅到着直前や鶯谷駅での停車中などには、上野から先への乗り換えについての案内が、日本語に加えて英語でも(上野駅到着直前には中国語・韓国語でも)流れました。これもこの日だけのレアな案内の一つだっただけに、録音しておけばよかったと思ってしまいます。
結局、大崎から乗車した外回り電車は上野駅には14:41に到着しました。乗客がすべて下車した後、乗車してきたE235系はおそらく鶯谷寄りにある引き上線に入った後、折返し上野始発の内回り電車になったと思われます。こんな光景も、おそらくはこの日だけの大変貴重なものになるでしょうから、もし見えていれば何とかその模様を撮影してみたかったと思ってしまいます。

ということで、「大崎発上野行」の山手線乗車は終わりましたが、ここまで来たら今日限定のもう一つのレアな行先の列車である田町行の京浜東北線にも乗るべく、上野駅でも駅員さんに誘導をいただき、京浜東北線に乗り換えます。
ここから先は、また次回。
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「回らない山手線」に乗ってきた その1 [鉄活動レポート]

こんばんは、gonanaです。
昨日、来年春の高輪ゲートウェイ駅(正直、今でもこの駅名には反対ですが)開業に伴う線路切り替え作業による、山の手・京浜東北線の大規模な工事運休が行われ、中でも始発から16時頃まで上野ー東京ー大崎間が区間運休となった山手線については、マスコミでもかなり大きく取り上げられていました。
ところで、おそらく誰もが一日中都心をぐるぐる回っているのが当たり前だと思っているであろう山手線が一部区間で折り返し運転を行うのはかなりレアな状況であり、さらに普段のダイヤでは存在しない山手線の上野行や京浜東北線の田町行に乗るというのもかなり貴重な体験になるのではないかと思い、私は昨日工事時間中の山手線と京浜東北線に乗ってきました。

昼前に自宅を出発し、西武線で高田馬場へ向かい、山手線へ乗り換えます。
山手線ホームに降りると、普段の土曜日の昼間に利用するときよりも乗客は少なめに感じました。
ここでまず注目していたのが駅のアナウンス。大崎ー高田馬場ー上野間であるこの時間の運転状況をどのように案内しているのかに興味がありました。
私がいた10分弱の間だけに限って言えば、ホームでは特に折り返し運転についてのアナウンスが繰り返されるということもなく、電車接近の案内放送も内回りは「大崎行」、外回りは「池袋・上野方面」という行先・方面の駅名が入った自動音声を通常通り使っていました。ただし、通常は選考の電車が発車した後に、次の同一方向の電車の行先と時刻を案内する自動音声が流れるのですが、さすがに臨時ダイヤとあってこれは流れていませんでした。
さて今回の乗り鉄は、折返し運転中の南側の折返し駅の大崎へ内回りで向かうことからスタートです。高田馬場を12:58頃に発車した大崎行はかなりの混雑でした。
山手線の中でもこのあたりは終日混雑している印象のある区間ですが、先行電車との間隔が7分ほど開いていたことも影響しているかもしれません。
車内アナウンスはおそらく普段の大崎止まりの列車で使用されているものと同じと思われる自動放送が使われていました。
そして、電車は13:18に大崎駅に到着しました。
ホームや駅コンコースでは品川駅へはりんかい線で大井町まで行き、京浜東北線に乗り換えるようにとの案内が繰り返し流されていましたが、私の乗車した内回り電車では湘南新宿ラインと横須賀線を西大井で乗り継ぐルートを案内していて、両方の案内を聴いた人は果たしてどちらのルートにすればよいの空か迷うのではないかと気になりました。
おそらく駅側では、湘南新宿ラインの列車の中には西大井が通貨となる列車があることから、その点での混乱を防ぐためりんかい線経由を案内していたのかもしれませんが・・・

大崎駅到着後は、近くにいた男性に改札まで誘導していただき、折り返し乗車のため一旦改札を出入りします。
再び改札内に戻った後は、駅員さんに誘導していただき外回りホームへ移動し、いよいよ昨日の一番の目的である「大崎発上野行」の乗車となりますが、この後はまた次回の記事で。


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ゆる~い鉄道旅と街ブラ [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:やってみたいレポーター

「所さんのダーツの旅」(これ、今でもやってるのかな?)ではないけれど、毎回日本全国の鉄道路線図に目隠しをしてダーツの矢を投げ、ダーツの刺さったどこかの駅の周辺を歩いて街ブラロケするなんていう企画があったらちょっとやってみたい気がします。
それも、何をレポートするかは収録(生放送?)中に私が決める方が面白いとは思うし、時には何もレポートせずにただ駅の周辺をぶらぶらしているだけで30分とか1時間番組にしてしまうのもありかも(笑)
レポートするネタが豊富な場所に行くことになるのか、周辺にそれこそ何もない秘境駅に行くことになるのか、そのドキドキを視聴者はもちろん、レポーターである自分自身が楽しめるような番組にできると楽しいのではないかと思います。
まあ、レポートのネタの多い少ないによって、レポートする私のレポーターとしての技量も問われるわけで、そこは不安な面もありますけど。
もちろん目的地までは、少なくとも私はロケ車ではなく鉄道で向かいます。そしてロケ地へ向かう途中の様子を番組でオンエアするのもいいかもしれません。

でも放送局のカネを使ってある種の自己満足をかなえるような企画なんて、このご時世絶対に通らんでしょうけど(笑)
ならば、今なら地上波がダメならCSや配信番組でやるという道もありますけどね。

でも、できるだけ余計な予備知識や目的を持たずにゆる~い感じで街をぶらついて、それが番組やコーナー企画としてそれなりに成立するなら、それはそれで楽しいんじゃないでしょうか?

あとは、CS放送「鉄道チャンネル」で放送されている「新・鉄道ひとり旅」という番組のような列車旅のレポートは何かの形でやってみたいですね。
実は私、この番組を実際に見たことはないんですけど、ネットなどでこの番組のことが取り上げられた記事を読むと、ぜひやってみたくなってしまいます。
まあ、今のところその見込みはありませんけど(笑)
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今となっては・・・ [日々のあれこれ&つぶやき]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:テレビを見ないで何日過ごせる?

まあ、視覚障害者となった今では、テレビは「映像を見る」ものから「音声を聞く」物に代わってしまったので、このお題に素直に答えるなら「生きている間ずっと」になるんでしょうね。

このブログで何度も書いている通り典型的なテレビっ子だった、幼稚園児や小学生時代の私なら、何かの理由でテレビが見られないとなったら、一日どころか数時間でテレビなしではいられなくなってしまったかもしれません。
実際、小学校3年生か4年生の時に何かの機会に1泊2日のキャンプに参加した時、たった一晩とはいえ親元から離れている上に、いつも楽しみにしているテレビが見られないので、キャンプファイアーが終わって自分の泊まるテントに入った後は、なんとも寂しくつまらない時間だと感じてしまったのを思い出します。
テレビなしの生活など考えられなかった小さい頃の私でしたが、その後成長するにつれ、特に大学生になった頃からテレビに対する興味が減退し、昔ほど積極的にテレビを見なくなり、気がついたら一日テレビを見ずに過ごしていたという日も出てくるようになりました。
ここ10年くらい前からはさらにその傾向が強くなり、そして今のような状況になったという感じです。
もっとも今は全くテレビに縁がなくなったというわけでもなく、番組表などで面白そうな番組を見つけてその音声を聴くということは時々ありますが、こうなるとラジオを聴くのとほとんど変わりありませんけどね(笑)
ちなみに、もしこの質問のお題が「ラジオを聴かずに何日過ごせる?」だったら、私なら「自分のプライベートタイムであれば2時間」と答えると思います。
もうそれくらい、ラジオが私の生活の一部になってしまっていますから。
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私鉄カラーのクハ103? [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:子供の頃よく遊んだおもちゃ

このブログでも何度か書いた通り、私は3~4歳くらいから鉄道に興味を持ち始めました。そしてその頃の私の好きなおもちゃといえばほとんどが電車のおもちゃでした。
もちろん、ミニカーや乗って遊べる車のおもちゃなども少しは持っていましたが、数的には電車のおもちゃの法が圧倒的に多かった記憶があります。
一口に電車のおもちゃといってもいろいろなものがありますが、例えば床やカーペットなどの上で転がして遊べるブリキ製の電車のおもちゃは数台持っていました。ブリキ製のボディーに車体の外装、台車、床下や屋根上の機器が描かれているほか、窓から見える乗客の姿も描かれているものでした。車種も私の記憶に残っているだけでもクハ111や80系気動車、営団地下鉄3000系などがありました。
その他、木製のレールの上をやはり木製のSLや貨車などのおもちゃを転がして遊ぶものや、もちろん今でも発売されている「ぷらレール」でもたくさん遊びました。

これらの中でも、比較的多数親に買ってもらったのが、ダイキャストという金属でできた電車(バスも少数ながら持っていました)のおもちゃでした。
このダイキャスト製の電車のおもちゃの多くは、「ダイカスケール」というシリーズのものでした。この「ダイカスケール」は、おもちゃ屋さんだけでなく駅の売店でも売られていて、1両あたりの価格も500円程度と手頃だったからか、頻繁に買ってもらえました。
おもちゃ屋さんではミニカーなどと同様にシリーズの全ラインナップを展示用のケースに入れて展示していたので、「あれも欲しい、これも欲しい」と駄々をこねたのか(?)、結果的には「ダイカスケール」の電車のおもちゃのほとんどのラインナップが揃ってしまったように記憶しています。
この「ダイカスケール」のおもちゃは、当時の国鉄型電車や(ほとんどが関東地方のですが)私鉄電車などのカラーバリエーションが揃っていて、子供心にとても楽しかった思い出があります。
当時の国電カラー5色(ウグイス、スカイブルー、オレンジ、カナリア、エメラルドグリーン)や近郊型電車の塗装(湘南色、スカ色、阪和線色、関西線色)がすべて揃った時はとてもうれしかった記憶があります。
一方、特急型を除くとボディーを多くの種類の車両で共用部品として利用しているため、実車ではありえないボディーと塗装の組み合わせが多くあり、これも模型だけでなくおもちゃでもディティールや塗装の再現が忠実になった今ではなかなか見られない特徴と言えそうです。
具体的に言うと、通勤電車はほとんどがクハ103(低運転台・ヘッドライト1灯の初期型)のボディーにそれぞれの路線や会社のカラーを塗装して表現し、国鉄近郊型・急行型電車もクハ111(通風機がすべてグローブ型の初期車)のボディーを強要部品として使っていました。
このため、例えば実物の世界では現在に至るまで20m4扉車が存在したことのない京急や京成のカラーに塗られたクハ103や、ローズピンクとクリームの国鉄交直流急行型塗装に塗られたクハ111、クリームと赤の国鉄特急型塗装の581系(もちろんクリームと青の正調塗装のものも発売されていました)など、実車ではありえないボディーと塗装の組み合わせがみられました。
実物をよく知っている目からはいろいろ突込みどころも多かったですが、今となってはこれはこれでおもしろく懐かしい思い出です。何よりも、成長するにつれて私が電車好きになっていく中で、大きな役割を果たしたのは確かだと思っています。
この「ダイカスケール」、もう消えてしまったのかと思いきや、今も発売されているようです。私が遊んでいた40数年前にあったラインナップには消えてしまったモデルもあるようですが、一方でその当時はなかった最近の車両もラインナップに加わるなど、時代の変化も感じられます。取り扱いのある店舗は減少傾向にあるようですが、価格も昔より100円程度高いだけの安い価格で売られているので非常に親しみやすい印象です。
ダイキャスト製のおもちゃは、外形の細かい凹凸の表現がシャープにできているので、視覚障害があっても触って車両のディティールや外形を把握して楽しむにはかなり向いているかもしれません。今後機会があれば、久しぶりに「ダイカスケール」を購入して幼いころを思い出してみようかな、などとも思っています。
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やっぱり「テレビっ子」としては [ノンジャンル]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:子供時代に戻れたら、やってみたいこと

このブログで何度も書いている通り、子供時代自他共に認める「テレビっ子」だった私としては、ぜひ一度でいいからテレビに出てみたかったですね。
私の幼稚園や小学生の頃より昔は、子役などではない一般の子供が出演するテレビ番組が、今よりもずっとたくさん放送されていました。
「ママとあそぼう!ピンポンパン」や「ロンパールーム」のような子供(幼児)番組はもちろん、クイズ番組でも夏休み中などの特別企画として、あるいはレギュラーで子供が解答者になる番組は多かったです。
特に「ベルトクイズQ&Q」や「百万円クイズハンター」などの「子ども大会」や「小学生大会」では優勝者や○人勝ち抜きなどの回答社に贈られる賞品も子供相手としてはかなり豪華で、最新のラジカセや釣り道具一式、天体望遠鏡やスポーツタイプの自転車など、子どもの物欲を刺激させてくれるに十分なものがたくさんありました。
私はそんな番組を見ながら、テレビに出られて、その上豪華な賞品までもらえる子がとても羨ましく思ったものです。
そしてもう一つ多かったのが、「ちびっ子のど自慢」や「天才子供大集合」などといった、一芸に秀でた子供がたくさん登場する番組。
こういった番組では、例えば歌自慢の子や、物まねが得意な子、円周率を小数点以下○○桁まで言えることか、恐竜のイラストなどを見て種類を即答できる子、東海道本線の駅名を東京駅から西へずっと正確に言える子など、とにかくたくさんのすごい能力を見せつけてくれる子供が出演していました。
私は、一芸の方はテレビに出て拍手喝さいを浴びるようなものは特になかったけれど、クイズ番組は当時大好きな番組が多かったので、一度出てみたかった思い出があります。
もし子供時代に戻れるなら、クイズ番組でも何でもいいので、とにかく一度でいいからテレビに出てみたかったですね。

そういえば数日前、かつてのような「天才ちびっ子大集合」的な番組が今もあればぜひ出演してほしい子供についてのニュースがネットに出ていました。

バス停表示ミスを6歳児が次々指摘 路線図すっかり覚えたバスマニア 北九州市(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191110-00000001-mai-soci

わずか6歳にして相当なバス知識ですね。
しかも、単にいろいろなことを知っているだけでなく、その知識を生かしてバス停標示の誤りを西鉄バスに指摘して標示の改善につなげたというのも驚くべきことではないでしょうか。
西鉄バスの方も小さな子供の私的にしっかり耳を傾けて誠実に対応したというのも評価されるべきことでしょう。
ここまで来たら、誠志郎ちゃんには北九州市内だけでなく他の地区の西鉄バスのオーソリティーになってくれたりすると面白いだろうし、これを出発点にして全国のバスに精通し、運行や車両などの改善提案もできる「バスジャーナリスト」というような分野を開拓したりすれば、バス業界にとってもありがたい人材になるかもしれませんね。

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ぜひもう一度あの空間で [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:食べてみたいご当地グルメ

あちこち鉄道旅に出かけていたので、さぞやいろいろなご当地グルメを食べてきたのではないかと思われそうですが、駅弁などで多少は食べる機会があっても、実は名前は知っていても食べたことのない者や、存在自体知らなかったご当地グルメはたくさんあります。
そんな中で、お題の「食べてみたい」というより「また食べたい」ご当地グルメの一つが、九州長崎のご当地グルメの一つ「トルコライス」です。

九州長崎のご当地グルメといえば、ちゃんぽん、皿うどん、卓袱(しっぽく)料理などいろいろありますが、その中でも私が最も好きなのが「トルコライス」です。
トルコライスは、一般的にはピラフやドライカレーの上にナポリタンスパゲッティーを盛りつけ、さらにその上にとんかつを乗せ、さらにその上からドミグラスソースをかけ、これをワンプレーとで提供する料理とされていますが、もちろん細かい部分は提供するお店それぞれで変わります。
名前に「トルコ」とついてはいますが、そのトルコにはこの種の料理はありません。それではなぜ「トルコライス」と呼ぶのかということになりますが、由来についての見解が諸説あり、これという決定的な命名理由はまだ見つかっていないようです。
長崎で1950年代頃に生まれた料理とされていますが、発祥とされるお店もはっきりとは分かっていないそうで、いろいろと謎の多い料理といえそうです。
私が初めてトルコライスを食べたのは、今から25年ほど前に九州を旅し、長崎に立ち寄った時でした。
この時トルコライスをいただいたのは、長崎の名所の一つである眼鏡橋の近くにあった「きっちんせいじ」というお店でした。
このお店は、その存在を知って以来長崎に行ったらぜひ訪れてみたいと思っていたお店でしたし、私がかつてやっていた他のブログの長崎出身の読者の方からもおすすめいただいたお店でした。それは、お店の内外が鉄道ムードにあふれていたからです。
お店の正面には路面電車の前頭部が道路に面して鎮座しています。これも路面電車のそれを思わせるドアを開けて店内に入ると、そこは鉄道ファンにとって見どころだらけといってもいい空間でした。
店内には路面電車の運転台機器や駅名表、鉄道写真などが飾られ、路面電車の走る街をイメージした鉄道模型のジオラマも展示されていました。さらに天井からは電車の吊革が下がり、これも路面電車で実際に使用されていた座席に座って料理をいただくという、まさに鉄道づくし、路面電車づくしといった感じのお店でした。
そんな店内でいただくトルコライスは、お店のご主人と奥さんの愛情もこもった非常においしいもので、私はすっかりトルコライスが好きになりました。
この「きっちんせいじ」は、1966年に同じ長崎市内の別の場所で開店後、1979年に眼鏡橋近くに移転しました。
1982年7月に長崎市内を襲った大水害でお店は大きな被害を受けますが、再建にあたって「どうせなら他と違う店に」ということで、同じ長崎大水害で浸水被害を受けて廃車されることになった長崎電軌800形(旧 東京都電3000形)の部品を買い取って先ほど書いたように改装し、2年後に再オープンしたそうです。
やがて、トルコライスが長崎のご当地グルメとして知られるようになるとともに、「きっちんせいじ」自体も観光名所の一つになっていき、ガイドブックにも掲載される有名店になったということです。
一度訪れてとても気に入り、その後も長崎に行くたびにトルコライスをいただいた「きっちんせいじ」ですが、残念ながら2017年末に惜しまれながら閉店してしまいました。
お店を切り盛りしていたご主人と奥さんが高齢になったことが理由だそうです。幸い、その後親族の方がお店を引き継ぐ方向だという報道を見る機会がありましたが、現時点でお店の再オープンが実現しているかどうかはわかりません。
もし再オープンがかなったとして、お店正面の電車前頭部や店内の鉄道コレクションがどうなるのか気になりますが、もう一度「きっちんせいじ」のトルコライスの味を再び楽しめるのであれば、ぜひ数年ぶりに食べに行きたいと思っています。


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やっぱりそうなるのか・・・? [日々のあれこれ&つぶやき]

こんばんは、gonanaです。
かつて、国鉄・JRの宇高連絡船をはじめ、3社の民間フェリーも加わって多くのフェリーが運航されていた、高松市の高松港と岡山県玉野市の宇野港を結ぶ「宇高航路」が12月中旬にも廃止されるのではないかというニュースがネットに出ていました。
詳しくは下記のリンクからどうぞ。

宇高航路12月中旬に廃止見通し 利用者減、運輸局に届け出へ(山陽新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191108-00010002-sanyo-l33

この記事を読んだ私の第一印象は、「やっぱりそうなるか・・・」でした。
以前の記事にも書いた通り、私は2003年9月に、岡山から高松まで213系時代の快速「マリンライナー」のパノラマグリーン車に乗りに行った帰りに高松港から宇野港へ宇高航路のフェリーを利用しました。
(その時の記事はこちら→https://gonana57.blog.ss-blog.jp/2019-09-29
私が乗ったのは今からもう16年前のことですが、その頃でもすでに私の乗った便の乗客は数えるほどしかいませんでした。
平日の14時半発の便だったという事情もあるかもしれませんが、それを考慮しても完全に瀬戸大橋を経由する鉄道や高速道路の影響を受けて利用客が激減していることが実感できました。
まあ、高松と岡山の間の都市間輸送ということを考えれば、フェリーとJR宇野線列車との乗り継ぎ(一部の時間帯は途中駅での乗り換えが必要)で、しかも運航会社も減り、一日5往復にまで便数の減ってしまったフェリーより、ほぼ終日30分間隔で走り、しかもフェリーを使うルートの半分の所要時間で両都市を行き来できる「マリンライナー」の方が便利なのは誰の目にも明らかだし、フェリーのもう一つの役目だったトラックなどの車両航送も瀬戸大橋を渡るルートの方が便利となればこれも衰退はやむを得ないんでしょうね。
それにしても、鉄道好きの私としては宇高連絡船に乗るチャンスに恵まれなかったのは残念でなりません。連絡船の名物だったという「連絡船うどん」をすすりながら四国を目指すという経験を一度でいいからしてみたかったと、連絡船廃止から31年たった今でも思うことがあります。

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白杖SOSシグナル [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。
皆さんは、「白杖SOSシグナル」というものをご存じでしょうか。
全盲や弱視の視覚障害者が、道案内などのサポートを周囲の人にお願いしたいときに白杖(はくじょう)を頭上50cmほどの位置に掲げるポーズです。
・・・と言っても、これを知っているという方はかなり少ないのではないでしょうか。
何しろ、視覚障害当事者の間でもあまり認知されていないそうですから、当事者でない方の認知度は推して知るべしという状況のようです。
このことについて、数か月前にネットにこんな記事が出ていました。

このポーズがなければ「助けなくても良い」って思わないで。視覚障害のある男性の願 (BuzzFeed Japan)
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/blind-person2

そういえば私も、視覚障害者になる前もさることながら、視覚障害者になった後も2年ほど前までこのポーズの存在自体を知りませんでした。
私が視覚障害者になった後に自立訓練を行った国立障害者リハビリテーションセンターでの歩行訓練などでも、「白杖SOSシグナル」については何も教わりませんでした。センターとしてこのポーズをとることを推奨していなかったのか、歩行訓練の指導をしてくださった講師の先生が知らなかっただけなのかは定かではありませんが、とにかく当時はサポートをお願いしたい場面では自分自身の声でアピールしなければならないのが当たり前だと思っていました。
「白杖SOSシグナル」の存在を知り、これを知っていれば何かサポートを受けたい時に簡単に意思表示ができるのではと思っていましたが、実際の場面で数回ポーズを試してみたものの、反応してくれた人は全くいませんでした。
「白杖SOSシグナル」が当事者間でも広まらない理由の一つに、このポーズをとることに恥ずかしさを感じてしまうという声があると記事でもふれられていますが、私もこのポーズをしても誰にも反応してもらえないので、恥ずかしさというか無力感のようなものを感じました。
やはり、当事者の間でも認知度が低いこのポーズを、当事者でない人に認知してもらい適切なサポートを受けられるようになるにはかなりの時間と努力が必要なのかもしれません。まずはポーズよりも言葉でのコミュニケーションが重要になってくるということなんでしょうかね。


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鉄道好きであることが役立つ時 [ノンジャンル]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:好きな事や特技のおかげで、得した事・損した事

考えてみると、私が子供の頃からずっと好きな鉄道や、子供の頃は大好きだったテレビが、学校の勉強などにもいい影響を与えていたのかなと思うことは結構あります。
例えば、以前も書いたことがある気がしますが、母親が言うには私は幼い頃から、ひらがなやカタカナ、簡単な漢字までもテレビを見ながら何となく覚えてしまっていたそうですし、その後も小学校低学年の頃から、鉄道雑誌を愛読したり駅名に親しんだりしたおかげか漢字を覚えるのにそれほど苦労した記憶がありません。
その他にも、鉄道好きのおかげでチリの勉強が好きになったりなど、特に国語や社会科の授業が好きになったのは鉄道やテレビが好きだったことがかなり影響していると思います。

そういえば昨日、こんな記事がネットに出ていました。

鉄道うんちくは中学入試に役立つ?! 開成中入試でも駅名問題、来春出そうなのは…(朝日新聞EduA) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191108-00010000-edua-life

私は中学受験の経験はないけれど、もし私が受験した際に記事で取り上げられているような鉄道に関係する問題が出されたら、俄然やる気が出るし、同時に自分の好きな事に関する問題で誤答はしたくないというプレッシャーを感じてしまうかもしれません。
それでも、こういうところで自分の趣味が生きる場面があると、やはり小さい頃から何かに興味や関心を持つことは、将来いろいろな場面で良い影響をもたらすんだなと改めて思いますね。

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