SSブログ

【2009年夏の鉄道旅 Part6】117系国鉄色&飯田線全線踏破 その5 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返りシリーズ、今回でひとまず最終回です。

天竜峡駅から乗車した119系の飯田線243Mは、15:40に飯田線の終点辰野駅に到着。
これでこの18きっぷ旅の目的の一つである飯田線全線踏破は達成されましたが、列車自体は辰野からそのまま中央東線(旧線)に乗り入れ、茅野へ向かいます。
辰野からたどってきた旧線が塩嶺トンネル経由の新線と合流する岡谷駅では、「あずさ26号」を待避するため13分停車。
停車中にホームへ出ると、側線には当時の高崎のジョイフルトレイン「やまなみ」(現 「やまどり」)が止まっているのを発見。
119系との貴重な並びも撮影することができました。
243Mは16:33、終着の茅野駅に到着。
ここまで乗車してきた119系(大垣車両区E16編成)は、1時間弱の小休止の後、飯田線平岡行238Mとして折り返しとなっていました。
茅野駅から平岡駅までは約4時間の道のり。お疲れさんです。

茅野からは、長野総合車両所所属の115系による1536Mで小渕沢へ移動。
そして小渕沢からは、豊田車両センターのスカ色の115系の列車2本を乗り継いで高尾まで向かいました。
まずは小淵沢17:12発の甲府行350Mで甲府へ。
途中の日野春駅では、350Mは休日のみ「あずさ56号」を待避するため6分停車するので、この間を利用してホームから350Mの車輛を撮影。
長年新型車への置き換えの話がなく当分安泰に見えた中央東線の115系も、この旅の頃には、209系改造車の投入により房総地区を追われた211系による置き換えが近いとの噂があっただけに、撮れる時にどんどん撮って置こうというわけで、ここでの写真も貴重な記録の一つになりました。

350Mは定刻より3分ほど遅れて甲府駅に到着。
350Mからは、すぐに高尾行560Mの接続があるので、単に早く自宅へ帰りたいだけならこの列車に乗ればよいわけですが、560Mは「長野色」の長野総合車両所の編成のため、スカ色の115系好きな私はその後の562M(こちらも高尾行)乗車を選択。この列車はスカ色の豊田車両センターの編成の運用でした。
562Mは18:28、甲府を定刻発車。
日曜日だからか、交付を出て数駅走ると乗客も少なくなり、暗くなった車窓と合わせてすっかり夜の雰囲気になってきました。
そんな中で、小渕沢駅で購入した「高原野菜とカツの弁当」でこの旅最後の駅弁タイムとしました。
20:07、562Mは高尾駅に到着。
ここから西国分寺・新秋津経由で自宅へ向かい、2009年夏の鉄道旅は終了となりました。

2009年夏の鉄道旅の振り返り、これでひとまず終了です。
久しぶりにこの時の鉄道旅の様子を振り返ってみると、やはり11年前は、かなり減ったとはいえまだまだ国鉄型車両と出会えるチャンスも多く、しかも保存車両や復刻塗装も含め国鉄色の車輛に出会えるチャンスが結構あったことに驚かされました。
現在では、この旅の途中で出会った列車や車両たちの中にも過去の存在となったものも多く、月並みな表現ながら改めて11年の時の流れを痛感してしまいます。
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part6】117系国鉄色&飯田線全線踏破 その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part6の続きです。

名古屋駅から乗車した117系国鉄色リバイバル編成の臨時快速「佐久間レールパーク1号」で飯田線中部天竜駅に到着。
超駆け足ではあるもののこの年11月1日に閉園となる佐久間レールパークに最後の訪問をし、再び中部天竜駅に戻ってきました。
この後は、これまで中部天竜以北の区間が未乗車のまま残っていた飯田線を踏破して、さらに中央東線に乗り継いで自宅への帰路につきます。

中部天竜から乗車するのは、飯田線の豊橋寄りの区間では現在唯一の優等列車である特急「伊那路1号」。
青春18きっぷの旅の途中ではありますが、この後の行程の都合もあり、中部天竜ー天竜峡間は「伊那路」でワープすることにします。
やって来た「伊那路1号」は373系特急型電車の3両編成。
373系は、個人的には夜行快速「ムーンライトながら」や特急「東海」などで何度も乗車した車両ですが、やはり景観に優れた路線を走る時には、列車愛称に付けられている「ワイドビュー」の冠にふさわしい車窓を楽しむことができます。スピードも控えめなので、その点でも車窓を楽しむにはちょうどよい列車という感じです。
ただ、そうなると、列車種別的には特急というよりもあえて急行とした方がいいような気もしますが…

「伊那路1号」は12:21、天竜峡駅に到着。ここで特急ワープは終了し、私は下車しました。
洋館風の天竜峡駅舎は、駅の外に出なくても駅舎側にある1番ホーム豊橋寄りから撮影・観察が可能でした。
乗り継ぎ列車の入線までホームの待合室でのんびりしたり軽く構内の車両を撮影したりしていると、313系の豊橋行544Mが入線。
これまですっかり飯田線といえば119系というイメージが定着していたところに、この313系列車の姿を見て、飯田線の急速な世代交代の波を感じることができました。
ちなみに544Mには天竜川ライン下りからの帰りと思われる人たちが大量乗車しました。
天竜川ライン下りといえば、1番ホームにはそのライン下りの舟の模型も飾られていました。

天竜峡からは、119系の243Mに乗車し、辰野経由で中央東線の茅野へ向かいます。
日曜日の昼下がりとあってか、あまり混雑もせずのんびりとクロスシートに腰掛けて飯田線を北上しました。

243Mは15:40、飯田線の終点辰野駅に到着し、これでこの18きっぷ旅の目的の一つである飯田線完乗を達成!
ただ、約40年前に飯田線の旧型国電が最後の活躍を見せていた当時に、旧型国電の乗車・撮影を楽しみながらこれができていたら、また違った感動があったかもしれないと思うと悔やまれてなりません。
でも、いかんせんまだ小学生だった私にはそれは叶わぬ夢というものでした…

次回、2009年夏の鉄道旅の振り返りシリーズ、最終回です。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part6】117系国鉄色&飯田線全線踏破 その3 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part6の続きです。

2009年夏の鉄道旅第2部の2日目、9月6日は、名古屋から豊橋を経由して飯田線を全線踏破し、中央東線経由で帰路につきます。
この日のスタートは、2週間前の鉄道旅の時にも乗車した名古屋発の臨時快速「佐久間レールパーク1号」。
これから全線踏破に向かう飯田線に直通する列車というだけでなく、前日に続きこの日も(確かこの年11月1日の佐久間レールパーク閉園に伴う運転終了まで?)、前日も回送列車を追いかけた117系国鉄色リバイバル編成の大垣車両区S11編成が使われるというのが、この18きっぷ旅の趣旨にぴったりです。
前回もそうでしたが、指定券が入手できなかったのでこの日も自由席に乗車するため、列車の発車1時間前にホテルを出て、名古屋駅の発車ホームに並びました。
閉園近い佐久間レールパークを訪れようとする人が多いからなのか、はたまた国鉄色117系での運転のためなのか、おそらく両方の理由で乗車位置には長蛇の列ができていました。
もっとも、私は列の2列目に並ぶことができたので、余裕で席を確保できましたが。

「佐久間レールパーク1号」は定刻に名古屋駅を発車。
私の乗車した車両の車内は、名古屋発車時点でほぼ満席の盛況でした。
5分停車の豊橋駅で、前回同様昼食用に佐久間レールパーク閉園記念の駅弁を購入したところで、いよいよ飯田線踏破に出発です。
列車自体の車内の雰囲気や車窓は2週間前の乗車時とほとんど変わらなかったものの、やはり同じ117系でも国鉄色編成での運転となると心なしか沿線で撮影している人も多く見かけたように感じました。
途中の新城駅での12分間の停車中は、前回乗車時同様の大撮影会状態になっていました。
前日の追っかけ撮影時の閑散ぶりから考えるとかなり差がありますが、ここはやはり営業中の列車と回送列車との差なのでしょうか?

「佐久間レールパーク1号」は、定刻10:34に終点の中部天竜駅に到着。
今回も117系の乗り心地をたっぷり満喫して到着すると、側線にはこれも前回同様、水色地に白帯の119系飯田線色リバイバル編成(大垣車両区E4編成)が停車中!
そして、前回はまだ見ることができなかった、国鉄時代の塗装同士の両形式の並びも駅の開いている構内踏切から撮影することができ、とても貴重な記録となりました。

中部天竜からは特急「伊那路1号」に乗り継いで引き続き飯田線を北上しますが、その前に約50分の乗り継ぎ時間に駅構内の「佐久間レールパーク」を超駆け足で再訪。
結果的に最後となるレールパーク訪問がこのような形になったのは、2週間前にゆっくり見学した際に何らかの理由で不在だった、レールパークの展示車両である直流近郊型電車クハ111-1の展示が9月に入って再開され、しかも9月の特別展示車両として車内の公開も実施されるということで、この車両だけを目的に本当の最後のレールパーク訪問となりました。

あわただしくレールパークを後にして再び中部天竜駅に戻ると、国鉄色の117系S11編成は構内の側線に入り、昼過ぎに上りの「佐久間レールパーク2号」となって折り返すまでの間の休憩に入っていました。
国鉄色の117系とはここ中部天竜でお別れとなりますが、この18きっぷ旅のもう一つの目的である飯田線踏破はまだまだ道半ば。
次回、中部天竜以北をたどります。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part6】117系国鉄色&飯田線全線踏破 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part6の続きです。

名古屋地区に登場した117系の国鉄色リバイバル編成の乗車と撮影、そして飯田線の全線踏破を目的にした18きっぷ旅で、東京駅から普通列車4本を乗り継いで約6時間、13時過ぎの豊橋駅に到着しました。
普段の18きっぷ利用の鉄道旅であれば、すぐにこの先名古屋方面への列車に乗り継いでしまうところですが、今回はここ豊橋駅で小休止します。
それは、この旅の一番の目的である117系国鉄色リバイバル編成(大垣車両区S11編成。以下、同編成のことは「S11編成」と記します)が、約2時間後に飯田線中部天竜駅からの臨時快速「佐久間レールパーク2号」で豊橋駅に到着するので、それを撮影するためでした。
そして、約2週間前にこの列車に乗車した時と同様、「佐久間レールパーク2号」は豊橋止まりのため、豊橋から所属区のある大垣までは後続列車を各所で待避しながらの回送運転となるので、これもいくつかの駅で狙おうというわけです。

15:05、豊橋駅5番線に原色に戻されたS11編成による「佐久間レールパーク2号」が到着。
到着したS11編成の周囲には、乗客や鉄道ファンが多数集まっていました。
やっぱり117系も国鉄色に限ります!

ひととおり豊橋駅ホームでの撮影を済ませたところで、S11編成の回9539F列車は大垣へ向けて発車していきました。
この回9539Fは、先ほども書いたように大垣までのいくつかの駅で後続列車を何本も待避しながら進み、特別快速や新快速なら1時間20分少々、普通電車でも2時間ほどで走破する豊橋大垣間を2時間50分ほどかけてゆっくり走るので、これを利用していくつかの駅で追っかけ撮影をしようというのがこの日の狙いでした。
そして、S11編成が豊橋駅を出ていくのを見送ったところで、私は最初の追っかけ撮影ポイントである蒲郡駅へ向かうべく、豊橋15:24発の新快速5339Fに乗車…
と思ったら、折返し5339Fになる豊橋止まりの快速の到着が10分近く遅れ、少々ヒヤヒヤ。
幸い折返し時間を圧縮して5339Fは4分遅れで豊橋を発車し一安心。

蒲郡駅に到着すると、予定通り回9539Fは待避中。
回9539Fはここで新快速(5339F)とその後の快速、さらにはEF66牽引の貨物列車も待避します。
新快速から貨物列車まで、日中でも結構な高頻度運転の東海道線とあっては、土休日であっても「佐久間レールパーク2号」を名古屋終着にできないのも納得といったところでしょう。

蒲郡からは貨物の後にやって来た快速5517Fで次の撮影ポイントの安城駅へ先回りし、16:14に安城に到着するS11編成を待ち伏せして撮影しました。
それにしても、国鉄色復活となれば大いに注目されるはずなのに、蒲郡でも安城でも、私の見た限りではホームで撮影しているのは私を含めわずかな人数だったのが意外でした。

これが関東だったら、間違いなく各駅は撮影者多数のはずですが…
まあ、沿線の撮影地にはそれなりに人はいたのかもしれませんが。

安城での撮影を終え、再び新快速5341FでS11編成を追い抜き、次の撮影ポイントの大府駅へ向かいます。
大部駅は、S11編成の回9539Fは通過となりますが、駅のホームでとはいえ国鉄色の117系が駆け抜けていく様を見ることができる、この旅では貴重なポイントです。
16:37、ほぼ定刻に回9539Fは大府を通過。
少しカーブしながら西日を受けて通過していく国鉄色の117系の姿には、やはり独特の風格を感じさせるものがありました。

大府からは新快速5343Fに乗車し、途中笠寺駅ではS11編成を再度追い抜き、5駅目の撮影ポイント尾張一宮駅へ先回り。
尾張一宮でも撮影の後、再びS11編成に先行して、回9539Fの終点大垣駅へ向かいました。
S11編成の到着を待つ間に、同駅の5番線を119系電車が名古屋方面へ通過していったのを見てびっくり。
当時の119系は飯田線を主な活躍の場としていて、東海道線上の大垣とは一見円がなさそうではありましたが、書類上の119系の配置は大垣車両区だったので、おそらく所属の大垣から常駐先の豊橋(?)への回送だったのだと思います。
でも、この時間に回送があるとは思わなかったので、東海道線を走る119系の貴重な記録ができてラッキーでした。

18:10、2分ほど遅れて回9539Fは大垣駅に到着。
豊橋駅は別として、ここまで追っかけ撮影で立ち寄ったどの駅でもホームでの撮影者をあまり見かけませんでしたが、さすがに大垣では私も含め数人が撮影に訪れていました。
もちろんここでも停車時間を利用して撮影を楽しんだ後、大垣車両区へと引き上げていくS11編成の後ろ姿を見送って、3時間少々の追っかけ撮影は無事終了となりました。
その後は313系の特別快速で名古屋へ向かい、駅近くのビジネスホテルにチェックインしてこの日の行程も終了。

次回からは2日目の乗車・撮影の振り返りです。
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part6】117系国鉄色&飯田線全線踏破 その1 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、今回からシリーズ最後のPart6に入ります。

前回まで、2009年8月22日夜から6泊7日の名古屋・北陸方面への18きっぷを利用した鉄道旅の振り返り記事を書いてきましたが、この時と別の機会の乗り鉄のために購入した2枚(合計10日文)の18きっぷの効力があと2日文残っていたこと、さらに、名古屋地区で使用されていたJR東海大垣車両区の117系に国鉄色塗装のリバイバル編成が登場したということで、このリバイバル編成の乗車と撮影をしようと、8月の鉄道旅から帰った翌週の週末(9月5・6日)に、改めて名古屋へ向かうことにしました。

2009年9月5日の朝、1泊2日の鉄道旅第2部に出発しました。
今回東京駅から利用するのは、東京7:24発の東海道線(伊東線直通)伊東行521M。
この521Mは、国鉄時代から長らく185系が使用されていた列車で、私も乗り鉄旅の時などよく利用した列車でした。
この日の編成は、伊東まで直通する7両編成のB1編成と熱海で切り離される5両編成のC4編成の12両編成でした。塗装は当時の田町車両センター所属の185系の標準とそうだったグリーンとオレンジのブロックパターン塗装でしたが、今ではこのカラーも過去のものになっており、時代の流れを感じます。
先ほども書いた通り521Mは古くから185系で運転されていて、鉄道ファンはもちろんよく東海道線を利用する人にも人気なのか、混雑というほどではないにせよ結構な乗車率で定刻に東京駅を発車。その後も乗客は入れ替わりつつもそこそこの乗車率を保って西へ向かいました。
途中の根府川駅では、4分停車の間に同じ185系の特急「踊り子103号」を待避。
特急列車が同じ形式の車両を使用する普通列車を追い抜くという、185系ならではの光景を撮影しようとホームに出て待ち構えましたが、残念ながら失敗に終わり、今となっては貴重なシーンを記録に残すことは叶いませんでした。

521Mは9:20、熱海駅に到着。
18きっぷで乗車できることを考えれば乗り得な185系を降りた後は、313系+211系の島田行429M、島田から掛川までは211系の浜松行759Mと、2本連続のロングシート車での静岡県横断となります。
185系と比べてはかわいそうではあるけれど、やはり私としてはセミクロスシートの113系が活躍していた当時が懐かしくなってくる乗り継ぎです。

2本とも座席にはありつけたのはよかったけれど、ロングシートでは長く感じる約2時間の各駅停車の旅のあと、掛川からは311系の豊橋行949Mへの乗り継ぎとなり、転換クロスシート車に乗れるということで何だかほっとするものを感じます。
ちょうど時刻も12時を回ったので、クロスシートに座って熱海で買った駅弁「デラックスこゆるぎ」で昼食としました。
駅弁を味わい、途中の西浜松駅でEF66 100番台の牽引する東京メトロ10000系の甲種輸送列車に遭遇したりしながら、949Mは13:19、豊橋駅に到着しました。

次回、いよいよ117系国鉄色編成の追っかけ撮影に入ります。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part5】新潟回りで帰路に その5 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part5の最終回になります。

あさかぜ1号 博多行 border=

足かけ7日の鉄道旅も、あとは新潟駅からの「ムーンライトえちご」で帰路につくだけになりました。
583系の大阪行き夜行急行「きたぐに」を見送った後の23:18、新潟駅4番線(当時)にこれから乗車する夜行快速「ムーンライトえちご」が入線してきました。
この日の編成は、新潟車両センターの国鉄色485系K-1編成でした。
発車までまだ余裕があるので、指定された5号車モハ485-1088の座席に荷物を置いて、「きたぐに」同様3・4番線ホームでK-1編成をいろいろ撮りまくりました。
「きたぐに」ではあまり見かけなかった撮影者も、利用客が多く国鉄色の485系が運用に入っていることもあって、「えちご」の撮影者はそこそこ多い印象がありました。
23:35、「ムーンライトえちご」は新潟駅を定刻発車。
日付の変わった1時頃に長岡駅を発車したところまでは起きていましたが、その後は座席夜行では珍しく爆睡し、目が覚めるとちょうど車窓左手を並行して走る京浜東北線大宮発初電のE233系をゆっくりと追い抜いているところでした。

5:02に「ムーンライトえちご」は池袋駅に到着し、私はここで下車します。
このまま西武線に乗り換えて自宅へ直行してもいいのですが、せっかくこの時間に池袋にいるので、早朝に上野駅に到着する夜行列車トリオを近くの赤羽駅で撮影してから帰宅することにしました。
「えちご」で池袋に到着した直後の5:12には、EF64 1015牽引の貨物列車5098列車が通過。
この当時すでに一般には埼京線等の走る旅客線としてのイメージが強くなっていた山手貨物線が、貨物列車のルートでもあることを再認識させてくれる貴重な列車です。

埼京線で赤羽駅へ移動し、まだホームドアのなかった京浜東北線北行ホームで各列車の通過を待ちます。
まずは5:55、ボンネット型のクハ489を先頭にした、金沢からの国鉄色489系急行「能登」が通過。
続いて6:09にはEF64 1031牽引の、やはり金沢発の14系ブルートレイン「北陸」も通過。
締めは青森からの24系ブルトレ「あけぼの」。牽引機はEF64 1030でした。

3本とも京浜東北線に被られることなく撮影できたところで、再び埼京線で池袋へ戻り、西武線で帰宅して6泊7日の鉄道旅はひとまず無事一区切りとなりました。
それにしても、大きな荷物を持って、朝7時の赤羽駅の段階ですでに満員の埼京線上りには乗るもんじゃありませんね(苦笑)

さて、2009年の会社の夏休みを利用した鉄道旅はこれで終了となりましたが、実はこの旅の直前だったか途中だったかに、名古屋地区で活躍していた大垣車両区の117系に国鉄色リバイバル編成が登場したことを知り、117系をできるだけ撮影したり乗車することがテーマの一つだった8月の鉄道旅で出会うことができなかった私にとっては見逃せない話題ということと、この国鉄色リバイバル編成が、9月に入って私も乗車した快速「佐久間レールパーク号」に使用されることが分かったので、乗車や撮影を楽しみ、それとともに中部天竜駅以北の区間が未乗車だった飯田線の踏破もしてしまおうと、この旅から戻った翌週の週末に再び名古屋方面へ出かけることにしました。

ということで、2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part6に続きます。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part5】新潟回りで帰路に その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part5の続きです。

直江津から乗車した485系の快速「くびき野5号」で終点の新潟駅に着いたのが19:27。
あとはこの夜の夜行快速「ムーンライトえちご」で関東へ戻るだけになりましたが、「えちご」の新潟発車は23:35で、4時間のインターバルがありました。
ただ、この4時間という時間はどこかへ乗り鉄しようにも中途半端な時間で、夕食も駅弁で済ませてしまったのとそもそも駅周辺の店を知らないことから、結局この間を新潟駅の在来線ホームに発着する列車を撮影して過ごすことにしました。
幸い、やってくる列車は485系の特急「北越」「いなほ」や新潟地区版ホームライナー「らくらくトレイン」、115系やE127系の信越・白新・越後線列車、キハ110・120系の磐越西線列車などバラエティー豊富で、それほど時間を持て余さずに済みましたが。

そんな中で、22:23、当時の3番線に583系の夜行急行「きたぐに」の大阪行上り列車が入線。
発車の30分強も前の入線なのと、この時間になると隣のホームに発着する列車も少なくなり、下り始発の大阪駅では当時撮影が難しかった編成各車の写真も撮影しやすく、583系を撮りまくるにはなかなか良い雰囲気でした。
通常期(この日も)でも10両、多客期は12両編成の「きたぐに」は、(おそらく)当時新潟駅在来線ホームに発着する列車の中では最長の編成でした。
10両編成など、首都圏では「短い」ともいわれるごく当たり前の長さの編成ですが、改めて3番線や中線を挟んだ4番線のホーム上を、編成の前から後ろまで都合2往復してみると、いかに長い編成かがよくわかりました。
同時に、塗装が変わったとはいえ超編成で駅に佇む583系にはやはり貫禄が感じられたのが嬉しかったです。

22:55、「きたぐに」は大阪へ向けて発車していきました。
この「きたぐに」も今は懐かしの列車となってしまったのが残念でなりません。

次回、「ムーンライトえちご」でひとまず関東へ戻ります。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part5】新潟回りで帰路に その3 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part5の続きです。

糸魚川駅での大糸線キハ52の撮影を終え、再び北陸本線を東へ向かいます。
糸魚川から乗車するのは、16:18発の直江津行547M。
やってきたのは、寝台電車581・583系改造の419系。それも、富山方がもともとの先頭車から改造された「月光形」前面の車輛、直江津方が中間車から改造の「食パン」型前面の編成!
先ほど糸魚川に到着して4番線に停車中のキハ52 115との並びを撮りたかったけれど、547Mの糸魚川での停車時間はわずか1分で、到底無理で断念。
最後部の月光形前面のクハ419に乗車すると、車内は混雑してもガラガラでもない、まずまずの乗車率。
座席モケットは張り替えられていたものの、種車のクハネ581形時代の雰囲気が残るクロスシートに座っていると、581・583系の列車に乗っているような気分が少しだけ味わえました。

547Mは16:56、直江津駅に定刻到着。いろいろ盛りだくさんだった北陸路の旅もここで一区切りとなります。
直江津からは久しぶりに戻ってきたJR東日本エリアとなり、これからたどるのも信越本線となります。

直江津駅のある上越市は上杉謙信ゆかりの地だけあって、駅構内にはこの年の大河ドラマ「天地人」にちなんだ幟もいくつか立っていました。
さらに、直江津駅に発着する北越急行のHK100型にも「天地人」ラッピング車が見られました。
また、やはり駅構内には、この年10~12月に展開された新潟デスティネーションキャンペーンの幟も立っていて、構内が華やかな雰囲気に包まれていました。ました。
直江津から乗車するのは、17:31発の新潟行快速「くびき野5号」ですが、入線まで少しだけ時間があるので、485系の「北越8号」や長野からの「妙高7号」で到着した「あさま色」の189系、長野総合車両所と新潟車両センターそれぞれの所属の115系、構内で入換中のEF510形などを撮影しながら待ちます。

17:26、信越線(当時)新井からの「くびき野5号」が到着。3号車(自由席)のモハ485-1045に乗車します。
遅れの「はくたか19号」を待って、「くびき野5号」は2分遅れの17:33に直江津を発車。
発車すると、車窓右手にさっそく現れたのが、房総地区向け仕様への改造工事のための入場待ちのため、直江津駅構内に疎開留置されていた209系2編成。
首都圏で活躍していた通勤型電車に日本海側の駅で遭遇するというのも、長期的な転用プロジェクトに伴う疎開留置中ならではの光景でした。
「くびき野5号」は、私にとっては陽のあるうち(といっても日没近い時間ですが)に初めて通過する信越線の海沿いの区間をたどり新潟へ向かいます。
途中、この年の新潟中越沖地震の際に土砂崩壊のあった青海川(おうみがわ)駅付近ではまだ災害復旧工事が続いているのか、列車は若干減速気味で通過しました。
長岡駅を発車したところで、直江津駅で購入した駅弁「鱈めし」で夕食。
駅弁を食べていると、気分はすっかり485系の特急列車に乗っている気分になっていました。
それもそのはずで、「くびき野」は車両と直江津―新潟間の停車駅は「北越」と同じ。所要時間も「北越」と大差ないのに快速なので18きっぷでも乗車可能な超おトク列車でした。

車両も走りも、「北越」さながらの快適な2時間弱を過ごすうち、「くびき野5号」は19:27、新潟駅に定刻到着。
あとは新潟駅からこの夜の「ムーンライトえちご」に乗車するだけになりましたが、「えちご」の発車まで4時間ほどあるため、その間新潟駅で時間をつぶします。

次回、新潟駅からです。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part5】新潟回りで帰路に その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、Part5の続きです。

富山駅から乗車した475系の直江津行541Mは、13:26に糸魚川駅に到着。
これから私が向かうのは直江津・新潟方面なので、このまま541Mに乗り続けていてもいいわけですが、私はここでまた途中下車。
その理由は、当時、大糸線のJR西日本区間(南小谷ー糸魚川間)で3両が最後の活躍をしていたキハ52。
この鉄道旅の翌年3月に大糸線での現役を引退することになるキハ52ですが、糸魚川に来たならやっぱり撮影しない手はありませんでした。

私が糸魚川に到着した時、構内の側線では、3両のキハ52のうち首都圏色(タラコ色)のキハ52 156が整備を受けているのがホームから見えました。。
一方、新幹線工事により残念ながら解体されてしまった糸魚川駅のシンボルともいえたレンガ造りの機関庫には、ホームから見える範囲では在庫車両は見当たりませんでした。
糸魚川駅の大糸線専用ホームである4番線の柵には、3両3色のキハ52のイラストが入った大糸北線(南小谷ー糸魚川間)の観光PR看板や、3両のキハ52が機関庫の前で勢ぞろいした写真の入った発車時刻表が掲げられていて、糸魚川駅にとってもキハ52の存在が特別なものであることが感じられました。

次に糸魚川を発車する南小谷行432Dの入線まではまだ時間がありそうなので、一旦改札を出て、敷地外から側線に止まっているキハ52や機関庫が撮影できるポイントを探しに駅周辺を歩きましたが、適当な場所が見つからず断念。再び改札内に入り、432Dの入線を待ちました。
14:36、4番線に432Dが入線。車両は、先ほどまで機関庫のそばにいたキハ52 156でした。
心なしかやや色褪せしているようにも見えたこの時の同車でしたが、西日に照らされたタラコ色のボディーというのも、非電化区間のローカル線の旅情が感じられてなかなかいいものです。
ちょうどこの時、2番線には475系の北陸線直江津行543Mが停車中で、かなり構図的には無理やりながら475系とキハ52をワンフレームに収めて撮影できました。
475系が急行色塗装だったらもっと良かったのですが、それでもこの両形式の並びも今では貴重な記録です。

14:49に432Dが発車した後は、再び485系「北越」や普通列車を撮影しながらしばらく待機。
その後、15:19には南小谷からの429Dが到着。
やってきたのは、朱色+クリーム色塗装のキハ52 115。
大糸北線への乗車や撮影はこの時が確か3回目でしたが、大糸北線で活躍したもう1両のキハ52であるキハ52 125(紺色とベージュの塗装)はこれまで、糸魚川の機関庫に入っているのを目撃したり、列車交換時の交換相手としてすれ違ったりしたことはあるものの、ゆっくり撮影したり乗車したりするチャンスはなく、この旅の時は姿さえ拝むことができませんでした。
まあ、キハ52 125は、後にいすみ鉄道で何度も撮影や乗車をすることになるのですが、この旅の当時にはまさかそのような状況になるとは夢にも思いませんでした。

次回、新潟駅へ向かいます。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【2009年夏の鉄道旅 Part5】新潟回りで帰路に その1 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
2009年夏の鉄道旅の振り返り、今回からPart5に入ります。

高山線でのキハ58・28乗車、そして富山市内を走る路面電車(当時の富山ライトレール・富山地方鉄道富山市内線)を富山駅の北と南それぞれの駅前で撮影して、再び富山駅の改札を入ります。
ここからは再び北陸本線を東へ向かい、さらに信越本線で新潟へ、さらにこの日の夜の「ムーンライトえちご」で自宅への帰路につきます。

富山から乗車する北陸線直江津行541Mの発車が近づき、541Mが発車する5番線(当時、以下同じ)
に出ると、隣の4番線にはローズピンクとクリーム色の国鉄交直流急行電車色の復刻塗装編成となった475系が、富山始発の金沢行430Mとして停車中!
キハ58・28は惜しかったですが、他の形式ではこの日も国鉄色の車両に対する「引き」がなかなか強いようです。
普段は3両編成を一単位として運用される急行色編成でしたが、この時は直江津方に北陸色(アイボリー地に青帯)のクモハ471-1+モハ470-1+サハ455-4の3両を増結した6両固定編成として運用されていました。
増結された3両のうちクモハ471-1+モハ470-1は北陸地区向けに初めて製造された急行型電車471系のトップナンバーで、確か当時、定期運用に着くJR所属の国鉄型電車では最古の車輛であったと記憶しています。
交直流急行色との出会いも嬉しいですが、この2両のような貴重な車両との出会いもまた、今となってはよい思い出になりました。

12:08、 金沢始発の541Mが5番線に到着。
7分停車を利用して、541Mの座席を確保するとすぐに、4・5番線ホームの金沢方先端へ移動し、541Mと430Mの475系同士の並びを撮影。
541Mが急行色編成だったら最高でしたが、これもまた今や思い出の一枚になっています。

12:15、541Mは富山駅を発車し、直江津を目指します。
駅を発車後すぐに脇を通過した富山運転センター(当時)の構内には、先ほどは乗車・撮影が叶わなかった高山専用キハ58・28の国鉄色ペアの姿もあり、車窓越しから何とか撮影することができました。
この日の昼食は、富山駅で購入した駅弁「富山湾弁当」。
ますのすし・ぶりのすし・白エビのかき揚げなど、「天然のいけす」とも呼ばれる魚介類の豊富な富山ならではのおいしい駅弁です。

541Mは直江津行なので、単に新潟方面へ向かうならこのまま終点まで乗っていってもよいわけですが、途中の糸魚川でまたまた寄り道します。
次回、糸魚川駅からです。
nice!(8)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。