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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅25 富士宮→新横浜 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

富士駅から身延線で富士宮駅に到着。この駅で途中下車して名物の富士宮やきそばを賞味し、再び身延線で甲府駅を目指します。
富士宮駅から乗車するのは、12:26発の特急「ふじかわ5号」。同じ甲府駅へ行くなら「ふじかわ5号」の13分後に富士宮駅を出る普通電車に乗る手もありますが、「ふじかわ5号」は普通列車よりも1時間あまり早く甲府駅に着き、車両も快適な373系特急型電車なので、ここは迷わず特急を選びます。
富士宮を出た「ふじかわ5号」は、だんだんと山深い区間に入っていきます。身延線内の停車駅は比較的多いものの、区間によっては特急らしくそれなりに飛ばす区間もあり、なかなか快適です。
やがて車窓に交付の市街地が広がるようになり、新宿方面からの中央本線と並走するようになったあたりで甲府の1駅手前の金手駅を通過。
ただし、同駅は身延線側だけにホームがあり中央本線の列車はすべて通過するので、最長片道切符のルート上も身延線から中央本線への乗り継ぎ駅は甲府となります。

「ふじかわ5号」の甲府駅到着は14:03。ここで朝に入ったJR東海エリアから一時離脱し、再び東日本エリアに戻ります。
そして甲府駅から乗り継ぐのは、当駅始発の14:30発「かいじ32号」。この列車で都内に再び入った八王子駅まで移動します。
甲府まで乗って来た「ふじかわ」と、これから乗車する「かいじ」とでは、編成の長さや利用客の数などやはり格の違いはあるもので、さすがに「かいじ」はメジャーな幹線を走る特急列車という感があります。
甲府駅から大月駅まではやや停車駅が多めながら、大月を出ると八王子までノンストップとなり、さらにスピードアップ。
そして甲府から1時間ほどの15:32、八王子駅に到着したところで下車します。

八王子駅で時間調整と一休みをして、次に乗り継ぐのは八王子16:17発の横浜線普通電車東神奈川行。この電車で横浜線を新横浜駅まで進みます。
車両は横浜線用のE233系6000番台。この妄想旅で首都圏の各線をめぐる道中のあちこちで数えきれないくらい出会い、そして乗車もするE233系とも、これでひとまずしばらくお別れです。
夕方が近づいて混雑しはじめていると思われる中、八王子駅を発車。各線との接続駅を中心に頻繁に乗客が入れ代わりながら南下し、17:06に新横浜駅に到着したところで下車します。
この後、最長片道切符のルートは東海道新幹線で再び静岡県へと戻っていきますが、このあたりはまた次回です。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅24 大船→富士宮 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、まだまだ続きます。

最長片道切符の妄想旅、13日目は大船駅からスタート。
まずは東海道本線を西へ向かうため、7時ちょうどの小田原行普通電車に乗車します。
この列車、見た目には何の変哲もないただのE231またはE233系の東海道線普通電車に見えますが、実は湘南新宿ラインにも上野東京ラインにも直通しない東京駅始発の東海道線普通電車です。
数年前までは当たり前だったこんな列車も、今となっては少数派だと思うと何か特別感があります。まあ、途中駅から乗る者にとってはどうでもいいことかもしれませんが(笑)
小田原行は藤沢・辻堂・茅ケ崎…と、ラッシュで混雑する上り電車や特急「湘南」などとすれ違いながら東海道線を西へ向かいます。
このままこの列車の終着小田原駅まで乗ってしまうと、この日の夕方に乗車予定の東海道新幹線と乗車ルートがぶつかってしまうので、終点の2駅手前の国府津駅で小田原行を下車します。
最長片道切符のルートはここから、御殿場線で沼津駅へ抜けることになっているので、7:48発の沼津行に乗り継ぎます。
御殿場線はこの妄想旅では初の乗車となるJR東海の路線で、朝の混雑する時間帯なのでおそらく増結はされているとは思われますが、いずれにしてもここまで乗ってきたE231系やE233系との輸送量の大きな差や、オレンジ色のラインカラーにJR東海エリアに入ったことを実感させられます。
御殿場線は昭和9年の丹奈トンネル開業までは東海道本線の一部をなしていた路線で、今も各所に昔は複線の線路が敷かれていた頃の証である遺構が残る風景を見ながら進みます。
御殿場駅を過ぎたあたりからは富士山も車窓から望めるようになり、ここでも静岡県に入ったことを感じます。
国府津から乗車した313系?は9:26に終着の御殿場駅に到着し、再び東海道本線へと合流します。最長片道切符のルートもここから再び東海道本線に戻り、少しだけ西方の富士駅へ向かいます。
沼津駅から乗り継ぐのは10:19発の普通電車静岡行。日中でもそこそこに本数のある東海道線の普通列車なのに乗り継ぎ時間にかなり余裕があります。
実はこれにはちゃんと理由があり、この静岡行の6両編成のうち東京方3両は、今年(2022年)3月のダイヤ改正で中央西線から東海道線静岡地区へと活躍の場を移した313系8000番台が入ることの多い運用になっています。
同車はロングシート車が幅を利かせる静岡地区にあって、転換クロスシートの快適な車内を誇る乗り得車両となっています。
この列車にはリアルでも今年のGWに運転区間の熱海ー静岡間全線に乗車した経験があり、せっかくの乗り得車両なのでこの妄想旅にも組み込んでみました。
快適な転換クロスシートに座って一息ついたのもつかの間、わずか20分で富士駅に到着したところで下車。このまま静岡駅まで乗っていきたい気持ちを抑えながら、この駅で接続する身延線へと乗り継ぎます。
富士駅で乗り継ぐのは、10:45発の身延線西富士宮行。同じ313系でも、こちらはノーマルなスタイルの車両。ただし、身延線で使用される車両にはロングシート車だけでなくセミクロス仕様のものもあるようなので、どうせならセミクロスシート車に乗りたいところではあります。
西富士宮行はわずか18分で終点の1駅手前の富士宮駅に到着。最長片道切符のルートはこの後、身延線を引き続き北上して中央本線との接続駅甲府へ抜けることになっています。
しかし、富士駅であえて交付まで直通する列車ではなく、区間運転の西富士宮止まりに乗ったのは、もちろん富士宮駅で途中下車するため。
富士宮駅到着は11:03なので、お昼も近づくこの時間にあの富士宮やきそばをスルーする手はないでしょう。同じくやきそばで有名な横手に立ち寄りながら、横手やきそばをいただく機会を逃してしまったので、そのリベンジというわけでもないですがここ富士宮ではしっかりとやきそばを食べてパワーチャージすることにします。

次回、引き続き13日目編です。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅23 立川→大船 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

群馬県の倉賀野駅から、八高線2列車と青梅線を乗り継いで東京都内の立川駅まで南下してきました。ここからは、その立川駅から出ている南武線に乗り継いでさらに神奈川方面へと南下していきます。
立川駅から乗車するのは、14:53着の快速川崎行。この日の朝新秋津駅を出てから、ずっと各駅停車の普通列車ばかりを乗り継ぎながらやって来たので、停車駅は多いものの通過運転区間のある快速の存在はよい気分転換にもなります。
この乗り継ぎ旅で何度目かのE233系(8000または8500番台)に揺られること30分あまりの武蔵小杉で南武線快速を下車し、長い連絡通路を歩いて横須賀線ホームへ。
武蔵小杉からは15:53発の横須賀線から総武快速・成田線直通の成田空港行に乗り換えますが、ここからしばらくは品川・川崎界隈の複雑な路線網ゆえの短区間・短時間の乗り継ぎが連続することになります。
武蔵小杉駅の横須賀線ホームは、この記事を書いている2022年10月時点では上り・下り共用の島式ホームとなっていますが、混雑緩和のため下り線側に下り専用ホームを建設することで、従来からのホームは上り専用とする工事が完成し、2022年12月18日から変則的な2面2線構造のホームでの営業が開始されることになっており、島式ホームでの発着風景もあとわずかとなります。
その武蔵小杉駅の島式ホームを発車した成田空港行は、東海道新幹線と並行しながら進み、わずか10分で2駅先の品川駅に到着したところでまた乗り換えとなります。
品川駅からのルートは東海道本線で川崎駅へ向かうことになっており、複々線を完全に並行して走る京浜東北線と東海道線のどちらも利用することができますが、乗り換えに際して一番東側にある横須賀線ホームからの移動距離が少ない東海道線を利用することにします。
品川から乗り継ぐのは16:15発の平塚行。発車すると途中の大井町・大森・鎌田の各駅を華麗にスルーし、ノンストップ9分で川崎駅に到着します。
川崎駅からは再び南武線に乗り換えて次の尻手駅へ向かうことになりますが、尻手から先で通る南武支線・鶴見線のダイヤの都合上、ここで小休止をとり、16:53発の登戸行で尻手駅へ向かいます。
川崎からわずか3分で到着した尻手駅からは、同一ホームで接続する17:01発の南武支線で鶴見線との接続駅浜川崎へ。
南武線の本線部(川崎ー立川間)がE233系に統一されているのに対し、南武支線は同線専用の205系1000番台での運転。かつて首都圏を中心に隆盛を誇った205系も、現役で活躍するのは数日前に乗車した仙石線とこの南武支線、この後乗車する鶴見線、この乗り継ぎ旅では乗車するチャンスのないJR西日本の奈良線だけとなり、時代の流れを感じます。
夕方のラッシュ時間帯に入った205系は尻手から7分で終点の浜川崎駅に到着。
ここからはさらに鶴見線へと乗り継ぐことになりますが、南武支線と鶴見線それぞれの浜川崎駅は一般道をはさんで別々の無人改札が設けられています。
浜川崎駅から乗り継ぐ鶴見行は17:13発で、これを逃すと20分ほど後の次の鶴見行まで待たされるので、急いで乗り換えます。
鶴見線も車両は鶴見線用の205系110番台。編成が南武支線の2両編成に対してこちらは3両編成となり、帯色も南武支線とは異なりますが、いずれにしても貴重な205系であることに変わりはありません。
鶴見線もおそらく夕方の混雑時間帯に入っているはずで、昼間や土休日とはまた違った顔を見せていることでしょう。
大川支線や海芝浦支線といった盲挑戦には立ち寄ることなく、浜川崎から13分で鶴見線の起点鶴見駅に到着。
同駅では、1971年に同駅を除く鶴見線全駅を無人化し、駅の改札業務を鶴見駅に集約した際に設置された、鶴見線と京浜東北線との間の中間改札が撤去され、最長片道切符でもそのまま京浜東北線へ乗り換えることができるようになっています。
その鶴見駅から乗り継ぐのは、17:33発の京浜東北線南行大船行。夕方のラッシュで混雑していると思われるこの列車で横浜・大船方面へと向かいます。
途中の横浜駅から大船方面へは、東海道・横須賀線が経由する戸塚経由のルートと、京浜東北・根岸線が経由する磯子経由のルートの2つがありますが、営業キロは磯子回りのルートの方が長いので、横浜駅では乗り換えることなく引き続き乗り続けます。
そしてE233系は横浜の中心部から住宅地へと入っていき、終点の大船駅には18:13に到着。
最長片道切符のルートは、ここから東海道本線で国府津方面へと向かうことになりますが、翌日以降の乗り継ぎスケジュールの関係もあり、この日の行程はここで打ち止めとします。

次回に続きます。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅22 新秋津→立川 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

最長片道切符の妄想旅12日目は、朝のラッシュが終わる頃に前夜過ごした自宅を出発することでスタート。
この後の妄想旅では、自宅へ一時戻ったり途中で休養日を設けたりすることを想定せずに行程を組んでいきます。

自宅最寄り駅から西武線で秋津駅へ向かい、前日の夕方に乗り継ぎを切り上げた新秋津駅まで歩いてこの日の乗り継ぎを再開します。
新秋津からは9:44発の南船橋行に乗車し、武蔵浦和駅で埼京線の大宮行普通電車に乗り換えて10:23に大宮駅に到着します。
大宮駅からは10:45発の高崎線高崎行に乗車。午前中の高崎線を各駅停車で坦々と北上していきますが、終点の高崎駅まで行ってしまうと例によって数日前に通過した最長片道切符のルートにぶつかるため、高崎の1駅手前の倉賀野駅(11:52着)で下車します。
倉賀野駅は高崎線と八高線の分岐駅です。ただ、八高線の列車もここから高崎線に乗り入れて高崎駅まで直通するので、駅自体は貨物関連の施設がある他はそれほどの規模でもないようです。
最長片道切符のルートはここからまた再び南下し、八高線で一気に東京都内の拝島駅を目指します。
倉賀野駅から乗車するのは、12:01発の高麗川行き。
八高線の線名はもちろん八王子と高崎を結ぶ路線というところから名づけられましたが、現在の実際の運転系統は途中の高麗川駅を境に電化区間の南側と非電化の北側とに完全に分かれています。
その高麗川行はキハ110系で到着。八高線で使用されているのは関東地方では唯一のキハ110系で、車両だけを見るとまるで東北のローカル線を旅しているような気分になります。ただキハ110系が八高線に投入されてからでも早いもので20年を優に超えているので、近いうちに新世代の電気式気動車やハイブリッド気動車への置き換えが開始される可能性もあり、今後の動向が注目されます。
倉賀野駅を出て高崎線と別れると、後は群馬県から埼玉県にかけてののどかな田園地帯を進んでいきます。寄居や小川町、生越生いった私鉄連絡の駅としても馴染みのある駅を経て、13:25に非電化区間の南端の高麗川駅に到着します。
上記の通り八高線はここで運転系統が完全に分割されており、ここから先の八王子方面は電化区間となり、列車本数や編成量数も増えます。
ここで乗り継ぐのは13:30発の八王子行。
高麗川ー八王子間の通称「八高南線」は、高麗川以北の「北線」との直通がない一方、高麗川駅で接続する川越線の川越以西の区間との直通運転は積極的に行われており、乗車する列車も始発は川越駅です。
川越線を走って来た209系またはE231系の八王子行は、2分停車の後高麗川駅を発車。
車窓には狭山茶の畑や住宅地が広がり、「北線」沿線よりも都会に近づいている感じがします。
やがて14時ちょうど、八高線の他青梅・五日市線や西武拝島線も集まるちょっとしたジャンクション駅の拝島に到着。
ここからは青梅線に乗り換えて立川駅へ、14:13発の中央線直通青梅特快東京行はわずか11分で立川駅に到着してまたしても乗り換えとなります。

最長片道切符の妄想旅、この後は南武線で神奈川方面へと南下していきますが、そのあたりはまた次回。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅21 成東→新秋津 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

銚子駅の1駅手前の松岸駅から総武本線に乗り、9:00ちょうどに東金線との接続駅成東に到着します。
このまま総武本線を進むと佐倉駅で最長片道切符で前日に乗車したルートとぶつかってしまうため、ここで東金線に乗り換えます。
成東で乗り継ぐのは、9:02発の千葉行。松岸から乗車してきた(佐倉経由)千葉行からの接続時間はわずかなので、のんびりと乗り換えている余裕はありません。
東金線はここ成東駅と外房線との接続駅大網との間を結ぶ路線です。東金線内だけの折り返し運転の他に大網から外房線に乗り入れて千葉へ、あるいは蘇我駅から皿に京葉線に乗り入れて東京駅へ直通する列車もあり、成東から乗車するのも外房線直通列車です。
また東金線は、総武本線と外房線をつなぐ短絡線の役割も果たしており、銚子方面も安房鴨川方面も路線網が千葉駅や蘇我駅を扇のかなめにして袋小路状態になっている房総半島のJR各線を最長片道切符や首都圏の「大回り乗車」のルートに組み込むためには重要な路線になっています。
そんな東金線の沿線にはこれといった名所や観光地はないようですが、線内には「求名」(ぐみょう)という難読駅があったり、「福俵」(ふくだわら)という縁起の良い名前の駅があったりと、短い路線ながら注目ポイントのある路線です。
大網駅には9:19に到着。最長片道切符のルートはこの後、外房線と内房線を乗り継いで南房総をぐるっと一周することになります。ここまで乗って来たのも外房線直通列車ですが、このあと進む方向とは逆方向に向かうため、ここで安房鴨川方面へと向かう列車に乗り換えます。
大網駅は、東金線のホームと外房線のホームとが駅の千葉寄りの構内はずれを扇のかなめとしてハの字に開いた形に設置されており、両線を乗り換えるには
少し離れたホーム同士を歩く必要があります。
そんな大網駅から乗車するのは、9:47発の特急「わかしお3号」。総武快速線東京地下駅が完成した1972年7月に内房線の「さざなみ」とともに登場した特急列車で、リアルの「わかしお」「さざなみ」には両特急の50周年を記念したラッピング者も登場しています。
前日の千葉駅からずっと209系ばかりを乗り継いできたので決して長い区間とは言い難いまでも特急に乗車するのは快適ですし、また現在の外房線の普通・快速列車は上総一ノ宮駅で運転系統が分かれていることがほとんどのため、乗り換えなしで安房鴨川まで行けるのは楽でもあります。
255系またはE257系の快適なシートに揺られ、外房の海の眺めも楽しみながら走ること1時間あまり、10:53に「わかしお3号」は終着の安房鴨川駅に到着。
ここから先は引き続き内房線で千葉方面へ進むことになっており、「わかしお3号」からもわずか5分の好接続で木更津行普通列車の接続がありますが、朝の成田駅からここまで効率の良い乗り継ぎで早く着きすぎた感があるので、ここで1本遅らせて12:02発のやはり木更津行の普通列車に乗り継ぎます。
内房線も木更津・君津の両駅を境に千葉・東京方面と安房鴨川方面とで運転系統が分かれる列車が多い一方、日中を中心に安房鴨川駅を跨いでの外房線上総一ノ宮ー内房線木更津間の直通運転となっている列車もあり、乗車する木更津行も始発駅は上総一ノ宮です。
この外房・内房線房総半島南部エリアの普通列車には、従来の209系に代わって新形式のE131系が投入されており、乗車する木更津行もおそらくこの車両と思われます。
安房鴨川を発車してからもしばらくは外房の海が車窓に広がり、一旦内陸部に入ったのち館山付近から今度は東京湾の景色を眺めながら走ることになります。
そして、13:46には木更津の1駅手前の君津駅に到着。ここまで乗車してきたE131系は木更津行ですが、君津駅で10分停車してその間に13:50発の当駅始発の総武快速・横須賀線直通の快速久里浜行を先発させるので、ここでその久里浜行に乗り換えます。
2両または4両編成の
E131系から11両または15両編成のE217・235系に乗り換えると、やはり東京へ近づいてきたことを実感させられます。
君津から先は、快速とはいっても通過駅はわずかで、内房線内はある意味東京方面への快速が普通列車の代わりとして機能しているといってもよい状態になっています。
久里浜行は外房線・京葉線との接続駅蘇我には14:30に到着。このまま千葉駅まで乗ってしまうとやはり最長片道切符のすでに乗車したルートとぶつかってしまうため、ここで京葉線へ乗り換えます。
蘇我から乗車するのは、14:35発の普通電車東京行。いよいよこの電車で、日本の鉄道の中心、東京駅へ向かいます。
高架線の続く京葉線を走り、左手の車窓に「夢の国」のシンデレラ城を眺めたりしながら進み、やがて地下区間に入って15:24に地下深くの東京駅京葉線ホームへ到着します。
日本を縦断する乗り継ぎ旅の重要な節目となる東京駅で、少し時間をとってここまで来た感慨にふけるのもいいでしょうが、この日の妄想乗り継ぎ旅はもう少し先へ進みます。
京葉線ホームからの長い通路を歩いて向かうのは、東京駅では最も高い場所にある中央快速線の1・2番線。ここから乗車するのは、15:51発の中央特快高尾行。
E233系に乗車して都心や複々線区間を走り抜け、国分寺駅に16:26に到着。最長片道切符のルートはこの後1駅先の西国分寺で武蔵野線に乗り換えて武蔵浦和方面へと向かいますが、西国分寺には特快が停車しないので国分寺で快速(国分寺の時点では各駅停車になっていますが)高尾行に乗り換えます。
国分寺駅を発車してからわずか1~2分で西国分寺駅に到着。ここで乗り継ぐ武蔵野線へはこれまた2分ほどの接続がありますが、乗り換え時間に余裕がないので1本見送り、次の16:46発の西船橋行に乗車します。
西国分寺を発車して2つの長大トンネルをくぐって16:54に西武池袋線との乗り換え駅新秋津に到着。
上記の通り最長片道切符のコースではこのまま武蔵野線で武蔵浦和駅まで向かうことになっていますが、新秋津駅はこの最長片道切符のルート上にある駅の中で最も自宅に近い駅ということもあり、自宅に戻って宿泊費を少しでも節約する狙いもあり、この日の行程はここで終了となります。
続きはまた次回です。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅20 池袋→成田→成東 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、前回と前々回はお休みしましたが、今回からまた続きます。
(ちなみに前回の旅日記は→https://gonana57.blog.ss-blog.jp/2022-10-02

稚内駅からJR線(ちょっとだけ第三セクター鉄道にも乗りますが)を北から南の方へと乗り継いでいくこと9日間。
妄想旅も関東地方に入り、少々旅の疲れも出てくるであろうこのタイミングで、妄想旅9日目の夜に赤羽駅から乗車した埼京線で池袋駅に到着します。
最長片道切符のルートでは、ここから山手線外回りで秋葉原駅へと向かうことになっていますが、9日目の行程はここ池袋駅で打ち止めとし、同駅から西武線で自宅へ戻るということにします。
この最長片道切符の旅はあくまでも実際に私がこの行程で乗り鉄旅をするわけではない「妄想旅」なので、理論上は休養日を設けずに旅を続ける形にしてもいいのですが、それはそれでちょっとせわしなさすぎるので、このタイミングで小休止ということで一日半の休養日を設けるということにします。

自宅で2泊過ごし、ゆっくり休んだ後の10日目(稚内出発時点から通算すると11日目)は自宅を午後に出発。
池袋15:04発の山手線外回り電車で最長片道切符の妄想旅を再開します。
秋葉原駅へと向かう車窓にはいかにも東京の中心を通っているのだという光景が広がり、頻繁に内回り電車や他線の電車と出会うなど、何だか旅の途中で日常に引き戻されたような感覚を味わうことでしょう。
秋葉原駅には15:24に到着し、ここからは総武線各駅停車に乗り継いで千葉方面へと向かいます。
でも、せっかく秋葉原で総武線に乗り換えるなら絶対に立ち寄りたいのが、総武線ホーム上にあるミルクスタンド。
いきなり一休みというのも変ですが、冷たい牛乳と菓子パンで一息入れることにします。まあ、この日は移動距離も極端に短く、行程にも余裕がありすぎるので、このくらいの休憩は大勢に影響することもありません。
さてミルクスタンドで一休みした後は、15:46発の総武線各駅停車千葉行に乗り継ぎ。この路線ももう数えきれないくらい乗車した馴染みのあるルートです。
隅田川を渡って左手に総武快速線が並行するようになると錦糸町駅。
千葉駅へ急ぐならここで快速線に乗り換える手もありますが、先ほども書いたように行程に余裕があるので、わざわざ会談やエスカレーターを使ってホームを移動してまで先を急ぐ必要もないので、引き続き各駅停車に乗り続けます。
そして終着の千葉駅には16:37に到着。千葉駅は近年大幅な駅改築が完成し、私が大学時代にほぼ毎日のように利用したり通過していた頃とは車両も駅舎も全く別の駅のように変貌しています。
そんな駅の姿に驚きながら乗り継ぐのは、千葉17:01発の成田線銚子行。
車両はすっかり千葉エリアの各線に定着した感もある209系電車。でも私には、いまだに千葉から先の房総・北総各線の車両といえばスカ色の113系というイメージが消えないんですよね…
千葉駅を出た銚子行は、まずは佐倉駅まで総武本線を走り、そこから成田線へ入り、17:34に成田駅に到着。
最長片道切符のルートはこの後、引き続き成田線で銚子駅の一つ手前の松岸駅へ進むことになっており、千葉駅から乗車した電車にそのまま乗車して向かうことができます。
しかし、この先での宿泊先の確保のしやすさなども考慮し、この日の行程は早くもここで切り上げることにします。

そして、成田駅周辺で宿泊して迎えた11日目は、まず上記の通り成田線を引き続き銚子方面へ進みます。
成田駅から乗車するのは、成田6:40発の銚子行。この列車も(おそらく)209系での運転です。
鹿島線との分岐駅香取を過ぎ、利根川に沿って走ること1時間20分少々の8:02に松岸駅に到着。
この駅は成田線と総武本線との接続駅になっており、成田から乗車した銚子行はそのまま総武本線に乗り入れて次駅の終着銚子駅を目指しますが、最長片道切符の旅のルートはここから総武本線を八日市場・成東方面へ向かうため、ここで下車します。
松岸駅での接続はよく、銚子駅始発の8:13発の八日市場回り千葉行に乗車します。
総武本線に入っても車窓に広がるのはのんびりした田園地帯が多く、そんな中を坦々と進んで9時ちょうどに東金線との接続駅成東に到着。
このままこの列車に乗り続けていると佐倉駅ですでに通ったルートにぶつかってしまうので、ここで東金線へ乗り換えます。

この後は房総半島をぐるっと一周しますが、そのあたりはまた次回です。
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「武器」になるネタがあったなら… [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。
今日も最長片道切符の妄想旅日記はお休みして「お題」やります。

本日のお題:自己PRは得意?

自己PR、かなり苦手だしめっちゃ下手です。
新卒時や再就職に向けた就活の時の履歴書や面接で相当に苦労したのも、おそらくこれが原因だったのではないかと今でも思っています。(それ以外にも理由があるんじゃないの?と言われてしまえば返す言葉がありませんが)
それに初めての場所で自己紹介をするのが苦手なのも、これのせいだと思っています。

とにかく、自分を「売り込む」ということが実に苦手なのです。
その根本的な原因は、面接や自己紹介の時の「武器」になるような話のネタをあまり持っていないことにあります。
スポーツで何か実績を残したわけでもないし、小学生の時に「まぐれ」で読書感想文で市の優秀賞をもらったことがある以外は特に症状をもらうような経験もありませんでした。
そうかといって何か特別な技能を持っているわけでもないので、そのあたりを履歴書や面接でアピールすることもできません。
唯一、「学生時代に力を入れたこと」として大学時代にしていたおもちゃ図書館での障がいを持つ子供の遊び相手のボランティアの経験はよく話しましたが、私の話し方が上手くなかったのか期待していたほど相手に食いついてきてもらえないことが多かったです。

とにかく、いざという時に自分の存在を最大限にアピールできるような「武器」をなかなか作れないでいたことが、今でも自己PRが苦手で下手な原因です。
今後も何かの機会に自己紹介などをする必要に迫られることもあるでしょうから、これからでも自分の「売り」を少しでも作っていきたいです。
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「寿命の連鎖」がちょっと怖い… [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。
最長片道切符の妄想旅日記の途中ですが、ここでちょっと一休みして「本日のお題」をやります。

本日のお題:今ほしい家電は?

以前にも記事にしたことがありますが、今一番欲しい、というか買い換えたい家電は、自分の部屋のテレビとHDD/DVDレコーダーですかね。
どちらも、今自室にあるものは地デジがそろそろ始まるというタイミングの11~12年前ぐらいに買ったものだったと思います。
当時すでに子供の頃ほどテレビを見なくなってはいたものの、それでもテレビ放送が地デジに代わってしまうと非対応の受像機ではテレビが見られなくなるので、レコーダーともども買い換えたというわけです。
その後テレビも視聴時間は減ったもののそれなりに見ましたし、レコーダーも番組録画・再生の他鉄道関連などのビデオやDVDを見るためにも活用していました。
しかし、視覚障がい者となったことで、いずれも音声での操作アシストのない自室のテレビやレコーダーは使いにくい者になってしまいました。
テレビの方は見えていた時に浸かっていた経験を生かしてチャンネルを変えたり音量を調整したりといった基本的な操作はできるものの、その他の機能は使わずじまいになっています。
そしてレコーダーに関しては、リモコン操作や録画予約などの設定が困難なため見えなくなって以来ずっと電源プラグを抜いて使えない状態のまま8年ほど放置状態が続いています。
幸い使える状態にあるテレビに関してはこれといった不具合もなく、まだまだ使えそうではありますが、そろそろテレビもレコーダーも基本的な操作にはすべて音声アシストの装備されている機種のものに買い替えたいところです。

あと買い換えたいのは、在宅仕事で使用している部屋で使用しているラジオです。
現在そこで使っているのは、20年近く前に購入したCDラジカセで、CDとカセットの部分は故障して使えなくなってしまいましたが、ラジオは何とかまだ使えていたので在宅仕事のお供に使っています。
しかしさすがにというかここ数年、ラジオの方も不具合が目立ってきており、そろそろ新しいラジオが欲しいところです。
せっかく買い替えるなら、最近防災グッズとしても注目されている手回し充電機能のあるものがいいでしょ
うし、ワイドFM(AMラジオのFM補完放送)やテレビ(地上波)のワンセグ放送の音声も聴けるタイプであればなお良しという感じです。

テレビもレコーダーもラジオも結構長く使っているので、そろそろ寿命がやってきそうな気がします。(まあレコーダーに関しては全く使っていない時期が長いのでその影響もあるでしょうが)
そうなると、今もほぼ不具合なく使えているテレビについても、故障や不具合がいつ起きても不思議でない時期なのかもしれません。1
家電には「寿命の連鎖」は「あるある」な話ではありますが、やはり現実にそれが訪れるのはちょっと怖いのでぜひ買い換えたいところですが、先立つものが…
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅19 水戸→池袋 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った妄想乗り鉄旅、続きます。

福島県の安積永盛駅から水郡線に乗り、茨城県の水戸駅へやってきました。
最長片道切符のルートはここから、常磐線で一気に新松戸駅へと南下します。
水戸駅から乗車するのは17:53発の特急「ときわ78号」。行き先の「品川」がいよいよ首都圏へと本格的に入っていくことを実感させます。
列車は最高速度130km/hで日の暮れた常磐線を南下していきます。前日の越後湯沢から各駅停車ばかりを乗り継いできたので、特急のスピード感はまた格別のものに感じるのではないでしょうか。
E657系の快適な走りに浸るのもつかの間、18:46着の柏駅で「ときわ78号」を下車します。
これから向かう新松戸駅には「ときわ78号」、というより常磐快速線を走行する全列車が停車しないので、この駅ですぐ横を並走する常磐線各駅停車に乗り換えます。
柏駅に限らず、常磐線複々線区間での快速線と緩行線との乗り換えは会談などを上り下りしてホームを移動する必要がありやや面倒ではあります。
4分の乗り換え時間で乗車する各駅停車は、18:50発の代々木上原行。
この列車は朝夕を中心に設定されている柏始発の列車で、綾瀬駅からは東京メトロ千代田線に直通します。
「Yahoo!路線情報」では検索で表示された個々の列車の列車番号がわからないため、この列車に使用されるのがJR車なのか東京メトロ車なのか小田急車なのかを知ることはできませんが、JR車以外であれば最長片道切符で私鉄車両に乗れる貴重な機会になります。
柏始発なのでロングシートに座れたのもつかの間、わずか8分で新松戸駅に到着。ここからは19:07発の武蔵野線府中本町行に乗り換えて南浦和駅を目指します。
もう時間はすっかり夕方から夜になりましたが、さすが首都圏というべきかこの時間でも人は多く、ここまでローカル線や地方都市を巡ってきた身には、このような見慣れているはずの光景も新鮮なことでしょう。
南浦和駅には19:36に到着。ここでまたまたホームを上下移動して京浜東北線南行に乗り換え、赤羽駅へ向かいます。
最長片道切符の旅では、路線が複雑に絡み合う首都圏は難関のエリアといわれ、短区間・短時間の乗り継ぎをこれまた短時間での乗り換えを何度も繰り返すのは、列車本数の少ない路線をクリアするのとはまた違った苦労があるとの声をよく目にします。
宇都宮線・高崎線、さらには湘南新宿ラインも走る東北貨物船との三複線を走ること12分で赤羽駅に到着。
ここでもまた、埼京線(正式な路線名称としては赤羽線)で池袋駅へ向かうための乗り換えが待っています。
そして赤羽駅から10分の20:16に池袋駅に到着。
最長片道切符のルートはこの後、山手線外回り電車に乗り換えて秋葉原駅へ向かうことになっています。
ただ、妄想旅も9日目とあってそろそろ休養日を入れてもよさそうなのと、西武線を利用すれば自宅まで近いといったこともあり、この日はここ池袋で校庭を終え、久しぶりに自宅に戻る「という想定」にします。

最長片道切符の妄想乗り鉄旅日記、10日目編へ続きます。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅18 宇都宮→水戸 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った妄想乗り鉄旅、続きます。

最長片道切符の妄想旅9日目は宇都宮駅からスタート。
前夜の宇都宮駅到着がやや遅めだったこととこの日の行程の関係上、かなりゆっくり目に宇都宮を出発することにします。
前夜は遅かったのでおそらく宇都宮餃子などを食べるのも難しいと思われますが、この日の朝は時間に余裕があるので、朝から餃子の定食を提供しているというお店で餃子を味わうのもいいかもしれません。
さて、乗り継ぎの方は宇都宮10:48発の宇都宮線(東北本線)黒磯行からスタート。前夜に引き続き宇都宮線(東北本線)を北上していきます。
宇都宮ー黒磯間といえば、かつては普通列車でも上野駅方面からの直通列車も多数設定されていましたが、宇都宮線は今年(2022年)3月のダイヤ改正で宇都宮駅を境に完全に運転系統が分断され、宇都宮ー黒磯間の普通列車には新製されたE131系電車が投入されました。それまでの205系、さらにその前の211系がいわば「中古車」だったのに対し完全な当線(と日光線)向けの新型車となりました。
しかしいざ運用を開始してみると、1編成当たりの両数が205系の4両から3両に減少した影響で特にラッシュ時の混雑が激化したり、沿線の高校の下校時間に適した時刻の列車がなくなってしまったりといった問題が噴出し、地元からは新ダイヤとともに必ずしも歓迎されているとは言い難い面もあるようです。
そんなE131系に乗車して宇都宮駅を出発。那須の山々を見ながら走ること1時間弱の11:40に終着の黒磯に到着します。
黒磯駅といえば、かつては直流・交流の電化方式の切り替え駅となっており、駅での直流電機と交流電機との間の機関車交換が終日にわたり行われたり、普通電車もこの駅で直流電車による上野方面への列車と交流電車による郡山方面への列車とに運転系統が分かれたりと、鉄道における関東地方と東北地方との境界の駅となっていました。
しかし交直切り替え地点が駅から移動した現在では、黒磯駅にE721系や701系といった交流電車がやってくることはなくなり、貨物列車でもEH500形による首都圏への直通牽引が行われない列車での機関車交換は黒磯でなく宇都宮貨物ターミナルで行われるようになり、黒磯駅にかつての重みはなくなってしまいました。
ただ、東北本線の普通列車の運転系統は今でも黒磯で分割されており、同駅から新白河駅までは常磐線のイメージが強いE531系による運転となっています。これにはもちろん交直切り替えのデッドセクションの存在が影響しています。一時はこの黒磯ー新白川間の列車の一部に、磐越東線で使用されているキハ110系も使用されていた時期がありましたが、現在はE531系に統一されています。
そのE531系による新白川行は11:53に黒磯駅を発車。黒磯からは「宇都宮線」の愛称のない単なる「東北本線」となり、こんなところからも一旦入った関東地方から再び一時東北地方へ戻ったことが感じられます。
東北新幹線との乗り換え駅新白河駅には12:16に到着。ここでも東北本線は運転系統が分断されており、ここから北側は交流電車の活躍の場となっています。
新白河駅では同じホームを郡山寄りと黒磯寄りとで2つに分けて使うことで、それぞれの方面への乗り換えをホーム上の移動だけでできるような方式がとられています。
それにしても、同一ホーム上で相互の乗り換えができるとはいえ、こうしてわずかな距離で2度も乗り換えを強いられるのは、電化方式の違いや車両運用の効率化、さらには県境を超える区間にありがちな県境を超える鉄道利用客の少なさなどが理由なんでしょうが、果たして一般の利用客はこの運転形態をどのようにとらえているのか気になります。
まあ、実際はこんなことを考えるのは18きっぷなどで普通列車を乗り継ぐ旅をする人間だけだったりするのかもしれませんが…

新白河からさらに北へ向かう郡山行は12:52の発車。せっかく同一ホーム上で乗り換えられるのなら、黒磯発の列車からの接続時間ももう少し短くしてほしいところですが、新幹線接続の都合もありなかなかそううまくはいかないのでしょう。
とにかく何だか久しぶりな感じのする701系またはE721系に乗車して北上すること30分余り、郡山駅の1駅手前の安積永盛(あさかながもり)駅に到着。このま乗り続けていては一度通った郡山駅に再び着いてしまうので、ここで下車します。
最長片道切符のルートは、ここから水郡線で水戸へと抜けることになっています。水郡線はその名の通り水戸と郡山を結ぶ路線ですが、実際に同線が東北本線から分岐するのは、郡山の1駅新白河寄りの安積永盛駅です。
ここから乗り継ぐのは、13:48発の水戸行。水郡線の郡山方の日中の運転本数は少なく、1本前前の列車の発車は何と4時間半近く前となっています。
ということで、この日の乗り継ぎスケジュールもこれから乗車する水戸行を軸に組み立てることになり、朝の宇都宮出発が遅い時間になったのもその影響です。
さてその水郡線水戸行は、キハE130形で郡山駅方向から入線。水郡線の列車は全列車が安積永盛から東北本線に乗り入れて郡山駅が始発・終着となっているので、安積永盛は単なる中間駅というわけです。
列車は阿武隈川に沿って山間部を走っていきます。
やがて茨城県に近づくと水郡線と並行して流れる川も久慈川へと変わりますが、引き続き水戸へ向けて田園地帯を進みます。水郡線途中駅で最大の拠点駅となる常陸大子には15:38に到着。ここで15分停車するので、ちょっとホームや駅前に出たりして気分転換します。

終着の水戸駅が近づいてくると住宅も増え、少しずつ都市近郊路線の雰囲気を帯びてきます。
そして17:14にキハE130形は水戸駅に到着。安積永盛から約3時間半の水郡線の旅も終わりとなります。
この後の最長片道切符の旅は、常磐線で一気に東京方面へと南下しますが、そのあたりはまた次回です。
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