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【自立訓練の日々 その10】調理訓練と生活訓練 [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。
「自立訓練の日々」第10回です。前回(第9回)は
https://gonana57.blog.so-net.ne.jp/2019-06-28
です。

今回は、これも自立生活には欠かせない調理の訓練と生活訓練についてです。
調理訓練は、男性も女性もほぼ全員が受けていました。センターで自立訓練を行う訓練棟の一角に一般家庭のダイニングキッチンとほぼ同じような設備やレイアウトの調理訓練室が2室あり、ここで訓練を受けました。
訓練はまず調理室内の冷蔵庫やIHクッキングヒーター、電子レンジや流し台などの配置を頭に入れることから始まりました。
そして、本格的な調理に入る前に目が見えない状態で包丁を扱う練習に入りました。この訓練で使う包丁は、一般的なステンレス製の刃のものではなく、それよりは多少は安全性の高いセラミック製のものでしたが、目が見えない中で刃物を扱うのはやはり非常に緊張感を覚えました。
練習では鶏肉やジャガイモ、ニンジン、玉葱、りんごなどを切ったり皮を剥いたりする練習を何回か行ないました。何しろ今切っているものの状態を目で確認することができないうえ、包丁でケガをしてはという恐怖感が先に立ち、なかなかスムーズかつきれいに切っていくのは難しかったです。
どうにかこうにか下手ながらも包丁が扱えるようになったあたりで、調理の訓練に入りました。
まずはご飯を炊飯器で炊くことから始まり、その後味噌汁やカレーライスなども作りました。もちろんその過程で米や味噌などの計量のしかたなどいろいろな作業を見えない状態で行うための練習もしました。また、それ以外に講師の先生から視覚障害者が調理をするための便利なグッズや調理法などもいろいろ教えていただきました。
私はなぜか調理訓練が訓練スケジュールに組まれることがあまり多くなく、結局ごくごく簡単な料理だけでも自力で作れるようにしたいという目標は達成できませんでしたが、女性の訓練生や男性でも人によってはケーキやクッキー、パンなどを作った人もいて、私もご相伴にあずかることもありました。
また、調理訓練はほぼ訓練生と講師の先生のマンツーマンで行われるので、訓練の合間や調理した料理を試食したりする時には講師の先生といろいろな雑談で盛り上がる場面もあり、そういった点では楽しい訓練でした。

もう一つの生活訓練は、視覚障害者としての生活に必要な知識や技能、情報を得るための時間です。この時間の訓練内容は訓練生それぞれが今後の自立生活に備えて習得しておきたいこと(自立訓練開始にあたって訓練メニューを作る段階でセンターの職員の方などと相談して決めます)によって内容は異なります。例えば様々な視覚障害者向けの便利な商品の紹介やその使い方の習得をしたり、部屋の掃除や物の整理のコツなど生活全般についての訓練、管理栄養士の方からの栄養指導などが主な内容でした。
また、女性の訓練生の中にはこの時間を利用してメイクのしかたなどの訓練を受けた人もいたようです。
生活訓練の時間は、歩行や点字、音声パソコンの訓練ほどは時間数は多くなく、もう少し訓練時間数があればもっと学びたいこともありましたが、今の生活の中で生活訓練の時間に得た知識が生きる場面も結構あり、やはりこうした訓練を受けることができたのはよかったと感じています。

自立訓練期間中の様々な訓練についてはひとまずこの辺で一段落ということにします。
次回(第11回)は、自立訓練期間中の食事について書きたいと思います。

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次は何が飛び出すか? [鉄道ニュース]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:たい焼きって、どこから食べますか?

そういえば、最近タイ焼き食べてないなあ~
和菓子の中でも、トップクラスといえるほど好きなんですけどね。
あの「およげ!たいやきくん」が大ヒットしていた(と思われる)頃、私は「ひらけ!ポンキッキ」でほぼ毎日この歌を聞いていました。
今でも曲が流れている間、歌詞に合わせて画面に出てくる絵(アニメではない)をうっすらと覚えています。
そしてちょうどその頃、通わされていたスイミングスクールからの帰りに、スクールの近くの駅頭にいつも出ていた屋台でたい焼きを買ってもらうのが、正直あまり好きとは言えなかったスイミングの唯一の楽しみでした。
そのようなわけで、私にとってたい焼きは非常に愛着があるし、今でも食べる時には思わず笑顔になってしまいます。
でも食べる時には頭(顔?)からがっつりとかぶりついてしまいます。
なぜなら、皮とあんこを一緒に食べてこそのたい焼きのおいしさだと思っているので・・・

ところで、「たいやきくん」がヒットしていたころに、経営難のローカル私鉄を救う手段として駅でたい焼きを売るようになって話題になり、最近も経営状態を逆手に取ったネーミングの「まずい棒」で話題になった千葉県のローカル私鉄銚子電鉄が、また新たなオリジナルのお菓子を発売するそうです。(すいません、かなり強引な「振り」ですね)
詳細は以下のリンクからどうぞ。

鉄道ニュース週報(179) 銚子電鉄の新商品「バナナ車掌のバナナカステラ」、映画にも登場? | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/railwaynews-179/

近年の銚子電鉄は、知名度アップや魅力アップのためならもう繰り出せる手は何でも使うという感じで、なかなか意表を突いたことをしてくれます。
それでも、これらの奇策(?)が、どれもローカル私鉄を活性化しタイという思いからのものであることを思えば、応援したくなります。
銚子電鉄といえば、一時期ローカル私鉄にはおよそ似つかわしくないような某夢の国の中にあるような建物に駅舎を改装したり、電車の塗装もどうもよくわからないセンスのものに変更したりして、正直あまり好きになれない時期もありましたが、今はそういった状況もほとんど見られなくなったようで、最近はいろいろな話題を提供してくれる楽しいローカル私鉄になっている印象です。しかも、それらの新しい取り組みが生まれる経緯も他にない面白さのあるものが多く、今後も、銚子電鉄がどんな奇抜な増収策を繰り出してくるのか、とても楽しみです。
今回発売される「バナナ車掌のバナナカステラ」もぜひ食べてみたいですし、それとともに、今は犬吠駅で売られているというたい焼きもぜひ食べたいものです。

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【自立訓練の日々 その9】パソコン訓練 [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。
「自立訓練の日々」第9回です。前回(第8回)は
https://gonana57.blog.so-net.ne.jp/2019-06-22
です。
なお、今回の記事後半は自立訓練修了後の話ですが、前半と内容的につながりがあるので、この記事で一緒に触れることにしました。

今回は、画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)を組み込んだパソコンの操作訓練についてです。
私は視覚障害者になるまで、正直なところ視覚障害があってもパソコンを操作する方法があることを知りませんでした。そのため、自立訓練を始めるにあたって訓練メニューの説明を受けた時に、パソコン訓練(障害者リハビリテーションセンターでは「IT訓練」と呼んでいました)があると知って少々驚きました。
パソコン訓練は、センター内の専用の教室で行います。教室内はおそらくカルチャーセンターなどでのパソコン教室も同じかと思いますが、いくつかの長机に全部で10人分ほどのノートパソコンがおかれています。一般のパソコン教室と違うのは、そのパソコンの1台1台にスクリーンリーダーが組み込まれていることです。
さて、本格的な自立訓練がスタートして間もなくパソコン訓練も始まりました。
私は目が見えていた当時も仕事やプライベートでそれなりにパソコンは使い慣れていましたが、スクリーンリーダーを使っての操作はもちろん初めてなので、ある意味パソコン初心者のような気持ちで臨むことになります。
まず私の場合、いわゆる「ブラインドタッチ」を習得することから始まりました。というのは、それまでの私はキーボードを見ながらキー操作をしていたためです。
タイピング練習用のソフト(もちろんこれも操作方法などを音声読み上げしてくれます)を使って指の動きや配置などを習得し、かなや英数字などを入力する練習を積みました。ブラインドタッチでの入力そのものはそう時間をかけずにほぼ習得できましたが、ある程度のスピード感でスムーズにキー操作ができるまでには時間がかかりました。
キー操作に慣れたところで、本格的にパソコンを使うための訓練が始まります。
自立訓練では主にインターネットの使い方とメールの送受信ができることが目標となります。まずは訓練で使用する(今も仕事用・プライベート用両方のパソコンで使用しています)「PC-talker」というスクリーンリーダーとその関連のネット接続用のソフトやメールソフトなどの操作方法を学び、その後実際にインターネットに接続したり検索エンジンでの検索の練習、講師の先生とのメール送受信の練習などを繰り返しました。
それぞれの操作は、見えていた当時にもしていたことがベースなので、特に戸惑うこともありませんでしたが、やはりマウスを使わずにキーボードだけでスクリーンリーダーの音声を聴きながらパソコンを操作するのはこれまでと勝手が違い、最初は違和感もありました。
それでも、このパソコン訓練のおかげで視覚障害があってもできることの幅が広がることを知りました(こうしてブログを書けるようになったのもまさにこの訓練のおかげです)。
そして、将来の再就職などに向けてさらにパソコンのスキルをアップさせるべく、自立訓練を修了した後の進路として障害者リハビリテーションセンターと同じ敷地にある「国立職業リハビリテーションセンター」という障害者の職業訓練施設での更なるパソコン訓練を受けることにしました。

障害者リハビリテーションセンターでの自立訓練が修了した翌日から、引き続き職業リハビリテーションセンターでのパソコン訓練がスタートしました。
この国立職業リハビリテーションセンターは、障害者が就労に向けての様々な技能を修得する施設で、私の受けた訓練の内容も、就職後の仕事にすぐ対応できるようなものになっていました。
例えば、Excelでは様々な関数を使ったデータの集計や、それを応用しての売上集計や人事管理などを想定した課題が各訓練生に出され、それに対応する表を作成して集計する訓練を何度も行いました。
またWordでは表の作成や文字飾りなども使いながら、お知らせ文書や資料などの作成を想定した課題の練習などを重ねました。
その他、Powerpointでの資料作成の方法など、就職後に業務で生かすことのできる内容の訓練を受けました。
これらの訓練は、一人の教官が教室内の訓練生全員に対して同じ内容の講義をする方式ではなく、訓練生それぞれが各自のパソコンに向かってそれぞれのペースで課題をこなしていくので、訓練時間中の訓練室はとても静かです。
そしてそれぞれの課題が終了すると、成果物を担当の教官にメールで送ったりプリントアウトして提出したりして、添削を受けるということを繰り返しました。
この職業リハビリテーションセンターの訓練では「JAWS for Windows」というスクリーンリーダーをインストールしたパソコンを使っていました。障害者リハビリテーションセンターでの訓練で使用したパソコンや現在使っているパソコンにインストールされている「PC-Talker」とは一部のキー操作が異なり、最初は戸惑う場面もありましたが、慣れてくると比較的順調に訓練をこなすことができるようになりました。

そして訓練機関も後半になると、訓練と並行して就職活動も本格化し、その中で現在働いている会社の存在を知り、自分に合った職場だと感じて応募し、晴れて入社することができました。

振り返ってみれば、スクリーンリーダーを使ってのパソコン操作ができるようになったことが、今の仕事やプライベートに大変生きていると思います。
そして、音声パソコンを使えるようになったことでこのブログを書くこともできるわけで、パソコンやスマートフォンなどにインストールされたスクリーンリーダーは、まさに視覚に障害のある人の可能性を大きく広げてくれたのだと改めて感じます。

次回(第10回)では、調理訓練などその他の訓練について書きたいと思います。

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新たなトレインビュースポット誕生? [鉄道ニュース]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:スカイツリー、登ったことある?登りたい?

スカイツリー、そういえば誕生からもう7年になるんですね。
一度は登りたいと思っていながら、いまだに実現できていません。
建設が終盤に入ったころだったと思いますが、「スカイツリー」駅と改称したばかりの旧業平橋駅の近くの路上からスカイツリーを見上げてその高さに驚いたことはありますが・・・
オープン当初、展望回廊まで登るには予約が必要で、それも相当に狭き門だというような報道を聞いて、それなら混雑が落ち着いてから・・・などと考えているうちにいつの間にか7年になってしまいました。
それでも、スカイツリーに一度登ってみたいという思いは変わりません。
展望回廊の450mの高さから眺める東京の街はどんな景色なのか、視覚障害者となった今では想像することしかできないけれど、それでもこれほど高い場所にいられるという充実感はぜひ味わってみたいと思っています。
まだ目が見えていた当時、一度だけ六本木ヒルズ52Fの展望台に行ったことがありますが、あの時も普段とは全く違った視点で東京の街を眺めるということがいかに楽しいかよくわかりました。
ヒルズよりも目線の高さは高く、都心と下町の違いもあって、展望台から見える景色も新鮮に映るんでしょうね~
いつかスカイツリーに登り、ガイドヘルパーさんなどの目もお借りしながら展望回廊からの展望を楽しむ気分を味わってみたいものです。

ところでスカイツリーといえば、先日こんな記事がネットに出ていました。

浅草とスカイツリーを結ぶ回遊路整備。墨田区と東武鉄道連携 - Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1192617.html

浅草もスカイツリーも都内でも第一級の観光名所ですし、しかも両者は隅田川を挟んで隣り合っていますから、墨田区や東武鉄道にとって、この2つを一体的に売り出そうというのは当然でしょうし、観光客にとっても魅力が増すのではないでしょうか。
そして鉄道ファン的に興味があるのが、東武浅草駅とスカイツリー駅の間に架かる隅田川鉄橋の脇に歩道橋を新設するという計画。
鉄橋を渡る列車や、急カーブを曲がりながら東武浅草駅に出入りする列車を超至近距離で眺められるということで、新たなトレインビュースポットとしても人気になりそうです。
歩道橋の途中数か所にベンチを置けば、隅田川沿いの風景(隅田公園の桜など)のほか、往来する電車を眺めながら休憩することもでき、子ども連れなどには受けそうです。
今の東武浅草駅は、特急の発着はあるものの東急や東京メトロの車両も加わる曳舟駅から先の区間と比べると車種的には少し地味な印象もありますが、この歩道橋の存在が、観光客の増加とともに自社のファンの増加につながれば、東武鉄道にとってもかなりのメリットを生みそうですね。

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担任教師の対応の差って・・・ [ノンジャンル]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:部長、委員長、生徒会長などなど○○長やったことある?

先日の記事(https://gonana57.blog.so-net.ne.jp/2019-06-06)にも書きましたが、小学5年生の時に4カ月(1学期間)、学級委員を務めました。
さらに、中学1年の時にも3~4か月、再び学級委員を務めたほか、小学6年生の時には給食委員会の委員長もやりました。
正直な話、いずれの時もやりたくてやったわけではないんですが・・・
そしてこの3回のいずれの○○長経験も、何とも残念な仕事ぶりを露呈してしまったという共通点があります。
具体的にどうダメな学級委員や委員長だったかという話は省略しますが、とにかく自分でもリーダーとしての器のなさを痛いほど思い知らされる経験になったことは確かです。

学級委員を務めた小5の時と中1の時とでは、その時の担任の先生の対応のしかたに大きな差がありました。
小学5年生の時のことは先日の記事に書いたとおりですが、自分の不甲斐ない仕事ぶりに悔しい気分だった私とHさん(一緒に学級委員を務めた女子)に担任のI先生がかけてくれた優しい一言に本当に救われた思いがしましたし、次回学級委員などをやるときはこの経験を生かして頑張ろうという気持ちにもなりました。
それに引き換え、中1の時の担任のM(あえて敬称は略します)ときたら・・・
中1の時のことは、自分の学級委員としての仕事ぶりの向上が足りず相変わらず不甲斐ない仕事ぶりだったことは率直に認めるとしても、それに対して適切なフォローをしてくれないまま最後には任期途中で解任したMのことが納得いかず、記憶から消しました。
三度の学級委員、委員長の失敗経験と、特に中1の学級委員解任の時のトラウマもあり、私は自分にはリーダーとしての素質がないことを思い知り、それ以来、私は○○長とつく役職につくのを極力避けるようになりました。
やはり私は組織の先頭に立って活動するよりも、裏方というかリーダーを支える立場で活動する方が向いているのかもしれません。

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こんなところで遭遇するとは [いろんな思い出]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:タクシー運転手さんとのオモシロ会話

私はタクシーに乗った時、ドライバーさんと話をするのが好きで、話しかけてもらえるとうれしいものです。仕事の裏話やら過去に乗せたあんなお客さんやこんなお客さんの話、その日の天気の話まで、いろいろ面白い話を聞くことができるのが楽しいですが・・・
今回は「面白い話」というよりはちょっとびっくり、そして懐かしい出会いの話です。

実は、小学校時代の同級生がドライバーをしているタクシーに乗ったことがあります(それも同じ同級生の車に2回も!)
10年ぐらい前のある日、荷物が多かったので駅から自宅までタクシーを利用することにし、台数が多くて捕まえやすいので地元駅の1つ手前の駅から乗ることにしました。
駅前のタクシー乗り場に出て、何も考えずに目の前にとまっている客待ち中の車に乗り込んだら、「あれ?○○(私の苗字)ちゃんじゃない?」とドライバーにいきなり声を掛けられてびっくり!
声をかけてきたドライバーの顔を見ると、運転席に座っているのは何と小学校5・6年の時の同級生のK!
Kとは小学生時代、決して仲のいい間柄ではなかったのですが、こんなところで突然出会ったからなのかどうか、昔のことは全く気にせずに久しぶりの再会を喜び合いました。
それから家に着くまでの約10分ほど、お互いの近況や小学生の頃のことなど、いろいろな話で盛り上がりました。料金を払う時には、お釣りと一緒に持っていたアメまでくれて、Kもすごく喜んでいるようでした。
またの再会を誓いあったその数か月後にもまたKの車に乗ることができ、この時も短い時間ながら楽しい時間を過ごせました。
あれからKの車に乗る機会には恵まれてませんが、あいつは今でもドライバーとして頑張っているんでしょうか?
今度久しぶりにKのいる(?)会社のタクシーに乗ってみようかな・・・

タグ:タクシー
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歴史の中に前世の自分がいると妄想してみる [ノンジャンル]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:「前世」って何だった気がする?

普段の私は、基本的に占いには興味がないし、たまたま朝のテレビでその日の運勢のランキングなどをやっているのを見ても、昼までにはすっかり忘れてしまいます。
そんなわけで、私は今まできちんとした形で前世占いをしてもらったこともないし、自分の前世が何だったのかを具体的にイメージしたこともありません。
ただ、高校生の時、池袋のとあるゲームセンターで前世占いの機械を見つけ、待ち合わせ中の暇つぶしがてら試しにやってみたことがあります。
その時の占い結果は、だいたいこんな感じでした。(機械からプリントアウトされた占い結果の用紙は処分してしまったので、記憶に残っている部分だけですが)

あなたは、幕末にある藩の学者の家に生まれました。
あなたは父親と同じ学問の道を志し、明治時代に入って大人になるとちょうどつくられたばかりの学校で教師をしながら学者を目指していました。
そんな頃、文明開化とともに西洋文明が日本に多数伝わる中で、あなたは海外の教育に関心を持つようになり、自分の目で欧米の教育事情を見てみたいと思うようになりました。
しかし当時、田舎の一教師が海外へ行きたいなどと言ったところで許しがもらえるわけもなく、誰に話してもまるで相手にしてもらえません。
そこであなたは、ヨーロッパへ向かう貿易船に忍び込み密航を企てます。ところが、船に乗り込んだところを政府の役人に見つかり、密航の罪で厳しい取り調べを受けることになります。
しかし、あなたが密航を企てた理由を役人に明かすと、あなたの思いが政府の偉い人に伝わり、望みどおり欧米の教育事情を視察してくるようにという命令を受けました。
数年間ヨーロッパの教育事情を勉強したあなたは、帰国後そこで得た見分をもとに日本の教育の近代化に大いに貢献したのでした。

と、こんな感じでした。
まあ、ゲームセンターの片隅に置いてあった機械の言うことなのであまり本気で信じない方がいいのかもしれませんが、想像だにしていなかった占い結果にびっくりしたのを今でも覚えています。
言われてみれば、中高生の頃からいろいろな教育関連のニュースには関心がありましたし、その後大学生になってごく短期間とはいえ教師になろうと思っていた時期もあるので、この占い結果もあながち絵空事とも言い切れない感じがします。
そして、日本の教育史を紐解くと、もしかすると前世の自分に出会えるかもしれないと思うと、何だか興味深いものがあります。
もしいつか機会があったら、明治時代以降の日本の教育史の本を読みながら、前世の自分が教育界にどんな足跡を残したのか、想像してみるのもいいかもしれません。願わくば、教育史上、おおむね良い評価を得られている教育者であってほしいと思いますが・・・
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さて、効果のほどは? [鉄道ニュース]

こんばんは、gonanaです。
近年、首都圏の鉄道各社では、ラッシュ時の混雑緩和策の一つとして、ピーク時間帯を外して電車を利用する乗客に対して、貯めると景品などが当たるポイントを付与するなどの取り組みを行う例が多くなっていますが、このほど京急が7月1日よりラッシュ時間帯に各駅停車(普通電車)を利用するとポイントがもらえるという取り組みを行うようです。
詳細は下記の記事からどうぞ。

京急、各停乗ってポイントどうぞ ラッシュの混雑緩和、五輪も意識(共同通信) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00000025-kyodonews-soci

朝の通勤時間帯は時間的なゆとりも少ないので、どうしても特急・急行等の優等列車に乗客が集中しがちですが、確かに私の経験でも、利用する区間や所要時間によっては混雑する優等列車に乗るよりも各停(普通)に乗るほうがかえって楽という場合もあるから、混雑率の平準化という点ではそれなりに効果は見込めるのでしょう。
京急の場合、主要駅はもちろん、快特などの優等列車の停車駅でも乗客の大きな動きがみられるでしょうから、うまくすればラッシュ時の中間駅からの利用でもシートにありつける可能性があり、普通電車も使いようによっては通勤時に利用する列車として選択肢になりえるでしょう。
ただ、京急の普通電車は快特などの待避を何度も繰り返しながら浦賀方面から横浜・品川方面へ(またはその逆に)運転されているので、1分でも惜しい朝の通勤時間帯に何度も優等列車待避で長時間(といっても数分ですが)停車を繰り返す普通電車に長い区間乗りとおすだけのゆとりのある人がどの程度いるのかがこのキャンペーンの成否のカギを握りそうです。
また、このポイント付与はおそらくスマホアプリ「京急線アプリ」で事前登録をした人が参加できるという形態になるのでしょうが、そもそも対象となる時間帯に実際に「普通電車に乗った」ことをどうやって証明するのか、この記事を読む限りではわかりません。京急には、先日現役を引退した800形を除いては純粋に普通列車専用といえる形式がないので、車両側で何か対策をするということも考えにくいので、この問題に京急がどう対処するのかも注目です。
今日の段階では、まだ京急の公式HPにこのことについてのニュースリリースが出ていないので、詳細はそこでの発表を待つしかありませんが、果たして普通電車利用の推奨がラッシュ時の混雑率をどの程度下げられるか、注目されるところです。
京急では今から40年近く前、ラッシュ時のピーク時間帯に品川方面へ向かう普通電車に片側4扉で加減速性能もよい当時新鋭の800形を集中投入することで、普通電車の所要時間を区間によっては何と約15分も短縮することに成功した過去もあるそうです。現在でもこのくらいインパクトのあるスピードアップができれば普通電車に乗客を呼び込むことができそうですが、それもなかなか難しいとなれば別の何らかの方法を考えなければならないと思われます。
京急といえばとかく羽田空港アクセス、2扉クロスシート車2100系の快特や「京急ウイング号」に注目が集まりがちですが、これからは普通電車にも注目が集まるのでしょうか。
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【自立訓練の日々 その8】点字の学習 [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。
「自立訓練の日々」第8回です。前回(第7回)の記事は
https://gonana57.blog.so-net.ne.jp/2019-06-20
です。

今回は、点字の学習について書きたいと思います。
視覚障害者になる前の私は、街中などで点字の標示を見かけても、それを読み解く術もわからず、そもそもいくつも並んだ点の集まりが何を表しているのかさえ理解できませんでした。
そのため、障害者リハビリテーションセンターでの自立訓練の点字学習では、まずは点字についての基本中の基本の部分から教えていただくことになりました。
点字についての細かい話はまたの機会にしたいと思いますが、点字が縦3点、横2点の6点の組み合わせから成り立っていることをはじめ、点字を書く際の決まり事など、講師の方から教えていただくことはどれも初めてのことばかりで新鮮な知識になりました。

そして、いよいよ実際に点字を書き、読む訓練に入るわけですが、その前にもちろん五十音やアルファベット、記号や数字など、それぞれの文字などを表す点字を一つ一つ学ぶところから始まります。
点字の訓練では、まず五十音をあ行→か行→さ行→…と段階を追って書き方(点の打ち方)と読み方を練習していき、それと並行して習得済みの文字を使った単語の書き方や読み方の習得もしました。覚えた文字の数が少しずつ増えていくにつれ、単語の練習の文字数も2文字、3文字と多くなっていきました。
やがて五十音だけでなく濁点や半濁点、促音や拗音などの表し方、記号やアルファベット、数字を表す点字なども学習し、それらを使った単語を書いたり読んだりする練習もしていきました。
先ほど書いたとおり、点字は6つの点の凹凸の組み合わせで文字や記号などを表しますが、6つの点の組み合わせだけで63通りあり、さらに文章や単語の中で数字やアルファベットなどを表すことを示す記号との組み合わせも考えると、それらを一つ一つ覚えていくのには苦労しました。
目が見えていれば点の配列とそれがあらわす文字などとの対照表を作って覚えることもできますが、目が見えないとなると頭で覚えるしかありません。当時すでに40歳を過ぎ、若い頃と比べると記憶力も鈍りがちな年代となった私にとってこれは小さくはないハードルになりました。
それでも毎回の点字訓練で書ける(読める)点字が少しずつ増えていくのには、子供の頃に平仮名や片仮名、漢字などを覚えていったのとはまた違った達成感を覚えました。視覚障害者になっても、展示を覚えることをきっかけにできることが少しずつでも増えていくことは、やはりうれしいもので、その後のいろいろな訓練のモチベーションの一つにもなっていきました。

障害者リハビリテーションセンターでの点字訓練では、1人の講師と2~3人の訓練生が一緒に訓練を受ける形になることが多かったです。
点字を書く練習は、講師から出された課題の文字や単語を各自が点字用紙に打ち、それを講師に見てもらって間違いがあれば指摘を受け、もう一度同じ文字や単語を打ち直して再び講師に見てもらうという方法で進められました。
点字の読み方の練習ではいくつも点字で単語の打たれた点字用紙が訓練生に配られ、それを訓練生が順に一単語ずつ読んでいくという方法でした。
実際に点字を書いたり読んだりする訓練を受けていると、「書く」法はそれぞれの文字に対応した点字を覚えていけばどうにかミスも少なく打てるようになっていきましたが、「読む」方は隣り合った点字の別を指だけで読み取るのが難しいことも多く、正確かつスムーズに読むのには苦労しました。
しばらく点字を読む練習を続けていると指の感覚が鈍ってきて読み取りがうまくできなくなることもしばしばでした。そのため、訓練の途中には講師の先生と訓練生が軽い雑談を交わして小休止することも多く、学生時代以来久しぶりに頭を使う勉強をしている中でのよきブレイクタイムになっていました。

障害者リハビリテーションセンターでの自立訓練の修了とともに、点字の学習も終わりました。約9か月の訓練機関で、単語を書いたり読んだりすることはわずかながらできるようになりましたが、やはり点字を使いこなせるようになるには時間が足りなかったようで、やや中途半端な習得状況で訓練を終えることになってしまいました。その後も何らかの形で点字を学ぶ機会を見つけ、点字の練習を重ねていればもっと自由自在に点字の読み書きができるようになったはずで、もったいないことをしてしまったと後悔しています。
聞くところによると、近年では視覚障害者の世界でも活字離れならぬ「点字離れ」の傾向があるそうです。確かに近年視覚障害者でも画面読み取りソフトを組み込んだパソコンやスマホを自由自在に使いこなせるようになりつつあるし、録音図書などを利用すれば点字に翻訳しなくても本や雑誌を読むことができる時代でもあるので、点字を覚える必要性も薄くなってきているのだと思います。
しかし、せっかく点字の基礎を学ぶという経験ができたからには、今後どこかでしっかりと腰を据えて点字を学び直し、最終的には点字の文章を自由自在に読み書きできるようになりたいと思っています。

次回(第9回)では、画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)を組み込んだパソコンの操作訓練について書きたいと思います。
タグ:点字
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ブロガー仲間さんと和歌山市内ミニ鉄ちゃんツアー [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
私がかつて別の場所でやっていたブログの読者の方が、富山県高岡市のカレーうどんで有名なお店のご主人だという話を以前させていただきましたが(その時の記事はhttps://gonana57.blog.so-net.ne.jp/2019-05-11)、今回もそのかつてのブログの別の読者の方との思い出話です。

そのブログ仲間の方はMさんといい、当時和歌山市内に住んでおられました。
当時の私のブログの内容はほぼ9割は鉄道関連のネタだったので(今も大して変わりありませんが)、読者の方も鉄道好きな人たちが中心だった中、Mさんは特に鉄道には関心のない釣り好きのオッチャンで、Mさんからいただくコメントも記事の内容についてのかなり素朴な質問をぶつけてくださったりして、釣りのレポートやご家族のことなどが中心のMさんの記事も含め、なかなか楽しませてくださる方でした。
そのMさんが、「もし和歌山に来ることがあれば市内だけやけど案内してあげるから声をかけて」と言ってくださっていたので、そのお言葉に甘えさせていただき、2008年のGWに関西へ行った時にある日ご一緒させていただくことになりました。
その日は宿泊していた大阪市内のホテルを朝に出てJR阪和線で和歌山へ向かいました。
Mさんのスケジュールの都合でご一緒できるのが夕方の2時間ほどだけということだったので、それまでは私一人で乗り鉄を楽しみました。
まずは和歌山駅から113系の紀勢本線普通列車に乗って御坊駅まで往復し、続いてはあの「たま駅長」でゆうめいな和歌山電銕に乗車しました。
JR和歌山駅に間借りしたような配置の和歌山電銕ホームから乗車し、まずは交通センター前駅で途中下車。ここでは駅前にある和歌山交通公園に保存されている元南海大阪軌道線(現在の阪堺電軌)のモ217号電車を見学しました。
その後再び電車に乗って終点の貴志駅へ。
当時もたま駅長は人気でしたが、この日は連休の谷間の平日だったせいもあるのか観光客はまばらでした。たま駅長もお昼寝タイムなのかケージの中でおとなしくしていましたが、それでも地元の子らしい子供が何人かケージの周りに集まって駅長に声をかけたりしていました。
たま駅長との対面を終えて再び和歌山駅に戻り、いよいよMさんとのミニ鉄ちゃんツアーに出発です。
Mさんのワンボックスカーに乗せていただいてまず向かったのは、2002年に南海和歌山港線和歌山港―水軒間廃止に伴って廃駅となった水軒駅の跡でした。
ここは廃止区間がまだ営業していた時代に2回ほど来たことがありましたが、駅は駅舎もない1線1ホームだけの無人駅で、港に近いからか人家もあまりなく、何だか最果てのローカル線の終端駅のような雰囲気が漂っていたのを思い出します。
Mさんに案内していただいた時にはもうすでに廃止から6年ほど経過していましたが、道路の端から柵越しに眺めると生い茂った雑草に邪魔されてホームなどの遺構はあまりよく見えませんでしたが、それでもホームらしきものがまだ残っていたのは何とか確認できました。
Mさんによれば、当時廃止区間の線路や水軒駅などの撤去費用がかさむというので、まだそれらが撤去されずに残っているのだと教えてくださいました。(現在は廃線跡や水軒駅の跡がどうなっているのかは不明ですが・・・)
つい6年前まで一日わずか2往復のみとはいえ電車が発着していた駅の廃止後の寂しい姿に胸が痛くなりましたが、鉄道好きの私のためにわざわざ案内してくださったMさんには今も感謝です。
水軒駅跡をあとにして再びMさんの車に乗り、次に向かったのが和歌山城のすぐ近くにある岡公園という公園でした。
ここには、国鉄のSL C57 119号機と、昭和46年まで国鉄和歌山駅や南海和歌山市駅と、観光地の和歌浦や国鉄海南駅前を結んでいた路面電車である南海和歌山市内線の電車321号が保存されています。
現在の保存状況はわかりませんが、当時C57はかつて紀勢本線で運転されていた準急「くまの」のヘッドマークを掲げた状態で置かれていて、特に柵などもありませんでしたが比較的良い状態で保存されていました。
一方の和歌山市内線321号は、フェンスに囲まれて保存されていて、写真撮影には苦労しました。見たところ車体に破損などは見当たらないものの、塗装もやや色あせが目立ち、少々哀れな姿でした。でも、本やビデオでしか見たことのない和歌山の路面電車の車両を見ることができたのは大きな収穫でした。
SLも和歌山市内線もMさんの子供の頃の記憶には残っているそうで、少しですが思い出話も聞かせてくれました。
ここも、ただ列車に乗っているだけではなかなか訪れる機会のない場所だけに、Mさんにはよい物を見せていただいたと今も思います。
岡公園から再び和歌山駅に戻り、Mさんとのミニ鉄ちゃんツアーも終了しました。Mさんとお会いしたのはこの時が最初で最後になってしまいましたが、車の中でいろいろお話させていただいた時のMさんの和歌山弁(多分)と、優しい釣り好きのオッチャンという感じの風貌は、今でも心の中に残っています。
Mさんが今どうしているのかはわかりませんが、今も和歌山や周辺の海で釣りを楽しんでおられるのでしょうか。もし機会があるのならまたいろいろな話を聞かせていただきたいものです。

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